日常生活を過ごしている中で、当然ながら私たちは様々なことを考えながら行動しているといえます。

どのような人にも思考力というものは備わっており、私たちは常に思考力を働かせながら生きています。

例えば、何かを行動する際には、何かを考えたうえで行動するように、しっかりと思考を働かせた状態で行動していますよね。

もちろん中には何も考えていない人もいるかもしれませんが、大体のケースでは何かを考えてそれを得るために行動しています。

例えばお腹が空いたらご飯を食べる、ということも自分自身が考えた上で実行していることになり得ると言えます。

しかしながら私たちの思考力に関しては実は二つに分けることができると言われています。

それは具体的思考と抽象的思考という言葉に分けられ、それぞれの思考によって大きく特徴などが異なるようになります。

自らの思考力を鍛えるということはこれら二つの思考力を鍛えるということに他なりません。

そこで今回は思考力を鍛えるために、抽象的という言葉をテーマにして、抽象的の意味や抽象的思考を鍛える方法などをご紹介していきたいと思います。

仕事を行っているビジネスパーソンにとって思考力が非常に重要な存在です。

思考力が磨かれているか磨かれていないかによって、まったくその人の能力は異なるようになります。

思考力を磨き、魅力的な人材になれるように、抽象的思考を鍛える方法を学んでみましょう。

抽象的とは?

抽象的思考という言葉をご紹介する前に、まずは抽象的という言葉についてご紹介していきます。

そもそも抽象的という言葉がどのような意味を持っている言葉なのか知っていますか?

人によっては普段から抽象的という言葉を用いているというとこ多いかもしれませんが、中には意味を理解していないという方もいるかもしれません。

なのでまずは抽象的という言葉の意味を理解し、その上で抽象的思考とはどのようなものなのかということを理解してください。

いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま

抽象的という言葉を考える時に考えられる意味としては「いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま」という意味が挙げられます。

これはそのままの意味合いですが、世の中に起こり得ている様々な事柄についてはいくつか共通的なことが確認できますよね。

例えば予測不可能なことが起こったりするということは稀なことであり、大抵の物事がある法則に則って行われていると考えることができます。

そのようにいくつかの物事を比較して考えてみると、ある程度物事の流れについての共通点を把握することができるようになります。

つまり、様々な事例を比較してみて共通できるものに関しては一般化して考えることができるのでその考え方を抽象的という言葉で表現することができるということです。

例えばこのような意味合いを使った例文として「本質を抽象的に捉える」という文章表現が存在しています。

このように用いることによって今回ご紹介した意味合いを含ませた言い回しを使うことができます。

頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま


抽象的という言葉にはその他にも意味が存在しており「頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。」という意味合いも存在しています。

これはどういうことかと言いますと、そのままの意味の通り具体性に欠けている考え方のことを意味しています。

例えばあなたが困っている時に、誰かにアドバイスを求めた時にあまりしっくりこないアドバイスをもらった経験がありませんか?

もしくは、誰かに説明を求めた時にあまり納得ができない説明を受けたことがあるという経験も同様です。

なぜ納得ができないのかと言うと、相手の話が具体性に欠けており、それを正しく解釈することができないから納得ができないと考えることができます。

相手の頭の中だけで完結しており、実際に誰もが分かるような具体性が存在していない場合説明を受けても分かりづらい場合が多くなります。

なので、具体性に欠けているさまのことを抽象的という言葉で表現することができます。

例えば、「抽象的でわかりにくい文章」などと表現すれば、具体的に欠けるさまを意味して表現することができまるといえます。

「抽象的」の反対語や類語、関連語

ここまでは抽象的という言葉の意味をご紹介していきました。

抽象的という言葉の意味を理解いただけたところで、さらに抽象的という言葉を理解するために反対の意味を持った言葉や類語、関連語などについても併せてご紹介していきます。

反対語

まずはじめに抽象的という言葉と反対の意味を持った言葉についてご紹介します。

先ほどご紹介した抽象的という言葉の意味を改めて思いだし、反対の意味を持つ言葉にはどのような意味があるのかチェックしてみてください。

具体的

抽象的という言葉の反対の意味を持つ言葉として「具体的」という言葉が挙げられます。

具体的とは「直感的に知り得るような姿・形を備えているさま」を意味している言葉です。

少し難しいかもしれませんが、簡単に言えばはっきりとした実態を備えているかどうかという意味になります。

抽象的という言葉が一般的には曖昧という意味で用いられるように、具体的という言葉は詳細にという意味合いで用いられています。

なので、抽象的という言葉の反対の意味を持つ言葉として具体的という言葉が挙げられるということになります。

心の中にだけ存在するさま

抽象的という言葉の意味を別の言葉で言い換えれば「心の中にだけ存在するさま」と表現することができます。

これはどういうことなのかというと、抽象的とは「頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。」という意味があります。

つまり、自分自身の心の中にだけ存在しているため、具体性に欠けているという意味合いで捉えることができます。

では、この意味を考えてみた時に同じような意味を持っている言葉にはどのような言葉があるのかご紹介していきます。

アブストラクト

抽象的という言葉と同じような意味を持っている類語として「アブストラクト」という言葉が挙げられます。

アブストラクトとは元々抽象的という言葉の意味を持っている英単語です。

学術論文や科学論文においては要約部分のことを意味している言葉としても知られています。

元々の意味自体に抽象的という言葉が入っているので、抽象的という言葉とアブストラクトという言葉は同じような意味を持っている類語であると考えられます。

連想される言葉

抽象的という言葉を考えてみると、様々な関連した言葉が想像できます。

それぞれの関連した言葉を理解することで、より深く抽象的という言葉の意味を理解することにもつながります。

また抽象的という言葉の意味を理解することで、抽象的思考力をアップさせるヒントにもつなげて考えることができます。

なので、抽象的という言葉にはどのような言葉から連想されるのか、考えていきましょう。

理知的

抽象的という言葉から連想される言葉として「理知的」という言葉が挙げられます。

理知的とはどのような意味なのかというと「理知によって冷静に物を考え、行動するさま」を意味しています。

なぜ理知的という言葉と抽象的という言葉が関係しているのかと言うと、抽象的とは「いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま」という意味です。

つまり、物事を考えて捉え、共通点を見出すということであり、物事を考えて捉えるということは理知的という言葉と関連しているといえます。

なぜならばどちらの言葉も冷静に物事を捉えて考えるという意味合いでは全く同じということになるからです。

なので抽象的という言葉と理知的という言葉は関係性のある言葉同士だと言えます。

使い方


ここまでは抽象的という言葉の反対の意味を持っている言葉や、同じ意味を持っている類語、そして関連した言葉などについてご紹介していきました。

ある程度抽象的という言葉が理解いただけたところで、ここからは抽象的という言葉の具体的な使い方についてご紹介していきます。

普段からよく使っているという方であれば問題ないかもしれませんが、中にはあまり抽象的という言葉を使った経験がないという方もいるかもしれません。

なので抽象的という言葉を取り入れた例文をいくつかご紹介していきますので、どのように使うのかということをこの機会にチェックしてみてください。

現場を知らない人とは、抽象的な議論しかできない

まずはじめにご紹介する抽象的という言葉を使った例文として「現場を知らない人とは、抽象的な議論しかできない」という例文が挙げられます。

この例文はどのような意味なのかというと「現場のことを知らない人とは具体性のない議論しかできない」という意味が存在しています。

この例文は抽象的という言葉が議論にかけられており、具体性のない議論という意味合いが例文の中に用いられています。

背景を考えてみると、現場を知らない人間とは、言い換えてみれば実際の仕事環境などを理解していない人間であると考えることができます。

なぜならば現場がどのようになっているのかということを理解しておかなければ、本当に必要なものなどを理解することができない可能性があるからです。

つまり、現場がどのような状況になっているのかということを知らない人間と話をしたところで、具体性に欠ける内容しか話すことができないという状況になります。

実際にビジネスの場面においても現場を知っているか知っていないかということは非常に大きな違いが生まれてしまいます。

現場を知らない人間の話をしたところで、当然具体性に欠けるなよしか話をすることができないので生産性のない時間しか過ごせないという意味につながります。

なので、抽象的という言葉を使ってその心情をを表現している例文であると考えることができます。

そのような抽象的な捉え方では、解決できない

次にご紹介する抽象的という言葉を使った例文として「そのような抽象的な捉え方では、解決できない」という例文が挙げられます。

この例文はどのような意味合いなのかと言いますと「具体性のない捉え方では解決することができない」という意味で解釈することができます。

これはどういうことかと言いますと、そのままの意味合いで具体性のない捉え方をしていると根本的な解決をすることができないということを意味しています。

問題を解決する際にはなぜその問題が起きているのかという根本的な理由を考えなければいけません。

なぜならばその根本的な理由を解決しなければ改善に繋がらないため、いつまでたっても問題が解決することがないと考えることができるからです。

だからこそ物事を解決するためにはより具体的な思考が求められ、曖昧な解釈のまま理解をしたところで解決には結びつかないといえます。

なので、抽象的な捉え方をしていると問題を解決することはできない、という結論につながり、このような例文で表現されるということになります。

彼はよく抽象的な発言をする

次にご紹介する抽象的という言葉を使った例文として「彼はよく抽象的な発言をする」という例文が挙げられます。

この例文はどのような意味合いなのかと言いますと「彼はよく具体性のない発言をする」という意味合いで解釈できます。

これはどういうことかと言いますと、そのままの意味が通り具体性のない発言を良くしているということを意味しています。

日常的に抽象的な発言をしているということを指摘している例文ですが、抽象的な発言とは場合によって良い悪いのは別れることであると言えます。

なぜならば、抽象的だからこそ分かりやすい表現方法ということが確かに存在しています。

全く理解をしないよりも、抽象的だとしてもある程度理解をしておいた方が良いような物事はいくつも存在しています。

しかしながらその反面に抽象的な状態で理解をしていると間違った結果につながってしまう可能性もあります。

また、いつも抽象的な状態でしか物事を理解していなかったり、発言していたりすると、具体性が伴わないため、説明力や理解力がないと思われてしまいます。

それは自分にとってマイナスなことでもありますので、相手からの印象を悪くする行動になってしまいます。

この例文は、まさにそのマイナスなイメージを言葉にして表現している文章であるといえます。

抽象的という言葉を使った一つの基本的な例文なので、一つの表現方法として覚えておいてください。