お金を渡す場合、意識しておきたいのがマナーです。
結婚式やお葬式、お見舞金など、お金を渡すシーンは何かと訪れるものです。
そんなとき、マナーがなっていないと恥ずかしい思いをするとともに、相手に不快な思いをさせてしまうことがあります。
あなたは、お金を渡す時のマナー、しっかりできていますか?
そこで今回は、『お金を渡す時のマナーと注意点』をまとめました。
大人になってマナーを知らないのは、人付き合いに悪い影響を与えかねません。
マナーは、お互いが気持ちよく付き合っていくためのものなので、ぜひこの機会に、お金を渡すときのマナーを覚えましょう。
お金の正しい渡し方知っていますか?
お金の渡し方には何かとマナーがあるもので…大人になって知らないと、恥をかいてしまう場面も多いと思います。
それなのに、お金の渡し方って、学校では教わらないんですよね!!
常識やマナーって、教科書には書いてありません。
親から子へと受け継がれ、世の中の空気を読み、なんとか身につけていくものです。
親から一通り教わる人もいるとは思いますが、その場面場面で、恥をかきながら身につけていく人も…。
そのため、その場面に出会わずにいると、30代や40代になって大恥をかくこともあります。
しかもマナーって、誰かに指摘されればまだ良いほう。
恥をかくのも1度で済みます。
でも、「こんなマナーも知らないの?」と思われるだけで、教えてもらえないことも多いんです。
気づくことがなければ、永遠に恥をかき続けることにもなりかねません!
お金の渡し方も、そのひとつ。
デリケートな問題だけに、マナーがなっていなくても相手もツッコミづらく、失礼な人と思われるだけでスルーされてしまうことも多いです。
その上、デリケートな問題なためにマナーがなっていないと、強い印象を残すことに…。
そうならないためにも、お金の正しい渡し方は、自ら学ぶ努力をしなければならないのです。
【場面別で紹介】お金を渡すときの5個のマナーと注意点を教えます!
知らないと恥をかくことになるだけではなく、相手に不快な思いをさせてしまうことにもなりかねない、お金を渡すときのマナー。
きちんと身につけていないと、自分が恥をかく以上に、相手に大変失礼な行為をすることになります。
もちろん、マナーがなっていなければ、人付き合いにも亀裂を生みかねません。
ここでは、大人ならしっかり身につけておきたい『お金を渡すときのマナーと注意点』を場面別にご紹介します。
さまざまなシーンでのお金を渡すマナーを覚えて、いざというときにきちんと対応できるようになりましょう。
1.結婚式の時
お金を渡すときのマナーと注意点、ひとつ目のシーンは『結婚式の時』です。
結婚式ではご祝儀を包むことになりますが、その包み方にはマナーがあり、マナーが出来ていないと相手に不快な思いをさせてしまうことになります。
最近の若い世代では気にしない人も多いかもしれませんが、いただいたご祝儀を確認するのは、新郎新婦本人とは限りません。
ですから、「新郎新婦は親しい友人だから適当でも大丈夫」なんて思うのは大間違い!
結婚式に招かれたら、そのご祝儀は受付の人に渡すことになりますし、預かったご祝儀は親御さんなど親族が確認することもあるでしょう。
新郎新婦は許してくれても、あなたのマナー次第では、新郎新婦の顔に泥を塗ることになるかもしれません。
お祝いの席では特に、水を差す様な真似はしたくないものです。
お祝いに相応しいマナーでお金を渡すことは、祝福の気持ちを伝える上でも大切なことですよ。
結婚式の時にお金を渡すマナーのポイントは4つあります。
それぞれにお祝いの意味や縁担ぎの意味がありますので、しっかり身につけておきましょう。
ご祝儀袋を使用する
結婚式の時にお金を渡すマナーとして、まず覚えておきたいのが、ご祝儀袋にお金を包むことです。
このマナーについてはご存知の方も多いかもしれませんが、どんなご祝儀袋がふさわしいかについては、きちんと把握している人は少ないのでは?
結婚式のご祝儀を包むご祝儀袋は、「熨斗(のし)」が付いたものを選ばなければなりません。
一般的に販売されているご祝儀袋には、基本的にのしがついていますが、誤って付いていないものを選ばないよう注意しましょう。
結婚式用やご祝儀用などと書かれたご祝儀袋を選べば、一般的には右上のあたりに飾りとして熨斗がつけられています。
熨斗は、本来アワビを薄く延ばして乾燥させたもので、現在ご祝儀袋につけられているのしは、簡略化されたものです。
熨斗は縁起物で、アワビが長生きする貝であることから、長寿の願いが込められています。
また、アワビは大変貴重なものだったこともあり、結婚式などのおめでたい席に最上級の祝福の意を表すものとして、お祝い事には熨斗が欠かせなくなっているのです。
これは古来より受け継がれた伝統的なマナーであり、今の世代の人にはあまりピンとこないことかもしれません。