私たちが普段使っている言葉の中には、はるか昔から存在している言葉などが多く存在しています。

しかし、言葉の種類は数多く存在しており、中には意味が分かりにくい言葉や、間違った解釈がされている言葉なども多く存在しています。

その中の一つに天上天下唯我独尊という言葉がありますが、この言葉も多くの方が勘違いしている言葉の一つです。

言葉自体がかなり難しいですし、意味も分かりにくい言葉なので間違った解釈をしてしまいがちになっています。

そこで今回は天上天下唯我独尊をテーマにして、天上天下唯我独尊の本当の意味やその教えを生かすために大切なことをご紹介していきたいと思います。

天上天下唯我独尊とは?

日常生活の中で天上天下唯我独尊という言葉を聞いたりすることは、あまりないと思います。

会話の中で用いたりすること自体も少ないですし、文献などで触れたりすることもありませんし、ビジネスの場で聞いたりすることもないはずです。

どちらかといえば、漫画などで見かけたりすることがあるかもしれません。

それも、いわゆるヤンキー漫画などの類などで見かけることがあるかもしれませんね。

例えば、暴走族の人が自らが着用している服に刺繍としてこの言葉を入れていたりする場面がよく見かけられます。

だからこそ、天上天下唯我独尊という言葉はよく勘違いされてしまいがちな言葉であり、本来の正しい意味を履き違えられてしまいがちになっています。

では、天上天下唯我独尊とはどのような意味であり、そもそもどのような言葉なのかということ語源なども絡めながらご紹介していきたいと思います。

読み方「てんじょうてんげゆいがどくそん」


天上天下唯我独尊という言葉は「てんじょうてんげゆいがどくそん」という読みの言葉です。

文字自体が長く、読み方が複雑な言葉なので一見するととても難しいような言葉に感じると思います。

しかしながら、天上天下唯我独尊という言葉はその言葉に使われている漢字に着目してみると、ある程度意味を想像することができます。

ただし、その意味が間違って解釈されやすいのも否めません。

正しく解釈するためには、正しい意味を知ることも重要ですが、この言葉が生まれた由来などを正しく理解することも重要です。

由来を正しく理解することで、この言葉の背景を理解し、どのような経緯で生まれたのかということを理解することにもつながるからです。

では、天上天下唯我独尊という言葉はどのような由来が存在する言葉なのか、ご紹介していきます。

由来

天上天下唯我独尊という言葉の由来は元々釈迦が言った言葉として知られています。

そもそも釈迦とはだれなのかというと、紀元前5世紀前後の北インドの人物やり仏教の開祖として知られています。

仏教といえば、キリスト教やイスラム教と並んで日本では出版点数の多い宗教の一つとして数えられている存在です。

世界的に見てもかなり広く布教されているような宗教であり、かなり高い認知度を誇っている宗教でもあります。

その宗教の開祖である人物が釈迦であり、苦しみの輪廻から解脱することを目指している宗教であるともいわれています。

その釈迦が生まれた際に、言った言葉として知られていますが、その経緯も非常に驚くべき伝説があります。

釈迦が生まれたのはなんと摩耶夫人の右脇からであるといわれています。

そして、生まれた直後に7歩歩いて自分自身の右手で天を示し、左手で地面を指差しながら天上天下唯我独尊という言葉を放ったと言われています。

これが天上天下唯我独尊という言葉が生まれた由来であり、一つの伝説であると考えられています。

なので、天上天下唯我独尊という言葉に関しては釈迦を崇める言葉の一つとしても用いられています。

まさに釈迦を代表する言葉であり、釈迦の尊さを表現できる言葉であると考えられます。

意味

天上天下唯我独尊という言葉の由来を理解いただけたところで、ここからは天上天下唯我独尊という言葉の正しい意味をご紹介していきます。

天上天下唯我独尊という言葉の意味はよく間違えられてしまいがちであり、高慢な言葉の一つとして認知されてしまっています。

しかしながら、天上天下唯我独尊という言葉の本来の意味はまったく違う意味であるということを理解しておかなければいけません。

では、本来はどのような意味があるのかと言うと「この世で一番尊いのは自分、なぜなら自分という存在はこの世に一人しかいないから」という意味が存在しています。

これはどういうことかと思いますと、自分という存在はかけがえがない存在であり、代わりの存在はいないので一番自分が尊いという考え方を意味しています。

一般的に私たち人間はその人が何ができるのか、何が成し得られるのかということで価値を決めてしまいがちな生き物です。

例えば、非常に頭がいい人間がいたとして、頭がいいからその人は存在価値が高い人間であり、逆に頭が悪い人間はあまり存在価値が高くない人間だと思いがちです。

周りの人に対して劣等感を抱いたりすることも結局はこのような考え方が根底にある場合が多いです。

しかし、天上天下唯我独尊という言葉はこの考え方を完全に否定している考え方であり、どのような人間も代わりがいないので尊い存在であるということを意味しています。

なので、その人自身が何をしているのかということは一切関係なく、結局他の誰にも変えられない存在なので尊い存在であることに変わりはないということを意味しています。

これが天上天下唯我独尊という言葉の本来の意味であり、釈迦が放った言葉の本当の意味であるということを覚えておいてください。

よくある間違った解釈とは?

天上天下唯我独尊という言葉の本来の意味をご紹介しましたが、先ほどもお伝えした通り天上天下唯我独尊という言葉はよく間違えられやすい言葉です。

では、どのようにして間違って解釈されるのかということをいくつかご紹介していきます。

まず、よく間違えられがちな解釈としては自己中心的な意味として解釈されています。

これはどういうことかと言いますと、本来天上天下唯我独尊という言葉は、簡単に言えば自分自身を大切にしなさいという意味合いで用いられています。

しかし、人によっては天上天下唯我独尊という言葉をこの世の中で自分自身が誰よりも一番偉い存在であるという考え方で解釈している人がいます。

これは間違った考え方であり、本来の天上天下唯我独尊という言葉の意味とは大きくかけ離れています。

自分が尊い存在であるということは違いませんが、他の人よりもという考え方は本来の考え方からずれている解釈になります。

この考え方を持ってしまいますと、自分が一番偉い存在なので自分の好き勝手に行動してもよいという考え方に繋がってしまうので自己中心的な解釈になります。

また、それ以外にも傍若無人な考え方につなげてしまう人がいます。

傍若無人とは人前をはばからず勝手に振る舞うさまを意味しており、他人の事を無視して自分勝手な言動や行動などを行ったりすることを意味しています。

つまり、自分が偉い存在なので、全て自分の好き勝手に行っても許されるという考え方を持っているということです。

天上天下唯我独尊の意味をこのように解釈してしまうと、傍若無人になってしまい、本来の意味とはかけ離れた間違った解釈になってしまいます。

この二つの解釈がよく間違えられがちな考え方であり、この考え方のせいで天上天下唯我独尊という言葉の意味が大きくずれて広まってしまっているといえます。

しかしながら、この二つは根本的に考え方が間違っており、本来の意味合いとは全くかけ離れた存在であるということに注意してください。

教えを活かすために大切な6個のこと


ここまでは天上天下唯我独尊という言葉の基本的な知識をご紹介していきました。

ある程度天上天下唯我独尊という言葉を理解いただけたところで、ここからは天上天下唯我独尊の教えを生かすための大切なことをご紹介していきます。

天上天下唯我独尊という言葉は非常にありがたい言葉であり、とても尊い言葉の意味を持っているということがわかりいただけたと思います。

だからこそ、天上天下唯我独尊という言葉の意味を正しく解釈して、その教えを自らの生活の中に生かすことが重要であるといえます。

では、天上天下唯我独尊という言葉から、どのようなことを学び、どのようなことに気を付けなければいけないのか、触れていきたいと思いますので、参考にしてください。

1.やるべきことに集中する

まずはじめにご紹介する天上天下唯我独尊の教えを生かす大切なこととして「やるべきことに集中する」ということが挙げられます。

これはどういうことかと思いますと、天上天下唯我独尊という言葉の意味を考えてみた時に、導きだせる一つの考え方ということになります。

元々天上天下唯我独尊に代わる言葉として、世界の中で我のみが尊い、今ここに生まれてきたが再び生きることはないという言葉が残されています。

これは、世界の中で自分は尊い存在であり、今ここに生まれたが再び自分が生まれることはないという言葉の意味として解釈することができます。

これこそが天上天下唯我独尊という言葉に結びついており、天上天下唯我独尊という言葉の一つの教えとして考えることができます。

自分という存在は再び生まれてくることはないので、今ここに存在している自分という存在はとても尊い存在であるという考え方に結びついているのです。

言い換えてみれば、自分という存在が再び生きることはなく、一度きりの大切な人生を歩んでいると考えることができます。

だからこそ尊いのであり、かけがえのない存在であるという解釈につながっています。

これを考えてみると、たった一度きりの人生なので自分のやるべきことのみに集中することが大切であるという考え方に結びつくと言えます。

長い人生と言っても刻一刻と時間は過ぎ去っており、少しずつ死に近づいていると考えることができます。

時間は無限ではなく有限なので、自分がやりたいと思ったことや自分がやるべきだと思ったことのみに集中する必要性があるという教えに変わります。

なので、天上天下唯我独尊という言葉から自分自身のたった一度の人生だからこそやるべきことに集中するべきであるという教えを学ぶことができると言えます。

無駄なことを捨てる

長い人生を生きていると様々なことに関わるようになりますし、様々なことを経験したりするようになります。

しかしながら、全ての体験が本当に自分にとって必要なことなのかと言われると決してそうではないと言えます。

自分自身が体験することの中には、無駄な時間を過ごしてしまうようなこともありますし、自分にとってあまりメリットがないようなこともたくさんあります。

しかしながら、時間は有限なのでどのようなことをしていても同じように過ぎ去っていきますし、気がつけば大きな時間を消費してしまうようになります。

だからこそ、自分にとって本当に必要なことや自分がやりたいと思ったことに集中して時間を費やすことが重要であると言えます。

様々なことを体験することは必要なことではありますが、時には無駄なことをして自分が本当に必要としていることに時間を消費するように意識する必要性があります。

そうすることによって魅力的な時間を過ごすことができますし、自分が本当にやりたかったことややりたいことなどが見つかるようになるはずです。

あなた自身の周りの環境の中に、もしも無駄なものがあるのであれば、それを捨てる勇気を持つことも人生においては重要であると考えられます。

何に時間を費やし、何をするのか、こだわるように生きれば自然と魅力的な時間を過ごせるようになるはずです。

2.難しく考えない

次にご紹介する天上天下唯我独尊の教えを生かす大切なこととして「難しく考えない」ということが挙げられます。

これはどういうことかと思いますと、人生を歩んでいく上で様々なことを難しく考えがちな人間がいますがそれはよくないという考え方だということです。

天上天下唯我独尊という言葉の意味を考えてみた時に、どのような人間も等しくかけがえのない存在であるという考え方を持つことができます。

自分自身という人間の代わりは存在していないので、お金持ちであれ貧乏人であれ、芸能人であれ、一般人であれ、すべて等しい人間であると説いています。

だからこそ、価値が同じであり、すべての人間が同じくらい価値の高い存在であるといわれているのです。

だからこそ、人生を歩んでいく上であまり難しく物事を考える必要性はないのです。

物事を難しく考えすぎて精神的に病んでしまうような人も多いですし、自分自身に価値がないと決めつけてしまうような考えかと思っている人も多いです。

しかしながら、自分という存在がこの世に存在している時点でそれは非常に尊いものであるというシンプルな考え方も時には必要ということです。

全ての物事をあまり難しく考えずに、シンプルに考えることによってマイナスな思考を持ったりすることを防ぐことができるようにもなります。

その考え方を持ち続けることによって、ポジティブな考え方ができるようにはなりますし、楽しい人生を過ごすことができるようにもなります。

天上天下唯我独尊という言葉の意味から、是非難しく考えすぎないという考え方を身につけるようにしてみてください。