『依存』は誰にでもあります。

我々にとって大切なのは、『依存心』と『自立心』とのバランス感覚を忘れずに保ち続けることです。

今の日本全体を包み込んでいる閉塞感は、子供や学生、大人までもが、他人の視線を気にしながら日々の生活を送り、疲弊しています。

疲弊した心を癒すための手段として、ときには依存することも、精神的な平衡感覚を保つためには必要なことです。

物事の良し悪しを判断する時も、自分の価値観だけではなく、他の人の価値観や考えに置き換えて、『周りの人はどのように判断するだろうか』という観点も必要です。

他の人の視線に『気配り』しながら生活することは精神的な疲弊感を引き起こし、自信喪失に陥ることがあります。

今の日本人の多くは、自信を失っています。

自信を失うことで、心のより所を求めて、モノに依存して、ササやかな心の安らぎや気分転換を求めるのです。

依存するパターンには程度の差がありますが、仕事帰りの居酒屋でのイッパイや気分転換のタバコ、コーヒー、ゲーム、異性関係など、数え上げればキリがありません。

色々なモノに依存することで、ストレスが解消されたり、気分転換しヤル気が湧いたり、我々の生活の中では必要な事と言えます。

大切なのは、依存するモノに没入し溺れないことです。

人の心は、緊張などで張り詰め通しでは疲弊してしまいます。

学校や職場で織り成される様々な人間関係に疲弊すると、ゲームやお酒、タバコ、コーヒー、異性と過ごすひと時などを楽しんで気分転換し、張り詰めた心を和らげようとします。

このような依存は、心の平衡感覚を維持するためには必要なことです。

しかし、依存するモノに心身が没入し溺れて、精神的な平衡感覚を失う状態に陥るケースが少なくありません。

閉塞感に包まれた日々の生活で、心を素直に開くことができない人間関係が蔓延している中で、人とのコミュニケーションを避ける人が増えています。

人とのコミュニケーションを避けながら気分転換するためには、人以外のモノに依存する方法が手っ取り早く自分の思い通りになります。

お酒やタバコなどを独りで味わいながら過ごす人が増えていると言えます。

『依存』が『没入』へと陥らないように食い止めるためには、自制心と自立心が必要です。

依存してしまいがちな13個のこと・もの

閉塞感が蔓延した日々の生活の中で、学校や職場の人間関係から弾き出されないようにするために、周りの人の視線を気にしながら、場の空気を読むことに疲弊している人が増えています。

周りの人と比較し、自分の優劣を気にすることにエネルギーを注ぎ込む生活から逃れたい渇望に駆られている人は若年層から中年層まで日本中に蔓延しています。

人と比較することに疲れ切った人は、ササやかな心休まる場を求めて、様々なモノに依存するようになります。

他の人の視線を気にしながらの生活は、自分自身の考えや価値観を見失い、自分の本心が出せなくなります。

周りの目が気になり、自分の考えや価値観を素直に表現できない生活は、ストレスが溜まると同時に自信喪失に陥ります。

溜まったストレスを解消するために、モノに依存して心の安らぎと救いを求めようとするのです。

依存する対象は、恋愛やお酒、タバコ、ゲームなど、数え上げればキリがありません。

大切なことは、依存する対象に心身を『溺れさせない』ことです。

依存することは、ストレス発散の手段としては必要なことです。

しかし、『依存』に留まらずに『溺れる』状態に陥ることは、身近な人や周りの人に迷惑を掛けるとともに、場合によっては、社会的な立場を失うこともあります。

恋愛依存

仕事や人間関係で溜まったストレスを解消する手段として、心を惹かれる相手と過ごすヒト時をもつことで、安らぎを得ることがあります。

恋愛に依存する理由には様々なケースがあります。

愛する人に、自分の心の辛さを分かってもらいたい、理解してもらいたい、身体的欲求を満たしたいなど理由は様々です。

好きな相手に、恋愛感情を表わして依存することは、相手にとっては、精神的に大きな負担を感じることがあります。

お互いに精神的に対等な関係に裏打ちされた恋愛感情は、素直な気持ちで恋愛感情を相手に表現できます。

しかし、依存心による恋愛感情は、相手の心に大きな負担をかけることになります。

このため、あなたの依存心が、心を寄せる相手に大きな精神的負担をかけることになります。

そのことに気づいた時、あなた自身の心も安らぐことはありません。

恋愛依存は、あなたにとって大切な人の心を疲弊させる結果になることがあります。

お互いに同様な依存心に裏打ちされた恋愛感情であれば、相手の心に負担をかけることは少なくなります。

しかし、相手に依存する恋愛感情は、相手の心に大きな負担をかけますので、恋愛関係は長く続かないことがあります。

アルコール依存


アルコール依存の軽度なものとして、仕事帰りに居酒屋でお酒を飲み交わし酔うことで、ストレスや日頃の不満を発散する方法があります。

お酒の酔いで心の辛さや不満を紛らわせることは、一時的に辛さを紛らわせることができても、酔いが覚めると心の辛さが倍増することもあります。

お酒に頼るアルコール依存は、独りでお酒を飲んでも、酔いから醒めると、飲む前と何も変わらない辛い心があるだけです。

辛い心を和らげることはできません。

心を許せる親しい人とお酒を酌み交わしながら、日頃のウップンを晴らす語らいがあることで、日頃のストレスを発散することができるのです。

独りでお酒を飲むアルコール依存は、心の辛さやストレスを発散することは出来ません。

アルコール依存は、度が過ぎると健康面への影響が出てきますので、飲む量を抑制してくれる身近な人が必要となります。

薬物依存

薬物依存は、現実の辛い心境から逃れたいとか、忘れたいという追い詰められた心理状態から、逃れる手段とすることがあります。

薬の作用で神経がハイになることで、辛いことを忘れることができます。

辛い心境に包まれて、冷静な気持ちになることが難しいときに薬物を服用することで、正常な感覚を麻痺させることができます。

薬物依存は、即効性があるため、服用すると時間をおかずに精神的な平衡感覚が失われ、神経が麻痺します。

神経が麻痺することで、辛いことを感じる感覚が無くなり、心が『辛さから解放された』と錯覚するのです。

しかし、薬物依存は、時間が経ち薬物の効き目が消えたときに、辛い心境が倍増して心に襲ってきます。

このため、倍増した辛さから逃れるために、服用する薬物の量を増やすことになります。

こうして、薬物依存の『ドロ沼』から抜け出すことが出来ない薬物中毒に陥ることになります。

薬物有毒になると、心身ともにボロボロになるケースが少なくありません。

薬物依存は、心の苦しさから逃れる根本的な解決策には、なりません。

ギャンブル依存

ギャンブル依存は、現実生活の辛さを忘れさせてくれます。

ギャンブル依存に陥る人の傾向としては、日常の仕事で『虐げられた感』の心理状態に陥っている人が、勝負に勝つことで味わえる優越感に浸りたい欲求を抑えられずにギャンブルに走るケースが多々あります。

日頃の仕事の場面で充実感を味わうことができない欲求不満を抱えていて、ギャンブルに勝つことで一瞬の充実感に浸ろうとします。

ギャンブル依存は一度でも勝つ醍醐味を味わうと『また勝ちたい』という衝動にかき立てられて深みにハマっていく傾向があります。

一度深みにハマると借金地獄に家族を巻き込むケースが少なくありません。

ギャンブル依存に陥ると、心の安らぎを得ることは出来ずに、平凡な生活から崩壊生活へと溺れていく残酷悲惨な面を持っています。

ギャンブル依存は、家族や身近な大切な人を悲惨な状態に巻き込みますので、避けることが大切です。

ゲーム依存


ゲーム依存は、世界中に蔓延しており、特に若年層に浸透しています。

ゲームで一瞬の優越感と達成感を味わうことができます。

日常生活の雑多な面倒なことを考えずに、ひたすら没頭してゲームの『主人公』に為りきり、楽しむことが出来ます。

仮想の空間であるゲームの世界の中で、自分が主人公として『活躍』することで充実感と達成感を味わうことができます。

日常の現実の生活の中では、自分の存在が認められることは少ないです。

しかし、ゲームの仮想空間では、主人公になって活躍することが出来るため、自分の存在感を実感できるのです。

ゲーム依存の人にとっては、ゲームの仮想空間が自分の存在を認めてくれる、唯一のプライベート空間になるのです。

ゲーム依存に陥る期間が幼少時から永くなることで、友達との間で直接、考えをぶつけ合いながら遊ぶ機会をもてなくなります。

このため、人間関係を築くためのコミュニケーション能力の成長に影響するケースがあります。

借金依存

借金依存に陥る原因には、ギャンブル依存や飲食・交友関係などの浪費が背景としてあります。

自分の収入を超える浪費の生活が続くことで、借金依存の深みにハマるのです。

借金依存の原因となっている、ギャンブルや異性関係から抜け出さなければ、借金依存で家族を巻き込み生活破綻を招くことになります。

借金依存は、ギャンブルでの一時的な達成感や異性関係で味わった甘い蜜の味が忘れられずに、深みにハマルことが多いです。

借金依存は、家族の幸せを奪い破綻させるケースが多く観られます。

食物依存

食物依存は過食を招くことがあります。

自分が好む食べ物を多く食べ過ぎる食物依存は、自分の中に忘れたい過去の体験が心の傷として残っていると、忘れるための手段として、食べることに集中します。

また、トラウマとなった嫌な出来事を忘れるために、好きな食べ物の味覚に心を集中することで、一時的な心の平安を得ようとするのです。

好きな食べ物の味覚が、心の不安感を和らげてくれるのです。

心の不安感が常に離れずに付きまとっている人にとっては、好きな食べ物を求めて食べ続けるケースもあります。

食物依存は過食を招き、更には肥満になるケースもあります。

若い人にとっては、食物依存によって生じる肥満は、新たな心配事を引き起こします。

ですから、食物依存は、心の平安を保つ効果は期待できないことがあります。

カフェイン中毒

カフェイン中毒は、精神障害の1つに分類されています。

カフェインが多く含まれる、コーラ、栄養ドリンクなどを日常生活の中で愛飲する量が多くなり、欠かすと精神的な不安症状を引き起こすのがカフェイン中毒です。

特にコーヒー好きは世代を問わず多くいます。

愛飲家の中には、コーヒーを飲むことで気持ちが落ち着く、精神的な疲れが取れるなどの効果を期待しています。

また、栄養ドリンクの愛飲家も多く、仕事の疲れを取る、元気を取り戻すなどの効果を期待しています。

これらの愛飲は、日常生活の中で起きる心身の疲労感を和らげる効果があります。

しかし、飲まずにいると、不快感が起きたり、気持ちが落着かなくなるとか、不眠症などの症状が表われる状態は、カフェイン中毒が考えられます。

カフェインを多く含んだ飲み物の過剰摂取に陥らないような、節制する気持ちを維持することが大切です。

携帯依存

携帯から一瞬でも目を離すことが出来ずに、歩きながら携帯やスマホを覗き込んでいる人をよく見かけます。

携帯は身近な存在として、時間を問わず深夜でも友達と会話することの出来る大切な生活用品になっています。

また、Webサイトから興味のある情報を閲覧したり、好きな曲をダウンロードしたり、オンラインゲームをしたり、ブログの交換で新たな友達が出来たり、日常生活には欠かせない便利ツールになっています。

日常生活が携帯に依存した生活になっていることで、携帯がバッテリー切れで使えない状況になると、精神的に不安に陥り、気持ちが落着かなくなる症状になったなら、携帯依存症になっているといえます。

携帯電話により、友達との会話で孤独感を解消できたり、メール交換により寂しさが解消できたり、孤独感や寂しさを和らげてくれる生活用品として、携帯は確たる地位を築いています。

今では、世代を問わず、無くてはならない大切な生活用品のひとつとなっています。

SNS依存

SNS依存に陥る人は、身近に心を開いて話せる親しい人を持っていないとき、寂しさを和らげるためにSNSのコミュニケーションツールを頼ることがあります。

SNSはコミュニケーションを取る相手を自分で選べることができます。

自分好みの人とだけ、コミュニケーションをとることができます。

一方、学校や職場で人間関係を築く際には、相手を選ぶことができません。

このため、人間関係の息苦しさから、ストレスを抱えている人は少なくありません。

SNSの世界では、コミュニケーションを取る相手は、自分の好みで選択できますので、精神的に負担の掛からないコミュニケーション関係を築くことができます。

学校や職場で人間関係を築くことが苦手な人にとっては、SNSで自分好みの友人をつくっていくことも1つの方法と言えます。

日本全体に蔓延している、学校や職場でのイジメから逃れたい人にとって、SNSはコミュニケーションを維持するために有効な手段の1つと言えます。

閉塞感に包まれた日々の生活の中で、人と比べることに疲弊している若者にとっては、SNSの空間は、他人の目を気にすることなく、自分の想いを素直に表現して人間関係を築くことの出来る大切なコミュニケーション空間といえます。