お餞別とは心ばかりのものですね。
金品のやり取りもありますが、基本的には転居や仕事を辞める人などに、贈答の意味を込めた贈り物を餞別と言います。
お別れの意味も込められていますが、別れではなく旅行する人にもお餞別を渡す事がありますよ。
旅行の場合のお餞別はもちろんお金にはなります。
もらって嬉しいものを送るのがベストですね。
社会に出ているのであれば、餞別の意味を知っておきましょう。
もし知らないのであれば、恥をかくことになりますよ。
プレゼントを贈るときのおすすめの品8選
一般的にはお餞別というと現金になります。
確かに一番もらって嬉しいものはお金ですからね。
しかし深い仲でない場合は、お金ではちょっと困るという声もあります。
退職者の場合、個人で餞別として渡すのは物になります。
相手が何を好きかもよりますが、リサーチしておいて損はないでしょう。
1.フラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントというのは結婚式などで、置かれている事が多く見た事がある人も多いと思います。
近年フラワーアレンジメント教室に通っている人多いですよね。
ちなみにフラワーアレンジメントとは、お花を配置して素敵な形に作成するものです。
生花は剣山というとげとげの山にお花をさしていくものですが、フラワーアレンジメントは吸水スポンジを使用するという違いだと思って下さい。
こちらは色とりどりの花が楽しめる代物になりますし、生花よりも自由度が高く誰でも簡単に出来るため一般人でも習いたいと思う人が多いのです。
家に飾るためのものになりますね。
お花が好きな人や実家で接客業など商売をされている人には喜ばれるものです。
生花もありますが、長持ちするものでしたらブリザードフラワーの方が枯れる心配もありません。
基本的に女性向けの贈り物なので、男性に送ってもご家族がいない人であれば微妙な反応をされる事でしょう。
ただしフラワーアレンジメントをプレゼントする際は、相手がお花が嫌いではないかどうかチェックする必要があります。
中には昔花をもらって困ったという人もいますし、花粉症だから処分するしかないという人もいました。
全員が全員喜ぶものではありませんので、リサーチは必ずしておいて下さいね!
好きな色をリサーチ
自分の好きな花でフラワーアレンジメントをするよりも、自分の好きな色や相手の好きな色などで決めるのもいいでしょう。
フラワーアレンジメントは自由度が高いので、装飾は何でもありです。
好きな色、もしくは花で構いません。
厄介なのは人によっては、好きな色が黒とか茶色など微妙な色を言われる事も想定しておいて下さい。
黒い花ない訳ではありませんが、縁起の悪い花になるかもしれませんよ。
好きな花の場合は実際私が人に聞いた時、桜や梅と言われた事があります。
一輪ではなく大木系の回答が返ってきたので困りました。
色はあくまでも参考程度で問題ないですよ。
面倒くさい色を言われたら厄介なので、本当に参考程度にしておいて下さい。
花言葉にこだわって
花には花言葉がある事をご存じでしょうか?
白い百合なら『純潔』、カスミソウなど『清らかな心』になります。
もし好きな色で判断出来にくく、好きな花もない場合はいっそのこと花言葉でチョイスしても良いでしょう。
花屋さんで花言葉を確認できますよ!
ネットなどでは色んな花言葉はありますが、時期によっては置いていない花もありますので、なるべく旬の花を使った方がいいですね。
夏場ならひまわりなどをチョイスすると喜んでもらえるでしょう。
ひまわりは『崇拝』などの意味があります。
花の色によって意味合いが大きく変化するものもあるので、ご注意下さい。
例えばヒヤシンスのピンクでしたら『しとやかな可愛らしさ』という意味になりますが、赤色だと『嫉妬』という意味になってしまいます。
正直興味のある人であればそこまで花言葉を気にする人はいませんが、有名な花言葉だと知っている人も多いので、相手に不快な思いをさせないようにして下さいね。
花言葉にこだわりすぎて、花のコントラストがめちゃくちゃになってしまい、統一感のないフラワーアレンジメントになってしまう事も少なくないようです。
2.写真立て
写真たては今流行りのデジタル式をプレゼントする人が多くなっています。
手頃な値段で手に入りやすくスライド式で見れるのと、ネットにも繋げる事が出来るので便利ですよ。
写真立てというと一昔前の写真立てをイメージされるようですが、使わない人が圧倒的に増えています。
以前職場を辞める際、職場の人から小さな写真立てを頂いたのですが、正直困りました。
元々写真自体好きではないため、デジカメで写真を撮るということをしないんですよ。
まだ写メの方が多いと思います。
これは男女共に同じ意見ですね。
自分の写真が嫌いという人もいるので、多少値段が張ってもデジタル式をおすすめします。
デジタル式の写真立ての方がデータを写すだけですみますし、わざわざ写真を現像して切り出すなどの手間もいりません。
3.万年筆
万年筆はもらったら嬉しいものではあります。
自分で万年筆を買おうと思ったら、中々買おうと思えるものではないでしょう。
結構意外性のあるものかもしれません。
使用頻度の高いものではないですが、手書きで手紙を書くときや宛名を書くなどに相応しい代物ですね。
今はパソコンのWordで当たり前のように入力している人が多いですが、事務作業ならともかく全てパソコンの字体だと味気ない気がします。
1年に1回ある年賀状などが良い例でしょう。
面倒くさがりな人はパソコンで何から何まで入力する人が多いです。
今は昔と違い手書きで書く人はそうそういませんし、年末年始の忙し時期となると少しでも手間を省きたいという気持ちも分かります。
お偉いさんなどはともかく、身内や友達などに送る場合は万年筆などで文字を書くと映えますよ!
正直ボールペンで書いている人はいますが、やっぱり安っぽい気がしますね。
4.お酒
お酒好きな人であればお酒関係のものは喜ばれるでしょう。
以前お酒好きの人に、魔法瓶使用のタンブラーをセットでプレゼントした所、凄く喜んでもらえました。
ビールや発泡酒の場合はキンキンに冷えた状態でないと美味しくないので、いくらグラスの外観が良くても性能がいまいちだと使えないそうです。
お酒を飲む以外にも、ジュースやお茶などにも普通にしようしていると言ってくれました。
その他にも雑貨店で見つけた呑兵衛向けの言葉が書かれたグラスなども喜んでもらえましたよ。
これは特殊加工がされているものではなくほぼネタ的なものですが、ウケたようです!
本当に軽いお餞別とするならグラス系やマドラーなどがおすすめですね。
値段は千円前後で済みますし、見た目も性能もよくコストパフォーマンスもとても良いというメリットがあります。
こういうのは値段じゃないんですよ。
グラス関係は一本だけではなく恋人や家族のいる人であれば、人数分を渡すとなお良しでしょう。
お酒好きの人ってそんなにグラスとかこだわらない人もいるようです。
ワインオープナーなどの小物でも良いかもですね。
面倒くさいから何でも良い、家のみだから誰が見るわけでもないという頭があるみたいですよ。
ビール
ビールは色んな種類があります。
アサヒやキリンなどですね。
私はビールを飲まないので味はよく分かりませんが、昔お酒好きの人に缶ビールをあげたのですが、嬉しいけどこれじゃないと言われました。
ビールなら何でも良いっていう訳ではなく、種類があるようです。
単純にビールが好きな人であれば何でも良いかもしれませんが、こだわる人はこだわるみたいですよ。
味を飲み比べてみようにも、普段お酒を飲まない人間にとっては辛いものがあります。
もし何のビールが好きなのか聞ける間柄であれば、一度聞いてみましょう。
細かいことかもしれませんが、相手に喜んでもらいたいと思うのあれば多少面倒くさくても確認は必要です。
別にビールが飲めない人でも、天ぷらの衣に混ぜたらカラッと揚がるので料理などにも使用する事ができますよ!
ワイン
ビール以上に難しいのがワインですね。
ワインは赤ワインや白ワインとあります。
肉料理に合うのが赤ワイン、魚料理に合うのが白ワインとされているのですが、そんなレストランみたいな飲み方をする人はそうそういないでしょう。
ワインは好きな人は好きですね。
辛口などもあり、飲みやすさなども違うので、人によりけりだと思って下さい。
お酒初心者にとってワインを選ぶのはかなり難易度が高いです。
ビールとは異なり、ワインは安いものから高いものまであります。
ただワインの場合は高いものだと体に合わないという人がいますよ。
普段安物のワインを飲んでいる人は、高いワインが酸っぱく感じるようです。
百貨店や酒屋さんで売っているようなワインで問題ないと思います。
高いワインじゃないとだめという事はないですからね。
ウイスキー
ウイスキーはビールやワインと違って更にわからないという人が多いでしょう。
どういう飲み方がベストなのか、その味すらわからないという人もいますからね。
ウイスキーと言えばSUNTORYさんというイメージが強いです。
昔朝の連続ドラマでマッサンというウイスキー製造の話をやっていた事があるのですが、それを見ていた人はある程度ご存じかもしれません。
私の母がマッサンを見て影響を受けて、友達とウイスキーの工場見学に行った事があります。
その時初めて飲んだらしいですが、凄い美味しいらしいですよ。
銘柄にこだわってる人は難しいですが、普通にお酒が好きな人なら別にこだわらなくても良いかもしれません。
ちょっと贅沢したい気分的の時に飲むのが一番です。
5.ハンカチ
もらって一番無難なのがハンカチですね。
むしろ困らないところか、ちょっと嬉しいものだと思います。
ハンカチは使用頻度めちゃくちゃ高いですし、男女共に持ってて損はないアイテムです。
特に女性は持っておきたいアイテムと言っても良いでしょう。
私が職場を辞めるとき、後輩からお世話になったお礼として、BURBERRYのタオルハンカチセットをもらいました。
シンプルで落ち着いてるデザインなので、凄くありがたかったですね。
結婚退職で辞める事になっていたため、ハンカチをもらえたのは凄く嬉しかったです。
ハンカチって安く買えるものですけど、自分でちょっと良いものを買おうと思ったら買えないものになります。
長く使えるものですが、消耗品なのでそんなにもたないんですよ。
ハンカチの値段も大体千円前後ですみますし、1枚だけもらっても十分でしょう。
私が反対に餞別としてハンカチを選んでいた時、丁度バーゲンシーズンだったので、定価の半額を購入しました。
安上がりで済みますし、その場で使えますね。
ただ可もなく不可もなくな感じは否めませんが、深く知らない相手で何をプレゼントしたら良いかわからない場合は、ハンカチをプレゼントしても大体ですよ。
柄に関してですが、ファンシー過ぎたりオタク系でなければ特に問題ありません。
チェックやストライプが男女共に喜ばれるものですね。
6.グラス
グラスもハンカチに続いて、無難なものになります。
もらっても困るものではありませんので、嬉しいと思いますよ。
ハンカチと違い、グラスはキャラクターものでも喜ばれるでしょう。
もちろんキャラクターものは女性に限られます。
ディズニーやリラックマなど可愛いキャラクター系のファンの人もたくさんいるので、好きなキャラクターのグラスを渡すとテンションが上ってくれるでしょうね。
結構どこの雑貨店にもグラスは売っているものですが、おしゃれな物が好きな人であればバカラやワイン好きな人ならワイングラスなどがおすすめです。
個人的な意見ですが、単品のグラスよりもペアグラスの方が良いでしょう。
一人暮らしでもペアグラスをプレゼントして損はありません。
グラスって1セットよりも、何個かセットになっているものがあるとありがたいものです。
地震で破損してしまう事がもっとも多いのがグラスなのですが、こればかりは仕方がないですね。
たくさんあるとものがいっぱいになってしまうので困りますが、破損した時に何度でも代えが利くのがぐグラスと言っても間違いないです。
別にペアグラスというのは誰かと一緒に使いたいという訳ではなく、破損した時用のスペアとして使ってもらえる手もあります。
7.名刺入れ
名刺入れは何かしらの役職を持っている人間や、どちらかと言えば女性よりも男性の方が名刺入れを使う事が多いです。
名刺入れは安物より、ちょっとお高めかブランド物の方が良いですね。
出来るだけ長持ちするようなものが良いでしょう。
男性は女性と異なり、財布や名刺入れやスマートフォンをズボンのお尻のポケットに入れておく習性があります。
すぐに取り出せるし便利という事かもしれませんが、結構紛失しがちなんですよ。
落とすなら良いかもしれませんが、スリなどよ被害に合うことが多いかもしれませんね。
物をなくしてしまうように人であれば、簡易なものでも良いかもしれません。
名刺入れは自分ではそんなに買うものではないので、もらえると嬉しいとは思います。
ただ名刺を使わない職業の人もいますが、名刺入れはもらっても困る事はないですね。
使用用途は名刺入れではなく、カードやPiTaPaなどを入れる人もいます。
私の旦那が実際そのように使っていますよ。
ちゃんとした名刺入れを餞別として渡したいという場合、男性は革製品がおすすめです。
革製品の方がシックですし、どの男性が持っても男らしくカッコ良く見えます。
紛失しがちとは言いましたが、それとは別にすぐに壊してしまう人もいると思って下さい。
その理由は何でもかんでもズボンのポケットに貴重品を入れてしまう癖があるからですね。
別に財布や名刺入れのみを入れているだけなら壊れる事はないのですが、自転車のカギなどを入れてしまうとボロボロになってしまうのです。
そのためまだダメージに強い革製品であれば、そう簡単にボロボロになる事はありません。
8.キーケース
男女共にキーケースは餞別としてもらうなら良いかもしれませんね。
カギは家のカギだけではなく、職場の鍵や恋人の家の合鍵などもあります。
誰もが持っている物と言っても良いでしょう。
ただし男性でキーケースを好まない人間もいます。
すぐに取り出せるようなキーホルダー型のキーチェーンなどを好んで使用している人もいるようです。
キーチェーンとはそのままキーケースの簡易バージョンに当たるものになります。
車に乗る人なら圧倒的にキーケースを使いますが、車を持っていない人間は鍵がそんなにないのでキーケースまで持つ必要があ(ません。
当人が何を使っているかにもよりますね。
餞別のマナーを覚えておこう!
餞別のマナーは覚えておきましょう。
ちゃんとしている会社で餞別を渡すことは多いですよ。
私も医療事務をしていて辞める時に、餞別をもらった事があります。
目下の存在だったので私は特に気にしませんが、自分よりも役職が上の人の場合はマナーを知っておかないと恥をかいてしまうかもしれません。
是非お餞別を用意する前に覚えておいて下さいね。
1.自分よりも上位の役職の人へ
自分よりも上位の役職の人の場合は、部署名で渡すのが一般的とされています。
個人名で渡す場合は、大変失礼になってしまうので気を付けて下さい。
部署名で渡す
基本的に目上の人には部署名で渡すのが一般的とされています。
同じ会社の人間であれば、部署名のみで結構です。
会社名はかえって書くのが大変になりますので、止めておいた方が良いでしょう。
簡単な社名ならともかく、長々しくて面倒くさい名前であれば、書くのが厳しいですよ。
書き方の例としては『事務員一同』などでも結構です。
個人名で渡すなら「おはなむけ」や「お礼」等とする
個人名でお餞別を渡すのは大変失礼とされています。
別にプライベートの関係であればそこまでこだわず気にされないとも思いますが、会社の上司の場合はおはなむけやお礼とするのが一般的になります。
2.熨斗袋は紅白の蝶結びの水引きで
のし袋は冠婚葬祭などで使う事が多く、コンビニなどでも手軽に売られているため、誰でも購入する事が出来ます。
使用用途によって大きく違いますので注意して下さいませ。
例えば蝶々結びをしているものは、何度でもあっても良いものになります。
出産や何かしらのお祝いの時に使用するものですね。
お餞別で使用する場合は、海外旅行や留学退職などは蝶々結びを使用します。
反対に蝶々結びではない結び切りのものは、何回もあってはいけないという意味をさします。
新婚旅行や結婚関係など、何度でもあってはいけないことなので結び切りを使用するのです。
ちなみに結び切りなどの5本や10本などの本数が異なるものにもちゃんと意味はあります。
お祝い事などで使用する際は注意してみましょう。
どれがどののし袋かわからない場合は、使用用途がかかれているので確認してみて下さい。
熨斗袋は用途や目的で違うため、気をつけよう
蝶々結びや結び切りの事は説明させて頂きましたが、のし袋は種類がとても多いです。
それ以外にもあわじ結びというものも存在します。
あわじむすびはおめでたい事に使用されるもので、結び切り同様結婚や弔い用にも使用されるものですね。
紅白は一般的なものですが、モノトーン調のものはお葬式など人が亡くなった時などに使用するものとなります。
私は昔洋菓子屋に勤めていた事があり、お客様からよくのし紙をつけてほしいという依頼があったのである程度は知っています。
恐らく百貨店などで働いているような人は、のしを日常的に使用する事が多いので詳しい人ばかりですよ。
お客様自身から質問される事が多いので、スタッフもちゃんと答えてくれます。
百貨店などでお餞別の品物を購入した際、のしについて聞かれるのでわざわざ調べる手間がはぶけるでしょう。
関西では黄色ののし袋が存在しますが、これはお通夜用のものになります。
私は関西住民なのですが、実はモノトーン調ののものなどは他見によっては異なるそうです。
物珍しさはあるかもしれませんが、特に変わらないですよ
餞別は白い封筒でも良い
仰々しいものにしたくない、のし袋を買いにいく暇がない場合は別に白い封筒でも問題ありません。
ただ白い封筒でもお餞別○○と記載して下さい。
形にこだわらないのであれば、文房具店などに行くとお餞別用の専用のものがあります。
手書きするのがしんどいという人には、おすすめ致します。
筆ペンで名前などを書かないといけないのですが、筆ペンが苦手という人も少なくありません。
私は字に迷いがなくまだ書道なら綺麗にかけるため、よくのし袋に名前を書くのをやっていました。
白い封筒でも書いていた事はありましたが、結構汚れが目立つので嫌いでしたね。
封筒の筆によってはにじんでしまう事もあったほどです。
書道自体苦手な人もいるので、もし無理だと思ったら予めお餞別などが書かれた物をさがして下さい。
ただし部署全員で渡すと失礼にあたってしまいます。
個別で渡すのであれば、白い封筒でも悪目立ちする事はありませんよ。
3.表の贈り主名に注意
表の名前は部署名だけではなく、3人まで送り主を書くことができます。
1人の場合は名字もしくはフルネームですね。
同じ名字がいなければ名字でも良いですが、名字が被っているのであればフルネームを書いていたおかないと誰かわからないという事もあるようです。
2人の場合は目下の者が左側、目上の者が左側となります。
イメージするとすれば新郎新婦と同じ立ち位置に当たりますよ。
ただ1人はともかく、2人以上からは文字のバランスなどには気を付けて下さい。
結構ゆがんでしまっている事があります。
名前を記載できるのは3人まで
3人以上は名前を記載する事は出来ません。
名前の書き方は2人の時同様に、左から目下の者順で書いていく形となります。
会社の場合だとフルネームで記載して下さい。
役職以外にどのような順があるのかというと、年齢順などですね。
ちなみに3人とも同期や同級生などのケースであれば、名前順が良いでしょう。
別に誕生日順でも構わないかもしれませんが、そこまで行くと面倒くさいので、分かりやすく名前順にしておきましょう。
4人以上の場合は「○○課一同」等と記す
4人以上の場合は○○課一同、もしくはその部署代表者の名前と左側に小さく○○課一同と記載して下さい。
さすがに連名で書こうにも4人以上ではいっぱいで書くことが出来ません。
むしろバランスが悪い気がします。
会社入りにする場合は右側に小さく記載しておきましょう。
自分の名前のみ大きく書くことはありです。
〇〇課一同以外には、他何名という風にお餞別を用意した人数も記載ができます。
中袋にお餞別を用意したメンバーの名前を書いたリストを入れておいて下さいね。
5.中袋
中袋とはお金を入れる袋の事になります。
表側にはお餞別の金額、裏側には名前と住所を書いて下さいね。
のし袋の名前が筆ペンで記入したので、中袋も筆ペンの方が良いのでは?と思うかもしれませんが、中袋の場合はボールペンで支障はありません。
ただどちらかと言えば筆ペンの方が綺麗には見えるので、ボールペン習字に自信のない人は筆ペンにしておいた方が無難でしょう。
中袋の中央に漢数字で金額を記入して下さい。
一万円の場合は漢字の一ではなく壱です。
金額ですが、日本でも縁起が悪いとされる4や9は避けた方が良いですね。
6.お札の向き
お札の向きは気を付けた方が良いですよ。
お札同士の絵柄の向きが全て揃っているものがマナーとされています。
特に気にしない人は気にしないようですが、几帳面な人はお札の向きがちゃんとしていないと嫌な気分になってしまうのです。
これは飲食店などお金を扱うような所はマナーとなります。
お札を中袋に入れる際の注意点ですが、表側からかけた際お札に描かれている人物が上になるようにして下さい。
ちなみにお札に関してですが、お札は新札が好ましいです。
よく結婚などのお祝いとして新札を使う事が多いのですが、何故新札を使用するのかともうしますと、新しい門出をお祝いするという意味が含まれています。
ちなみに新札はともかく、たまにピン札という言葉を耳にする事はありませんか?
実は新札とピン札は別物になります。
新札自体は全くの未使用なのですが、ピン札は見た目こそ新札とかわりませんが、折り目がないだけで使用した事のあるお札だと思って下さい。
新札を用意したい際は、銀行のATMの両替コーナーに行けば新札と両替出来ます。
両替はどこでも出来る訳ではなく、大きい支店でないとありません。
また両替は平日の午後15時までしかやっていないので、お急ぎの際は余裕を持ってでないと厳しいですよ。
よくバイト先で両替に行くことがあるのですが、その時よく新札専用の両替機が使えない事があります。
感謝の気持ちが伝わるように
餞別には新婚旅行や留学などの際も渡すケースがあります。
私も過去に母から新婚旅行の餞別をもらいました。
その時は2万くらいでしたね。
こういうのは気持ちなんですよ。
お金は多少なりとももらえるものは嬉しいと思います。
ただし物は適当に選ばない方が良いです。
よく自分本位で選んでしまう人がいるのですが、相手の事が喜ぶものにしないとせっかくの餞別が無駄になってしまいます。
餞別の品というのは自分が好きなものを渡してはいけません。
そもそも何のために渡すのかというと、お世話になった相手に喜んでほしいからですよね。
私自身痛感したのですが、人に喜んでもらう品をあげるというのは凄く難しい事です。
お金なら簡単かもしれませんが、ただお金だとつまらないと思いませんか?
みんなで協力してだすというのであれば良いかもしれませんが、さすがに自分一人の場合でお金を出すとなると遠慮してもらってもらえない事もあります。
そんなに親しくない人だと特にもらってはもらえないですね。
感謝の気持ちが伝わるようにするには、相手の気持ちになって何がほしいかなどリサーチをしないといけませんよ。