「教師から太鼓判を押される」「記憶力に関しては上司に太鼓判を押されている」など、時々「太鼓判を押す」という表現を使うことがあります。

この太鼓判とは本来どのような意味であり、またどのような時に使われる言葉なのでしょうか?

言葉の意味を知っておくと、実際に誰かに太鼓判を押したり、押されたりする時には役立つでしょう。

また、実際に上司から太鼓判を押される人には、どのような特徴があるのでしょうか?

言葉の意味や、上司に太鼓判を押されやすい人の特徴などをご紹介します!

そもそも”太鼓判”の意味とは?

そもそも「太鼓判」とは、どのような意味の言葉なのでしょうか?太鼓判を辞書で引くと、「確実であるという保証」とあります。

元々は「太鼓のような大きな印判」という意味でしたが、そこから転じてこのような意味になったとされています。

太鼓判は押すことも押されることもあります。

例えば自分が「この人ならば確実だ」と思う相手に対して、「自分が太鼓判を押すよ!」と使ったり、また一方で自分が誰かに太鼓判を押されたりすることもあるでしょう。

太鼓判はいわば「この人のことは自分が責任をもって保証する!」という意思の表れですので、それだけ信用出来る相手にしか使われることはありません。

もしも軽々しく太鼓判を押してしまった結果、押した相手が適当な人物だった場合には、その人を保証した自分自身に対する周りからの評価も大いに下がってしまうことでしょう。

そのため、太鼓判という言葉を使う時には、きちんとその意味を把握した上で使うことが大切です。

上司に太鼓判を押される人に共通する「8個の特徴」

太鼓判とは、人からかなり信頼されていなければ、そうそう押されるものではありません。

お調子者の人で、時々「自分が太鼓判を押しているよ!」と言う人もいますが、あまり誰にも彼にも太鼓判を押す人は、その太鼓判自身が周りから信用されていないことも多いでしょう。

太鼓判とはそれだけ簡単に押せるものではないため、誰かに「あなたには太鼓判を押しているよ」と言われたら、それだけ信頼されていると同時に、期待もされていると受け止めた方が良いでしょう。

とくにそれが会社の上司からだった場合には、太鼓判を押されることは誇らしい反面プレッシャーにもなりますので、気を引きしめざるを得ないでしょう。

では、どのような人が上司から太鼓判を押されるのでしょうか?上司に太鼓判を押される人に共通する特徴を以下に挙げていきます。

1、愛想がいい


愛想がいい人は、上司から気に入られやすいです。

上司だけでなく、同僚や部下、取引先の会社の相手や顧客に至るまで、あらゆる立場の人とも良好な関係を築くことができるでしょう。

愛想は人と接する時の態度や人当たりの良さですので、それが良ければ当然誰にでも気に入られやすくなります。

元々の性格上、誰にでも愛想のいい人もいれば、社会で上手く生きてくために表面上は愛想よく振舞っている人もいます。

愛想のよさが天然のものであれつくったものであれ、どちらにせよ愛想がよければ上司からは気に入られやすいため、上司に目をかけてもらった結果、上司から太鼓判を押されるに至る人もいます。

もちろん愛想がいいだけでは簡単に太鼓判を押されることはありませんが、少なくとも愛想が悪い人よりは太鼓判を押されやすいでしょう。

2、世渡り上手

世渡り上手な人は、賢く社会の中で生き抜いていくことができるでしょう。

その時、その場面においてもっとも必要とされる行動や最適な選択をとることが出来るため、結果として自分自身を社会の中で上手く適応させて生きていくことができます。

世渡り上手と聞くと、上司に媚びを売ったり脛を齧ったりしてずる賢く生きている人を想像する人もいるでしょう。

世の中自分の思うままに生きていくことはできませんし、自分の信念を曲げなければ壁にぶつかったり誰かと敵対したりすることもあるでしょう。

世渡り上手な人は時に自分の信念を曲げ、プライドを捨ててその場に合わせた生き方をすることもありますので、ずる賢いイメージと確かに重なるところもあるでしょう。

しかし自分が周りに合わせて変化することで、波風立てずに自分の人生を上手く生き抜いていくことができますので、その器用さは単に「ずる賢い」と嘲笑することはできないでしょう。

そんな世渡り上手な人は、会社でも上司に気を遣った行動がとれますし、また不満があってもそれを我慢して上司の横暴さにも付き合う忍耐力も持ち合わせていますので、上司からすれば自分にとってとても都合の良いお気に入りの部下になることでしょう。

その結果どんな上司からも太鼓判を押してもらいやすくなります。

3、仕事ができる


世の中には、ずる賢く上司に取り入って太鼓判を押してもらおうとする人もいます。

媚びを売ってもらうことで満足する上司ならば、取り入ってしまえば簡単に太鼓判を押してもらうことも可能でしょう。

しかし一方で、実力主義の上司からはどんなにこちらがご機嫌伺いをしても、太鼓判を押してもらうことは出来ないでしょう。

実力主義の上司や、仕事の結果だけで部下を判断する上司、また仕事に対する部下の頑張りを正当に評価できる上司の場合は、仕事ができる部下に対して太鼓判を押すことが多いです。

会社には、上司に上手く取り入ることで出世できる人もいますが、実際の仕事の出来不出来になれば、実力のある人とない人とでは一目瞭然でしょう。

もしもあなたが上司の立場なら、自分に上手いことばかり言ってくるわりには仕事ができない部下と、あまりお世辞は言わないけれども黙々と仕事をこなす部下がいれば、いざという時にはどちらに太鼓判を押しますか?

ほとんどの場合後者を選ぶことでしょう。

仕事ができない部下に太鼓判を押したところで、それがトラブルの原因にはなっても自分のメリットになることは何ひとつありません。

一方で仕事ができる部下に太鼓判を押せば、さらに上司や社長からは「見る目がある」と自分の評価も上がりますので、上司からすれば仕事ができる部下には太鼓判を押したくなるでしょう。

例え部下が上司に媚びを売らなくても、仕事ぶりを評価する上司からは勝手に太鼓判を押されるのが、仕事ができる人なのです。

理解するのが早い

誰でも自分の言ったことをすぐに理解してくれる人とそうでない人とでは、前者の方を好みますよね。

人に理解してもらえるように上手に話す人であれば、察しの悪い人でも直ぐに話の内容を理解して、言われた通りに行動することが出来るでしょう。

けれども上手く人に言葉を伝えられない場合には、察しの悪い人は言われた内容を理解するのに時間がかかってしまいます。

それ自体は説明する側が下手なのも問題ですが、上司の中には部下に分かりやすく指示を出せる人もいれば、出せない人もいます。

そして指示が分かりにくい上司の場合には、その意図を理解することは難しいため、察しの悪い人は理解するのに時間がかかり、上司をいらつかせてしまうでしょう。

一方でどんなに相手が説明下手でも理解するのが早い人は、直ぐに上司の言いたいことを察してそれに合わせて行動することが出来ますので、上司からの信頼も厚く、また気に入られやすいでしょう。

上司の指示だけでなく、初めてやる仕事でも理解するのが早ければ、それだけ説明する手間も省けますし、仕事の効率も上がりますので、何事にも理解するのが早い人は、上司からも認められて太鼓判を押されることが多いです。

優先順位付けが上手い

上司が部下に太鼓判を押すにはいくつかの条件があります。

「誰に対しても分け隔てなく愛想よく出来るかどうか」「仕事がきちんと出来るかどうか」など、上司によってその条件はさまざまですが、中には「優先順位付けが上手いかどうか」も含まれていることが多いです。

優先順位付けとはそのままの意味で、仕事をするにあたっての優先順位の付け方です。

例えば1日で6つの仕事をこなさなければならない時、仕事量が多ければ当然仕事をする前に自分で仕事の流れや優先順位を考えるでしょう。

何の考えもなしにいきなり目の前の仕事から始めてしまうと、終業時間になっても仕事が終わらずに残業になってしまったり、同僚や取引先に迷惑をかけてしまったりするかもしれません。

そのため予め優先順位を決めて仕事を順に片付けていきますが、この優先順位付けが上手い人は、仕事も効率的に行える人が多いため、それだけ上司からも信頼されて太鼓判を押されやすいでしょう。

周りをよく見ている

周りをよく見ている人は、常に物事を客観的に考えることが出来ますので、仕事も冷静で的確に行えることが多いです。

自分の仕事だけに集中している人はそれだけ視野が狭いため、誰かが直ぐ側で何をしているのかを把握することも出来ません。

一人だけで行う仕事であれば、自分の仕事だけに集中していても誰にも文句は言われませんが、いざ自分が困った時に周囲の状況を把握出来ていなければ、誰にヘルプを求めていいかも分からずに焦ってしまうことでしょう。

一方で、常に周りをよく見ている人は、自分の所属する部署内の全体的な動きを把握することが出来ますので、必要な時に必要な人と連携を直ぐに取れたり、報連相が行き届いたりして、抜かりなく仕事をこなすことが出来るでしょう。

その客観性や仕事のやり方を評価する上司は多いため、周りをよく見ている人も上司からは太鼓判を押されやすいでしょう。

自分で考えて行動できる

自分で考えて行動する、これは社会人であれば基本です。

しかし、残念ながらこの基本でもさえも会社で出来ていない人は少なくありません。

予めその日の仕事がすべて割り振られていれば、誰でもそれに従って仕事を進められるでしょう。

けれどももしも時間が空いてしまったり、急に予定が変更になってしまったりした時には、予定にない部分は自分で考えて行動するしかありません。

大抵の人はその場で直ぐに上司に指示を仰ぎますが、上司からも「やれそうなことを適当にやってくれ。」と曖昧な指示を出された場合には、ますます自分で考えて仕事を見つけなければなりません。

この時に、直ぐに自分のやるべきことを考えて行動出来る人は、上司からも認められ、また万一の時には頼られる存在となるでしょう。

一方でいちいち細かく指示がなければ動けないという人は、上司だけでなく同僚からも呆れられ、「自主性のない人」「仕事が出来ない人」などのレッテルを貼られてしまうことになるでしょう。

指摘されてもちゃんと反省できる

仕事でミスがあったり、もっと改善の余地があったりする時には、上司から注意や指摘をされることがあります。

ほとんどの人は上司から指摘された時には、「申し訳ございません。」と頭を下げて、直ぐに上司に指摘されたことを改善しようとするでしょう。

上司の指摘が的確なら、指摘された時に直ぐに反省してそれを活かせば、確実に自分の経験とスキルアップに繋がるでしょう。

しかし、中には素直に上司の指摘を反省出来ない人もいます。

例えばプライドが高く、自分の行動の間違いを認められない人の場合、相手が上司であっても指摘された内容を、素直に反省することが出来ないでしょう。

また、上司が自分よりも年下の場合にも、「年下に言われるなんて・・」と内心では屈辱に感じて、まともに反省しない人もいるでしょう。

年齢の差を気にする人のほとんどは、年功序列の考え方にこだわっています。

年功序列が自分の中の基準になっていると、実力主義の会社に入った時には到底周りにはついていけないでしょう。

しかし指摘されてそれを素直に受け止めて反省出来る人は、必ず次に活かしますので、素直な態度やミスをバネにするところを上司に認められ、後には太鼓判を押される人もいるでしょう。

4、お世辞がうまい

お世辞がうまい人は、おだてられるとその気になりやすい上司からは太鼓判を押されることがあります。

仕事が出来なくてもとにかくお世辞がうまい人は、自分と相性のいい上司を見つけることにも長けています。

自分のお世辞に乗ってくれそうな上司を見つけると、巧みに距離を縮めてタイミングよくお世辞を含めながら会話をします。

おだてられてすっかりご機嫌になった上司は、そんな部下を気に入って太鼓判を押すまでになることもあるでしょう。

また、仕事も出来てお世辞もうまい人の場合には、より上司に気に入られることでしょう。