双方の家にそれぞれ結婚報告を行い、承諾されたなら、次に待ち受けているのが両家の顔合わせです。

昔は「結納」という、しっかりした儀式がありましたが、今はレストランなどで両家が挨拶することが多いようですね。

結納ほど堅苦しくはないといっても、ドキドキであることには変わりありません。

失敗せず、顔合わせの挨拶で好印象を与えるポイントをおさえておきましょう。

失敗したくない!両家の顔合わせって何をすればいいの?

イメージはつかめていると思いますが、何せ初めての体験でしょうから(そうであってほしい)、わからないことだらけのはずです。

まずは、両家の顔合わせでとは何なのか、何をすればいいのかを確認しましょう。

両家の顔合わせは結納の簡略式

日本には古くから結納という儀式がありました。

男性側の家族が女性側の家へ着物(のちに結納金に変わった)や縁起物の食材、お酒を持参していき、女性側の家族は男性側の家族は料理でもてなしました。

しかし、これらは段々と簡略化されていき、今では両家が顔合わせをするお食事会を結納の代わりとするカップルが7割以上になりました。

簡略式でも礼儀は大切

もともとはしっかりした婚前の儀式だったわけですから、ただの食事会とは違います。

もちろん両家を引き合わせるわけですから緊張するはずですし、違いはわかると思いますが、ちゃんとした礼儀礼節を守ることが大切です。

今まで築き上げてきた関係を大事に!好印象を与える6個のポイント

両家の顔合わせに至れるということは、それまでのお付き合いを経て結婚報告を無事承諾してくれたということですから、築き上げてきた信頼をここで損なうわけにはいきません。

いつもはフレンドリーでも、ちゃんとできるときはできるお相手なんだと好印象を持ってもらいましょう。

1.服装


悩みますよね。

筆者は以前、友人に「相手のご両親に会うから服一緒に選んで!」と言われたのですが、その友人が「これどうかなぁ」と持ってきた服が軒並みノースリーブの膝上ワンピースで「コイツマジかぁ…」と思ってしまいました。

さすがに常識がないにもほどがあるので諭しましたが、悩みに悩んで混乱してしまう人は少なくないようです。

TPOを意識する

服装を決めるときは、まずTPOを意識しましょう。

改めてですがTPOは時(time)、所(place)、場合(occasion)の略です。

さて、具体的には次のようなことを考慮します。

・両家の経済感覚
・顔合わせの場所の雰囲気や造り
・季節
・露出度

両家の経済感覚というのは、いわゆる格差婚の場合、セレブな方がウン百万もする着物やスーツで表れたら平凡な方が引きますよね。

なんだか恥ずかしい気もしてしまいます。

結婚するということは、同じ家計になるということですから片方が恐縮しない程度にしましょう。

顔合わせの場所に合わせることも大切です。

料亭であれば靴を脱ぐので、脱ぎやすいパンプスを履く、座敷に座っても膝が見えない丈のスカートにする、レストランなら床によっては足音がうるさいのでヒールの素材に気を付ける、などがあります。

季節も考慮して服の色合いや素材は気を付けましょう。

露出度に関しては、胸元が開いていないことと、膝上以上が見えないことに注意すれば概ね大丈夫です。

さすがにノースリーブはNG。

半袖の場合も脇が見えないように!

派手すぎず地味すぎずでまとめる

お祝いの意味が強いのである程度の華やかさは必要です。

緊張するし、はっちゃけてもいけないから無難にしようと考えると黒や紺、茶を選んでしまう人が多いのですが、雰囲気が堅苦しくなってしまうのでおすすめできません。

アイボリー、ピンクやブルーのパステルカラー、濃い色にしても見た目が地味すぎないものを選びましょう。

ワンポイントアクセサリーで飾るのもOKです。

ただし、食事の席なのでブレスレットは避け、腕時計も時間を気にしてしまうのでやめておきましょう。

ワンピースやアンサンブルが無難

着物でも良いですが、着慣れていないとシンドイのでワンピースやアンサンブル(セットアップ)が無難です。

普段はパンツばかり履いている人も、顔合わせのときくらいは“女性らしさ”を意識してスカートを選ぶことをおすすめします。

膝が隠れる丈にしてストッキングを履きましょう。

パンプスのヒールは低めで

遊びに行くわけじゃないのでパンプスのヒールの高さは無難中の無難、3~7cmにおさめましょう。

10cmを超えるとチャラついた女性という印象を与えます。

かといってペタンコシューズでは不格好です。

2.身だしなみ


服装はもちろんのこと、身だしなみは全体的に清楚に仕上げるのが好印象のコツです。

服や靴、鞄がとても素敵であっても、細かいところで地が出てしまうともったいないので、念のため下記のことも確認しておきましょう。

髪はまとめる

普段は髪を下したままでも、食事がメインになる顔合わせでは、サイドくらいはまとめておいた方が良さそうです。

垂れてくる髪を抑えながら食べるというのは、いささか不格好ですし、それを気にするより会話を楽しみたいですからね。

ただでさえ緊張すると思いますので、ストレスがかかりそうな要因は髪型レベルでも排除すると安心できます。

派手なネイルはしない

派手なネイルの範疇も相手方の価値観によるから難しいですよね…。

鼈甲(べっこう)ネイルはシックで大人可愛いと思う人もいれば、チャラけていると思う人もいます。

基準としては、本来の爪の色に近しいカラーと認識しましょう。

できれば単色、爪先だけほんのりピンクが濃いグラデーション程度がおすすめです。

パールやゴールドをあしらうのは、普段ならとても可愛いのですが、ちょっと華美な印象もあるので避けるのが無難です。

香水はNG

顔合わせに限らず、食事会に香水はNGです。

その場にあるはずのない匂いというのは周囲の人へ強烈に伝わります。

何を食べても嗅覚が奪われて美味しく感じられません。

香水ではないにしても、香りを強調する柔軟剤やヘアトリートメントはNGです。

化粧はナチュラルメイク

食事会なので、目立つリップを塗るのはよくありません。

アイシャドウやアイライン、つけまつ毛などの盛りメイクもあまり好ましいものではないですね…。

彼氏と2人だけならどんなに可愛くしてもいいですが、顔合わせでは素朴な自分で挑みましょう。

とりあえずベースメイクと眉毛をしっかり整えたら、他のメイクは軽めにしておくことをおすすめします。

長い付き合いになることを考えれば、そのうち素顔がバレるので、超美人になっておく必要はありません。

3.手土産を持って行く

お家にお邪魔するのでなくても手土産はあった方が良いです。

常識というほどのことではないのですが、気が利く感じを出せます。

結納の流れでいくと、両家双方手土産を持参するのが良いのでしょうけど、顔合わせの挨拶なら主催はこれから結婚するカップルになるので、同じものを両家分揃えておいても構いません。

会場がホテルやレストランなら、お土産用の商品を用意してくれることもあるので、相談するのも手です。

日持ちするものでなければいけない

手土産は受け取った相手がいつ開封するかがわからないので、その日に賞味期限が切れてしまうお菓子や、すぐに冷蔵庫に入れなければならないようなものはNG。

1週間程度は日持ちするものであっても、義両親が期限内に食べ切れるかも考えた方が親切です。

遠方から来ていただく場合は、持ち運びやすいサイズや重量の商品にするという配慮もしておきましょう。

高すぎず安過ぎずの3000円程度が相場

両家それぞれ持参するのであれば、彼と予算を決めておいた方が良いですね。

相場は3000円程度、高くても5000円くらいです。

どちらかだけが高価になってはいけません。

自分の両親が地元の名産品を持ってきてくれるのであれば、予算を伝えておきましょう。

4.テーブルマナーはきちんとしよう

そこまでガッチガチにマナーを学ばなくてもいいですが、お店の種類によって基礎的なマナーくらいは身に着けておきましょう。

パスタをすすって食べたり、座敷であぐらをかいたり、フィンガーボールの水を飲んじゃったりしなければ、まぁなんとかなります。

上座・下座もおさえておこう

顔合わせは結納の流れをくんでいるため、もともと家に招く側だった女性の家族が下座になります。

個室の入り口に近い方の並びに座りましょう。

その並びの中でも最も下座が自分、上座が父、真ん中が母です。

彼は自分の向かいです。

ただし、婿入りの場合は上座と下座が逆になります。

上座下座は難しいと考えるかもしれませんが、とりあえず「双方の両親をもてなすため」と考え、カップルがサーブしやすい席に回れば大丈夫です。

5.彼を立てる

彼のご両親の印象をアップするには、彼のことを愛していると示すことが一番です。

「この子は本当によく思ってくれてるなぁ」と信頼してもらうことが大切です。

実際には既に尻に敷いていたとしても、ここぞとばかりに男を立ててあげてください。

彼としても人生の大きな節目の時くらい格好よくありたいですからね。

また、自分の両親からも「なんて素敵な男をつかんだんだ、我が娘ながらよくやった」と思ってもらえた方が雰囲気が良くなります。

しっかり者の彼に見せてあげるのも彼女の務めです。

義両親と楽しく話せる彼の話題も顔合わせのときはNG

既に義両親と仲が良くて、普段は次のような会話をしていたとしましょう。

義父「コイツ、だらしないところがあるでしょう。迷惑かけていませんかね。」
彼女「あー…たしかに靴下はよく脱ぎ散らかしてますね(笑)」
義母「もう!まだ直ってないのそれ!やーねぇ、ごめんなさいね!やだもう!」
彼氏「恥ずかしいからもうやめて…」
彼女「あはは」

すごく良い雰囲気で話しているのだろうと想像できるやりとりです。

お互いに愛あっての彼イジリだということがわかっていますから。

でも顔合わせの時は、彼“で”笑いをとることは避けましょう。

義両親がネタとして振って来ても、乗っかって面白おかしく喋ってはいけません。

基本的には褒め合うスタンスが望ましいです。

6.和やかな雰囲気を意識して

顔合わせは3回音頭をとったら後は流れに任せれば大丈夫です。

音頭をとるタイミングは、最初のご挨拶、飲み物到着後の乾杯、そして最後の挨拶です。

基本的には彼が担うので彼女として彼の緊張をほぐしてあげましょう。

序盤のそわそわした空気が解けてくると両親は自然と会話がはずむようになるでしょう。

親同士が我が子の昔の恥ずかしい話で盛り上がりだすなど、主催のカップルが置いてけぼりになってしまうことも珍しくありません。

とはいえ、そうなったら大成功です。

家族ぐるみの関係が築けたということですからね。

笑顔を大切に

緊張して彼氏を見たら自分よりカッチカチ、見渡してみたら両親も義両親もカッチカチ…それならまず笑顔を見せるのは彼女さんです!先陣きっていきましょう。

女性だからというわけではなく、主催が盛り上げなくてどうするんだ、という話。

彼氏の頭の中は挨拶の文言が駆け巡っている可能性が高いので盛り上げ役まで任せるのは少々可哀想です。

率先して笑顔を見せて和ませてくれる彼女なら好感度アップ確実といえます。

お酒に助けてもらうのはやめておこう

緊張を緩和するためにお酒を飲む人もいますが、顔合わせのようなフォーマルな場でその方法を試すのはおすすめできません。

お酒の力はリラックスしているように感じるのですが、実際は周囲のことがわけわからなくなって開放的になっているだけ、ということが多く、失言のリスクが高まります。

会が盛り上がりを見せても、最後までお送りする役目を果たすために、たしなむ程度に留めましょう。

締めくくりの挨拶は丁寧に

音頭としては彼がとってくれても、「ありがとうございました」「よろしくお願いします」くらいは彼女も言うので、その時の姿勢や表情、声のトーンは丁寧な印象を与えるように心がけましょう。

顔合わせ当日までに準備しておきたい3つのこと

直前の準備や当日の心得はわかりましたが、事前準備がとっても大切。

安心して当日を迎えるために、できることは全部やっておきましょう。

細かいことを挙げると色々ありそうですが、絶対おさえておきたい3つのことをご紹介します。

1.両家がアクセスしやすい立地を考えよう

たとえばですが、彼の実家が北海道、自分の実家が沖縄だったら、中間地点の東京で会った方が良いですよね。

距離的な中間もそうなのですが、交通手段を考えることも大切です。

アクセスしやすい立地でお店を選ぶようにしましょう。

宿泊施設なども考慮する

遠方から来ていただく場合には、日帰りだとキツイので宿泊施設の予約もしなければいけません。

それをご両親に任せるのは申し訳ないのでカップルで手配するのが親切です。

ビジネスホテルでも良いですが味気ないので、どうせならゆったり過ごしてもらいましょう。

それもあって、顔合わせの日程は最低でも1カ月前には決めましょう。

1カ月あれば宿泊施設もおさえられる可能性が高く、皆さん働いていても休みをとりやすくなります。

時間にこだわらなくていい

よく、縁起を考えて明るい時間にやるのが良い、なんて言われますが、ちょっと考えてみると昼間に行うのは難しかったりします。

両家とも同じ地域に住んでいるなら何時だって構わないでしょうけど、遠方から来てもらう場合はスケジュールを考慮する必要があります。

たとえば、両家ともに土日休みで、日帰りだとせわしない立地だったとしましょう。

金曜の夜に出発してもらうのはさすがに申し訳ないですし、宿泊施設のチェックイン時間も過ぎているので難しいです。

では土曜の午前に出発してもらうとして、予定地に着くのは昼頃。

月曜はまた仕事があるので日曜の夜には地元に帰らなければならないとすれば、土曜の昼~日曜の夕方までが候補になります。

では、土曜の昼だったらどうでしょう。

荷物を持ったまま会場入りするわけにも行かないので先に宿泊先へチェックインすることになりますが、その後お店に移動して昼から食事会というのはドタバタすぎます。

かといって日曜の昼では、宿泊施設のチェックアウトが大体朝10時なのでコインロッカーに荷物を預けたりせねばなりません。

そんなことを考慮すると土曜の夜がベターという回答が導けるでしょう。

縁起よりも「誰もが不都合でないこと」が重要です。

盛り上がってお酒が進んだらすぐに宿で寝たいですしね。

2.義両親の食事の好みやアレルギーを把握しよう

絶対知っておかなければいけないのはコレです。

とくにアレルギーに関しては彼のうろ覚えではなく、改めてご両親本人に確認してください。

アレルギーがなければ好みに合わせてお店を選べばOK。

アレルギーがあったらお店の人に相談しておきましょう。

メニューだけ見て「大丈夫そうだな」と思っても、隠し味で思わぬ食材が入っている危険があるため、確認はしっかりと。

3.お店に「両家の顔合わせ」と伝えておこう

気恥ずかしいかもしれませんが、お店の人には両家の顔合わせであることを伝えておいた方が何かと都合の良いことが多くなります。

両家が腹を割ってお話しする場ですから、店の問題で台無しにされるリスクは回避しましょう。

具体的なメリットは下記の通りです。

個室を用意してもらう

1カ月程度前から予約するとして、両家の顔合わせであることを伝えれば個室を用意してくれますし、隣にうるさい宴会客の予約を入れないなど考慮してもらえることが増えます。

個室といっても、隣席と薄い壁で間仕切りしただけだと怪しいのでお店選びは適当にはしない方が良いです。

また、静かにお話しすることだけを目的に、格式高い料亭の個室を予約してしまうカップルも多いようですが、おすすめできません。

普段から行きなれていないと、その場の空気に圧倒されて緊張が高まってしまいます。

あまり自分の日常とかけ離れたお店にはしないのがコツです。

その他の要素も考慮してもらおう

顔合わせは通常の食事会や飲み会とは違って、丁寧なあいさつから始まります。

そんな時に店員さんがやってきて「お飲み物のご注文は!」などと言ってきたら空気が壊れます。

そこらへんを配慮してもらうためにも事前に伝えておいた方が良いのです。

また、料理のコースに関しても、初めましての人たちが大皿から分け合うのは難易度が高いのとカップルがサーブしなければならないことが増えるので、個別のお皿で持ってきてもらうようにお願いしておきます。

同じ理由で鍋は難易度高過ぎです。

できれば下見に行って相談しよう

電話口で相談するのも可ですが、それよりは一度お店に行って食事をし「両家の顔合わせをこちらで行いたいのですが」と相談することをおすすめします。

カップルのなじみの店だったら快く引き受けてくれるでしょうけれど、新規のお客さんでもわざわざ来てくれた人に失礼なことをするお店はありません。

親身に相談に乗ってくれるはずです。

こうしてお店との信頼感を持っておくことで当日の自分を安心させる要素にもなります。

おすすめ手土産紹介します

手土産を持って行くと好印象だと記載しました。

でも何を持って行ったらいいのか悩んでしまいますよね。

参考になりそうな贈答品をいくつかピックアップしてみましたので、下記を参考にしてみてはいかがでしょうか。

バームクーヘン

筆者は調べていて初めて知ったのですが、バームクーヘンは結婚関連にぴったりの縁起物なんですって。

木の年輪みたいなのでご長寿というイメージはあったものの、日本では“重ねて作る”ことが転じて“幸せを重ねる=繁栄”となり、結婚後のますますの繁栄を祈るという意味を込めることが多いそうです。

本場のドイツでは「木のケーキ」という意味でしかないので、日本ならではの考え方ですが素敵ですよね。

ちなみに、密閉されたバームクーヘン(贈答用)の賞味期限は店にもよりますが1カ月くらいは持ちます。

開封後はなるべく早めに消費する必要がありますが、サイズを考慮すれば迷惑になる手土産ではありません。

羊羹

羊羹はちょっとだけ難易度高めな手土産です。

縁起が良いとする説は「長い1本なので末永い付き合いを連想させる」というものですが、一方で「食べるときに切るから縁起を切るという意味で演技が悪い」とする説もあります。

とはいえ、賞味期限はかなり長いのでおすすめです。

有名な虎屋の羊羹なら製造から1年が賞味期限になっていて、賞味期限が切れていてもさらに1年は食べられます。

しかも常温保存が可能(未開封に限る)。

保存料のおかげではなく、糖度が高いことと加熱が行われているのが理由で、ジャムが長持ちするのと理屈は同じです。

焼き菓子

無難中の無難は焼き菓子です。

日持ちもするし、個包装になっているセットが多いので貰う方もありがたい手土産といえます。

とくに、洋菓子のマドレーヌは結婚に関するエピソードがあるので面白いかもしれません。

貝の形のカステラみたいなやつです。

マドレーヌの発祥は1755年のロレーヌ地方だと言われていて、公国の王様がパーティを開こうとしていたのですが、シェフとパティシエが大喧嘩して、パティシエが帰っちゃったんだそうです。

なんてやつだ。

それで、困っていたところ、召使の女性が厨房にあった貝殻を型にして祖母から教わった焼き菓子を作って難を凌いだのです。

で、その召使の名前がマドレーヌ。

このお菓子を王様がいたく気に入り、ルイ15世に嫁いでいた娘に贈ったところ、パリで評判になったのだそうです。

難から救ったお菓子、御輿入れ先で評判になったお菓子、ということでお嫁さん側から贈るのは洒落が利いている気がしますね。

お煎餅

お米の名産地が実家ならお米を贈るのも良いですが、お煎餅も美味しいですよね。

手土産感もありますし。

お醤油や味噌、海苔が地元の名産ならそれを活かしたお煎餅も喜ばれると思います。

「割れる」ことから縁起物としては避けられる傾向もあるのですが、パッケージや商品名で縁起が良さそうな感じになっているものであればOKです。

日持ちはするし、甘い物嫌いの人にも贈りやすいお菓子です。

焼き菓子同様、個包装になっているのもメリットといえます。

お茶・紅茶

「茶柱がたつと縁起がいい」「元旦の早朝に汲んだ水でつくったお茶は魔除けになる」などお茶は何かと縁起の良さに関わる話が多いものです。

日持ちは食べ物よりも長いですし、日々飲んでも飽きが来ないので手土産として喜ばれることでしょう。

紅茶も「紅(あか)」が「明るい」を表すというダジャレで縁起が良いとする説もあります。

赤飯など赤いものは日本では縁起物が多いですからね。

また、結婚式では「幸茶」と書いて引き出物にするケースも見られます。

お酒

相手のご両親がどちらもお酒が好きならお酒でも良いですね。

祝いの席につきものですから印象も悪くはならないでしょう。

とくに、地元の銘酒は喜ばれます。

その他、金粉が入っている珍しいお酒は福を呼びそうな感じがあります。

とはいえ、一升瓶は重たすぎるので持ち帰りやすいサイズにした方が良いです。

銘酒が大瓶しかないのなら、今後彼の実家に行くときに自ら持参することをおすすめします。

縁起物の意味が強い品々

最後に洒落の利いたものや、古くから縁起物として重宝されている品々をザッと紹介します。

「あら、古風なことをを知ってる子ね」と思われるかもしれません。

年上ウケは良好です。

紅白のもの

紅白まんじゅう、紅白うどん(乾麺)など紅白のものは縁起が良いので結婚などの祝いの席にぴったりです。

なんで紅白が良いのかを知らない人も多いと思うのですが、実はめちゃくちゃ深い意味があります。

紅(あか)は赤ちゃんを意味し、白は死装束の意味を持ちます。

つまり、生まれてから死ぬまでという意味があって「生涯」を表すという説、幸福や家運の繁栄を象徴する朱雀(赤)と子宝や安産、金運をもたらす白虎(白)を表すという説や、赤が女性、白が男性を示すことから(下ネタ)結婚の引き出物に良く使われていたという説など色々です。

金平糖

安く売っている量産型の金平糖は別として、伝統的な金平糖は作るのがめちゃくちゃ面倒くさいお菓子です。

現代では京都の緑寿庵清水でしかその製法で作られていないのだとか。

なにせ、作り上げるまでに2週間もかかるからです。

小さな粒に糖蜜を延々とかけ続け、皆がよく知るあの大きさになるまで育てます。

この過程から、過程をゆっくり築いていく、子供をじっくり育てる、といった意味を持つようになり、縁起物として重宝されています。

また、砂糖というのは昔の日本では貴重なものだったので贈答用として扱われる高級品として歴史が長いです。

梅干し

梅干しは古くから「梅干し一粒医者いらず」と言われていて、長寿や健康を表す贈答品として重宝されてきました。

また、梅は春を告げるということで縁起の良いものとされています。

こんぶ

「よろコンブ」…ダジャレです。

おせち料理にも入ってますよね。

さらに昆布は「広布」と書いて「ひろめ」と呼ばれていたことから、お披露目の場、縁起の良い席では必須のものでした。

お嫁さんが出汁をとる姿が連想されることなども含めて結婚関係のお祝いには適しているといえるでしょう。

鯛やフグの形をしたお菓子

これもダジャレ。

「めでタイ」「福(フク=フグ)」です。

鯛やフグの現物を贈るのは難しいですが、かたどったお菓子はたくさんあります。

人形焼や最中(もなか)など和物で探してみましょう。

とっても可愛いのでおすすめです。

おいり

聞きなれている人も少ないと思います。

カラフルで可愛い香川のお菓子で、あられみたいなものです。

炒って作るから「おいり」なのですが、嫁入りの「おいり」ということで花嫁が持って行くお菓子として引き出物などでも使われています。

また、その形が小さく丸いことから「まめまめしく働きます」という意味もあるんだそうです。

かつお節

かつおは背中側を推節、腹側を雌節と言って、当然一尾から作っているので、2つはぴったりと合います。

このことから、「夫婦円満」を示すものとしてセットになっている贈答品があるんですね。

現代の家庭には削り器がないと思うので、それもセットになっているものなら親切ですし、おいしいかつお節なんて滅多に食べられないので喜ばれそうです。

出席者全員が明るい未来を描ける雰囲気づくりを!

緊張することがとっても多いと思いますが、めでたい席なので準備をしっかりやっておいて、当日は楽しみましょう。

両家ともに「素敵な結婚になりそうだな」と明るい未来が描ける雰囲気づくりが大切です。

気取らなくていいので、彼と協力して素敵な当日をお迎えください!