私たちが普段使っている日本語の中には、難しい表現の言葉や意味が複雑な言葉などが多く存在しています。

しかしながら、難しい表現の言葉や意味が複雑な言葉でも使われる機会が全くないとは言い切れません。

つまり、使用される機会がある言葉はある程度意味を把握しておかないと、正しく扱えなくなりますし、意思疎通もできなくなってしまう可能性につながるということです。

ただ、難しい表現の言葉や意味が複雑な言葉を網羅し、すべての意味を把握するのは難しいですよね。

だからこそ、難しい言葉の中でも比較的使われる機会が多い言葉などを優先的に理解することが大切であるといえます。

そこで、今回は嘘八百という言葉をテーマにして、嘘八百という言葉の意味や使い方などをご紹介していきたいと思います。

「嘘八百」とは?

あなたは嘘八百という言葉をこれまで聞いたことがありますか?

聞いたことがあるという方も多くいると思いますし、よく意味がわからないと感じる方もいると思います。

どちらかと言えば嘘八百という言葉は若い人よりも少し年配の方などが用いているような表現の一つであるといえます。

それなりに昔から存在している言葉であり、以前から使用されてきた表現の一つでもあります。

では、嘘八百とはどのような意味であり、どのような使い方をする言葉なのか、語源なども絡めながらご紹介していきます。

1.嘘八百の語源

嘘八百という言葉の語源について考えてみると、重要なのが嘘の後についている八百という言葉です。

八百という言葉を聞いて、あなたは何を連想しますか?

多くの方は数字を連想すると思いますが、八百という言葉には様々な意味合いが存在しています。

例えば、八百という数字には数が多いという意味が存在しています。

もともと昔から八百という言葉を使って数が多いことを様々な言葉で表現しており、例を挙げると八百八丁という言葉のそのひとつです。

これは江戸市中に町数が多いということを表現している言葉であり、同様に大阪では八百百橋という言葉で橋が多いことを表現していました。

なので、八百という言葉はただ数字を表す言葉だけではなく、その数の大きさを表現する意味でも扱われていました。

そこで、様々なことに対して八百という表現を補うことで、その数そのものが多いということを表現する言葉へと変化していったといわれています。

ちなみに、そもそも八百という数字が数が多いということを意味したわけではなく、八百のもととなる8の数字が数多いという意味を持っています。

8という数字には数多くという言葉の意味があり、これは仏教の教えなどからもたらされた考え方だといわれています。

「8」という数字は「数多く」を表す

嘘八百という言葉の語源についてご紹介していく中で、「8」という数字は「数多く」を表すとご紹介しました。

8という数字が数が多いといわれる所以は仏教が関連しているとご紹介しましたが、考えてみれば仏教には8に絡んだ数字が非常に多いことも想像できます。

例えば、八万地獄や八万奈落、そのほかにも八万四千といったような言葉などが存在しています。

これらの言葉は莫大な数の地獄を意味しており、8という数字に万がつくことによって莫大な数を表現しています。

なので、嘘八百という言葉に関しても、もともとの由来や語源などを考えてみれば、仏教が大きく関連している表現であると言えます。

意味

嘘八百という言葉の語源についてご紹介いたしましたが、ある程度語源を理解いただけたところでここからは嘘八百の意味についてご紹介していきます。

嘘八百という言葉に関してはそこまで難しい意味合いはなく、そもそも分解して考えてみると嘘という言葉と八百という言葉が組み合わさった言葉でもあります。

そして、八百という言葉の持つ意味に関しては先ほどご紹介した通りなので、あとは組み合わせて考えるだけで意味としては想像つくようになります。

もともと嘘は「事実ではないこと、人をだますために言う事実とは違う言葉」という意味が存在しています。

そして、八百は先ほどお伝えした通り「数が多いこと」を意味しています。

つまり、これらの言葉を組み合わせて考えてみると嘘八百という言葉は「多くの嘘、何もかも嘘ばかりであること」を意味しているということになります。

あなたの周りにも、ちょっとした事ですぐに嘘をついたり、細かい嘘をついたりするような人が身近にいたりしませんか?

そのようにすぐに嘘をついたりするような人に対して嘘八百という言葉を用いたりして表現することができます。

また、人に対して使うのではなく、何らかの情報などに対しても使用したりすることができる表現方法でもあります。

なので、単純に嘘という言葉の意味も併せ持っている言葉でもありますので、非常に利便性が高く様々な表現方法ができる言葉でもあるということを覚えておきましょう。

「嘘八百」の類語や関連語

ここまでは嘘八百という言葉の語源や意味合いについてご紹介していきました。

ある程度嘘八百という言葉がどのような言葉なのか理解いただけたところで、ここからは嘘八百という言葉の類語や関連語についてご紹介していきたいと思います。

嘘八百という言葉は一見すると難しい表現に感じるかもしれませんが、意外と言葉そのものが持っている意味はシンプルな意味合いになります。

だからこそ嘘八百という言葉と同じような意味を持っている言葉や、嘘八百という言葉に関連している言葉は意外と多く存在しています。

その関連性や、意味のつながりなどを理解することで、さらに嘘八百という言葉を理解することができるようになります。

この機会に嘘八百という言葉をさらに奥深く理解するために、類語や関連語などとの関係性も併せて理解してみてください。

1.嘘の類語や関連語

嘘八百という言葉は先ほどもお伝えした通り、数多くの嘘という言葉の意味を持っています。

そこで、嘘八百という言葉の類語や関連語として、まずは嘘という言葉に着目して類語や関連語をご紹介していきたいと思います。

そもそも嘘八百という言葉自体も、嘘という言葉とまったく同じ表現で用いたりすることができる言葉でもあります。

例えば、相手が嘘をついたことに対して、「嘘八百を言ってはいけない」などのように表現したりもできます。

この表現を考えてみると、嘘を言ってはいけないという言葉の意味で解釈できますので、嘘という言葉と同じように扱ったりできることが想像できます。

なので、嘘という言葉と同じような言葉や、関連している言葉には何が存在するのか、ここから詳しくご紹介していきたいと思います。

真実からそれる

嘘という言葉の類語や関連している言葉として「真実からそれる」という言葉が存在しています。

先ほどもお伝えした通り、嘘という言葉には「事実ではないこと、人をだますために言う事実とは違う言葉」という意味が存在しています。

つまり、嘘という言葉は相手に対して真実を伝えない行為であると考えることができます。

なので真実からそれるということは嘘という言葉と全く同じ意味であり、関連している言葉であるといえます。

虚言


嘘という言葉の類語や関連している言葉として「虚言」という言葉が存在しています。

そもそも虚言とはどのような意味合いなのかと言いますと、簡単に言えば「嘘を言うこと」という意味合いが存在しています。

虚言という言葉の漢字を想像してみれば、同じような意味であるということが簡単に連想することができます。

なぜならば、虚言という言葉は嘘を言うという表現方法に非常に類似しており、実際に意味合い自体も全く同じ意味になっています。

虚言という言葉を使って用いたりする表現方法の一つに虚言癖と言う言葉が存在しています。

これは嘘をいう癖を意味しており、日常的に嘘をついている人に対して「虚言癖が存在している」という表現方法で用いることができます。

つまり、虚言=嘘を言うということになりますので、同じような意味を持っている言葉であり、関連性の深い言葉であると考えることができます。

また、そのほかにも、相手に対して「あまり虚言を言うべきではない」「虚言を並べるのはやめなさい」といったように表現することができます。

このように、非常に様々な表現ができる言葉でもありますので、覚えておきましょう。

造言

嘘という言葉の類語や関連している言葉として「造言」という言葉が存在しています。

造言とはどのような意味が存在する言葉なのかというと「いつわりの言葉、つくりばなし、うそ」という意味が存在している言葉です。

造言という言葉自体の意味の中に嘘という言葉が存在していますので、この時点でまず造言という言葉は嘘という言葉の類語であると判断ができます。

ちなみに、造言という言葉に関しては、どちらかといえばあまり日常的に聞いたりすることがないような表現方法の印象も強いと思います。

しかしながら全く使わない言葉なのかと言うとそうではなく、造言という言葉を使った四文字熟語などは意外と多く存在しています。

例えば、造言蜚語という言葉が存在していますがこれは「根拠もなくいい加減な噂のこと」という意味が存在している言葉です。

この言葉は造言という言葉と蜚語という言葉が組み合わさっている言葉であり、蜚語は「無責任な噂」という意味が存在しています。

このように、嘘という言葉に関連した言語表現を行うことができ、非常に幅広い表現を行うことができる言葉でもあります。

なので、嘘という言葉に関連している言葉の一つとして覚えておいてください。

2.わざと真実から逸脱させる行為

嘘八百という言葉を考えたときに、考えられることとしてわざと真実から逸脱させる行為であると想像することができます。

例えば、相手に対して嘘をつくということは言い換えてみれば相手に対して真実を伝えないということにつながります。

相手に対して真実を伝えないということは、わざと相手を真実から逸脱させる行為になると考えることができます。

なので、嘘をつくということは噂と真実から逸脱させる行為と同じ行動になるといえるのです。

では、相手に対してわざと真実から逸脱させる行為とはどのような行動なのか、そしてどのような言葉で表現することができるのかということについて触れていきます。

作り話


相手に対してわざと真実から逸脱させる行為を想像したときに、連想される言葉として「作り話」という言葉が想像できます。

そもそも作り話とはどのような言葉の意味が存在するのかと言うと「空想で作り上げた話、事実と異なる話」という意味が存在しています。

つまり、相手に対して作り話をしたりするということは結果的にわざと真実から逸脱させる行為になると考えることができます。

例えば、相手に対して真実を伝えたくない時に相手に対して作り話をすることによって相手を真実から遠ざけることができるようになりますよね。

例えば、冷蔵庫の中にケーキが入っており、あなたがケーキを独りで全部食べたいと思ったとします。

その時に、自分の兄弟がおなかがすいたと言って冷蔵庫を開けようとしたとき、冷蔵庫には何も入っていないと嘘を伝えるとします。

これは相手に対して嘘のつくり話をして、真実から相手を遠ざけようとする行為になりますよね。

結果的に、相手に対してあなたは嘘を伝えたということになり、つくり話をするのと嘘との関連性が垣間見えるようになるはずです。

このように考えてみると、つくり話と嘘が非常に似ている存在でであることが理解いただけると思います。

作り事

相手に対してわざと真実から逸脱させる行為を想像したときに、連想される言葉として「作り事」という言葉が想像できます。

作り事とはどのような意味なのかといいますと「実際にない出来事をあるかのように作り出した事柄、こしらえごと」という意味が存在しています。

この意味を考えてみると、先ほどご紹介した作り話とかなり似ている言葉であると考えることができます。

なぜならば、どちらも本当は存在しないことを本当のように相手に対して伝えるという意味が存在しているからです。

つまり、それは相手に対して真実を伝えていないという結果につながり、最終的に相手に対して嘘をつくということとほぼ同じような意味で解釈することができるようになります。

目的の違いなどは存在するのかもしれませんが、行っている行動としては嘘をつくということと何ら変わりがないことになりますので、同じような意味であると解釈できます。

なので、作り事という言葉はつくり話と類似している言葉であり、嘘という言葉の類義、そして関連している言葉であると考えることができます。