人間は実に身勝手な生き物です。

例え目の前で起こった出来事だとしても自分に関係のない出来事であれば、さほど気にする事も無く過ごしてしまう事でしょう。

『あの人は大変そうだな』そんな適当な感想だけでその場を立ち去ってしまう事だってあるでしょう。

けれど、人生には何が起こるか分かりません。

自分には全く関係ないと思っていた出来事だとしてもある日突然その問題が身近な出来事として降りかかってくる事もあるのです。

だからこそ、私たちはいつか来るその日の為に視野を広げておく必要があるのです。

いつもいつもビクビクして過ごす必要はありませんが、いざという時に困らないように多くの出来事を想定しておく事も大切な事でしょう。

例えば『ゴミ屋敷』もその一つです。

普通に生活している人にとっては、ゴミ屋敷の問題はそれほど身近なものでは無いはずです。

夕方のニュースなどで取り上げられたものを見るだけで、どこか遠い場所の出来事として認識している事でしょう。

けれど、その問題がいつか自分の身に降りかかってくる事があるかもしれません。

ゴミ屋敷の問題は、実は今の日本の中で社会問題になるほど大きな問題となっています。

だからこそ、どこか遠くの出来事の話ではなくある日突然自分の身に降りかかるかもしれない身近な出来事の話なのです。

今現在は全く問題ない生活をしている人でも、ある突然隣の家がゴミ屋敷になってしまう事もあるかもしれません。

そればかりか、自分自身がゴミ屋敷の住人になってしまう事もあるのです。

自分は大丈夫。

そんな甘えが気が付けば取り返しのつかない事になってしまう事もあるかもしれません。

そこで今回は、ゴミ屋敷になってしまう理由やゴミ屋敷の掃除の仕方について考えていきたいと思います。

ゴミ屋敷が増えている?!

日本は世界的にみてとても綺麗な事で有名です。

街中にはゴミ箱が無いにも関わらずそれほど多くのごみが落ちているという事がありません。

それだけ多くの人が意識を持って生活しているという事が分かるでしょう。

ですが、そんな綺麗な日本でも今現在ゴミ屋敷が大きな問題となっています。

どんなに街中が綺麗であったとしてもゴミ屋敷は存在します。

その事実を気にせずに過ごしている人は多々いる事でしょう。

自分の目の前に無いからと言って、ゴミ屋敷が存在していないように感じるのは大きな間違いです。

最近ではあまり話題になる事も少なくなったゴミ屋敷ですが、だからと言ってゴミ屋敷が減ったわけではありません。

むしろ増えてしまい珍しくなくなってしまったからこそ、対して話題にならなくなってしまったという考え方もあるほどです。

ゴミ屋敷と言えば、大きな一軒家に住むお年寄りをイメージする人も多い事でしょう。

町でも有名な変わり者の人が、いつのまにかものを集める事によってゴミ屋敷にしてしまう。

そんな状況を目にした事がある人は多いはずです。

ですが、ゴミ屋敷になってしまう理由はそれだけではありません。

意外とマンションやアパートなど閉ざされた空間の中でもゴミ屋敷が作られている場合もあるのです。

その為、どこにゴミ屋敷が存在しているかどうかは誰にも分からないものなのです。

だからこそ、あなたが気が付いて居ないだけで周りには沢山のごみが増えてしまっている場合もあります。

ゴミ屋敷とは?


ゴミ屋敷とは、書いて字のごとくゴミがある家の事を指します。

本来、ゴミはゴミ箱に入れます。

収集の日が来れば外にだし、家の中にため込むという事も無いはずです。

それは、多くの人が当たり前にしている事です。

ですが、誰もが当たり前にやっている事が出来なくなってしまう。

それがゴミ屋敷になるきっかけなのかもしれません。

ゴミ屋敷に住んでいる人も、最初からゴミ屋敷にしようと思って生活している人などそう居ないでしょう。

みんな初めは綺麗な家を目指して生活しているのです。

それがいつしかゴミと必要なものの区別をつける事が出来なくなってしまうのです。

また、自分でも『ゴミ』という認識が出来ているのにも関わらず家を掃除する事が出来ないケースもあります。

それは、言ってしまえばやる気の問題です。

こまめに掃除すればさほど時間もかからず綺麗にする事が出来たとしても、それが多くなる事によってそう簡単には解消する事が出来ないほどの大きなものになってしまう場合もあります。

自分でもゴミがあるという状況を理解しているものの、もはやどこから手を付けたらいいのか分からなくなってしまうのです。

その状況が始まってしまうと、そこから抜け出す事は難しく結果的にどんどんゴミ屋敷が加速していく結果となるのです。

ゴミ屋敷に住んでいる人は、特別おかしな人だと思っている人も多い事でしょう。

けれど、実際には普通の感覚を持っている人でも何かのきっかけにおいてゴミ屋敷の住人となてしまう恐れもあるという事を忘れずにいてください。

ゴミ屋敷にはデメリットがたくさん

ゴミ屋敷と聞いて良いイメージを持つひとなど、そういるものではありません。

『ゴミ屋敷に住んでみたい』そんな風に思う人は、よほどの変わり者です。

本当に年季の入ったゴミ屋敷に住んでいる人の場合、自分が住んでいる場所をゴミ屋敷だと思っている人は意外と少ないものです。

みんな自分が必要だと感じているからこそ、多くのゴミをため込んでおり他人から見ればゴミにしか見えないものも、本人からしてみればとても大事なものの場合もあります。

また、忙しさなどを理由にゴミ屋敷になってしまった人も段々とその状況に慣れてしまうものです。

最初は『汚い』『掃除が必要』などと感じていた感覚も次第におかしくなり、結果的に汚い状況に慣れてしまうのです。

人間は順応性が高ければ高いほど、どんな状況においてもストレスを軽減して過ごす事が出来るようになる事でしょう。

だからこそ、それをきっかけにより充実した日々を過ごすきっかけにする事が出来る場合もあります。

しかし一方で、ゴミ屋敷の場合は順応性が高すぎる事が物事の原因となってしまう場合もあります。

高い順応性があるからこそ、ゴミ屋敷でも問題ないと感じてしまうのです。

そうなってしまうと、わざわざ掃除をしようという気持ちが起きなくなってしまいます。

それは事態を悪化させる事に繋がります。

自分の現状を冷静に判断し、物事を客観的にみる事はとても大切な事です。

自分のおかしさや問題に気が付く事によって意識を変える事が出来るようになる事でしょう。

ゴミ屋敷の感覚に慣れてしまったかたは、改めてゴミ屋敷のデメリットを考える事が必要となると言えるでしょう。

ホコリや腐敗臭で空気が悪い!

ゴミ屋敷には沢山のデメリットがあります。

むしろメリットなどないのでは無いのではないかと言えるほどです。

多くのデメリットがあるゴミ屋敷ですが、その中でも特に大きなデメリットがホコリや腐敗臭です。

『ゴミ屋敷』というくらいですから、空気の入れ替えなど行われる事は殆どありません。

また、掃除をしないので当たり前のようにホコリがたまる事になるでしょう。

ホコリがたまっている状況はハウスダストなどのアレルギー症状を引き起こしやすくなります。

その為、体にとって有害な環境になっているという事が言えるでしょう。

また、ゴミを片づける事が出来ていない状態では、食べ物などが腐ってしまう事も多々あります。

それが腐敗臭の原因となります。

腐敗臭とは、腐った匂いの事を指します。

物が腐った匂いは強烈です。

そのにおいが部屋全体に広まってしまえば、間違いなくデメリットと言えるでしょう。

毎日嗅いでいる自分が気が付かないとしても、周りにいる人はそのおかしな匂いに気づいている事でしょう。

自分が知らない間に、周りの人から臭いと思われている可能性もあります。

他人にどう思われようと関係ない。

そんな強い心を持っているのであればゴミ屋敷に住み続け自分自身が臭くなったっとしてもさほど大きなデメリットは感じないかもしれません。

けれど、そうではなく周りの意見を気にする人やまだ若い女性などの場合には、周りの人から臭いと思われる事に対して抵抗を感じる事もある事でしょう。

だからこそ、その原因を解消する為にも、ゴミ屋敷を片づける事は大切です。

例え家がどんなに汚くとも、綺麗に着飾ってしまえばそれは意外と分からないものです。

けれど、匂いはついてきます。

汚い部屋に会った服は結局臭いのです。

どんなに取り繕おうとしても、その事実を変える事は出来ません。

人を招き入れることが出来ない

ゴミ屋敷には、いくつかのパターンがあります。

自分自身がゴミ屋敷だと気が付いて居る人も居れば気が付いて居ない人もいるのです。

気が付いて居ない人の場合には、実は幸せな場合もあります。

自分が必要だと思っている物を集めているだけ。

そんな気持ちを強く持っている場合が多々あり、誰にも迷惑をかけていないなんて思っている事もあるでしょう。

だからこそ、自分がやりたいように生活をしているだけ。

そんな風に思っているのであればゴミ屋敷の住人だと周りの人に思われていようとも全く気にならないのです。

ですが、自分でもゴミ屋敷だと自覚している場合は少々違います。

自分の家がゴミ屋敷だと自覚している場合には、おそらく片づけも本当はしたいのでしょう。

出来る限り綺麗な部屋で過ごしたいと思う気持ちはとてもまっとうな気持ち
のはずです。

けれど、既に手を付ける事が出来なくなってしまったほどのゴミ屋敷では今さら改善する事が出来ず自分の力ではどうする事も出来ないと諦めてしまっているケースも多々あります。

その結果、自分の家が嫌いで人を招く事が出来ない場合もあります。

本来であれば、自分の部屋は落ち着く空間のはずです。

仲の良い人や恋人などは部屋に招き入れ、ゆっくりとした時間を一緒に過ごしたいと思う事もあるかもしれません。

けれど、ゴミ屋敷だと自覚があるからこそ、他人を家に招く事が出来なくなってしまうのです。

どんなに外で取り繕っていたとしても、ゴミ屋敷に招待すればそのイメージは大きく変わってしまう事でしょう。

特に女性の場合には、それが大きなマイナスポイントになってしまう事も容易に想像する事が出来ます。

食事がマズい


ゴミ屋敷には、ゴミが沢山あります。

ゴミにも種類があり、粗大ごみのようなものはさほど匂いの面では問題はないかもしれません。

けれど、生ごみがある場合には悪臭はひどく食欲がなくなる事も容易に想像する事が出来ます。

だからこそ、食事がまずくなってしまいます。

人間は生きる為に、食事をする事が必要です。

衣食住どれが欠けても健康な生活を維持する事などできないのでしょう。

食事をするうえで、健康な体を作る為にはただ食べれば良いというものではありません。

バランスのとれた食事を楽しく食べる事が重要なのです。

ただ食べれば良いという問題では無く、どんな場所でどんなものを誰と食べるのかという所が大きなポイントになるのです。

ゴミ屋敷で食事をすれば、空気は悪く食事を楽しむ事は出来ません。

そもそも家事をするようなスペースがあるのかどうかも分からず、常に買ってきたものを適当に食べる生活が続いてしまう事もあるでしょう。

人生の中で食事にかかる時間は意外と多く、その時間を適当に過ごしてしまうという事は、それだけ自分の生活を適当に過ごしているという事にもつながるのです。

だからこそ、ゴミ屋敷に住む事は大きなデメリットになってしまうのです。

精神的な病気が原因の場合も

ゴミ屋敷に住んでいる人を見ると、大抵の人がだらしがない人だと思う事でしょう。

自分の事をきちんとす事が出来ない人という意見や、自分の固執した考え方に縛られているせいで偏屈な人なのではないかと思われてしまうケースも多々あります。

確かにそういった人が居るのも事実です。

周りの人の迷惑を考えず、自分の思うままに過ごす人が近くにいると迷惑を感じたとしてもおかしくはなく、周りの人から疎まれたとしても仕方がない部分もあります。

ですが、ゴミ屋敷になってしまう人にはそれ以外の理由を持っている人も居ます。

自分の家をゴミ屋敷にしてしまう人の中には、精神的な病気が原因の場合もあります。

この場合、自分でもどうにかしなければならないと分かっているけれどどうにもする事が出来ないという事も多々あります。

周りからはもちろん、自分自身も自分も責めてしまう事によって事態を更に悪化させてしまう事にもつながる恐れもあります。

この場合には、自力で状況を改善する事は不可能です。

周りから理解を受け、正しい治療をする事がゴミ屋敷改善の近道になる事でしょう。

自分の周りにゴミ屋敷がある事によって、イライラしつい感情的になてしまう事もあるかもしれません。

けれど、あなたが気が付いて居ないだけで、ゴミ屋敷になってしまう人はその人なりに苦しんでいるという事もあるでしょう。

だからこそ、頭ごなしに批判するのではなく自分の出来る事を考えて行動する事が必要な場合も多々あるのです。