わたしの友人は、いわゆる心配症というもので、何かにつけて心配しておまけに緊張しやすいのです。

わたしの性格は、その逆というのか非常に大雑把で細かいことまで考えることをしない性格なのです。

その友人からよく「あなたのような性格が羨ましいわ!あなたのように何も考えない人間にうまれたかったわ」と言われるのです。

しかし、その言葉の中の、「何も考えない人間」というのに引っかかって、「何も考えないということはないのよ!

これでもいろいろと考えているつもりなのよ」と反論するのですが、すると「でも、何をするにもあなたの緊張している姿を見たことがないわ。

緊張しないということは、何も考えないということの証よ」と言い合って、キリがないのです。

そのうちに、お互いが議論に疲れて「お互い、そう言うことで」と変な結末になって終わるのです。

確かに、緊張してしまって声がでなくなったり、身震いをしてしまうようなことは少ないのです。

大勢の前でスピーチをしたり演説をする時に、緊張しやすい人との個人差はあるとは認めますが、わたしも一応緊張することには変わりありません。

スポーツの選手にとっても、緊張で動きが鈍くなったり普段の練習通りにできなくて涙を流す人もいるようです。

先日開催されていたサッカーW杯ロシア大会でも、過酷な場面はPK戦の時です。

決勝トーナメントでは引き分けが無くて必ずPK戦で決着をつけるのです。

5人ずつ敵味方と順にPKを蹴るのですが、決めて同然のような雰囲気に飲まれてしまって、ゴールキーパーに止められてしまったりゴール枠を外してしまう選手もいました。

蹴る前の顔つきはみんなものすごく緊張していることが画面を通じて伝わってきました。

PKを外した時には泣き崩れ、決めた時には雄たけびを上げて喜びを表現していました。

蹴る前と決めた後では、その選手の表情はがらりと変わるのです。

日本チームでPKをしっかりと決めた香川選手は、ボールを自分で掴んで自分が蹴ると仲間にアピールしたのです。

その時の香川選手の顔つきは、自分が決めてやるという闘志が見えていて、終わってから言うのは何ですが、きっとPKを決めてくれると思ったものです。

もちろん緊張もしていたとは思うのですが、その緊張をポジティブに受け止めるような魔法の方法があるのでしょうか?

緊張しても本番に強い人、緊張しないような人、について考えてみました。

緊張をしてしまうことによるマイナスの効果

緊張しやすいとか緊張しないとか言いますが、人間である以上緊張しない人なんていないのです。

みんな緊張するのです。

宝塚スターでも、大物歌手でも、出番前の舞台の袖では緊張のあまり脚がガクガクと震えて喉も渇くのです。

台詞を忘れたらどうしようとか、歌詞を忘れてしまったらどうしようとか、さんざん悩みながら出番を待っているようです。

鼻歌を歌いながら堂々と待っている人など、聞いたこともありません。

でも、その緊張を解消するだけの練習を繰り返したリ、いつものおまじないをしてから舞台に出る人もいるのです。

何かの対策をして本番に望んでいるのです。

では、緊張するとどのようになるのでしょうか。

緊張で前日から眠れない

緊張しやすい人というのは、まじめな人が多いように思われます。

何事にも真面目であるため、簡単なことでも手を抜くことが嫌いなのです。

できる範囲で一生懸命に頑張りたいと思ってしまうのです。

だから、何かで失敗することに対して非常に敏感で、完璧にすることを頭に描いてしまうのです。

多くの人の前で話をすることを頼まれたりすると、話したいことを忘れずに、上手く話せるかと心配してしまうのです。

ひとりで、何度も話す練習をしてその時に備えているのです。

「ここで、こんな例え話をすればよく理解してくれるのでは?」とか「どのような服装で出かけたら良いのだろう」「マイクはみんなに聞こえるように設定してくれるのだろうか?」などと、考えるとキリがありません。

これだけ練習して準備万端だから、今夜は早めにゆっくりと寝ようと考えますが、自分では気が付かないのですがこの時点で既に心に大きなプレッシャーをかけてるようです。

心の中には、大きな負担と不安が溜まってしまうのです。

いつも通りに眠ればよいのに早めに寝ようと決めたことは、ひょっとして眠りにつけなくなるのでは?と心配している証拠なのです。

ですから、いつもとは違う雰囲気では、容易に眠ることもできずに悶々として眼が冴えてしまうのです。

緊張すると、前日から眠れない状態になってしまうことが多いのです。

本番で失敗することばかり考えてしまう


緊張する人は、何事もネガティブに考えてしまう傾向があります。

そして、一度同じような場面で失敗した経験があると、その失敗の場面を繰り返しイメージしてしまうので、失敗することばかりが頭を占拠するのです。

そして、周りの人もその人が緊張しやすい性格だと知っていることから、ついその人の行動に目を向けてしまうようです。

緊張する人は、そんな視線を感じてしまい、余計にいつもより力が入ってしまうようです。

さらに、緊張する人の特徴として、失敗した時の後のことまで考えてしまっているようです。

もしも、失敗したら周りの人に迷惑をかけないようにとの配慮なのですが、その段取りの良さに「初めから失敗するつもりで準備しているのでは?」と思われてしまうのです。

本番で失敗することが少ない人は、どうなのでしょうか。

そのような人は、上手く行くことを前提として、その先の行動をイメージしているようです。

ポジティブな考え方と言えますが、いつも通りの気持ちと行動で、難なくクリアーしているのです。

上手く行った後の対策まで、先手先手とイメージしているようです。

子rでは、失敗すると思う人と、普段通りに対応してその先を見据えている人では、スピード感がかなり異なっているようです。

本番でいつも通りのことが出来なくなってしまう

本番になるといつも通りのことが出来なくなってしまうという話はよく聞きます。

それも、何か自慢するかのように「本番では、絶対に失敗してしまうんだ!」などと声を出します。

前もって失敗することになるかもと、みんなに周知させているかのようです。

周りの人に、驚かないように念を押しているのです。

多少の失敗なら、誰でもあることなので、それほど大きな問題ではないのですが、緊張しやすい人と言うのはある意味「完璧主義者」なのです。

いい加減な結果では満足しないのです。

そこで、完璧にやり遂げようという気持ちが強いので、何かの原因で大きな失敗をしてしまうのです。

いつも通りのやり方で、そこそこの結果を残せばよいのに、完璧にやり遂げたいと思ってしまうところに、失敗をしない人との差があるのです。

失敗しない人というのはそこそこの結果でもOKで、それよりも次の行動をどうすれば結果がもっと良くなるかを考えているのです。

そして、その次の最善の行動をすぐに取るのです。

失敗して止まってしまうような、無責任な行動はとらないのです。

本番でいつも通りのことができなくなる人は、絶対にやり遂げてやろうという覚悟が無いとも言えるのです。

大切な時にイメージ通りに出来なくなってしまう

緊張する人は、誰かに自分のことを期待されていると思い込んでいるようです。

周りの人の期待というものが、自分の中のイメージとして頭に刷り込まれているのです。

それに答えようという気持ちが重圧となってしまうのです。

「上手く行けばいいかな?」というぐらいの期待を受けても、「完璧にすることを期待されているんだ」と勝手に考えてしまっているのです。

だから、細かいミスも絶対にできないと思い込んでしまい、大切な時にイメージ通りに出来なくなってしまうのです。

緊張しな人は、そんなに真剣には考えないようです。

「上手く行ったらもうけもの」ぐらいの軽い気持ちでやるので、筋肉も硬直せずにスムーズに動くことができて、まずまずの結果を残すようです。

緊張をしない人がやっている簡単な4個のこと

多くの人の前に出て話しする時にも、緊張しないで堂々とスピーチする人がいます。

仕事でのプレゼンでも自己紹介でも、緊張するような素振りさえ見せないのです。

しっかりとユーモアを交えて話す態度には憧れてしまうものです。

緊張しやすい人から見ると、緊張しない人というのは不思議な存在であるしかありません。

心の中で「なぜあの人は、みんなの前でも緊張しないのだろう?」「何か、特別な訓練をしているのかなあ?」と考えてしまいます。

緊張する人にとっては、何か簡単なヒントでもほしいと願っているのです。

緊張すると心臓がドキドキと激しく音を立てて動くし、手に汗が吹き出てべとべとになるのでハンカチを握りしめ、額にも汗が吹き出して化粧も崩れてしまうのが気になるのです。

そこで、そんな緊張する人が知りたいこと、すなわち「緊張しない人がやっている簡単な4個のこと」をまとめてみました。

「こういうことなのか」「できるかな?」と思ったら、実践してみてください。

少しでも緊張が和らげば幸いです。

1、練習で工夫をする

有名なアスリートは、本番で緊張して失敗しないように努力しています。

その一つは、何回も練習してより良い動きができるように工夫を重ねているのです。

人前では練習している姿をほとんど見せませんが、実は陰では血の出るような特訓をしているのです。

随分昔の話ですが、世界のホームランバッターである王選手は、和室の畳の上でも素振りを何度も何度も繰り返し、畳の足元はすぐにボロボロにめくれてしまったのです。

そして、真剣で素振りもおこない実際に藁の束をスパっと切り落とす練習もしたのでした。

真剣を振る時にも腰をしっかりと固定して、バットでボールを打つときのタイミングを身に付けたのです。

つまり、真剣での素振りでボールを捉えるコツを掴む工夫をしたのです。

これは古い話なので、ほとんどの人はご存知ないと思いますが、実績のあるアスリートというのは、失敗しないようにそして緊張しないようにいろんな方法を考えて練習で工夫しているのです。

すると、だんだんと失敗が減っていき自信が湧いてきます。

このことによって、緊張感が少なくなっていくようです。

服や場所を本番に近いもので練習をしておく

先日のサッカーW杯の時もそうですが、試合前には実際のグラウンドでの練習を行っています。

グラウンドによって芝の特徴があるからです。

実際のユニホームを着用して、本番用のグラウンドで芝の状況も、ボールの転がり方も体感しておくのです。

ミュージシャンじも同じです。

本番のホールで実際に行うようにリハーサルを重ねます。

照明の仕方、音響効果の確認、舞台の袖口の様子も全て本番並みに準備して練習しておくのです。

ちょっと違和感を感じたり疑問を感じた時には、徹底してみんなで議論して、小さなことでも見逃さないようにしているのです。

あくまでも、本番でまごつかないように繰り返し練習をしておくのです。

完璧だ、と思ってからもまだ練習をしておく

何事も完璧には終えることはできません。

周りの人は完璧だと思っていても、本人はまだまだ不満に感じていることもあるのです。

舞台で演じる人にとっては、途中でやり直すことはできません。

良くても悪くても、始まってしまうと途中で止められないからです。

だから、自分が納得するまで、何回も何回も繰り返し練習するのです。

完璧にできたと思っても、何かの拍子に狂ってしまうことも経験しているからです。

緊張というものは、自分の意識で消すことができても、脳の記憶の中には生きているのです。

その脳の作用で動作がぎこちなくなったりすることが無いように、完璧だと思ってからもまだ練習することが多いようです。

2、リラックスをする


「わたしは緊張しやすいタイプなの」と緊張している人の様子を観察してみてください。

気が付くポイントがあるはずです。

その一つは「呼吸」です。

緊張している人の呼吸はほとんどが浅い呼吸を繰り返しているようです。

だから、その時の声は喉から絞り出す軽い声で、緊張で声も上ずっているように感じられるのです。

浅くて早い呼吸と、上ずった声が緊張している特徴なのです。

もちろん、心臓の動悸も汗も激しいはずです。

そこで、ここで紹介した浅くて早い呼吸を改善してみることを考えてください。

浅くて速い呼吸というのは、言い換えるとリラックスできていないことなのです。

このように、自分でも呼吸が浅いな?と感じたら、一度リラックスさせる工夫をしてみてください。

リラックスするには、一度深呼吸することです。

話が逸れますが、現代人は呼吸の仕方が浅くなっているようです。

満員電車の車内ではジッと息をひそめて過ごし、PCを見たりスマホをいじくっている時には、呼吸はひとりでに浅くなってしまうようです。

これでは、リラックスできないのです。

眠くなった時のあくびもそうですが、深呼吸で十分な酸素を取り入れて、酸素を全身に行き渡らせることも緊張の防止にも役立つのです。

深い呼吸をして、リラックスできるようにしてみてください。

吸う事より吐くことに意識をよせ深呼吸をする

呼吸というものは、普段はあまり意識することではありません。

しかし、呼吸はわたしたちの精神的な面でも、肉体的な面でも、健康と密接に結び付いているようです。

高校生が、バスケットボールやバレーボールの試合をしてる時に、コーチが選手の緊張をほぐすために呼吸を整えさせているシーンがあります。

緊張すると呼吸が浅く早くなってしまい、疲労と緊張からいつものパフォーマンスが発揮できないと判断したからです。

よく「肩の力を抜け!」などと叱咤激励しますが、その時にやる行動といえば肩を動かしながらの深呼吸なのです。

呼吸を整えて深い呼吸を繰り返すと、リラックスするのです。

そして、リラックスすると気持ちが落ち着き、集中力が高まるのです。

この作用によってパフォーマンスが良くなるということです。

深い呼吸で多くの酸素を体内に、特に脳に送ること、そしてゆっくりと息を吐くことで副交感神経が活発になって、身体はリラックスしやすくなります。

このように、俊敏に動いていたり興奮したりしたときに活発になる交感神経を一時的に抑えて、副交感神経の働きを活発にさせる効果があるのです。

この時の深呼吸で意識することは、息を吐く時が重要だということです。

リラックスさせるためには、息を吸うこと吐くことの呼吸法を考えると、吸うことよりも吐くことの方が重要なのです。

つまり、息をゆっくり吐くと、副交感神経が活発になるということです。

すると身体はリラックスしやすくなるのです。

ヨガや瞑想に置いても、この吐く息をコントロールすることは重要なのです。

吸うことよりも吐くことに意識を集中させ深呼吸することが大事なのです。

自分が好きな匂いがついたハンカチなどを嗅ぐ

人間が感じる嗅覚は、視覚や聴覚とは異なっています。

視覚や聴覚は、それを脳に伝達する電気信号は「大脳新皮質」というところに伝わりますが、香りの電気信号は脳の「大脳辺緑系」という快・不快などの情動に関わる部分に届くのです。

自分の好きな香りを嗅ぐと、その意識が「大脳辺緑系」という部分を経て、自律神経をコントロールする視床下部に伝わるのです。

そして副交感神経が活発になるのです。

自分が好きな匂いを嗅ぐと、副交感神経が優位になってリラックスできるのです。

3、表情や体の筋肉を柔らかくする

「笑う門には福来る」ということわざがあるように、笑顔は自分が元気になるだけでなく、周りの人にも元気を与える効果があります。

たとえ作り笑いでも、ストレスを軽減させて心拍数も落ち着かせてリラックスにさせる効果があるのです。

顔の筋肉を柔らかくすることで、気分を楽にさせて楽しい気分になる神経を刺激するのです。

楽しい気分になると、脳はα(アルファ)波を放出するので、集中力を高めることもできます。

顔の筋肉を変えることでリラックスすることもでき、集中力も高くなって失敗する確率も下がってくるのです。

緊張状態で身体の動きが悪くなることが改善されるのです。

ストレスなどで緊張すると、身体も緊張してしまいます。

首や肩の筋肉がかたくなったり頭痛がする時もあるのです。

顔の表情を変えることでリラックスできるように、身体の筋肉を柔らかくすることでもリラックスすることができます。

筋肉を緩めるのです。

アスリートが試合の直前にストレッチを行って筋肉を伸ばす動きをします。

筋肉の柔軟性を高め関節可動域を広げるほか、呼吸を整えたり緊張をほぐしたリすることと同じです。

顔の筋肉や身体の筋肉を柔らかくすることで、リラックス効果が得られるのです。

笑顔を作る

心から楽しくて笑顔になることは自然です。

笑顔になるからには心も楽しいことがあってリラックスしていることと思います。

しかし、心が楽しくなくても、何か辛いことがあったとしても、顔の表情を緩めて作り笑いすることでもリラックスできるようです。

映画のシーンでも、主人公が何か大きなドジをしてしまった時に、わざと作り笑いをして周囲を煙に巻く場面があります。

本当は自分はものすごく緊張してしまっているけれど、笑顔を作って自分はリラックスしていると見せるためです。

こんなケースはまれとしても、ちょっと場の空気が悪くなった時などに、あえて作り笑いで雰囲気を変えることもできます。

顔に筋肉を緩めて表情を変えることで自分もリラックスし、周りの人にも楽しい雰囲気を提供できるからです。

口角をちょっと上げて笑顔を作ってみてください。

魅力的に見えるし自信に満ちた顔つきになるのです。

軽くストレッチをする

ストレッチは運動に必要な筋肉を伸ばしたり、関節の可動域を広げて動きやすい身体づくりを行えるのです。

どんな運動でも、いきなりトップスピードには持っていけません。

あらかじめ準備運動が必要です。

これがストレッチの基本で、緊張で硬く固まっている筋肉を伸ばしてほぐしてやるのです。

これで筋や関節を伸ばし、筋肉の柔軟性を高めます。

このことで、気分もほぐれて緊張も和らげることができリラックスできるのです。

4、経験値をあげる

緊張を消すために、緊張の場面で行うことをあらかじめしっかりと練習しておくこともひとつの方法です。

プレゼンやら何かのスピーチでは、資料を手元に置いて読むのではなくて、あらかじめ頭に叩き込んでおくのです。

長い時間をかけて行うプレゼンでも、項目ごとにキチット話す事やポイントを覚えておくことです。

面談する場合でも、どのような会話をするのか、どのような話題になるのかを予想して調べておくことです。

緊張する場面で自分が行うことを、そのシーンを思い浮かべながら明確にしておくと、緊張を減らすこともできます。

まずは緊張する場面を想定して経験しておくことです。

アスリートも、緊張する場面で行う演技を、何回も繰り返して練習することで、経験値を上げておくのです。

緊張する場面を何度も経験する

球技であれば、サーブを入れる、ゴールを決める、キッチリと打ち返す、など競技によって重要な場面がいくつもあります。

それらのことは、接戦であったりすると非常に緊張する行為です。

失敗は許されないのです。

こんな時に、緊張せずに行動するには、同じような場面での練習を繰り返して行い、技術を磨いて成功するように工夫して、経験値を緊張を自信を高めておくことで緊張を軽減することができるのです。

自分は、努力を重ねてきたのできっと上手く行くという自信も生まれるのです。

人前に出る「別人格の自分」を作る経験を何度もしている

大勢の前でスピーチするとか演説をする時には、非常に緊張してしまいます。

話す内容もこれでいいのか、この内容で分かってもらえるかという基本的なことと合わせて、緊張して頭が真っ白になって声がでなくなるのではと不安にもなります。

こんな時には、緊張せずに人前で話ができる人のことを想像するのです。

あの人ならこういうように演壇の前に行き、原稿をこうして持って、一呼吸おいてからゆっくりと話し出すはずです。

その場面を自分に置き換えてみて、同じような所作を真似してみるのもひとつの方法なのです。

人前で緊張せずに立ち振る舞いができる「別人格の自分」を想像して作り上げる経験をしてみるのです。

舞台で芝居の演技をするように、何度もその演技を繰り返して何度も経験しておくことで緊張も和らぐのです。

本番に強い人の心理

そんなに必死に練習しているところを見たことがないのに、本番になるとキッチリとできるという本番に強い人がいます。

本番になっても、緊張するということを知らないようなのです。

本当に羨ましい限りなのですが、緊張して失敗してしまう人とどこが違うのでしょうか?

「緊張」を前向きにとらえている

「平常心でやれ!」とか「練習と思え!」などとゲキを飛ばすのですがその効果もないようです。

肝心なところで同じようなミスを繰り返してしまうのです。

横で見ていると、緊張してしまう人というのは、失敗やミスを極端に恐れていて、安全に安全にとかえっていつもとは違う回避行動をとってしまうように見えます。

いつも通りに動いていれば、簡単にできることでも安全策を自然に取ってしまって萎縮しているようです。

そんなネガティブな気持ちになってしまうと、頭の働きも筋肉の動きも固まってしまって柔軟性がなくなり失敗してしまうのです。

「あそこまで追い込んでいるのに、なぜ緊張して動かなくなってしまうんだ!」などとコーチに怒られてしまうのです。

「また同じようなミスをしてしまう」とネガティブな気持ちになることは、負のスパイラルから抜け出せなくなることです。

逆に、緊張しない人というのは、「失敗してもその時はその時!」というような軽い気持ちで本番に向かっているようです。

「普段通りの自分でいいし、負けたらそれまで」と本番を特別視していないように思われます。

また本番中に起こったトラブルは、「こうすれば解決できる!」とポジティブに考えてすぐに行動できる性格なのです。

緊張をしていることは悪いことだという思い込みがない

緊張に強いと言われる人は、人間はみんな緊張するものだということを知っています。

本番でも、必ず緊張はするのです。

しかし、緊張というものは特別なものではなくて、緊張が悪いことだとは考えていません。

緊張の中でどうしようかということを考えているのです。

もし本番で想定外のことが起こってしまったら、その場面でも何とか無難に乗り越えるように対応策を考えることができるのです。

本番に突入していても、集中する時とリラックスする時を区別して対応することができるのです。

だから、イレギュラーなことになっても慌てることなく完結させる自信を持っているのです。

緊張は良い結果を出したいから、向上心があるから、と前向きなものととらえている

人間が緊張するのは、もっと良い結果を出したいから、向上心があるからと前向きに捉えているのです。

緊張してミスを連発する人というのは、なんとか無難に終えたいと焦ってしまうので、イレギュラーなことに対応する余裕なんかは全く無いのです。

だから、少しでも予定外のことが起こると、普段通りには動けないのです。

緊張は、悪いことだと思い込んでしまっているのです。

自分の中でハードルを下げている

緊張しやすい人は、緊張して失敗をすることを非常に恐れています。

失敗のことでみんなから批判されたくないのです。

ある意味では、完璧主義者なのです。

無難に終えて、みんなから安心されたいのです。

例え失敗してもそこまでダメージはないと考えている

緊張する人というのは、ミスをして自分が傷つくことを恐れています。

非難されたり責められたりすることが嫌いなのです。

何事も完璧に仕上げたい、実行したいと常に考えているのです。

つまりは、緊張する人というのは、知らず知らずのうちにハードルを高いところに上げているようなのです。

緊張しない人というのは、失敗することや間違うこともあるという気持ちで、ハードルを下げているので、かえってリラックスして緊張しにくくなるようです。

特に誰も自分に期待していないだろうと考えている

緊張する人は、自分の行動が完璧にいくようにみんなから期待されていると思い込んでいます。

絶対にミスができないと自分を縛ってしまっているのです。

生真面目な人が多いのです。

これに対して緊張しない人は、ある意味でいい加減なところがあって、「失敗してもいいや!」というような柔軟な気持ちで対応するのです。

失敗しても何とかなると思っているのです。

そして、特に誰も自分に期待していないだろうとも考えているようです。

だから、最初からリラックスして行動できるのです。

誰も自分に完璧を求めていないだろうと考えている

緊張しない人は、完璧主義ではないようです。

ある意味のいい加減さも持ち合わせているのです。

誰も自分に完璧を求めていないだろうと考えているのです。

投げやりではなく自分に出来る最善を尽くそうと日ごろから努力をしている

緊張しな人は、いい意味での開き直りを持っています。

そして、自分をしっかりと評価できるようです。

本番でも、想定外のことが起こっても軌道修正する能力も持ってるのです。

投げやりではなく自分にできる最善を尽くそうと日頃から努力をしているのです。

気持ちを相手に向けている

相手の反応もよく見ているようです。

自分が伝えたいことは相手に伝わっているか、など相手に気持ちを寄せている

相手が自分に興味を持っているか、相手が喜んでいるかなど、相手にも集中しているのです。

自分が伝えたいいことが相手に伝わっているか、相手の気持ちを理解しているのです。

自分がどう思われたいか、ではなく相手がどう思うか、を大事にしている

緊張しない人は、誰とでも対等に話すこともできます。

緊張する人は、どうしても自意識過剰になってしまうようです。

相手が自分のことをどのように思っているかが気になるのです。

それでなおさら緊張することになります。

それよりも、相手がどう思うかが大事なのです。

緊張しない人は、これができるのです。

緊張をしない人がやってることを真似してみよう

緊張しないようになるには、緊張しな人の考え方を真似ることから始めます。

それは、いい意味での開き直りを持っていることです。

完璧主義では必ず緊張するのです。

「緊張することは誰でもあること」「失敗も普通にあること」「計画通りには進まない」このことを頭に置いて行動してみることです。

これまでに書いたように、

①繰り返し練習をすること。
②リラックスをすること。
③表情や体の筋肉を柔らかくすること。
④経験値を上げること。

これを実行することで緊張感を軽減して、普段通りのことができるようになれるはずです。

ぜひ、緊張を味方に変える気持ちで本番に望むことです。

最初から上手く行く人などいないのです。

緊張は自分を強くしてくれる味方なのですから。