社会人になって何年か経つと、誰でも一度は転職について考える機会があるでしょう。

女性の場合、今の仕事を辞めて転職したいと思っても、家庭や子育てについても考えた上で行動に移さなければならないため、男性よりもすんなりと転職活動に移れないのが現状です。

そんな女性が、今の会社から転職したいと思った時、事前にどのようなことを考えて、覚悟しておけば、転職活動をスムーズに行えるのでしょうか?

転職を考え中の女性にぜひ知っておいてもらいたいポイントをご紹介していきます!

転職をしたい女性が考えておくべき8個のこと

「そろそろ今の会社から転職して、キャリアアップを目指したい」仕事に前向きな女性や、出世欲のある女性は誰でも一度は転職を考えることがあるでしょう。

最初に就職した会社が、勤続年数や仕事で結果を出せばどんどん出世していける場所であれば、わざわざ転職を考える必要はないでしょう。

しかし、「今の会社ではこれ以上のキャリアアップは望めない」「女性の立場が低い会社だ」と感じるような会社に勤めていると、その内転職したいという気持ちが強くなってきます。

男性であれば転職先さえ見つけてしまえば、スムーズに転職して次の仕事を頑張っていけるでしょう。

しかし女性の場合は、結婚すれば家庭に入ったり、子どもが出来れば産休や育休をとったりしなければなりませんので、それらの重要な役目を抱えながら転職活動を行うのはとても大変です。

いざ転職希望先を見つけても、面接で「結婚後に仕事はどうするのか」また「子どもができたらどうするのか」などを細かく聞かれて、その返答によっては落とされてしまうことも多いです。

そのため、女性が転職活動をするのは男性よりも難しいでしょう。

しかしだからこそ、事前にきちんと今後のことを考えた上で転職活動に臨む必要があります。

では、具体的にどのようなことを考えておくべきなのでしょうか?

以下にご紹介していきます。

1.どのようなキャリアを歩みたいのか


転職活動に入る際には、自分がどのようなキャリアを歩みたいのかについてしっかりと考えておかなければ、面接で返答に困ってしまったり、あやふやな考えのままで転職に臨んでしまったりします。

すると面接する側も「この女性はいったいどこまで仕事をやっていきたいのだろうか」と判断しかねますので、面接で落とされてしまうことがあるでしょう。

女性が会社の面接を受ける際には、高確率で結婚や出産について質問をされます。

「結婚したら会社を辞めるかどうか」また「子育て後にも会社に復帰したいかどうか」この2つはもはや必須の質問内容と言ってもいいでしょう。

そしてその返答が会社の希望とそぐわない場合には残念ながらそこで落とされてしまうでしょう。

女性からすれば、「何で女性ばかりがこんな質問をされるのか」「家事や子育てで判断されてしまう」と大変不満に思う気持ちもあるでしょう。

しかし残念ながら、会社が女性を雇う際にはこの2つの質問が最大の決め手になっているところが多いです。

もちろん会社によっては社内結婚を推奨するところもありますし、子育てしながら働くことを大いに歓迎するところもあります。

しかし自分の転職希望先がそうした女性に寛容な会社でない限り、転職後のキャリアの歩み方の希望によっては面接で落とされてしまうことも多いです。

そのため、キャリアアップを目指して転職を考えている人は、例え結婚や子育てをする日がいずれ来るとしても、まずは自分がその会社でどれだけしっかりと仕事をして、キャリアアップを目指していきたいかという具体的な目標を会社に示す必要があるでしょう。

専門性を高めたい

秘書、経理、営業、技術など、会社によって専門的な仕事の分野があります。

そこで自分が専門性を高めたい気持ちがあるのなら、それを積極的に転職希望先にアピールしたり、目当ての専門的な仕事に的を絞ったりして転職活動をしていくべきでしょう。

「とりあえず今の会社よりも給料がいいところに転職できればいい」という気持ちを持っていると、いざその希望先に転職できたとしても、そこで自分がどんな仕事を目指していけばいいのか分からずに仕事をすることになりますので、やる気が空回りしたり、目標を見失いがちになってしまったりします。

「とりあえず転職」や曖昧な動機で転職活動をすると失敗の原因となってしまいますので、専門性を高めたいという気持ちがあるのなら、それに的を絞って転職先を探していくように意識しましょう。

管理職を目指す

キャリアアップを目指す女性の多くは、いずれは管理職を目指しているでしょう。

役職のように、具体的な目標がなくただ昇進を目指しているだけでは、いずれモチベ―ションが下がる原因となってしまいます。

上を目指すのなら、その先にどのような役職があるのかを見据えて転職活動をすることで、そこに辿り着けそうな会社に焦点を当てて探すことが出来るでしょう。

管理職と言えば一般的に男性のイメージが強いため、女性で管理職を目指すのはなかなかに大変な道のりです。

しかしだからこそやる気が出るというものですし、女性でも管理職になれる会社に転職することができれば、自分の目標を叶えることも夢ではないでしょう。

管理職を目指す女性の場合、それだけバリバリのキャリアウーマンのタイプが多いため、貪欲に自分のキャリアアップを目指して仕事に励んでいくこともできるでしょう。

一方で、「できれば管理職を目指したいけれど、あまり大変な道だと心が折れてしまいそう」だと感じる人は、無理に難しい転職先を目指すことはありません。

自分にやれそうなレベルをきちんと見極めて、どんなふうに出世していきたいかをよく考えて転職先を探しましょう。

仕事を通して何を成し遂げたいのか

転職を希望するということは、当然何かしらの目標や夢があって今の会社から他の会社へ移りたいということでしょう。

その目標や夢をハッキリと自分で決めている人は、転職活動にも迷うことなく積極的に取り組んでいけるでしょう。

一方で、自分が転職でどんな仕事がしたいのか、また仕事を通して何を成し遂げたいのかという考えがないと、転職活動をしていても、なかなか理想の会社に出会うことは出来ません。

「条件はいいけど、なんか違うなぁ」というもやもやした気持ちになってしまって、決定的に「ここだ!」と思えるような会社に出会うのは難しいでしょう。

そのため、もしもあなたが転職したいと考えているのなら、まずは自分がどんな会社に転職したいのか、またそこで仕事を通して何を成し遂げたいのかの目的をハッキリさせましょう。

具体的に転職活動をしたり、面接をしたりするのはそれからです。

2.公私のバランスについて

転職活動をする上で、公私のバランスについてもきちんと考える必要があります。

目先の仕事だけを考えて転職活動をしてしまうと、面接で私生活とのバランスについて聞かれた時に答えられなくなってしまいます。

また実際に転職した後で公私のバランスが取れずに仕事もプライベートも上手く回らなくなってしまうかもしれません。

そうした後悔を防ぐためにも、転職活動に入る前にきちんと公私のバランスについても考えておきましょう。

公私のバランスとは、仕事と私生活とのバランスのことです。

仕事に追われて私生活が充実させられなくなってしまってもいけません。

かといって休みをあまり多くとってしまうとまともに収入を得られなくなってしまうでしょう。

何事にも加減やバランスが大切なように、転職をする上でも公私のバランスについてきちんとどうしたいのかを考えておきましょう。

ライフワークバランスを重視するのか

ライフワークバランスを重視する場合は、仕事よりも私生活の方を重視することになります。

例えば「休日は遊びに行きたい」「残業はせずに、夜は自分のために時間を使いたい」など、仕事よりも自分のプライベートや趣味などに時間を割きたい人はライフワークバランスを重視した方がいいでしょう。

残業はそこまでなく、また休日や祝日はきちんと休める会社を選べば、それだけプライベートを充実させることが出来るでしょう。

ただし休みや残業がきちんとしている分、高収入はそこまで望めないことは覚悟した方がいいでしょう。

休みも多く、収入も多い仕事をしたければ、それだけ自分がスキルアップをして好待遇の会社への転職を狙うしかありません。

「収入は平均的でもいいから、自分の時間をしっかりと充実させたい」という気持ちが強い人や、「家庭や育児の方に時間を割きたい」という人は、転職活動の際にはライフワークバランスを重視して希望の転職先を探しましょう。

収入アップを考えて、どんどん仕事をしていくのか

「多少プライベ―トの時間は削られても、とにかくたくさん働いて稼ぎたい」という気持ちがある人は、それだけキャリアアップが目指せる会社を希望の転職先に選ぶといいでしょう。

女性の昇進がある程度のところで止められてしまうような会社や、会社の中の女性の役割が事務や替えがいくらでもきくような場合には、転職したところでバリバリ出世をすることは望めないでしょう。

女性がのんびりと自分の仕事に浸っていられるような会社の場合、そこに勤める女性社員たちも出世には興味がなく、現状に満足していることが多いです。

そんな中で一人だけ上を目指そうとしても、他の女性のやっかみにあったり、女性社員の輪から孤立してしまったりしますので、収入アップを目指す人は同じく積極的に出世を求める女性が多く勤める会社の方が向いているでしょう。

3.結婚や出産について


女性は男性と違い、結婚したら専業主婦になる人もいれば、パートになる人もいます。

また子どもができれば産休や育休をとる必要もありますので、最初から将来子どもをつくる予定がある人は、そうした女性を支援してくれるような会社への転職を考えた方がいいでしょう。

バリバリの仕事人間だけが集まるような会社に転職すると、結婚や出産で休みを求めた時に嫌な顔をされることが少なからずあります。

結婚も出産も決して悪いことではありません。

しかしそれを悪いもの、面倒臭いものとして対応するような会社には転職しない方が賢明でしょう。

一方で、結婚しても夫が主夫になったり、子どもを生んだら夫が家事や育児に専念してくれたりするような場合には、仕事でキャリアアップを目指せる会社へ転職を希望してもいいでしょう。

または結婚するつもりがない人や、子どもを産む予定がない人も自分が希望する転職先へ積極的に応募していってもいいでしょう。

ライフステージの変化はないか

結婚すれば苗字が変わり、書類上でいくらか変更手続きは必要ですがそれはたいした問題ではありません。

重要なのは結婚したら自分が会社を辞めて家庭に入るのか、もしくは結婚後も変わらずに仕事を続けていくのかということです。

自分で予めどうしたいかを考えておけば、転職活動の際にも会社を選定出来ます。

また面接の際に結婚や出産に関して質問をされてもスムーズに答えることができるでしょう。

また、もしも子どもをつくるのなら産休と育休は必須ですので、それらの予定がある人は、自分のライフステージの変化も考えた上で相応しい転職先を選ぶようにしましょう。

もし今の時点で結婚相手も子どもをつくる予定もなければその考えのままで転職活動をしてもいいですが、やはり将来的に恋人や子どもができた時のことを一度は想像した上で転職先を決めた方がいいでしょう。

うまく両立するのか

女性の場合、どんなに条件のいい会社に勤めることができても、結婚してパートになれば当然給料も立場も下がりますし、子どもができれば産休や育休をとっている間に出世のチャンスを逃してしまいます。

また、もしも子育てしながら働くことになった場合、うまく両立できるかどうかも分からないでしょう。

どの会社でも子育てしながら働いている女性はいますが、多くはパートや派遣社員です。

正社員で子育てをしている人の場合、子どもがすでに手がかからない程度の年齢になっていることが多く、まだ家に一人にしておけないような年頃の時には正社員として働き続けるのは難しいものがあるでしょう。

子どもが急に熱を出したり怪我をしたりすれば、その度に早退や欠勤をしなければなりません。

また会社自体が働く女性を支援していたとしても、同じ職場で働く同僚たちからは妬まれたり疎まれたりすることもあるでしょう。

そうしたさまざまなプレッシャーを抱えながら仕事をするのは大変ですので、家庭と仕事とをうまく両立できるかも予めしっかりと考える必要があるでしょう。

自分がどういう選択をしたいのか考えておく

もしも将来結婚したり子どもができたりした時に、自分がどういう選択をしたいのか、またするだろうかということを予め考えておきましょう。

自分のことは自分が一番分かっているでしょうから、「結婚したら多分主婦になりたいだろうな」や「子どもができても仕事は続けたい」など、ある程度自分の選択肢を頭に思い浮かべておく必要があります。

実際に結婚や出産をした時には、もしかしたらその想像は外れるかもしれません。

それでも何も考えずにその時を迎えてしまうのではなく、予めある程度考えておくことは大切です。

そうすることでいざ結婚や出産が決まった時にも、慌てることなく慎重にどうするのか自分で選択することが出来るでしょう。