信頼とは、信じて頼りにすることをいいます。

お互いを信じて頼りにする、またはしようと考える関係が『信頼関係』です。

この信頼、実はちょっとむずかしいもので、信用はされても信頼されないということもありえます。

信用は実績や成果など目に見えるもので評価されますが、信頼は人間性を見て「信じられそう」と思ってもらわなければなりません。

生きていく中で、周りの人と信頼関係を築くことはとても重要です。

信頼できる人がたくさんいれば、実際に頼ることがなくても心強いですよね。

話をしても意図が伝わりやすく、コミュニケーションも良くなります。

人間関係がよくなれば、日常起きるトラブルもかなり軽減できるでしょう。

では、どうしたら信頼し合える仲になることができるでしょうか。

信頼関係を築くためにすべきこと14個

仲が良い、好きというのも重要な要素ですが、それだけでは信頼関係に至らないこともあります。

相手に嫌われたくないので言いたいことを我慢する、というのは信頼関係がないとも言えるかもしれませんね。

お互いを信頼していれば、嫌われるかも……と怖くなることもなく、

相手を傷つけない言い方もわかっていてうまくお互いの気持ちを伝え合えるのではないでしょうか。

1.相手に誠実に接する

不誠実に接してくる人と信頼関係が築けるはずはありませんよね。

なにを誠実と感じるかは人によって様々でしょう。

まずはあなたが誠実だと思う行動を心がけていきましょう。

>誰に対しても平等
たとえば相手によって態度を変える人は不誠実に見えます。

反対に、どんな人に対しても同じように接している人は正直で信用ができそうです。

自分のためでなく人のため

自分のために動くことは悪いことではありません。

でも、自分のためだけに動く、自分さえ良ければいいと思っている、ではとても信頼される人物とは言えません。

反対に、周りの人のために動ける人は行動力を評価されるでしょう。

自分にはメリットがないことでも人を助けるために動く人は誠実に見えます。

情けは人の為ならず。

誠実に対応していれば、そのときは自分のメリットにならなくても、まわりまわっていつか他の人が自分を助けてくれる局面もやってくるでしょう。

約束を守る

約束をしたなら、なにがあっても守るべきです。

6時に待ち合わせ、と約束したなら、6時にはきちんと待ち合わせ場所にいるのが基本。

もし事情があって遅れる場合には、遅れることがわかった時点で早急に連絡。

そして会ってからきちんと謝ることが、大切ですね。

どうせ遅れるから、とのんびり待ち合わせ場所まで来る人よりも、走って少しでも早く来ようとする人の方が誠実に感じるのではないでしょうか。

相手の気持ちを考えて、真摯に対応することですね。

2.絶対に嘘をつかない

相手を騙す為につく嘘はもってのほかですが、そうでなくても嘘はいけません。

嘘だとばれたときはもちろん、「この人嘘ついてるんじゃないのかな?」と思われるだけでかなりのマイナス要素です。

嘘をついていそうな人とは信頼関係を育むよりも、距離を取ろうと思う人がほとんどでしょう。

悪気がなくても、恥ずかしいと思ったり、ちょっといい格好をしたいと思ったりでうっかり軽い嘘をついつい言ってしまった、ということもあるでしょう。

でも、嘘は嘘。

必要であれば「悪気があったわけではなかったけれど嘘をついてしまった」と正直に謝ってみるも良いですね。

言い訳をする人は信用されない

待ち合わせに遅れた、というときに、「ごめん」よりも先に

「電車が遅れててさー」「駆け込み乗車するやつってほんと腹立つ」「あれさえなければ電車に間に合ってたんだけど」

と言い訳をする人は、あまり誠実さを感じないのではないでしょうか。

言い訳の内容自体は嘘ではないとしても、「遅れてごめん」という事実ではなく他のことをあげようとする人は人のせいにしたり、言い逃れるために嘘をついたりしていそうです。

嘘がばれるとどうなる?

どんなに嘘をうまくついても、それがばれてしまったときは一気に信用を失ってしまいます。

また、嘘はどこからにボロがでてくるものですし、それを隠すために小さな嘘をつき続けてどんどん嘘が大きくなってしまうというのはよく言われること。

嘘をつきすぎて自分の手に負えない取り返しのつかない状態になってしまっては、とても信頼関係など築けません。

ついても良い嘘もある

『嘘も方便』というように、全ての嘘がついてはいけない悪い嘘というわけではありません。

もちろん嘘は嘘なのでいつも嘘ばかりついているのは問題ですが、少しの良い嘘ならスパイスになります。

良い嘘とは、たとえば相手を笑顔にさせるような嘘です。

たとえば、相手が不安に思っていることをなくしてあげるような嘘や、相手のために自分が犠牲になるときの嘘などがあげられます。

具体的には、「プレゼンで失敗した」という不安を「見てたけどどこで失敗したかわからなかったよ?」と言ってあげたり、

自分が相手のミスをカバーしてあげて、相手が「ミスしたと思ったけど誰か直してくれてる」なんていうときに

「そうなの? 良かったね」とか「最初から合ってたんじゃないの?」と言ってあげたりするような嘘ですね。

3.相手を信じる気持ちを持つ

自分が信頼される人間になるには、自分が頼もしくなればいいというだけではありません。

相手のことをあなたも信じる必要があります。

信頼されている人というのは、自分が頼られるばかりでなく他の人を頼るのもうまい人が多いです。

仕事の上で他人を信じられず全部やってしまうのではなくて、信じて自分の仕事を任せてしまえるのです。

任せてもらった方は信じてもらって嬉しいですし、仕事をきちんとこなします。

そうすればあなたの相手への信頼度も増し、相手もあなたのことを信じてくれるようになり、強い信頼関係を築くことができるでしょう。

裏切られるとしても信じる

神科医、心理学者のアルフレッド・アドラーの言葉に、

『信用するのではなく、信頼するのだ。信頼とは裏付けも担保もなく相手を信じること。裏切られる可能性があっても相手を信じるのである。』というものがあります。

無条件に信じることは難しいことですが、互いに知り合うにつれてその難易度は下がっていくでしょう。

そしてまた、人間関係上で『絶対裏切られない』ということは残念ながら言い切れません。

それでも、相手を疑わず、たとえ裏切られても構わないという心持ちで無条件に相手を信じることです。

信頼関係を築ける相手ならば、あなたが信じれば相手もあなたに応えて信じてくれるはずです。

ネガティブなことよりポジティブなことに目を向ける

「もしかしたら裏切られるかもしれない」と疑ったり、「絶対裏切るだろう」と思い込んだりすることは、ネガティブな要素です。

マイナスはマイナスを呼び寄せます。

反対に、プラスのことはプラスな事象を呼びやすいもの。

『笑う門には福来たる』で、「この人ならきっと大丈夫!」と良いところを見ようとすることも大切なのです。

もちろん相手をよく知りもしないのに盲目的に大丈夫、と思い込むのはそれはそれで問題なので注意してくださいね。

4.相手のことをよく知ろうとする

「あなたについて別に興味がない」という人よりも、「あなたのことをもっと知りたい」と言ってくれる人が気になるのが普通ではないでしょうか。

そんな人がいたらこちらも好意を持ち、お互いに知り合おうとするでしょう。

信頼関係を作りたいと思えるほどの相手なら、あなたも当然その人のことをよく知りたいはず。

どんな人柄なのか、どんなことが好きなのかなど、相手に興味を持って知ろうとしてみましょう。

深い情報だけでなく、「お昼にいつもパンを食べているからパンが好きなのかな?」など情報を得て蓄えておくことも重要です。

また、いつも青系のネクタイをしている人が赤いネクタイをしていたら、「今日は赤いネクタイなんですね」と声をかけてみましょう。

『あなたに興味を持っている』ことを全く表に出さないと、片思いで終わってしまいます。

更に「いつものネクタイも素敵ですけど、赤いネクタイもお似合いですね」と続けてみてはいかがでしょうか。

褒めてもらって嫌な思いをする人はあまりいないですし、そこから「実は昨日娘が誕生日プレゼントにくれたんだ」などを話が広がるかもしれません。

「昨日が誕生日だったんですか?」「娘さんがいらっしゃるんですね。

おいくつなんですか」など話題が転がりますし、相手についての情報を更に得ることができますよ。

5.絶対に悪口を言わない

たとえば、その場にいない人の悪口を言うひとより、陰口を絶対言わない人の方が誠実に感じますよね。

誰かが悪口を言っていてもその会話に加わらない、または悪口を言われている人の擁護をするなども良いでしょう。

その場にいないので反論できない人の代弁をしてあげる行為は、正義感が強く見えます。

また、擁護できるだけその人のことをよく見ており、物事を一面ではなく多方面から見られる人だということにもなります。

悪口は卑怯なやり方?

なにか相手に対して不満など思うことがあるなら、本人に直接伝えて話しあうことが一番です。

「こういうところに困っている」というグチ程度なら良いですが、それも回り回って本人に伝わってしまうと、相手は不愉快な思いをするはず。

陰口を聞いてる人も内心嫌な思いをしているかもしれません。

陰口は結局良いことを生みません。

かえってグチっぽいあなたの人間性が疑われる結果にもなりかねません。

悪口を言うと、結局悪口を言った人が損をしてしまうものなのです。

6.自分の背景や考えを知ってもらう

信じてもらうには、自分という人間を知ってもらう必要があります。

商品を売り込むときに、これはどんな商品である、という説明をしなければ、どんなに良い商品でもなかなか買ってもらえないでしょう。

また、この商品を開発した経緯としては、こんな理由や理念があって、このようなつもりで開発した、というバックグラウンドの説明により、より一層商品の魅力がアップします。

人間関係でも、同じことが言えます。

たとえば、「北海道は寒いところです」とあなたが言ったとして、そのときにあなたが「私は北海道の出身です」と背景を付け加えた場合、

あなたは北海道のことを本当にきちんと知っており、知っているからこその台詞だということになります。

説得力もアップするでしょう。

また、北海道出身者であると知られていれば、「今日は寒いね」というあなたの言葉も、

相手にとっては「北国生まれの人でも寒いんだな」など付加情報のついた言葉に変わってきます。

あなたが道に迷ったときはいつも右に曲がるようにしているとして、

それを相手の人が知っていれば一緒にいて道に迷ったときに相手の人から「右に曲がってみようか?」と言ってくるのではないでしょうか。

更に、右を選ぶようになった理由をあなたが話すなら、相手はきっとそのことを興味深く聞き、覚えていてくれることでしょう。

このように、同じ言葉でも考え方や背景など、その言葉が出るに至った経緯や意味がわかれば、より深く相手に伝わるようになるのです。

そうすることで、互いをよく知り良い関係が築けるようになるでしょう。

7.相手の話の内容を忘れない

何の気無しに話していた会話を相手が覚えてくれていると、「自分の話したことをきちんと聞いてくれていたんだ。

ちゃんと覚えていてくれたんだ」と嬉しくなりませんか。

以前一緒に行ったお店でご飯を食べているときに、「この前京都に行ったときに買った○○というお菓子が美味しかったんですよ」

と世間話として話していただけのことを、相手がきちんと覚えていて、

「出張で京都へ行ったので、この前あなたが話していた○○というお菓子のことを思い出してお店に行ってみました」と言われたら、

話を聞いてくれていた、覚えてくれていた、おすすめのお店にわざわざ調べて行ってみたんだ、と思って、相手に好意をいただくでしょう。

更に「お土産です」とそのお菓子を渡されたら、記憶力が良くて気の利く人だという印象になるのではないでしょうか。

できる営業マンは貰った名刺などに服装や好きな食べ物など、世間話の間に得られた情報をとにかくメモするという話もありますね。

覚えを良くしてもらうには、まずあなたが相手のことを覚えておきましょう。

8.大切に思っていることを分かってもらう

自分のことをぞんざいに扱う人に好意を抱く人というのはあまりいないでしょう。

お互い良い関係を築くなら、当然相手のことを大切に思うことが重要です。

そして、それを相手に伝えることも必要。

あまりにわざとらしく伝えるのはよくはありませんので、そこはバランスよくうまくわかってもらいましょうね。

自分のことを大切にしてくれる、自分に価値を見出してくれる人のことは、こちらも興味をもち大切に思うもの。

「あなたは言葉遣いが綺麗で話していて安心する」

「あなたはセンスが良いから、あなたの選んでくれるお店はどこも美味しくて素敵なお店ばかりだ」

など、思っていることを口に出してみましょう。

良いところを見出し大切にしてくれる人というのは貴重ですし、信用もしてもらえるでしょう。

9.自分の言動に一貫性を持たせる

言っていることがころころ変わるような人よりも、態度も意見も変わらず一本筋が通っている人は信頼できそうです。

また、口で言うだけで行動が伴わない人より、言ったことは必ず守る人は一貫性があって信じられます。

自分の言葉に責任を持ち、約束を守り、夢は実現させていくような力強さに周りの人は惹かれるでしょう。

一貫性がない人は信用されない

丁寧な態度で良いことばかり言って褒めてくれるような人は、一見すると好かれそうです。

でも、それでも好かれない人というのは、実は一貫性がないのが理由なことが多いです。

たとえば上司の前では良い態度を取っているのに、後輩の前では正反対の態度を取っている、というケースですね。

ある人の前では「りんごが好き」と言っているのに、別の人の前では「りんごが嫌いなんです」と言っていたら、大したことではないとしてもちょっとひっかかりませんか。

嘘をつく人なのかな? おべっかを使う人なのかな? 調子が良い人なのかも、と思ってしまい、距離を置いてしまうでしょう。

そんな人の言葉は、「これも嘘かも?」と思われてなかなか信じてもらえないものです。

筋を通すと信用される!

相手にと調子をあわせてころころ意見を変えるのではなく、はっきりと自分の意見をいう。

約束をきちんと守る、誰といるときでもけして人の陰口を言わない。

そんな人は信頼感がありますよね。

パンツスタイルが好きで常にいろんなパンツを身に着けているなど、ファッションひとつとっても自分があってそれを通している人はちょっと格好いいものです。

「あの人ならきっとこうするだろう」と思われるということは、理解してもらえるということでもあります。

「きっとこうする」からあの人に頼もう、などの展開も望めますね。

10.一生懸命取り組んでいるということを分かってもらう

テレビなどで、スポーツマンや学生などのドキュメンタリーを見ていて感動するのはどういうときでしょうか。

なにかを一生懸命やっている人の美しさに感動するのではないでしょうか。

頑張っている人は美しいですし、自分も元気をもらえます。

影響を受けて「自分も頑張ろう」と思うでしょう。

これを同じように、あなたが何か一生懸命に取り組んでいることがあるのならそれをわかってもらいましょう。

なんにも一生懸命にならない人だと、誠実に見えないこともあります。

斜に構えて見ているようにも見えてしまいます。

それに比べて、頑張っている人、頑張ることを馬鹿にしない人は真面目ですし、信じられます。

頑張っている人相手には、自分の頑張っていることを教えても馬鹿にされることもなさそうですし、お互いに会話できる幅が更に広がることにもなりえます。

11.相手の嫌がることは絶対にしない

子供の頃の恋愛だと、好きな子にほどいじわるをしてしまうというケース、ありましたよね。

でもいじわるをされている側にしてみれば、とにかく不愉快でやめてほしくて、とても好意を持ってもらっているとは気づけ無い、というのが実態でしょう。

誰しも嫌がることをしてくる人を好きにはなりませんよね。

関係が深まるどころかどんどんぎくしゃくして離れてしまうでしょう。

相手の嫌がることはしない。

そしてできるなら、喜ぶことをするように心がけていきましょう。

人間関係では思いやりが大事

相手がどんな考えを持っているのか、相手のことを思いやることが第一です。

相手が煙草が嫌いなのに、その人と食事に行ったときに断りなく煙草を吸うのよりも、

吸う前に断りを入れたり、吸うのを控えたりすることで、相手はあなたの誠実さを感じるでしょう。

12.何かを一緒にやり遂げる経験を積み上げる

『同じ釜の飯を食う』という言葉があります。

文字通り同じ釜のご飯を食べるように、一緒にご飯を食べたり生活をともにしたりして、同じ経験をわかちあった関係のことを指します。

人間は知らない人同士でも、寝起きを共にしてご飯を一緒に食べて、過ごす時間が長いとうより打ち解け合うものです。

学校や職場などでも宿泊研修などがありましたよね。

普段寝起きを共にしない人と、寝起きという普段とは違う行為をともにすることで、また違った面を知ることができます。

一緒にキャンプでカレーを作った、というような経験でも、なにかを一緒にする行為は達成感と仲間意識を生むのです。

13.相手を否定しない

『相手の嫌がることは絶対にしない』に通じるものがありますが、「それは違うと思う」「君のやっていることは変だと思う」

などなにを言ってもやっても根拠もなく主観で否定されていると、相手に好意は抱かないものです。

好意が持てない相手を信じるということも大抵の場合はありえないですよね。

否定されればされるほど不愉快になります。

下手をすると否定は相手の尊厳を否定することにもつながる可能性があるのです。

どんなときでも相手が明らかに間違っているときでもイエスマンになる、という意味ではもちろんありません。

まず話を注意深く聞きましょう。

頭ごなしの否定は絶対にしてはいけません。

相手が自分と違う意見を持っていても、それはあなたとは違う意見なだけで間違っているとは限りません。

自分とは違う意見だと思っても、それを否定せずに上手に聞き出し、自分の意見も伝えるということもできます。

反論する時も言葉遣いに注意する

反論するとしても、たとえば違うことから話したり、一度肯定してから話したりという話し方が大切です。

「君の話には問題がある」といきなり言われるのと、「なるほど、そういうやり方もあるのか」と受け入れてから

「でもこういう問題もある気がするけどどうかな?」と言われるのではかなり印象が違うのではないでしょうか。

日本語にはクッション言葉と呼ばれるものがたくさんあります。

接客スキルとしてこんな話も

ディズニーランドでは、ルール違反をしている来園者に対してもいきなり「やめてください」と注意をせず、

まず「こんにちは!」「パレードはご覧になりましたか?」と話しかけてから「やめていただけますか」「このようにしてもらえますか」とお願いをする形で注意をしています。

知らない人から頭ごなしに注意されるより、会話をして少し知っている人に変わってから丁寧に言われる方が、聞き届けやすいものなのです。

14.あまりネガティブな話をしない

ネガティブな話をしていて笑顔になるということはあまりありませんね。

自分がその話題に参加していなくても、ネガティブな話題が耳に入るだけで人の気持ちというものは沈むものです。

マイナスイメージがインプットされてしまいます。

その場の空気も悪くなってしまいます。

嫌な話ばかりする人より、楽しい話をしてくれる人の方が一緒にいたいなと思うでしょう。

ネガティブなことばかり話す人との会話の仕方

自分がネガティブな会話をしないように気をつけていても、ネガティブなことばかり話してくる人というのもいます。

相手の会話に相槌を打ち、できるだけ否定しないで同意するというのは人間関係の基本です。

それでも、ネガティブな人に相槌を打つと、結局ネガティブな返事をしてしまうことになりますよね。

たとえば、「さっきのあの人の言い方ひどくなかった?」と言われて、「そうだね。

ひどかったね」と応えると、「こないだもひどかったしさー」とどんどんヒートアップしてしまいます。

『ひどかった』という話をふたりでし続けることになってしまいます。

これを、「さっきのあの人の言い方ひどくなかった?」に対して「どういうところがひどいと思ったの?」など否定せずに肯定もせず、話を聞き出すようにしてみるのです。

「○○って言っていたところ」と返ってきたら、「確かにちょっと嫌な言い方だったかな。

でもそれはこういう意味だったんじゃないかなって私は思ったよ」と返すことで、「そういう意味だったのか。

勘違いしてた」と相手の怒りがおさまり、ネガティブな連鎖がとまることもあるかもしれません。

「今月の営業成績が悪いよ」
「そうだね。まずいよね」
「どうにかしなくちゃ」
「どうしよう」

という会話だと、話が進まずネガティブなところで堂々巡りになってしまいます。

「今月の営業成績が悪いよ」
「あと2件とれればなんとかなるんだけど」
「どうにかしなくちゃ」
「この前の展示会で名刺をもらったこの会社に営業に行くのはどうかな」

だと、相手の会話を否定することなく前向きなことを提示できていますね。

具体的な解決策もだせるので、相手も少しは前向きになってくれそうです。

ネガティブなことを伝えるとき

基本的に会話の中でネガティブなことをできるだけ避けるようにします。

でも、ときには伝える必要があるケースもありえます。

間違いを指摘するようなときですね。

相手を傷つけたくない、人間関係を壊したくない、と言い控えることもあるかもしれません。

でも、信頼関係を築くためには必要なことならネガティブなことも伝えましょう。

嘘やお世辞で言い繕うよりも、本当のことを伝えることが誠実な態度です。

ただ、もちろんそのとき、言い方は注意が必要です。

「あなたのここが駄目だと思う」という言い方よりも、「ここをこうしたらより良いのではないか」という伝え方をするなど、

否定形やネガティブな言い方ではなく、前向きで次のある言い回しが良いですね。

信頼関係が崩れてしまったらどうする?

信頼関係を結べたと思った相手とでも、なにかトラブルが起きて関係が壊れてしまうことというのもあります。

そんなとき、どうしたら良いでしょうか。

ひとたび信頼できる間柄になったのですから、その関係はちょっとやそっとで崩れるものでは無いのではないでしょうか。

だとしたら、崩れてしまったと思える状態でも、元の状態に回復させることもきっとできるはず。

1.しっかりと謝ってみる

なにか問題がおきて相手に迷惑をかけ、信用を失ってしまったのなら、まずは謝罪することです。

口先だけでなく、誠心誠意謝りましょう。

言い訳をするのではなく、潔く非を認めて謝ることが肝要です。

なぜこうなったのか、どこが悪かったのか、改善するためにどうするつもりか、ということを順序だててきちんと説明してください。

ピンチがチャンスに?

企業がお客さんからクレームを受けた場合、一見クレームをつけられるということはマイナス要素のように見えます。

ですが、それは違うのです。

問題があったときの対応の仕方で、失った信頼を回復できます。

更に評価が上がるというケースもありえるのです。

逆に問題を隠そうとして嘘をついたり、問題をないがしろにして酷い対応をとったりすればますます信用を失うでしょう。

個人対個人の関係でも、同じことが言えます。

誠実な対応をすることで、「やはりこの人は信じられる人だ」と思わせましょう。

とにかく『すぐ』『誠実に』対処することが重要です。

2.許してくれるまで諦めずに話しかける

一度や二度謝っても、相手の怒りがおさまらない場合には、何度も謝ることです。

諦めずに話しかけましょう。

同じようにただ話しかけてもうざがられてしまうかもしれませんが、それでも話しかけないよりはいくらもマシです。

できるなら、相手が「そこまでしてくれなくいてもいいよ」という内容や態度で話しかけることが理想的です。

相手への補償や善後策、謝罪の気持ちを誠心誠意伝えましょう。

それが認められれば、許してくれるはずです。

3.相手に協力する姿勢を見せる

問題が起きてそれを改善しようとするならば、相手に協力しようとするのは当たり前のこと。

全面協力しようとする態度に誠実さを見てもらえることもあるでしょう。

一緒に協力して問題を解決することで、再び信じてもらえる可能性も高いです。

4.相手がどれほど自分にとって大切かを語り続ける

「裏切られた。もう信じられない」というときに「それならそれでいいや」とそっぽを向かれたら、とてもそんな人とは信頼関係を築くことはできないですね。

逆に言えば、誠心誠意謝罪し、自分にはあなたが必要だと語られたなら、

そんなに大切に思ってくれているならいまいちど関係を築き直してもいいかもしれない、と思ってくれるのではないでしょうか。

5.時間がかかることを覚悟して臨む

信頼関係を築くのには長い時間がかかっても、関係が崩れるのは一瞬です。

崩れた関係を修復するには、また初めに関係を築いたときと同じかそれ以上に時間がかかるものと思って臨みましょう。

謝罪したところですぐに受け入れてくれるわけではない。

受け入れてくれたところですぐに関係が元通りになるものではない、という前提で、焦らずに着実に信頼されるような誠実な言動を続けることです。

その姿を見て、相手が許してくれたり、また信じてくれたりするようになるでしょう。

6.相手の希望や言うことを出来るだけ叶える

許してもらいたいならば、相手への協力に加えて相手の要望に応えることも大切です。

弱みを握られて無茶に応える必要はありませんが、謝罪や補償として、相手がしてほしいことのうち自分にできることは出来る限りしてあげましょう。

その態度を見て、許してくれたりまた前のように信じてみてもいいかなと思ったりしてくれるかもしれません。