都会の片隅で、親子二代に渡って開業している小さな病院があるのです。

昔ながらの民家の一部を診察室にして患者を診ているのです。

二代目の医者はもう80歳になる老医師で、話し方もおっとりとした性格なのです。

近くの会社で働いている友人によると、近くの中小企業の産業医としても活動しているようです。

診察室は2坪ぐらいの広さで、玄関から診察室までの5m程の廊下に椅子を5脚ほど置いて、待合室のようにしています。

若い看護婦さんとふたりで対応しているようです。

廊下も診察室も床は板張りで、大柄な人が歩くとミシミシときしむ音がするのです。

当の二代目のその先生は、医師と呼ぶよりも町内のお医者さんという方がふさわしいような雰囲気なのです。

その友人によると、先日熱が出て喉が痛いし鼻水も出るので、夕方にその病院に行ったのでした。

20分ほど待たされた後で、名前を呼ばれたので診察室に入ったそうです。

そこで、「先生、風邪でもうダメです。熱が38度を超えて咳も出るし鼻水も激しいので、風邪でしょうか?」と告げました。

するとその先生はひとこと、「風邪ですね」と言うと聴診器を胸に当てて診察を始めました。

「しんどいですか?」「夜も咳き込みますか?」「ほかに病気はありますか?」などと聞いたうえで、インフルエンザの確認をしました。

「インフルエンザではありません。」「では、咳止めが入っている風邪薬を処方しましょう」と言ってカルテに何かを書き込みました。

別の機会に、その友人の会社の人が腹が痛いのでその病院に行ったのです。

その時も、「先生、もうだめです。

お腹が痛くて痛くて死にそうです」と告げたのです。

すると、その先生が一言「腹痛ですね」と言いました。

友人は、そのオウム返しのように応えることに笑いそうになったのですが、横になって触診をしてもらううちに痛みは和らいだのでした。

どうやら前日の暴飲暴食が原因だったようで、医者からは「昔は正露丸を飲んだものだが、今は腸を整えるお薬を出しときます。無理をしないで」と言われたそうです。

患者のことを深く考えていないように見えますが、ここまでこの病院が続いているということは、地元では信頼されている証拠でしょうか。

後で聞いたところでは、10年ほど前まではその地区の医師会の会長を務めていたそうで、有能な先生だそうです。

風邪で死にそうだ、腹痛で死にそうだ、ダメだと訴えても、これまでの経験上から重篤な患者かどうかを即座に判断しているようにも思えます。

本当にダメな患者であれば、すぐに大手の病院に紹介状を書いて救急搬送させるようなのです。

誰かに聞いた話しですが、昔「身体中が痛い、ダメだ!死にそうだ!」と大声で叫んでいる人が、とある病院に運び込まれました。

先生がどうしたのかと尋ねると、「指で頭を押さえても、胸を指で押さえても、腕もお腹もどこもものすごく痛いのです。」と訴えたのです。

しばらく診察をしていた先生は、頭も胸も腕やお腹もまったく異常はないよ。

痛むのは、押さえたお前の指が折れているからだ」と言ったそうです。

このお話は、自分はダメだと思っていると、自分を客観的には見ることができなくなることを言っているのです。

何がダメでその原因は何で、それを改善するのはどうしたらよいかが分かっていないことなのです。

そのうちに、「あいつはダメな奴だ」と後ろ指を指されてしまいます。

「自分はダメだ…」と思う時は誰だってある

つい寝過ごしてしまって会社に遅刻したり、大事なものを忘れてきたり、会議の時間を間違えたりと、こんなことが続いてみんなから白い目で見られることになると、さすがに自分はダメな人間だと思ってしまいます。

年を取ると更に激しくなって、メガネをどこに置いたか忘れて探し回ったり、携帯もカギも行方不明になってしまうのです。

家族に探してもらってやっととんでもないところで見つかるのです。

こんなことが無いようにしようと心に決めるのですが、数日たつとまた同じことを繰り返します。

「やっぱり、俺はもうダメだ」と思ってしまうのです。

年を取ると、忘れっぽくなることは知られていますので、まだ救いはあるのですが、働き盛りの若者がこれでは話しになりません。

この程度のことならまだしも、独立して会社を設立し、東欧の輸入家具を売ろうと計画して事業を始めたけれども、なかなか思うように行きません。

蓄えていたお金だけでは足らないので、銀行から相当額の融資を受けていたのです。

これは国内では売れると思い輸入しましたがさっぱりです。

では、これならいけると思ったのですが、それもやはり売れ残ってしまいます。

心労で妻も体調を崩し、自分も車をガードレールにぶつけて壊したり、駐車違反で罰金をはらったりと私生活でも不運続きなのです。

「なんで次々と失敗ばかりするんだろう!自分はもうダメかも」と落ち込んでしまうのです。

ちょっとくらいのミスならそれを乗り越える闘志は持っているのですが、次々と問題が起こってくると自分を責めてしまい、その場から逃げ出したいとも思ってしまうようです。

そのうえ自分の体調も悪くなってしまうと、精神的にも鬱状態になったり、時には思い詰めて自殺を考えることにもなるようです。

ともかく、自分はもうダメだと思う時は、誰だってあるものです。

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「自分はダメだ…」と思った時に考えたい6個のこと!悲観的にならないで!

いろんな不運が重なり、何も上手く行かない時があると、自分はダメ人間だ」と落胆してしまうことがあります。

セットしていた目覚まし時計が鳴らなくて、寝過ごして会社に遅刻した時があります。

運悪く電池が切れてしまったのが原因です。

自分の落度ではないにしろ、結果は遅刻ということです。

大事な会議でもあったなら、上司からは「何やってんだ!目覚まし時計を3つくらい枕元に置いておけ!」と叱咤されます。

「何でこんな朝に電池が切れるんだ」と内心は腹が立っても仕方がありません。

ひたすら謝るしかありませんでした。

大事な会議に参加させてくれるということは、期待されているということの裏返しです。

上司の期待を裏切ってしまうことが無いように、同じミスをしないように心がけるのですが、どうしても悲観的になってしまうのです。

そんな時に悲観的になって自分を追い込まないようにするにはどのようにしたらよいのでしょうか。

1.マイナスに受け止めない

何をしても上手く行かないし、友人は楽しそうに暮らしているように見える時、自分はダメな人間なんだなと思ってしまいます。

たまに自分に良いことがあっても、「そんなはずはない。

きっと何か悪いことがある前兆なんだ!」などとネガティブな方向に考えてしまうのです。

そんな話を友人にすると、「それはお前の考え方がおかしい。

なぜ、それほどまでにマイナスに受け止めるんだ?」とアドバイスを受けてしまいます。

確かに、そのように自分は悪い方に考えてしまうのは良くないことだと思い直し、前向きな考え方をしようと決心するのです。

経験だと思うことが大事

失敗は誰でもするものです。

失敗しない人間なんていないのです。

単なるひとつの経験であって、それが将来にわたって悪影響を及ぼすかどうかは分かりません。

苦い経験を活かして、後の人生で大成功した人などたくさん存在しているのです。

その失敗したという経験から何を学び、それを次に活かそうとする前向きな気持ちが大事なのです。

一時の感情に振り回されずに、冷静になって悩みをいったんリセットするのです。

「自分はダメなんだ!」というネガティブな感情で、自分自身を傷つけてしまっているからです。

まずはその感情をリセットしてみてください。

そして、次に物事をありのままに見つめて、次のステップに向かうたに「今」に集中するのです。

ポジティブに考える

日本人というのは、もともと「ポジティブシンキング」というのが苦手な民族です。

辛いことがあっても、黙って耐え忍ぶということが美学であると信じているからです。

何でも良い方向に考えてしまうことは、いい加減な人間で信頼できないと思われてしまうからです。

というのも、ポジティブシンキングする人のことを、自分に都合が良いように考えてしまう楽天家と混同している感があるからです。

そうではなくて、しっかりと前を向くことと、次に起きることや明日のことを考え過ぎて、まだ起きていないことを心配することは辞めることです。

今の瞬間を、精一杯生きることが大事なのです。

今を精一杯生きていくからこそ、明日何が起きても後悔しない心構えが出来るのです。

この生き方こそが、ポジティブに生きることなのです。

ポジティブに生きようと努力する時には、ポジティブに考えている自分に気がつくはずです。

2.すぐに諦めない!


何かをやり始めて問題が発生すると、「ええっ!まさか!もう止めた!」とすぐに諦める人がいます。

「ついてないなあ!」と運が悪かったことにしたり、「俺って、飽き性なんだから!」と言い訳しながら、平気で途中で諦めてしまうのです。

最近の風潮としては、途中で諦めてしまうことを恥ずかしいとは思わない人も多いようです。

何か失敗しそうになれば、自分には手に負えないとすぐに思ってしまうのです。

失敗しても、最後までやり切ろうとはしないのです。

しかし、失敗しながらも最後までやり切れば、大なり小なり自分に自信がつくことを忘れないでください。

最後までやり切った人には、達成感、充実感、そしてやり切ったという自信が生まれて、新しい自分に向き合うことができるからです。

すぐには諦めないことです。

【諦めない心を作るための方法は、こちらの記事もチェック!】

次を頑張ればいい

すぐに諦めてしまう人の中には、失敗を非常に嫌がる人がいます。

心の中では、何度やっても失敗すると分かっているので、これ以上失敗を繰り返したくないという警戒心が働いているのです。

ある意味では、次の失敗から身を守っているとも言えます。

一度の失敗で、自分のモチベーションが下がってしまったのです。

モチベーションが一旦下がってしまうと、やる気が無くなってしまい、頑張れないのです。

しかし、世の中に失敗しない人などいないと書きましたが、失敗したことで学んだことがきっとあるはずです。

その失敗から学んだことこそが大事なのです。

自分の欠点や苦手なことなどを見つめ直すのです。

そして、手に負えないことは、それを得意とする人に頼めば良いのです。

自分が出来る範囲で、再度チャレンジしてみることです。

失敗は誰にでもある

失敗をしてしまうと、誰でも大なり小なりショックを受けるものです。

次にやる時にも失敗するのではという不安から、次の行動を起こすことに躊躇してしまうのです。

今では、世界中の人から成功者だと認められている人でも、実は多くの失敗を繰り返してきたのです。

古い話で恐縮ですが、元巨人軍のスター選手のあの長嶋茂雄選手がプロ野球界に登場し、剛腕で鳴らした金田正一投手と初めて対戦したシーンを思い出すのです。

(もちろんビデオですが)金田投手の投げた球を、いずれもフルスイングしますがバットに当たりません。

空振りばかりですが、その失敗にもめげずに振り続けたのです。

結果は三連続での空振り三振でした。

当時は長島選手は東京六大学一の好打者であり期待されてプロに進んだのです。

片や金田投手はプロの世界ではナンバーワンと言われた剛腕投手で、どちらもプライドがあったのです。

長島選手は、その打席でプロの投手の豪速球にバットを当てることも出来ずに、失敗ばかりでした。

しかし、前向きに何度も振り続けたのです。

金田投手も三振に打ち取ったけれども、内心は「こいつは恐ろしいバッターだ」と直感したそうです。

次はきっと打ってやるという諦めない気持ちを強く感じたからです。

その後は、みなさんもご存知のように、どちらも名選手として殿堂入りしていますが、失敗は誰にでもあるという例えで書いてみました。

3.行動に移す


自分はダメだと思い込んで、そのままフリーズしてしまうと将来が見えなくなってしまいます。

やはり、何らかの行動を起こす必要があるのです。

やる気が無くなってくると、すぐできることも行動に移せなくなります。

提出期限が迫ってきた報告書などもそうです。

ちょっと頑張ればすぐに完成するのに、なかなか行動に移せません。

そんな時に、何でも面倒がって行動できない自分を、ダメな人間だと自分を責めないでください。

面倒だと考える心には、そこに隠れているたくさんのストレスがあるからです。

それは、きっと成功させてやるという自分へのプレッシャーや、もし失敗した時に感じる失望のプレッシャーなど、自分に対する過度の期待や思い込みがあるのです。

それらのストレスを取り除いてやらないと、心から行動に移すという気持ちにはなれないのです。

考えるより積極的に行動をする

もしも、始めてやることなら、最初から上手くできる人はほとんどいないのです。

できなくて当然だと考えるのです。

失敗することを恥ずかしいと思わないで、変なプライドを捨ててしまうことです。

積極的に他人の意見を取り入れて、アドバイスももらいながら行動することです。

周りの人とも積極的にコミュニケーションを心掛けて、ありのままの自分で行動をするのです。

周りの目を気にしないことです。

行動をする前に、できない理由や条件を頭の中に描いてはいけないのです。

それはネガティブな考え方になってしまい、ますます行動ができなくなってしまうからです。

一度きりの人生ですから、できない理由をあれこれ考えるよりも、積極的に行動して楽しく生きていきたいものです。

次に活かすような行動を心がける!

次に活かすような行動を取るには、行動の目的や目標(夢)を設定をすることも大事です。

失敗しても、つぎはこのようにありたいとかなりたいという夢を持つのです。

ハッキリとした夢や目標を持たないと、生きるモチベーションが見えないからです。

でないと、イキイキとした活動ができなくなってしまうのです。

恋人ができて、5年後には子供と一緒に公園を散歩したいという夢を持ったならば、そのためには今月には何をしよう、半年後には何をしよう、1年後には何をしたらよいのかと自ずと次の行動が見えてくるのです。

すると、プロポーズまでの道のりや行動が分かってきます。

失敗した時のことやその後のことをクドクドと考えて、貴重な時間を無駄に消費しないで、自分の心のままに素直に行動することが大事なのです。

4.過去は振り返らない!

「あの時に、やっておけば良かった」「あの時に行動していたら」などと、後で後悔する人も多いのです。

このような人というのは、何事においてもよく後悔するものです。

過去を振り返って、嘆いてばかりのようにも思えます。

一方で、過去を振り返らない人もいます。

過去にこだわって生きているということは、現実を軽視していることかも知れません。

夢に向かって一生懸命生きている人にとっては、「今」が一番大事なのです。

「今」を一生懸命生きている人は、過去をゆっくりと振り返る暇もない程忙しいのです。

まあ、このような人は珍しいようですが、ノーベル生理学・医学賞を受賞したips細胞の生みの親である山中伸弥教授あたりは、さしずめ過去を振り返ってゆっくりとしている暇はないようです。

日進月歩の医学界で、他国の研究に遅れを取らないように、「今」を一生懸命に生きておられるはずです。

悲観的になってしまう原因はこれ

TVや新聞のニュースを見ていると、どこかで大事故が発生したとか、強盗や殺人事件、テロの発生と悲しいニュースが多いようです。

こんなニュースを繰り返し見ていると、気分的に悲観的になってしまい、ネガティブな考えを持ってしまうようです。

外出する時、人混みの中に行くときにはテロに気を付けようとか、暗くなってから帰宅する時には強盗やひったくりにも注意しようなどとネガティブな意識を持ってしまいます。

困った事には、この感覚は脳の働きに影響されるようなのです。

というのも、脳は動物的な生存本能が働いていて、常に脅威を警戒するように、危険を回避するように考えているのです。

いつまでも浮かれていると、襲われてしまうと考えるのです。

だから、昔の記憶というのは、悪い物事の方をはるかに重要視しているのです。

人間は、生まれながらにして悲観主義者ですね。

メディアも視聴率を稼ぐためもありますが、ひどいニュースの報道が溢れているのです。

そのことの方が、脳も受け入れやすいのです。

今をどうするかを考える

失敗した人は、口癖のように「なぜ失敗したか分からない」「なぜ上手く行かなかったんだろう」などと発言します。

現実を客観的に見ることができないと、失敗した理由も見えてこないのです。

一度、「どうしたら上手く行くのか」という考え方で、自分の行動を見つめ直すことです。

すると、行動の中に無駄なこと、不必要なこと、阻害要因などが見えてくるはずです。

今をどうするかを考えられる人は、失敗を冷静に受け止めた上で冷静に反省ができる人です。

物事を、ポジティブに考えることができる人なのです。

5.他人と物事を比較をしない!

どうしてもすぐ他人と自分を比較してしまう人も多いようです。

会社のある講習会に20名ほどで参加した時に、お昼の弁当の支給がありました。

同じ弁当業者の定番の弁当なのですが、順番に並んで受け取って行くのですが、つい人の弁当と見比べて比較してしまうのです。

基本的に同じ食材が詰まっている訳ですが、並べ方や大きさが微妙に違います。

比較すること自体は何の意味も持たないのですが、それが癖になってしまうと困ることになるのです。

というのは、常に他人の方が良いのでは、自分の方が悪いのではというように考えてしまい、他人の長所しか見ないという風になってしまいます。

つまり、どんなことでも何かしらの劣等感を持っていることを表しています。

自分に欠けているものを見つけてしまい、それを相手に当てはめてしまうのです。

「自分は仕事が上手く行っていないが、あの人はそつなく仕事をこなしている」「自分には彼女はいないが、あいつには美人の彼女がいる」などです。

これは、いつの間にか劣等感というマイナス思考を生み出してしまい、悪い癖になってしまうのです。

他人と物事を比較しないことです。

自分がどれだけ努力をしたのかを評価する

自分と他人とを比較したがる人は、自分に自信がないので、自分が他人よりも劣っているところばかりを見てしまうようです。

劣っている所ばかりが目についてしまうと言う方が当たっていますね。

そして、いろんな人と比べてしまい、ますます自信を無くしてしまうのです。

悪循環に自分から落ち込んで行くようなものです。

この負のスパイラルから抜け出すには、比較よりも自分がどれだけ努力をしてきたかを評価してみることです。

自分の努力の過程や過去の自分と比べるようにすれば、自信がもどってくるのです。

「一年前には、こんなことができなかったけれど、今では楽にできるようになった」などと努力の成果を見つけることもできるはずです。

自分はどれだけ頑張って、今やこんなに成長したと自分を褒めることも忘れないことです。

納得のいくまで続けること!

他人と比較する時間があったら、自分ができることを納得のいくまで続けることです。

トコトン努力することで、自信を深めるのです。

他人と勝った負けたと比較する前に、どれだけ自分は努力したかが大事なことです。

6.同じような経験をしている人はたくさんいることを忘れない

「自分はダメだ」と感じてしまう人は多いのです。

ダメだと思った時に、どのような行動をとったかということが重要なのです。

就活で必ず聞かれる質問は、困難を克服した経験です。

何か問題にぶつかって跳ね返されるようなことになった時に、その壁をどのように乗り越えたかということです。

みんな同じようなダメだと思った時に、どういう行動を取ったかが採用担当者の知りたい事なのです。

その行動によって、その人間の評価が決まるからです。

中味は異なっても難問に突き当ることは、誰にでも起こることなのです。

誰にでも壁はある

その人の能力に差があっても、誰にでも壁はあるものです。

向上心が高いと、もっと上を目指したくなります。

当面の壁を乗り越えても、更に次の壁が立ちふさがるのです。

壁の高さは異なっても、人によっては壁は壁なのです。

先ほどの就活の時の面接で、これまでに壁を乗り越えてきましたと堂々と胸を張って語る学生がいますが、採用側の考えとしては、むしろ壁を乗り越えられなかった学生に関心があるようです。

というのも、困難な問題を解決するために、どのような努力をしてきたかが大事だと思っているからです。

人生では、簡単に乗り越えられない壁がたくさん出現するからです。

時間をかけて壁を乗り越える

時間をかけても、壁を乗り越える努力をすることが大事です。

すぐに諦めてしまう人は、決して成功しないからです。

壁の前で諦めて引きかえせば、壁を乗り越えることは絶対にできないからです。

時間をかけてでもなんとか壁を乗り越えれば、そこには達成感と満足感が待っていて、新しい自分に生まれ変われるのです。

大きな自信が生まれるのです。

どの様な時に自分はダメだと感じる?

人はどんな時に自分はダメだと感じるのでしょうか?

「よし、絶好のチャンスだ!」と喜んでトライしたけれど、みんなの前で大失敗してしまった時などは、「何て自分はダメなんだろう」と落胆してしまいます。

絶対にできるという状況にも関わらずミスをしてしまう心理は、なんだかよく分かるような気がします。

私たちも同じような経験があるからです。

では、他にはどのような時に自分はダメだと感じるのでしょうか?

失敗をした時

まずは、自分はダメだと感じる時で多いのは、何かに失敗したときでしょう。

それも、自分も含めてみんなが大丈夫だと思っていたのに、結果は散っぱいしてしまったような時です。

初めてする時とか、上司や先輩が見ている前で何かをやる時でも、緊張のあまりいつも簡単にできることができないのです。

初めての場合も、不安や緊張を抱えてチャレンジする時も、失敗し易いようです。

「ああ、やっぱり自分はダメな人間だ」と肩を落とすのです。

仕事

仕事での失敗もいろいろとあるようです。

何かを作る時に、部品をひとつ入れ忘れたぐらいなら、その商品を組み立て直せば済む話です。

失敗でもちょっと注意されるぐらいで済む話です。

ところが、流れ作業で多量に生産される食品などでは、一部の食材に問題があるものを使ってしまうと、出来上がった商品の数百万個が不良品になってしまいます。

廃棄するしか仕方がありません。

こんな判断ミスをしてしまった時などは、会社に多額の損害を与えるだけでなく、会社の信用も失ってしまうのです。

注文書の送り先を間違えて納期に間に合わなかったり、得意先の部長に友達言葉で話してしまったりと、仕事での失敗はいくらでもあります。

恋愛

恋愛の失敗談は、笑うに笑えないものが多いようです。

後になって考えると、そうだったのかということもあります。

職場で好きになった人がいたけれども、声をかける勇気がなく片思いで終わってしまった時などです。

すると、後日に部下がその彼女とデートしているのを目撃したのです。

「なんであんな奴が彼女をものにできるんだ。

オレが先に声をかけていればよかった」などと後悔するのです。

我慢していたのが失敗でした。

ある友人は、仲良くなった彼女から電話がかかってきた時に、つい元カノの名前を呼んでしまったそうです。

電話の向こうの様子がおかしかったので、「間違えて、元カノの名前を呼んだ」ことが分かったのですが、すぐに電話を切られてそれきりになったそうです。

「オレが好きなのは、お前しかいない」と言い続けていたのに、電話では平気で元カノと間違えて会話を続けたようです。

こんな失敗もあるはずです。

不注意による失敗ですね。

目標を達成できなかったとき

痩身専門のジムで、自分専用にダイエットの目標を設定してくれたのだけれども、1ヶ月努力しても体重はわずか2kg減であった。

目標はマイナス5kgであったが、上手く行かなかったのです。

他のダイエット方法もいろいろと試してみたのですが、思うようにいきません。

うまくダイエットできてる人もいるのに、目標を達成できなかったことで、自分はダメだと思ってしまうのです。

後悔をする

失敗して自分が困ってしまうと、誰でも後悔する者です。

しかし、失敗しそうになっただけでも後悔をする人もいます。

後悔する癖がついているようです。

必要以上に後悔するのが習慣のようです。

だから、自分で決めた目標を達成できなかった時には、思い切り後悔してしまい自分はダメな人間だと思い詰めてしまうのです。

少し目標に達しなかっただけでも、頭の中は後悔と反省でいっぱいになるのです。

そんな頭では、何も良いアイデアは生まれないようです。

努力が実らなかったとき

努力が実らなかった時にも、ガッカリしてダメな人間だと落ち込んでしまいます。

もっと身近で達成しやすい目標から始めればよいのに、ちょっとカッコつけて高い目標を掲げてしまうと辛いのです。

頑張ったのに成果が出ない

頑張ったけれども成果が出ないという時には、目標が正当なものかどうかも考える余地があります。

まずは、普通に頑張れば達成できる目標を設定して、達成感を味えるようにするのです。

小さな目標にささやかな成果でも良いのです。

成果を出すことで自信ができて、次に大きな成果が達成できるように設定するのです。

頑張ったのに成果が出ない時には、ダメだと気落ちしてしまうからです。

諦めてしまうとき

夢を叶えて成功した人と、夢を諦めた人とは、どこが違うのでしょう。

すぐに諦めてしまう人は、みんなから尊敬されたい、よく思われたいという願望が強くて、どうしても目標を高く設定してしまうようです。

スキルを向上させたいと思う以前に、結果を求めてしまうのです。

準備ができていない(スキルが低い)のに、結果をすぐに出したいという欲張りなのです。

悔しいと思う気持ち

周りの人は、「もう少し勉強してから挑戦すべきだ」と思っているかも知れません。

だから、無理な目標が達成できないことはある程度は分かっているのですが、悔しいという気持ちは持っているのです。

有言実行ができないとき

みんなの前で、格好良く自分の決意表明をしてしまうと、後には引き下がれません。

しかし、結果が出ないこともあります。

有言実行ができなくなるのです。

そんな時には、余計なことを言わなければよかったと後悔するとともに、やはり自分はダメだと思ってしまうのです。

夢を叶えられないとき

誰でもそうですが、夢を叶えられなかった時には、自分は役に立たない人間だと自信を失ってしまいます。

そして、その次に、みんなから信用されなくなったし嫌われているかもしれないと自己嫌悪に陥ってしまうという危険性があるのです。

「自分はダメだ…」と思うときこそポジティブになろう!

人間は、良いところもあるし悪いところもあるのです。

しかし、人間というのは厄介な生き物で、自分の良いところよりも自分の悪いところの方が目立ってしまうのです。

そして、過剰と思えるくらい落ち込んで、「自分はダメだ」と決めつけてしまうのです。

失敗は誰でもするものです。

ただ失敗を繰り返さないことと、何でもネガティブに考えずに、ポジティブに考える習慣を持つことです。

そして、過去にこだわらずに今を一生懸命に生きることで流れを変えてみてください。

あなただけが決してダメな訳でもないのですから。