我が子とその友達が仲良く遊んでくれるために親には何ができるでしょうか。

しゃしゃり出ていっても面倒臭い親という感じがするし、かといって何もしないというのも「それでいいのか」と思ったりします。

親にできること、すべきこと、そしてするべきではないこと、様々な注意点があるため、順を追って解説します。

子供を友達と仲良く遊ばせたい・・・!でも苦労しますよね

子供と友達が仲良く遊んでくれることに越したことはありませんが、まぁそう上手くもいかないのが現実です。

しかし、親が出ていったところで何ができるのかピンとこない部分もあります。

苦労の方向性を間違えると尚更しんどいので、前提として、どういう考え方でいたらいいのかを見てみましょう。

無理に遊ばせないというのも重要なこと

そもそも論ですが、我が子の友達関係なんて親が支配する事柄ではありません。

というより、できるはずもない事柄です。

子供は自我を持った瞬間から一人の人間になっているわけで、人間関係は自分で構築していきます。

親がでしゃばった結果、子供同士の友情を破壊したなんて話もあるので要注意です。

「仲良く遊ばせたい」という気持ちの中に「私の力で」という隠れた言葉が存在するなら、それは自意識過剰。

言い方は悪いですが“たかが親一人”にそんな力があるわけがないと考えましょう。

子供は遊びたい子と遊ぶ

幼稚園にしても小学校にしても、子供は子供で遊びたい子と遊んでいます。

引っ込み思案な子だと親が心配する気持ちもよくわかりますが、生涯引っ込み思案ということは、まずありません。

それに、親がなんとかしてくれたお友達より、ひょんなことから仲良くなった友達ほど長続きするものです。

親になると、途端に自分の子供時代を忘れてしまう人がいますが、子供ってそういうものですよね。

親が決めた友人としか遊べない子なんて、よっぽどのお嬢様やご子息だけでしょう。

それが良いとも思えません。

子供も友達を選んでいることが多い

子供ながらに「こいつはヤバイ」というのは直感でわかります。

なんだかいじわるだな、外面はいいけど根はとんでもない奴だな、などというのは、むしろ親からは見えない当人同士の空気の中で察知するものです。

とくに外面の良い子のことを、子供の意見を聞きもしないで「あんなに良い子なのにどうして一緒に遊ばないの」なんて親が言ったらどうなるでしょう。

我が子は「親は何もわかってない。ひどい裏切りだ。もう何も相談するものか」と大きく傷つくはずです。

我が子が選んだ友達で我が子が傷ついたとしても、それはその内「見る目がなかった自分が悪い」という考えに変わっていきます。

それを見守るのが親の役目です。

そういった経験が大人になってから役に立つので、相談だけは乗ってあげられる余裕を持つ方向へ熱意をシフトしましょう。

よく子供を友達に「仲良く遊んで」という親がいるが・・・

このセリフを言ってしまう親の感情が全然よくわからないのですが、いますよね。

何なんでしょうか…。

そんなものは「自分たちで勝手にやるので放っておいてくれ」というのが子供の本音でしょう。

仲良くするかどうかは当人同士の問題なので、親が子供相手にお願いすることではありません。

もし仮に紹介した子が子供の苦手な相手だったら逆効果になってしまう

親とはいえ、子供の心の全てを把握しているなどという傲慢な考えを抱かないことが大切です。

自分の子供にぴったりの友達だと勝手に思い込んで「仲良く遊んでね」なんて言ってしまった後で、その子と我が子の相性が非常に悪かったらどうするのでしょう。

「それなら子供が離れていくでしょう」なんていうのは無責任です。

親が「仲良く」と言ってしまったからには我が子は義務感を負うことになります。

嫌でも付き合わなければならないし、親の前では仲が良さそうに振舞うようになるかもしれません。

こんなのは悲劇としか言いようがないです。

子供たちの中ではイジメなどもあるのでこの手の方法はNG

子供が皆天使のような朗らかな性格を持ち合わせているわけではないということは、自分の子供時代を思い返せばわかるはず。

陰湿なイジメは大人の目には見えず、誰にも打ち明けられずに追い詰められていく子供がいます。

そこへきて親の「仲良くしてね」という呪いの言葉があれば四面楚歌です。

とくに相手の子供がワガママなら「仲良くしてね」と相手の親から言われたことを、鬼の首を取ったかのように振りかざし、独自の“仲良しルール”を作り上げることがあります。

「仲良しはいつも一緒にいるものだ」と決めてかかれば、我が子の気持ちも考えずにひっついて回ったり、「仲良しは物を貸してくれる」と言い放って我が子のオモチャを取り上げたりします。

我慢の限界がきた子供が「仲良くしなくちゃいけないの?」と泣きながら訴えてきたとき、初めて自分の言葉の重さを理解するようではいけません。

もっとよく考えて行動しましょう。

ある程度の年齢だと相手の子供が戸惑うかもしれない

相手の親から突然「仲良く遊んであげてね」と言われたら、小学生なら戸惑ってしまうかもしれません。

「過保護かよ」とも思うし「なんか前にトラブルあったの?」と勘繰ったりする年齢です。

それが元で子供同士の関係がギクシャクするので、心の中で「いつも仲良くしてくれてありがたいな」と思っていれば十分でしょう。

大事なのは子供の好きにさせてあげること?

友達選びに関しては子供の好きにさせてあげることが一番です。

もし口を出していいとすれば遊び方でしょうか。

嫌いな子がいたとしても徒党を組んでイジメて良いわけがないので、それは叱るべきですし、高いところからジャンプをするなども危険性を伝えるべきです。

そういった「本当にやってはいけないこと」こそ親が管轄するものであり、相手の親とも一緒に考えることをおすすめします。

子供が誰と遊びたいのか

根っから社交的な子供なら「あの子と遊んでみたい!」と思った瞬間には声をかけるでしょうけど、そういう子ばかりでもありません。

なんとなく興味があるのに話しかけられない相手がいて悩んだり、誰に対しても挨拶を恥ずかしがったりします。

だからといって、親が「○○ちゃんて子と仲良くしたいのか!任せろ!」としゃしゃり出てはいけません。

問題を乗り越えるのはその子自身ですべきことですから、どうして遊びたくても遊べないのか、子供の話をよく聞いてアドバイスしてあげましょう。

逆に、今までの友達と相性が悪いことに気付いた一方、別に遊びたい子がいるという場合もあります。

そういったときでも慌てず、今は相性が悪いだけかもしれないということを考慮しながら、友達を増やしていくことの面白さや、合わない人と無理に一緒にいる必要はないことを教えましょう。

友達は多ければ良いというものでもありませんからね。

子供の好きにさせているか

さて、友達選びのみならず、子供には主体的に行動させることが重要です。

親の判断基準で良し悪しを決めていると、子供が大人になってから苦労することになります。

自分で考えることができなくなるかもしれないからです。

いつも誰かに判断を委ねるようになってしまえば、自信も失ってしまいかねません。

子育てはめちゃくちゃ難しいので、つい親が望むレールの上を歩いて欲しくなるものですが、親がすべきことは「悪いことをしたら叱る」ことくらいです。

予め悪いことを伝えて行動を封じ込めなくても、本当に悪いことは子供だってよくわかっています。

それを、細々としたことまで行動に制限をかければ、それは子供に対して「お前のことは、これっぽっちも信用していない」と言っているようなものです。

親から信用されていないなんて、子供からすれば悲しみ以外の何物でもありません。

反抗期も長引くでしょうし、親にとっても良いことがないので、ある程度は自由にさせてあげつつ、目配りだけはしっかりしておけばOKです。

お友達と子供を仲良く遊ばせる7個の方法!様々な方法があります!


では、子供が友達と遊ぶことにおいて親が何もできないかというと、そういうわけではありません。

仲良く遊ぶにしたって守るべきことがあるからです。

先述のように、子供のイジメは大人には見えづらいので、より注意深く子供の心の動きを見ておかなければならないし、イジメ以外でも「これはイカン」ということがあります。

子供が友達と仲良く遊ぶために親にできることと、やるべきではないことの両方を見ていきましょう。

1.家で遊ばせる時はルールを決める

我が子が友達を招くのはいいとしても、長々家で遊んではもらいたくないのが本音。

夕飯の準備を始める時間には帰って欲しいものです。

考えたくはないですが、世の中“ちゃんとした”親ばかりではないので、平気で夕飯をせびってくるように子供にけしかける家庭があるんですよね…。

言い方は悪いですが、そんな子に居座られたら家計が切迫します。

あくまでもその子が悪いわけではないので、子供同士だと「人様の家で毎晩夕飯を食うのはおかしい」ということには気づきません。

ここは大人が教えないといけないことだし、その子の親が機能していないなら、こちらで何とかするしかありません。

数時間ほど家で遊ばせその後は外で遊ばせる

都会だと公園が少ないとも言われていますが、それは固定概念です。

都市計画法第33条では公園の設置義務が記載されており、各自治体は一定の面積において公園を必ず設けています。

例として千葉県市原市の公園設置基準を挙げると、開発面積の3%以上かつ計画人口1人あたり3㎡以上または開発面積の6%以上となっています。

これは防災の側面から必須なわけです。

つまり、公園はあります。

数時間も家で遊ばせたら、その後は外で駆け回ってもらいましょう。

家でできる遊びは雨の日や暑すぎる日だけでも良いくらいです。

そして、暗くなる前には各自で家に帰る。

これが健全であり、成長期において十分な睡眠をとるためには欠かせない行動です。

家で遊ばせるときに喧嘩がおこる場合は外に出させる

家で子供たちが楽しく遊んでいても、喧嘩はひょんなことから勃発します。

それに備えて「喧嘩は外でやる」というルールを予め決めておき、ヒートアップしてくる前に外に出てもらいましょう。

家の中でドタバタされて物を壊されても困るし、子供同士の喧嘩の場に、どうしても我が子寄りになってしまう親がいるというのも、あまり良いことではありません。

当人で解決させ、喧嘩が長引いて帰ってくるようなら相談に乗ってあげましょう。

2.あまり口出しをしない


放任主義までいくと良いとはいえませんが、ガミガミ口うるさく言うのはダメです。

言われればやるというだけの人間は、社会では使い物にならないため、子供の頃から主体的に動けるよう育成することを心がけます。

子供が勉強をしないとしても、最終的に困るのは自分であることは自分が一番わかっています。

勉強が楽しくなくて向いていないと子供が思っているのなら、親としてできることは楽しく勉強をさせるにはどうしたら良いかということであって「勉強しろ!」と怒鳴りつけることではありません。

なぜなら、子ども自身がどうやって勉強したらいいかがわからないのに怒鳴られたって、どうにもできないからです。

これと同じで、友達付き合いに関しても親がガミガミ言うのではなく、どうしたら楽しくなるのかを子供が悩んでいるときに、大人としての経験を共有し、子供にヒントを与えることが大切なわけです。

口出しをすると子供が嫌になってしまう

友達付き合いに口を出されるのは気持ちが良いものではありませんよね。

自分が子供の頃を想像すればわかるはずです。

後悔することになるとしても、その時は“良い友達”だと思っているわけで、親にガミガミ言われれば「○○のこと何も知らないくせに!」と反発したくなります。

逆に素直すぎる子は、親の言うことを聞かなければと思っているので、その内全ての友達について親の助言を求めるようになってしまうでしょう。

にも関わらず、その相談に付き合いきれなくなった親が「ちょっとは自分で考えなさい」と突き放すのは道理を外れています。

親の言うことがメチャクチャでは子供が混乱するので、最初から口を出すのをやめましょう。

口出しで逆効果にもなる

反発心が生まれると、親の言うこととは逆のことをしたくなるものです。

そこで、親が絶対に付き合いを認めないであろう悪い連中に、あえて自分から近づいたりします。

イジメはやるわタバコは吸うわ、酒も飲むし万引きもするといった絵に描いたような不良と付き合い出しては大変です。

親が気に食わない、多少悪い奴と付き合うことで「ヤバイ奴と付き合うとどうなるか」を身を持って知れば、極端に悪い奴とは付き合わなくなります。

人間関係で生じた傷が長年にわたって痛むとしても、それも経験であり、子供が傷つかないように過保護になるべきではありません。