学生の時だったら致し方なしですが、あなたが社会人になっても「感想文」というものはついて回ります。

「感想」、これほど簡単そうで難しいものはないでしょう。

いざ書き始めようと思ったら全くペンが動かない、という経験。

おありではないでしょうか?

何故、人はこうも感想を書く事が苦手なのでしょうか。

そこで今回は「感想の書き方」について徹底的にみていきたいと思います!

感想を書く機会がきた!

感想を書く機会はさまざまです。

あなたが全く社会から隔離されてしまった境遇ならばそのような事はないでしょうが、少しでも人間関係というものをお持ちであれば、「感想」というものを求められる機会は日常で五万と転がっているのです。

感想を書く機会。

少しばかりそれを追っていきましょう。

学生の頃は多くの感想文を書かされていた

思い出してみてください。

学校に行っていた時、たくさんの感想文を書いていたはずです。

感想文というものを書かされるようになったのは、恐らく小学校の時。

この時から私たちは数えきれないくらいの感想文を書いてきているのです。

その当時の記憶をたどってゆけば感想文がいかに身近なものだったか、を思い知るきっかけになるはずですよね。

読書感想文


小学校の時に最もよく書かされたのが「読書感想文」でしょう。

読書感想文は夏休みの宿題の必須科目でした。

何でもいいから1冊、本を読んでその感想を書く。

この単純極まりない課題がいかにきつくてやりたくなかったか。

当時の気持ちに帰れば帰るほど、感想文が苦手で嫌いだった自分の子供時代を思いだします。

本を最後まで読み切る、という事をやった事がなかったですから。

漫画ならば問題なく出来たのですが、本となるとさっぱり駄目です。

漢字が分からない、言葉の意味が分からない、だからその本が何を訴えているのかなど全く分からなかったのです。

つまり日本語がまだ理解できていない時なのです。

そんな時期にいくら本を読んで読書感想文を提出せよ、と言われても腹の底から拒否反応が出るのは目に見えて明らかだったのです。

行事の感想や日記など

小学校の時は読書感想文と共にこの「行事の感想」や「日記」というものも課題としてやらされていましたね。

「夏休みにやった事の感想文を書きなさい」とか「夏休みの日記」というやつです。

これも結局、出来ませんでしたね。

当時の「アホ」な私の頭脳では何か行った事を文字にして記録に残す、という難技は到底、出来ないことだったのです。

何度も言いますが、まず漢字が出てきません。

文章を構成するに当たってのルールや法則も全く持って分かっていません。

そんな状況でいくら家族で行った旅行や遊びであってもあらすじのような文章しか書けなかったのです。

「○○に家族で行って楽しかった」といった文章しか書けなかったのです。

その程度の頭しかない時分に、自らの意志や意見を要約して感想にする芸当など、「10年早い!」という感じで無理だったのです。

ああ、本当に小学校時代は感想文が嫌いでした。

大っ嫌いでした。

感想の書き方を知ると感想を書くことが得意になる?

では、感想の書き方を知れば、感想文というものを書く事が好きになるでしょうか?

この問題について少々、考えてみましょう。

自分の思いを伝えることは楽しいこと

感想というものは自分に「意思」や「思い」あるいは「好き嫌い」といったものが確固とある事が大前提です。

つまり何に対しても疑問を持たず与えられたもの、あるいは見るもの全てに「肯定的」な気持ちを持っているうちは感想というものを考える「力」がまだ宿っていない、と思うのです。

だから遊び盛りの小学生に「この問題についてどう思いますか?」と問われても何も答えられない。

つまり自分の意見がまだないから答えようがないのです。

感想を述べられようになるためにはひとかどの知識や常識、社会情勢といったものを吸収していってはじめて発言できるようになるのです。

長く辛いと感じるのではなく楽しいものと考える

また、感想文というものを苦手にする理由の一つとして「原稿用紙400字」という条件があります。

これが途方もなく難関だからです。

何も考えがない自分に文章を400字、書く、という作業は気の遠くなるような作業なのです。

だから小学校の時に国語の授業が嫌いになってしまうのです。

考えようとしてもそれだけの知識がないのですから、どうしようもないのです。

本当は自分の意見を400字以内に納める方がもっと難しいのですよね。

だから、この時期に感想文というものが長くて辛い、と思うのは仕方のない事で本当は物凄く「楽しい」ものであるという事に気付けないだけなのです。

まあ、私が小学校時代の先生たちが「楽しく」授業を進めるなんていう風潮、まるでありませんでしたからね。

戦後教育の名残があったのですから、とても感想文が好きになる要素なんてなかった、と言い切れる訳です。

大人になっても感想を書くことはある

さて問題は今ですね。

感想文。

実は大人になった今、その実力が問われるわけです。

会社に入れば様々なシーンで感想文を書く機会が出てきます。

だから学生の時の書いていた感想文はいわば大人になってから書くための予行練習だったわけです。

よって言えることは学校に行っていた頃にたくさん、感想文を書いた事が経験として生きてくる、という事です。

何事も無駄になる事ってないという事なのですよね。

企画発表などの感想

では会社に入ればどのような形で感想文の提出を果たされるでしょうか。

まずは研修中に必ずあります。

研修を受けた感想というやつですね。

この時にただ「今回の研修は良かったです」みたいな中身だったら、ちょっと逆に目立ってしまうでしょう。

感想文は抑えるべきところをしっかりと、あなたの言葉にして書かないと、体をなさないからなのです。

大人になるとレポートという形が多い

それ以後は今度は「レポート」という形で果たされるのが茶飯事になってきます。

まあレポートも感想文もよく似たものなのですが、レポートの方がより客観性を求められる事になってくるでしょう。

つまりあなたの意見の裏付けのために世間一般の価値観というものも併せて網羅する必要が出てくる、というわけです。

そのあたりのコツはこの後、紹介することになりますからね。

どちらにしても大人になった方がより高度で精巧な文章力が求められてくるのは致し方ないでしょう。

感想の書き方の7個のコツ!こうすることで楽しくもなる?


それでは次に参りましょう。

ここからは実践編です。

どうやったら楽しく感想文を書く事が出来るようになるのか。

それを探っていきたいと思います。

全部で7個のご紹介となります。

1.起承転結を意識する

感想の書き方のコツの最初の1つ目は「起承転結を意識する」です。

「起承転結」。

聞いたことがある言葉だと思います。

文章構成を4つのパートに分けて作っていく手法の事をいいます。

この「起承転結」という方法。

感想文だけでなく世の中の様々な分野で用いられる基本中の基本の技法です。

これを意識して覚えておけば、いかなる文章の作成においてもあなたは困ることなく作業を進めることが出来ると思いますよ。

文章は始まりがあって終わりがある

「起承転結」の根本は、「始まり」から「終わり」までを流れるように運んでいけるかどうかにかかっています。

つまり「始まり(起)」で訴えたい事を提案する。

「承」で何故祖に提案を行ったか、について具体的な例を挙げていく。

「転」で様々な意見を肉付けし単調にならないようにする。

そして「結」で提案したテーマに対する何らかの結論を導く。

とまあ、こういった展開で構成していくのです。

まとまっている内容になっているか

そして「起承転結」で気をつけたいことは、話の中身が脱線せずにまとまっているかどうか、という事です。

感想文を書くためには、自分が何を言いたいかをしっかり掴んでおく必要があります。

それがないと文章を書いている途中で論点があっちへいったりこっちへ飛んだりで全然、まとまらない文章になってしまう事がまま、あります。

「起承転結」はそういったまとまりを防ぐ意味においてもしっかり活用していきたい手法の一つといえるでしょうね。

2.先ずは箇条書きをしてみる

感想の書き方のコツの2つ目は「先ずは箇条書きしてみる」です。

感想文というものに慣れていない人が原稿用紙にいきなり綺麗に書きだす事は至難の業かもしれません。

書いては消しゴム、また消しゴム。

原稿用紙はビリビリに破れ2枚目を用意。

しかし、それもおぼつかず同じ事の繰り返し。

これではいつになったらまともな「原稿」になるのかさっぱり分かりませんね。

そこでメモでもいらないノートでも何でもいいですから「箇条書き」を行ってみて自分なりの意見の要約をまとめていく方法をオススメしたいのです。

どの様に思い感じたのか

あなたの考えを紙に書きだしていく事によって、漠然ながらあなたの考えを整理することができるはずです。

その糸口を見つけるために「箇条書き」を行うのです。

あなたがどのような「思い」や「感じ方」をしたのか。

それをまずは洗い出していくことが感想文を書きだすための第1条件となるのです。

感想を書くつもりではなく思ったことを書いていく

箇条書きというのはあくまでポイントを分かりやすい言葉で書く事に意味があります。

例えば、「感動した」「嬉しい気分になった」「楽しい気分になった」でもいいですし、あのページのこの文章にいたく感動した」というように具体性を込めて書きだして言っても構いません。

このようなものをアトランダムにさーっと書きだしていくのです。

そうすることによってあなたの思いや感じた事が大まかながら形作られていくのです。

これらを元にして感想文を書いて行けばいいのです。

箇条書きをした後にどの思いを書き取るかを決める

箇条書きにした言葉を今度はまとめていきましょう。

どのようなカテゴリーに分類するのか、それを決めていきましょう。

基本的に人間の感情は「喜怒哀楽」です。

この4つのうちのどこかにあなたの感じた思いがあるはずです。

そこに分類していって今回、あなたが最も感じたことを選べばいいわけです。

この作業を正しく行う事によって支離滅裂な感想文は誕生しなくなるでしょう。

感想の中に「楽しい」部分と「悲しい」部分が入り混じってしまってはどうにも意味不明な文章になってしまいますからね。

感想というのはあなたが最も強く感じた「思い」を文章にして表現する手段なのですからね。

3.何回も同じ言葉を使用しない!

感想の書き方のコツの3つ目は「何回も同じ言葉を使用しない!」です。

これは感想文だけに留まらず、あらゆる文章を書く際の「基本中の基本」となるセオリーです。

同じ言葉を同じページ内で何度も使用すると、読んでいる人間に明らかに「拒絶反応」というものが生まれます。

これは個人差もあるかも分かりませんが、まあほぼほとんどの人がそのように思ってしまうでしょう。

つまり「しつこい」「うざい」といった感情を発してしまう原因になりかねない、という事です。

「楽しかった」や「寂しかった」などの表現を多用しない

特に感情を表現する言葉の多用は禁物です。

「楽しかった」や「寂しかった」といった感情表現ほど何回も聞かされるとしつこく思えるものはありませんからね。

人間、何かを読む際、同じ単語が同一文節内に何度も出てくると、一気に読書意欲を失います。

つまりそれは何かを「売り込もう」とする書き手側の意思を瞬時に読み取って、こちらが損をさせさられる、という感情になってしまうからです。

もしくは「洗脳される」という意識が芽生えるからかも分かりませんね。

感想というのは一個人の単なる意思表示ながら、影響力のある人物の感想は多くの人間を「情報操作」出来るくらいの一種の「武器」にもなってしまう可能性がある、という事なのです。

「しかし」などの逆接の言葉も注意!

それらとは関係なく「しかし」などの接続語の多用も注意しなければならないものの一つになります。

特に「しかし」といった接続語は「逆説」の意味を持っていますので、これを同じ文章内で何度も使用すると読んでいる方は頭にきます。

つまり「この作者はいったい何を言いたいの!?」という怒りの感情が沸き起こるからです。

「しかし」や「でも」などの多用は支離滅裂な文章になってしまう可能性「大」なのです。

あなたの考えに一貫性を持たせるためにもこのような逆説後は極力、控えるようにしましょうね。