初めて紹介してもらった人の中には、挨拶を交わした後で私の顔や服装をじっくりと見ながら、慎重な言葉遣いで話す人がいます。

当然、お互いに初めてであるので、最初は相手のことを探りながらの会話となります。

紹介してくれた人がいるので、お互いの職種や立場と今回の面談の目的は伝えているので、そのことは理解してはいるのですが、私が人間的にどうなのかは分かってはいないからです。

はじめは、お互いの仕事のことや現在の生活に関してなどの、当たり障りのないことから会話が進んでいくのです。

何かお互いに共通する事柄が見つかれば、それを中心に話も展開できますが、特に共通するような話題がなければ、すぐに本題に入ってしまいます。

いきなり本題に入ってしまうと、ストレートに提案してもよいものかどうかが判断できないので、挨拶の後の雑談の合間に、相手の雰囲気を確認しておきたいのです。

一番警戒しておくことは、嘘をつかれることです。

信用していたのに、事実とまったく異なることをもっともらしく紹介されれば、つい信じてしまうからです。

先日も、大事件が報道されました。

ご存知の方も多いとは思いますが、東京の五反田の一等地約600坪の土地を、ニセの所有者をでっち上げて積水ハウスという大手企業に70億円で売りつけたという事件でした。

他人の土地を、あたかも自分の身内の土地のように仕立てて土地取引を行う詐欺師を「地面師」と言うようです。

このような言葉すら知らなかったのですが、あの大手の住宅メーカーがコロリと騙されて63億円もの大金を犯人たちに振り込んでしまったと聞いて、またまた驚いたものです。

高齢者をターゲットにした振り込め詐欺も、まだまだ暗躍していて被害者も続いて出ているご時世ですが、それにしても63億円という大金を、ポンと振り込んでしまうとはあきれてしまいます。

その土地は都内最後の一等地で、不動産業界では誰もが目をつけていたのです。

そこで、その土地の所有者が出てきて、売ってもよいと返事をすれば、将来の展開を考えてすぐに手付金を入れて契約をしたいと焦ったのでしょう。

詐欺師の常套手段なのですが、上手くその地面師グループの戦略に負けてしまったのです。

そのような、詐欺まがいの出来事も多い時代なので、初めて会った人には警戒することは当然のことと思います。

しかしながら、何回も面談して軽い冗談も交わしながら親しくなったかなと思っても、やけに警戒心が強いと思える人もいるのです。

「この人は、どうも付き合いづらいなあ」と心の中で感じてしまうのです。

会話の中では、今話題のニュースについて話はしますが、自分の心の中までは開示しないのです。

そのことに対して、自分はどう思っているかという意見は言わないのです。

自分の心の中は見せない、自分の領域には他人を寄せ付けないというオーラが漂っているように見えるのです。

商談の中での取引条件や見積もりなどは、いろいろと意見交換して議論したいのですが、打ち解けた雰囲気づくりができないのです。

どうも新しいことにチャレンジすることが苦手のようで、そんなことにも警戒しているようなのです。

いわば、神経質そうな性格でもあるようです。

しかし、このような警戒心の強い人との付き合いについては、どのようにしていけば良いのでしょうか?そのあたりを考えてみたいと思います。

警戒心が強い人と距離を縮めるのはなかなか難しい

仕事上の付き合いとなれば、まったく会わないということはできませんが、仕事を離れるとまったく警戒して近づかない人もいるのです。

ちょっと近づいて話しかけても、警戒心が強い人は反応が悪いのです。

話が続かないし、ちょっと間が開くとその場を離れていく傾向があります。

このような態度を取られると、自分のことを嫌っているのかと思いますが、嫌われているとは限らないのです。

警戒心が強い人は、自分から一人になろうとする傾向もあるようです。

このように、警戒心が強い人は、簡単にコミュニケーションが取りづらいのです。

馬鹿な話をしながら、ワイワイと会話をするような性格ではないようです。

一般的には、警戒心がある人は、相手との距離を取ることが多いようです。

何かを告げようと近づいても、さっと逃げてしまうような態度を取ります。

自分を無視することはないのですが、距離を開けていたいという心理が働くようです。

このように、警戒心が強い人との距離を縮めるのはなかなか難しいのです。

警戒心とは?

そもそも、「警戒心」とはどのような精神状態なのでしょう。

何か不測の事態が起こって、自分の身に危険が迫ることを予測して恐れることなのでしょうか。

警戒心という言葉で連想するのは、イベント会場に設置された「お化け屋敷」のことです。

夏休みによく開催される「お化け屋敷」ですが、若い女性たちが入りたいけど怖いしという感覚で、入り口付近できゃあきゃあ騒いでいる光景を見ます。

TVのニュース番組でその話題を取り上げて、二人の女性とともにカメラで侵入する時があります。

女性たちは、入り口を過ぎたあたりから警戒心丸出しです。

薄暗い室内の片隅に、お化けのメイクをしたスタッフが待ち構えていることは分かっているのですから。

この時の女性の気持ちは、「警戒心」そのものだと思ったのです。

つまり、用心深い気持ちのことなのです。

警戒心が強い人の8個の特徴

今現在は何も心配はないはずですが、常に警戒心が強い人がいます。

中国古代の故事に記載されていた言葉で、「杞憂(きゆう)」と言葉があります。

杞の人(古代中国の周の時代の人のこと)が天が崩れ落ちてこないかと心配したそうです。

このことから、心配する必要がないことまであれこれ心配することを「杞憂」と呼んだそうです。

取り越し苦労のことです。

警戒心が強い人というのは、取り越し苦労しやすい人かもしれません。

あまりにも警戒心が強い人は、容易に付き合いづらいと感じるし、思ったこともストレートに言うのは控えてしまいます。

それに、いつも相手を疑うような目つきで見つめたり、目を合わすことを嫌がったりと、何かしらの特徴があるように思えます。

そこで、そんな警戒心が強い人の8個の特徴について調べてみました。

人を信用できない

警戒心が強い人というのは、幼い時からもともと用心深いという訳ではないはずです。

過去に何か辛い出来事があって、それから他人を信用することができなくなって用心深くなった人も多いはずです。

過去に、信用していた人に裏ぎられた経験があって、そのことでとても傷ついてしまったというトラウマがあるかも知れません。

または、親が他人に騙されて財産を失ってしまったとか、身内の不幸によってそれを教訓に用心深くなった人もいるはずです。

まずは、何らかの理由で人を信用できなくなった時に警戒心が強くなるようです。

いじめられた経験がある

自分に落ち度がないけれども、ある人の気に障ることになってしまったり誤解を受けたりして、それ以来「いじめ」が続くことがあります。

特に、陰湿ないじめに会うと、心身ともに疲弊してしまうのです。

前向きに頑張って生きようという気持ちが削がれてしまうのです。

そのあとには、誰も味方がいなくなって孤立無援状態です。

そんな状態を経験して今の新しい生活が始まった時など、軽々とは人を信用できないと感じてしまい、警戒心が強くなるようです。

騙されたことがトラウマになっている


一番心が傷むのは、信用していた人に裏切られることです。

それも、巧妙に騙されていた時に真実が発覚した時、ここまで信用してきた馬鹿な自分にも愛想をつかして、自暴自棄にもなってしまうのです。

まじめな男性が、素敵な女性と巡り合ったと喜んでいろいろと貢いだけれども、結局は別の男性と結婚してしまった時です。

自分と交際していた時に、同時進行で別の男性と交際していたのです。

いわゆる二股をかけられていたのです。

自分とデートした時には、将来結婚しても良いというような態度で近づいてきたので、彼女の誕生日や何かの記念日に、高価なネックレスや指輪もプレゼントしたのですが、それも水の泡と消えてしまったのです。

正面切ってなぜなんだと詰め寄ることもできない弱腰の性格ですので、すんなりと引き下がってしまったのです。

この経験から、簡単には女性の言葉を信用しなくなって、女性には警戒心が強くなった男性もいるのです。

騙されたことが強いトラウマになったのです。

自分に自信がない

警戒心が強い人というのは、大変繊細な感情を持っていて、何かに傷つきやすい人でもあります。

そして、傷つきやすい弱い心を持っているということを隠したいのです。

つまり、強がっていたいのです。

自分は何にも恐れない、強いんだぞと見せたいのです。

しかし、自分に自信がないので、他人とは距離を取って近づかないようにしているのです。

自分にもいろんな能力があるけれども、きっと本来の自分を出せないと思い込んでいるのです。

難しい言葉を並べると、自己開示の苦手意識を持っているためです。

自己開示とは、ありのままの自分をあからさまに出すことです。

何人かの仲間たちで会話をしていても、その中にはいい加減な話をする人もいるのです。

すると誰かが「嘘つけ!、それはこうだろう!」と注意して訂正する時があります。

それでも「そうだったっけ!」などと平然としているのです。

このようないい加減な会話もできないのです。

間違ったことを言うことは恥だと考えているからです。

そんな意識も警戒心を高める一因なのです。

自己開示する自信もないのです。

臆病でおどおどしている


警戒心が強い人は、基本的に臆病でおどおどしているようです。

そして、自分の世界に閉じこもってしまう傾向にあります。

孤独を好むのです。

というのも、人と付き合うことで、他人から攻撃されて傷つくことを避けたいと思っているからです。

このことに臆病になっているのです。

だから、新しい人と会話をしたり関係することには、非常に敏感になって気を使っているのです。

慎重で何度も確認してから行動する

何事にも臆病になっているので、やらなければならないことは慎重になって、何度も何度も確認してから行動に移すようです。

ある意味では、非常に神経質でもあるようです。

自分のすることに間違いはないか、このまま進めても問題が起こらないか、などと確認は怠らないのです。

確認しても、し過ぎるとは思っていません。

そんな行動の仕方について、周りの人は「慎重すぎるぞ!もっと気軽に進めたら」とアドバイスしてくれますが、分かったような振りをしながらも慎重に進めるのです。

ましてや、初めてのことやリスクがあると分かっていることなどは、決してチャレンジはしないのです。

ネガティブ思考

何事に関しても、行動する時には失敗した時のことを考えてしまうのです。

もしも失敗したらこうしようと考えるだけでなく、さらにその先も失敗するのではと、先の先まで考えているのです。

しかも、上手くいくことはあまり予想せずに、失敗することのみ考えるようです。

いわゆる、典型的なネガティブ思考なのです。

傍にいる人が、「上手く行くかも知れないし」などとアドバイスしても、そんなに甘くはないと打ち消してしまうのです。

これまでの自分の経験を振り返るからです。

良いことが起こっていても、それ以上のネガティブな事柄の方を重要視しているので、良かったことは影が薄い印象なのです。

ある意味想像力豊か

今実行していることに関しても、次はきっと悪い結果になると想像しているようです。

さらに、その先のことまで悲観的に考えてしまう性格は、ある意味想像力が豊かであるとも言えます。

想像力が非常に豊かであるにもかかわらず、その想像はネガティブなことに集中しているようなのです。

もっと、ポジティブな考え方で想像してくれると、ものすごく有益になると思えるのですが、それができないのです。

一度友人の勧めでポジティブに考えることに徹したのですが、そんなにうまくいくはずがないし、万一の場合には対処を考えていないと大きな被害を受けてしまい、立ち直れなくなると信じているのです。

それを思うと恐ろしくて、ポジティブ思考は続けられないとのことです。

警戒心が強い人の想像の範囲は、予想以上に広範囲に及んでいるようです。

人間関係が希薄

警戒心が強い人は、他人との接触を極端に嫌っています。

いわゆる、コミュニケーションが苦手なのです。

社恋的な人はいないようです。

また、人の中にいて目立つことも苦手なようです。

何かのサークルに属していても、リーダーとして引っ張って行くことは苦手です。

恥ずかしがり屋な面もあるので、仲間に指示する行為はできないのです。

それよりも、人との交流や接触が苦手で、みんなの輪の中から抜け出て、一人で過ごすのも苦にならないのです。

だから、新しい友人もすぐにはできないので、気心が知れた古い友人とのみ、ささやかな会話ができるぐらいです。

大きな声で、大きな口を開けて笑ったり話したりすることはできません。

基本、笑顔もなかなか見せないのですから。

警戒心が強い人は、人間関係が希薄なのです。

人と話す時無表情になりがち

人と対話をするときに、笑顔で笑いながらの会話というのはできないのです。

どうしても相手を警戒してしまうので、堅い表情になってしまうのです。

自分では意識していないのですが、顔が緩んで笑うなどの態度は見られません。

いつも、相手を観察しながら、慎重に話すのです。

言葉もしっかりと選んで、必要最低限の言葉しか使わないのです。

うっかりと余計なことまで喋ってしまったりという心配はありません。

口は堅い方です。

自分の心を見抜かれないように、人と話す時には表情や感情は消してしまいます。

冷たい感じの無表になってしまうのです。

口数も少ない

余計なことを喋ってしまうと、自分に不都合なことになりかねないと思っているからです。

この気持ちも、漠然とした考えだけであって、余計な事をしたり話したりしないように気遣っているのです。

自然に口数も少なくて、冗談も言えないつまらない会話になってしまうようです。

余計なことを漏らして、それによってさらに会話を求められることを避けたいのです。

誤解されることを避けたいのです。

口はわざわいの元なのです。

自分も相手も無口を好むのです。

自分からは話さない

警戒心が強い人は、余計なコミュニケーションが苦手なのです。

ワイワイとみんなでおしゃべりすることができないのです。

何かを頼まれたり期待されることに耐えられないからです。

自分にむやみにかまってほしくないのです。

何か悪いことが起こりそうだと心配するのです。

だから、興味があることでも、すぐには加わらずに様子を見ているのです。

自分からポジティブに取り組むことはできません。

自分からは進んで話すこともないのです。

人とは距離を置いて観察しているのです。

警戒心を解く方法

警戒心を解くには、まずはあなたの敵ではないことを分かってもらうことです。

味方だとは言わないけれども、敵対している人間ではないことを理解してもらうことです。

自分に対して危害を加えたいとか騙してやろうと思っている人がいるかもしれないと思っているからです。

過去にも、それらしき経験があったのかもしれません。

自分が傷つきたくない、騙されてひどい目にあわされたくないという防衛本能なのです。

そんな防衛本能を解いてやることが、警戒心を解く方法でもあります。

その一つの方法は、相手との約束をしっかりと守ってあげることです。

難しい約束のことではなくて、例えば何時に何かを手渡す約束をすれば、その約束の時間までにはきっちりとそこで待ってあげるなど、身近な約束事を守ってあげることです。

こんな細かなことでも積み重ねて、約束をしっかりと守ってあげれば、嘘をつかない人かなと思ってくれるきっかけになるのです。

警戒心が強い人は、嘘をつかれること、裏切られることを最も嫌がるのです。

馴れ馴れしく近づかない

まだまだ信用していないにもかかわらずに、馴れ馴れしく近づいてきて話しかける人がいます。

「私は、あなたとはそんなに親しくないよ!」と心の中で叫んでしまいますが、そのように図々しい人もいます。

このような人は、概して口がうまくて人を平気で騙すことができる人に多いようです。

だから、警戒心が強い人は、このような人には距離を置いて離れていようと考えるのです。

そこで、警戒心を持たれないようにするためには、馴れ馴れしく近づかないことです。

適度な距離感を保てる人が好かれる

恋愛の形に、「付かず離れず」という関係があります。

恋愛しているといっても、いつもベタベタと引っ付いているのではなく、それぞれの生活や価値観を尊重して、お互いを無理に干渉し過ぎない関係です。

濃密なデートが終わると、そのあとは一人の男と女として生活するのです。

長く続いているカップルというのは、こんな付かず離れずの関係が気に入っているようです。

カップルだけでなく、警戒心が強い人と接する時にも、この付き合い方が理想的なのです。

それほど親しくはないけれど、お互いを意識できている関係なのです。

そのうちに信用されてくると、密接な関係になってくるのです。

このように、警戒心が強い人は、適度な距離感を保てる人が好かれるのです。

自分の失敗談や騙された話をする

警戒心が強い人は、この人は本当に信頼できる人なのかどうかを探ってきます。

それを判断する一つとして、自分のことを正直に隠さず話してくれているかを見ているのです。

そんな時に、自分の失敗談を話すのです。

「2年ほど前に、足の疲れを取るマッサージ器を、ある営業マンに勧められましてね。

口がうまくて買わされちゃったんですよ、15万円もする機械をね。

しかし、ふくらはぎはマッサージできるのですが、肝心の太ももがいっこうに良くならなくて、結局使わなくなってしまいました。

もっと体験してから買うべきだったと後悔しているのですよ」などと、よく考えずに失敗したことを告白するのです。

この人は、結構他人のことを信用するタイプだなと少し安心して、距離感も縮まるのです。

弱みがある人は親近感を持たれる

この人も騙されたりするタイプなのだと、その人の弱みを見つけることができれば、何か親近感を持つようになります。

もっと相手のことを調べなくてはまた騙されるのではと同情したり、自分と同じタイプだと感じたりするのです。

自分の弱点や未完成なところを明らかにすることでも、親近感を持たれることがあります。

逆に、「もっと相手を注意することも必要ですよ」などと諭されたりするのです。

あまり根掘り葉掘り話を聞かない

誰でも、知られたくない過去とか出来事もあるのです。

できるだけそんな話にならないように、避けているはずです。

警戒心が強い人は、その点でも特に神経質になっているはずです。

そんな関連の話になりそうだと直感すると、すぐにその場を離れて行くのです。

距離を保って、絶対に近づかないように防御するはずです。

そうなってしまうと、相手の警戒心を解くことなどは到底無理なのです。

そんな関係にならないように、近づくことができても、あまり相手のことを根掘り葉掘り聞かないことです。

相手の顔つきから見て、やばそうになったら、すぐに違う話題に切り替えることが大切です。

顔をゆがめたり、目を合わせなくなった時には、特に注意が必要です。

まずは自分の話をして知ってもらう

まずは、自分の生い立ちや趣味の話など、差し障りがないことから話を始めます。

まず自分のことも、相手に知ってもらうようにします。

簡単な失敗談や仕事の苦労話など、面白そうな話を持ち出します。

相手が興味を示してくれたなら、自分の性格や欠点なども披露できるのです。

そうしながら、警戒心を解いていくのです。

共通の趣味や興味のあることについてだけ話す

雑談から始めて、相手がどんなことに反応しているかを観察します。

そして、どんなことに興味があるのか、どんな趣味を持っているのかも探ります。

スポーツのことや芸能人のことに興味があるようなら、共通の話題がないかを振ってみます。

ある人の話題に関心があることが分かると、そんなことを中心に話を展開して行くのです。

共通の趣味でも見つかるとしめたものです。

これを突破口にして、当たり障りのないように、共通の趣味や興味のあることについてだけ会話を続けていけば、徐々に警戒心を解くことができるのです。

体調や困り事について心配してあげよう

警戒心が強い人は、あまり友人を作っていないはずです。

会社でも、学校でも、仕事や授業が終われば、部活をするわけでもなく一人になりたいので、すぐに家に帰るのです。

一人が好きなので、悩みを打ち明ける親しい友人にも恵まれていないはずです。

もしも、警戒心が強い人が、体調が悪くなったり、何か悩みがあるようなら、相談に乗ってあげるのです。

ちょっと優しく尋ねてあげるだけでも非常にうれしいのです。

「大丈夫ですか?」の一言でもいいのです。

感激するはずです。

やはり心配してもらうと嬉しい

警戒心が強い人は、孤独が好きです。

他人と無駄な話はしたくないと思っているのです。

だから、なかなか誰も気安く近寄ってこなくなっているのです。

そんな時に、ちょっとしたことでも悩んでしまうこともあります。

また、みんなが知ってることでも、知らないこともあるのです。

情報交換が苦手ですから。

例えば、明日の食堂は急遽店内改修工事があるので、閉鎖されるというニュースが入ってくると、知らない時があるのです。

そんな時に、「ねえ知ってる?明日は弁当持参がいいよ。工事で食堂は閉鎖なの」など、心配してちょっと声をかけてやると、とても嬉しいのです。

警戒心が強い原因

警戒心が強くなった原因があるはずです。

それは大きくは3つによるものだと思われます。

親の教育

子供が幼いころに、子供に自由を与えずに親が厳しく育ててしまうと、親の言動に敏感になってしまうのです。

強い口調でよく叱っていると、親の動きや表情から、萎縮してしまいます。

すると、親以外の人に対しても過敏になっていき、相手のことを警戒するようになります。

このまま成長していけば、警戒心が強い人間になっていきます。

持って生まれた性格

自然の動物というものは、生まれてから生き抜くために、敵が来ないかと常に警戒しているものです。

また、いろんな生き物に接していくときには、敵か味方かも判断できなければ、生きながらえることもできません。

人間は、赤ちゃんの頃には、親以外の人間にはすぐにはなつきません。

いわゆる人見知りをするようになるのです。

これも生まれながらの警戒心の表れともいえます。

人見知りで泣くのは、警戒心から起こる親への警告なのです。

人間も含めて、警戒心を持つことは動物としての持って生まれた性格なのです。

過去のトラウマ

過去の出来事の中でも、誰かに騙されたとか裏切られたことによって、大変辛い思いをしたことがあると、いつまでもトラウマになって消えないものです。

恋愛においても、結婚までの約束をしていながら、結局喧嘩別れをしてしまい、結婚には至らなかったと言うような苦しい過去があれば強いトラウマになってしまいます。

当時の出来事の記憶がフラッシュバックしてしまい、その後の恋愛には警戒してしまうのです。

人間不信になってしまうのです。

警戒心が強い人は、何らかの心の傷を抱えて生きているのかも知れません。

そんなトラウマから、他人には警戒心が強いことがあるのです。

警戒心が強いと周囲と打ち解けられない

警戒心が強いと、自分から一人になろうとみんなから離れたり、話しかけても反応が薄くて話が続かないことがあります。

このような対応をされると、自分のことが嫌いになっているのではと心配になってしまいますが、嫌われているとは限らないのです。

そのような態度は、警戒心が強い人の特徴でもあるのです。

恋愛の場合もそうです。

好きになった女性に、勇気を出して話しかけても反応が微妙であったり、距離を取る行動をするときに、自分に脈がないと判断してはいけません。

単に、相手に対する警戒心が強いだけのこともあるのです。

警戒心が強い人は、好きな人でも周囲の人には簡単に心を開かない性格だからです。

なかなか打ち解けられない性格なのです。

周囲の人が近寄りがたくなる

警戒心が強い人は、他人を寄せ付けないという雰囲気が漂っています。

周りの人に対する意識が強く、無意識のうちに表情や態度などで「近寄るな!」という空気が流れているのです。

自分の慣れ親しんだ領域には、入り込まないように壁を作っているのです。

対話の時も必要なこと以外は聞く耳を持ちません。

しかも、ちょっと機嫌が悪い時には、ものすごくぶっきらぼうな態度で接するのです。

周囲の人は、近寄りがたくなるのです。

もともと社交性も高くないので、コミュニケーションという点では、ほとんど取れないようです。

殻に閉じこもってしまうようです。

接するのに気を遣うので疲れる

ある人は、警戒心が強くて仲良くできない人のことを、「あの人はとても神経質だね」と言います。

接するのに大変気を遣ってしまいます。

相手のご機嫌を損ねないように気配りも必要なのです。

同じ職場であれば、まったくコンタクトを取らずにいることはできないので、必要最低限のことしか話しませんが、それでも接するのに気を遣うので疲れるのです。

少しずつ距離を縮めよう

警戒心が強い人の対応については、対応は二つあります。

一つは、その人との距離を考えて接することです。

「付かず離れず」という言葉を紹介しましたが、必要なところではしっかりと対話を行い、それ以外では距離を置いて接するという方法です。

いずれにせよ、相手に対しては、関心があることをアピールする必要もあります。

もう一つは、自分は相手に対して害を与えたり嘘をついたりする人間ではないと分かってもらうことです。

そして、お互いが心を開いて話せるような関係に持っていくのです。

同時に、まずは相手が安心する距離感を知ることも必要です。

どこまでなら警戒されないのか、会話の中で距離を探るのです。

特に注意することは、相手のプライバシーに触れるような発言は避けるべきです。

これは一般的な人との会話でも大事なことですが。

順調に打ち解けていっているつもりでも、相手の心の中に土足で踏み込むような会話は、絶対に避けるべきです。

時間がかかっても、相手の態度や表情を観察しながら、少しずつ距離を縮めて行くことが、警戒心が強い人の心を開かせる方法だと思います。

警戒心が強くても、自分の心も開きながら辛抱強く接していくことで、こちらを理解してくれたなら、警戒心の解消もできることでしょう。