この企業に就職しようと考えた時に、この企業はどのような企業なのかを詳しく知りたくなります。

最近では、企業も積極的にHPで就活生向けに企業のPRを行っていますので、そのHPを見ても企業情報を知ることができます。

しかし、実際に入社して働き始めると、想定外のことも多くあってモチベ-チョンも下がってしまいました。

そして、いずれどこか別の企業に転職したいと考えるようにもなったようです。

これは、実際の企業の情報を知らなかったので、いざ働きだしてから嫌になったことがあったからです。

そこで、こんなことが起こらないようにするため、その企業で働いている先輩やOBから、直接企業の実態を聞いてみようという動きが活発になりました。

このような活動は、「OB訪問」と呼ばれるもので、興味のある企業やその企業で働いている先輩を訪ねて、実際の仕事の内容や社内の雰囲気を知ることです。

その企業の詳しいことは、HPにも記載されていますので、それを見て判断することもできますが、それは本当に基本的なことばかりです。

まあ、企業にとってのマイナスイメージになることはあまり詳細には書かれていません。

でも、将来を託す新人には、それも合わせて知っておきたいのです。

だから、志望の企業の試験を受けてその時に疑問点を面接で尋ねることが基本ですが、その前段階としてその企業の業界のことも知っておけば、就活を成功に導くひとつの方法だと思われるのです。

そこで、その情報を知る方法として「OB訪問(またはOG訪問)」があるのです。

実際に働いている社会人から、直接仕事の内容や本音を聞くことは、インターネットとは比べものにならないくらい貴重な情報を得ることができるのです。

きっとその業界での苦労話や成功した時の喜びを知ることもできるはずです。

社会人としての厳しさも知ることもできるのです。

そして、改めてその業界に飛び込む勇気や期待を自覚することになるのです。

企業の情報を知るだけでなく、自分の働き方もより具体的に理解することになるのです。

就活にはぜひとも活用したい「OB訪問」です。

就活でOB訪問は大事なステップ

最近の就活に関する調査では、就活生の30~40%ほどの人がOB訪問(OG訪問)を経験していることが分かりました。

また、訪問した人数は4~5人で、毎年僅かですが上昇しているようです。

そして、OB訪問を経験した人ほど、次のステップに進みたいと前向きに考えたようです。

数字で言うと、OB訪問した人のうち、70%以上の人が実際にその業界や希望の企業の試験を受けたそうです。

OBと直接会って会話をすることで、会社で働く雰囲気がよく分かったことと、面接では聞くことが難しい本音の話も聴くことができて、非常に有効であったと感じたようです。

就活において、最終的に試験を受けることを決断する時の判断材用として、そして面接時に質問したい内容を決めておくためにも、有効に活用されているようです。

OBとは?

OBとは「oldboy」のことで、一般的にはその学校の卒業生のことなのです。

そして、特定の部活動に所属していた人や特定の企業に所属していた人のことを呼ぶ場合もあります。

ただし、学校の場合のOBとは卒業生に限定した呼び方であって、中退者はOBとは呼ばないようです。

就活における「OB訪問」とは、その企業に勤めている人や定年退職した人のことを指すようです。

企業を途中で退職して既に転職している人に関しては、退職した理由にもよりますが、あまり良い印象を持っていない場合が多いので、働いていた人の本音を聞きやすいかも知れません。

今話題になっている「ブラック企業」であるかどうかも分かるかも知れません。

企業を無事に定年退職した人達は、その人達で構成されている企業の「OB会」があるはずです。

いろんな名称を付けていますが、そのOB会のメンバーからも貴重な話も聞けるかも知れません。

OGとは?

OGとは「oldgirl」の略です。

つまり、女性の卒業生のことを呼ぶ言葉です。

女子高校や女子大学では、卒業生のOG会があってOGの名簿が作成されています。

女性が圧倒的に多い職場(例えば、保健士、歯科衛生士、保育士、栄養士、家政婦、幼稚園、エステ、看護士など)では、OGの意見を聴くことは就活に大いに参考になります。

もし、自分の大学のOGで、希望する企業に勤務している人がいるとすれば、その先輩を訪ねて(OG訪問)、その企業の社風や社員の特徴、昇進昇格などの情報をOGの視点で本音を聞けるかも知れません。

最近では、男性や女性の区別をしないで、OGも含めてOBと呼ぶ場合も多いようです。

いずれにせよ、OB訪問では、企業のありのままの姿や社員の本音などをつぶさに聞くことができる利点があるようです。

今や、就活にとって必要なことと考えられているようです。

OB訪問とは?


就職活動の時に、志望する企業の様子を知るために「OB訪問」をする人が増えてきました。

これから就活を本格的にやろうとする人は、「OB訪問とはどんなことなの?」「OB訪問と言うのはみんながやっているの?」「OB訪問は、本当に役に立つの?」「いつどのようにやればよいの?」などと疑問を持っているはずです。

概算でいえば、就活生の30~40%ほどの人が実際に行っているようです。

簡単に言うと、その企業で働いている大学のOBやOGの先輩と会って、いろいろと情報を聞くことです。

その企業の就活生担当者とは違った本音の会話をすることができるのです。

面談の雰囲気が良ければ、その場で細かいことまで質問して確認することができます。

そして何より大事なことは、その先輩が入社してからその企業のことをどのように評価しているかです。

企業に入社してから分かったことや困ったこと、以外だったことなどを赤裸々に話してくれる時があるからです。

もちろん、その企業の良い点や悪い点はいろいろとあるでしょうが、その先輩が志望した動機も明確になるし、それを聞いて自分もやりがいのある企業かどうかを判断することができることです。

自分が気が付かなかったような動機を発見することもあるのです。

つまり、先輩の話を聞いて志望する動機が新に見つかることもあるのです。

それが「OB訪問」のメリットでもあるようです。

このことは、最終の面接で自己PRをする時に、しっかりとピントの合った会話をすることができるのです。

自信を持って面接に望むことができるのです。

就活生は皆OB訪問をしている?

実際にどれくらいの就活生が「OB訪問」を行っているかというと、マイナビの就職モニター調査(2018年卒対象)のデータによると、平均4.6人のOB訪問を実施したそうです。

この傾向は近年増加しているようで、16年卒で4.0人、17年卒で4.3人で、18年卒では4.6人に伸びたそうです。

しかも、OB訪問した人のうち77.2%の人が次のステップに進みたいと思ったそうです。

ちなみに、次のステップに進みたくないと感じた人は17.1%で、どちらでもないと回答した人は16.9%であったそうです。

ともかく、就活生の30~40%の人が平均4.6人の「OB訪問」を行って、77.2%の人がその会社に応募したようです。

自分が持っていたモヤモヤ感を「OB訪問」で解消できたということなのです。

「OB訪問」で新たな生きがい、働きがいを発見した人もいるようです。

OB訪問をする目的


もちろん、OBの人の性格にもよりますが、赤裸々に内情までしっかりと話してくれる人、あくまでも公式な見解を伝える人など様々なのです。

もし、大学の部活動での先輩がいるのであれば、鬼に金棒です。

ちょっと突っ込んだ話でも、キチンと応えてくれることです。

面接担当官や人事の責任者のことを知っていれば、どのように応えていけば印象がよいのかもアドバイスいただけるはずです。

一般的に言われていることは、①生の情報を得ることができることです。

これまでに会社説明会でもらったパンフレットや企業のHPの情報以外に、実際に現場で働いている人の生の声を聴くことができるのです。

②企業の社風や具体的な仕事の内容も知ることができます。

自分のスキルを活かすことができるか、何を勉強しておけばよいかも知ることができるのです。

③志望の動機を再発見できること。

この会社でこんなことをしたいと夢を持っていたけれども、現実にはITの発達でもっと先の技術を活用していることを知ったとか、現場の最新技術も知ることもできるのです。

すると、自分なりに新しい動機を発見することもできるのです。

そのような「OB訪問」の現場と目的を調査してみました。

業界や企業研究のため

「OB訪問」は、就活の初期と後期とでは明らかに目的が異なりますが、初期の段階では興味のある業界で働いているOB(先輩)に会って、実際の仕事の内容や業界の動向をさりげなく聞くこともあります。

つまり、興味のある業界や特定の企業の研究を行うとでも言えます。

マスコミやTV,新聞や専門雑誌などの情報はある程度は目を通していますが、実際の現場ではどのようにして働いているかなど、興味津々なはずです。

時間に追われて忙しく働く仕事や、じっくりと研究開発を行う企業、グローバルに展開している企業など、企業によって求められる能力がまったく異なっているのです。

そんな生の情報を知ることができるのも、「OB訪問」の大事な目的なのです。

自分に合う会社か見極めるため

私の友人は体格が良い女性でバスケットボール部に所属していたのですが、OG訪問で意外なことを尋ねたのです。

それを聞かれた先輩も、口をあんぐりの状態で大声で笑ってしまったそうです。

それは、その職場に食堂があるのかということと、どんなメニューがあるのかという質問でした。

もっと、仕事の内容だとか勤務体系、企業風土などの質問があるかと思っていたのに、一番こだわっていたのが食事の事だったのです。

ガッツがあったので、体力や気力にはもともと自信があったのですが、社員食堂でどんなものが食べられるのかが心配だったようです。

弁当ではなくて何種類ものメニューがあるよと言うと、この会社を受けようかなと決断したようなのです。

試験に合格するかどうかよりも、食べるものに関心があったのです。

彼女が一生懸命に働く原動力は、食事の内容だったのです。

このような場合では、実際に食べている人の生の声を聞くことができるので、この女性にとっては、OG訪問は役に立ったようです。

こんな事例は特別としても、実際の勤務体系や業務の内容、仕事のやりがいや社員の雰囲気などを知ることができるのです。

自己PRポイントを再確認するため

さて、実際に志望する企業での就活の面接を受けることになった時、面接官との質疑応答があった後で、必ず自己PRの時間を与えてくれます。

就活生はここぞとばかり自分の考えていることや会社にどれだけ貢献できるかという主張をすることになります。

OB訪問を経験していない人は、面接担当官が何に期待をしているのかが分かりません。

HPやパンフレットに書かれていることを参考に、一般的なPRである「忍耐力に自信がある」「困難にもくじけずに壁を乗り越える気力を持っている」「ライバル社には負けないように努力したい」などと自己主張するのです。

しかし、このような気持ちは就活生は全員持っているはずです。

恐らく面接官の心を打つことはできないのです。

しかし、OB訪問で先輩から生の声を聞いていると、「この会社で今期待されている能力は何か」「どのような考え方の人材を求めているか」「どんな分野で即戦力を求めているか」「この会社の弱点はどこか」などという現状も把握できています。

すると、これらの欲求を満たせるような活動ができることをPRすれば、面接官の心を掴むことができるはずです。

つまり、OB訪問の成果は、ピントの合った自己PRができるようになるのがメリットなのです。

どういうスキルが必要か実感するため

志望の会社に就職すれば、自分の現状の能力を十分に活用して期待する成果を上げることができると思っているはずです。

しかし、これは机上での検討に過ぎず、自分の思い込みかもしれません。

そんな時に、OB訪問でその会社で活躍できるにはどのようなスキルが必要かを直接聞くことで、入社した時の実感を掴むこともできるのです。

もう少しこのあたりのスキルを上げておこうとか、あらかじめ計画も立てて心づもりもできるのです。

今の実力では、どこまで通用するかがある程度分かるのです。

これは、自信にも繋がるのです。