恋人はいるけど、愛っていまいちよくわからない、という人もいるのではないでしょうか。
恋心とはまた違う、温もりがある雰囲気の感情は、いまいち正体が掴みづらいものですよね。
愛の手に入れ方なんてなおさらよくわかりません。
本当の愛とは何なのか、じゃあ偽物の愛もあるのか…?
「本当の愛」の正体を知り、出会い、手に入れるための方法を見て行きましょう。
本当の愛を手に入れるための4個の方法
本当の愛には決まった形がありません。
一般的には、愛する人と家庭を築き、末永く仲良くする姿を想像するでしょう。
しかし、実際には、一緒にいなくても思い合うことだけで成立する深い愛、研究などの物事へ対する強い愛情、見知らぬ人々にも奉仕する愛などさまざまあります。
人によって求める愛は全く異なっているのです。
そのため、本当の愛を手に入れたいなら、まず自分が欲している愛の形を見定めることから始めていきましょう。
それ以降も順を追ってご紹介します。
1、紙に書き出す
「愛」なんて抽象的なものを頭の中でぐるぐる考えていたってまとまらないので、紙に書き出して脳内を整理しましょう。
若干スピリチュアルな臭いがするものを、どう現実の世界に落としていくかが鍵となります。
自分の願望を素直に紙に書き出す
そもそも自分にとっての「愛」とはなんぞや、という定義をまとめていきます。
愛されることや愛することは、形や質、量も幅が広くてよくわからないはずです。
なんとなく友達や世間で言われているところの愛の形や質に惑わされても自分が欲しいものは手に入りません。
愛を大きく分ける、恋人や結婚相手との愛情、親からの愛情、動物などに向ける保護的な愛や、好きな物に向ける熱狂的な愛などがあります。
似たものでは友情も入るかもしれません。
現在自分が持っているであろう愛と、欲しいと思っている愛がなんなのかを区別します。
この線引きができたら、より具体的な情報を書きこんでいきましょう。
たとえば、恋愛に関する愛が欲しいとき、愛されたいのか愛したいのかでも異なります。
愛されたいと思うなら、お姫様のようにチヤホヤされたいのか、支え合うような愛がいいのか、はたまた自立しつつも一緒にいられる愛がいいのか、色々思うところがあるはずです。
書き出した願いは絶対に叶うと口に出す
とりあえず脳内にあるものを全部書き出して満足したら、最終的な結論を願望としてまとめます。
それを口に出してみましょう。
これは、言葉の波動がなんとやら~という話ではなくて、自分の口に出して自分の耳で聞くことで、しっかり認識することに役立ちます。
教科書の丸暗記も音読した方が良いと言われる理屈と同じです。
認識が固まったら、次は他者へそれを伝える段階に入ります。
友達などに「こういう愛が欲しいわ~」など軽く伝えましょう。
「猫が好きなんだ」と言っている人が猫のグッズを貰えるようになるのと一緒で、言っていればその内そういう人を紹介してもらえる機会につながるのです。
2、いつも明るい気持ちでいる
いつも暗いよりは明るい方が人は寄ってきます。
いらない人も寄ってきますが、それでいいのです。
たとえば、周囲に10人しかいない人と100人いる人を比べたとき、愛情が育まれる相手が全体の10%だとします。
前者は1人しか相手がいませんが後者は10人の相手がいますよね。
このように確率論で考えれば、周囲に人がいた方が圧倒的に有利です。
前向きな姿勢でいる
何か困難にあたったときでも、前向きな姿勢でいようとすれば、気持ちも明るくなっていきます。
的確な対処法が思いつかなくても、心意気だけ「なんとかなるでしょ」と構えておくだけでプラスの側面に目が向くはずです。
これを「もうダメだおしまいだ」「なす術がない」と思ってしまうと、表情も気持ちも暗くなってしまうため、助けとなる人まで遠ざけてしまいます。
注意しましょう。
笑顔でいる時間を長くする
道に迷って誰かにたずねようとしたとき、にこやかな人としかめっ面の人、どちらに声をかけるでしょうか。
物事を斜に見るタイプでなければ、にこやかな人を選ぶはずです。
それと同じで、笑みをたたえている人は、自然と他者へ対してオープンになっているように見えます。
話しかけやすさが出会いを増やすのです。
口角が下がっている人は、いつも「への字口」になっている可能性が高め。
マイナスの感情を持っていないのにそう見えてしまうので損をします。
できるだけ笑顔でいる時間を長くして表情筋を鍛え、真顔から好印象になるよう変えていきましょう。
3、好きなことをたくさんする
好きなことを通じて出会う人たちは、同じものが好きなのですから、何かしら合うポイントを持っていると考えられます。
好きなことをたくさんすれば、それを通じてさまざまな人に出会える可能性が高いです。
そして、好きなことをするというのは人の出会いだけに留まりません。
その物事を追求することによって、そのものへの愛情が深まり、心を満たしてくれることもあります。
また、内側から醸し出すキラキラ感は、好きなことをしている人ほど強いです。
自分のやりたいことをする
利他的な生き方をしてきたなら、そろそろ自分だけのために時間やお金を使ってみましょう。
誰かに気に入られることではなく、自分のやりたいことをやってみます。
そうすると、今まで蓋をしてきた本当の自分の姿が見えてきて、意外と求めてきたものが、そもそも間違っていたと気付くこともあるはずです。
自分の好きなものに囲まれて生活する
好きなものに囲まれて生活できるのは理想的です。
人も物も、自分の好みを揃えることで、その中でも本当に愛しているものがわかってきます。
もしかしたら、恋人よりも趣味への愛情が深いなんてこともあるのです。
自分が最も愛するものが何なのかがわかっていないと、全てにおいて中途半端な愛情を注いでしまい、結果的に何をしても満たされないということになりかねません。
そのため、自分を理解するためにもまずは好きなもの1つずつと向き合い、優先度が高いものを見極めてみてください。
4、無理をしない
無理をしていると過剰なストレスがかかり、判断力が鈍ります。
わかりやすい例としては、実害しかない相手に対して恋心を抱くという状況が挙げられます。
ストレスをふっかけてくる相手に恋をしていると、ストレスの根源から逃げられないため判断力が鈍り、さらに離れられないという悪循環に陥ります。
そして、他のものを愛する余裕がなくなるために、相手への恋心に執着するようになるのです。
このような状況は、恋人だけでなく、趣味やペット、物に対しても発生することを覚えておきましょう。
無理せず、判断力が冴えているときに必要なものこそが、愛すべき対象です。
頑張りすぎずにリラックスして過ごす
頑張りすぎているときは、手近にあるもので癒されたいと思うでしょう。
それが惰性で付き合っている恋人だったり、そんなに好きではないのに続けている趣味、あるいは昔の思い出に縋りたいと思う気持ちも理解できます。
ただ、それはその場しのぎの癒しでしかないため、本質的には満たされません。
頑張りすぎていると感じたときは、頑張っている対象から一度離れてリラックスしてみてください。
脳内をからっぽにして、身体を休めて、心を冷静にすることが急務です。
そうしてみると、今までは全く興味がなかったことが突然魅力的に思えてきたり、いつかはやりたいなと思っていたことに着手できたりします。
自分のことを受け入れる
何かを愛するには、まず自分を愛していることが前提となります。
極端な話ですが、私生活はおろそかなのにボランティアにあけくれて、ボランティアをしない人に対して、自分が立派であることを強調する人っていますよね。
聞かされる方としては「なんだかなぁ」が正直なところです。
自分を愛せていない人が他のものへ愛を振り撒くことはエゴでしかなく、押し付けがましい愛になりがちです。
平気で自己犠牲をやってのけ、それをアピールすることで感謝されたい、愛されたいと考えてしまいます。
本当の愛というものは、一方通行でも構わないもの。
評価を気にしたり、相手に期待した時点で本当の愛ではありません。
だからこそ、まずは自分を認め、受け入れてから、一方通行でも構わない愛を見つける必要があるのです。
そういった意味では、純粋にアイドルを追っかけている人は本当の愛を手に入れているといえそうです。
そのアイドルに対して個人的な接点を持ちたいとか、他のファンよりも優位に立ちたいとか考えないかぎり、一方通行の愛でも構わないと認めているということですからね。
本当の愛を手に入れる前の前兆がある?
前兆なんていうとスピリチュアルな感じがしますが、実際、本当の愛に出会う前にはいくつかの傾向があります。
その多くは「自分の気持ちが変わりやすい瞬間」です。
自分をとりまく状況に変化が訪れることで、自分と向き合う時間ができます。
その時間によって「おや、大事だと思っていたことは、実はそうでもないんじゃないか?」と疑問を持ち始めれば、本当の愛に出会うスタートを切っているというわけです。
では、具体的にどんな出来事がそのきっかけになりやすいかを見てみましょう。
昔関わりがあった人から連絡がくる
記憶の片隅に追いやられていたほど昔の知り合いから、ふいに連絡がくることってありますよね。
連絡をしてきたということは、相手にとって思い出すなりのきっかけがあったというわけで、そのきっかけが今後の出会いに結びついていると考えても不思議ではありません。
学生の時の同級生からの電話
同級生から連絡がくるときは、同窓会の一斉連絡でない限りは何かその同級生に変化が起きたときが多いです。
忙しくしているときに昔のアルバムを引っ張り出して見ることはないでしょうけど、時間や気持ちに余裕が出れば懐かしんでアルバムを開くこともあるでしょうし、あるいは人間関係を整理したい心持ちになって連絡先を見ているときに思い出して連絡するということもあるでしょう。
こういった心境の変化がない限りは昔を思い出して連絡をするという積極的な行動には出ません。
つまり、相手に変化があったのなら、その出会いに乗っかることで自分にも新たな出会いがあるかもしれないというわけです。
以前の職場の先輩からの連絡
仕事上の知り合いから連絡が来る場合、懐かしさだけで連絡してきたというより、ビジネスチャンスに関わることが多いでしょう。
単純に営業をかけてきたということもありますが、何か面白い仕事を一緒にやらないかという相談だったりもします。
こういった場合、とりあえず会ってみるだけなら危険性は少ないです。
何等かの勧誘だったり怪しいビジネスの話だったらそれ以降に連絡を断てばいいだけですし、もし面白い仕事の話だったら新たな出会いにつながるでしょう。
そうして開けた道の先に、今後愛せる何かあるかもしれません。
環境が変わる
昔の知り合いから連絡が来るというのは、相手の変化の話でしたが、もちろん自分自身に変化があれば新たな出会いが待っています。
環境が変わることがただちに本当の愛へ結びついているとは言いませんけれども、変化以前に愛すべきものがなかった人にとってはチャンスの瞬間です。
大きな変化から小さな変化まで色々ありますが「まぁどうせ大して変わらないだろう」と諦めるより「何かが見つかるかもしれない」とワクワクした方がお得です。
環境が変わるタイミングとして多いものを下記に挙げてみます。
引っ越しをする
引っ越しをすると、隣近所の人も変わりますし、その他の行動範囲も変わります。
もしかしたら、新たに使うことになった路線でひょんな出会いが待っているかもしれないし、近所だからといって始めた習い事が今後ずっと愛せる趣味に変わるかもしれません。
また、住む場所が変わることで心境も変化しやすいです。
たとえば今まで暗い部屋に住んでいた人が日光の差しこむ明るい部屋に住み替えることで気持ちまで明るくなるといったことも考えられます。
引っ越しによる心機一転で色々なことが上手く回り始めたという経験を持つ人は多いです。
転職をする
仮にブラック企業に務めていて、自分のことに全く向きあう暇もないほど仕事に摩耗されているとすれば、転職することで何もかもが変わるでしょう。
まともな時間で働けて、まともな給料がもらえるようになると、精神的な余裕が出てきます。
そうなってようやく自分の本当の気持ちが明確になってきますから、何が好きなのか、愛するものは何なのかもわかるはずです。
現状の職場で何の問題がなかったとしても、ルーティーン化して自分に変化が訪れないと感じたときは転職を考えるのも手です。
変化のない中では、それがぬるま湯のような感覚になってしまい、惰性で生きてしまうことも多いからです。
無趣味、無関心、とりあえず給料は出て時間もそれなりに余裕がある、という状況なら、新たな刺激を求めて転職も考えてみましょう。
異動
職場内で移動するだけでも接する人や取り扱う物事が変わりますから、自分の心境は変化しやすいです。
プラスの変化はもちろんですが、前の仕事が嫌々だったのに、いざ異動してみると前の仕事に戻りたいなんてこともあります。
そうして比較材料が揃ってくると、自分にとって優先度が高いものが何だったのかが見えてきます。
1つの世界しか知らないと比較のしようもないため気づきにくいのです。
少なからず生じた変化に目を向けて、よく考えてみましょう。