人は誰でも気持ちをコントロール出来る『心の許容範囲』を持っています。

『心の許容範囲』の大小は、あなたの人間性の成長度合いを如実に表わしています。

あなたを取り巻く状況が予期しない出来事に変化したとき、平然と受け止めることの出来る『受け皿』の大きさが許容範囲になります。

『受け皿』の大きさを超える状況が自分に襲ってきたとき、『心の許容範囲』を超えて混乱し、コントロールできない心理状態に陥ります。

日常生活の中で、何時も仕事が忙しい日々を送っている人は、心に余裕を持てずにストレスが溜まった状態に追い詰められています。

ストレスが溜まっていると心の許容範囲が狭くなり、僅かな精神的刺激であっても、コントロールできない心理状態に追い詰められ、心が動揺します。

しかし一方、心に余裕を持ちユッタリとした生活を過ごしている中で、予期しない状況の変化に包まれても、平然と軽く受け流すことができます。

人は、その時の心の余裕度合いによって、気持ちをコントロールできたり、出来なかったりするのです。

学校や職場での人間関係が難しい環境に身を置いている人は、精神的な疲労感に包まれてストレスがうっ積しています。

ストレスがうっ積した状態の時に、予期しない出来事で精神的なプレッシャーを受けると、気持ちをコントロールできずに動揺した心を露わにすることになります。

また、日々の生活が人と比較することに明け暮れていると、自分の心が落着かずに、周りの人の視線に振り回される生活になり、心が疲弊してしまいます。

日常生活の中で多くの時間を過ごす学校や職場で、人間関係の輪から弾き出されないように、常に『空気を読む』ことに全神経を注ぎ込んでいて、心が疲れ切っている人は少なくありません。

心が疲弊していると、僅かな出来事にも心の平静を保てずに、気持ちをコントロール出来ないことが多々あります。

コントロールできない気持ちは、あなたに限ったことではありません。

日々の生活の中で、人間関係の『輪』から弾き出されないようにするためには、予期しない的外れの暴言を浴びても、冷静に心を落ち着かせる余裕をもつことが大切です。

『心の許容範囲』が広い人になるように、自分を成長させることを日頃から心掛けましょう。

『心の許容範囲』が広い人は、自然な振る舞いの中で気持ちをコントロールできるため、周りからも信頼される人になっていきます。

人は自分を分かっているようで分かっていない

人は、自分自身を振り返るとき、自分の都合の良いように観ます。

ですから、自分自身のこと事は、分かっているようで分かっていないのです。

人は、自分を観るとき、最も興味のある面しか観ません。

例えば、女性であれば、容姿や女性らしさなど。

男性であれば、背の高さなどです。

ですから、自分の人間性を冷静に観て、省みる人は少ないと言えます。

人には、人間性や性格など様々な面をもっていますが、自分が興味を抱いている一面だけを観て、自分の人柄を決めつけています。

ですから、人は自分を分かっているようで分かっていないのです。

自分のことは、周りの人の方が冷静に客観的に視線を向けていますので、よく分かっています。

まさに、諺にあるとおり、“灯台下暗し”状態です。

自分をコントロールするのは意外と難しい

人同士の間で人間関係を快い関係にするためには、お互いに自分の感情をコントロール出来ることが大切です。

学校や職場での人間関係では、友人関係や仕事に関する考えがぶつかり、波風が立つことがありますが、お互いに自分をコントロールすることで、乗り越えることが出来ます。

しかし一方、お互いの人生観や価値観がブツカル場面では、自分をコントロールすることが意外と難しくなることがあります。

特に、自分の人生観や価値観を否定されるような状況に直面すると、自分の存在を否定されたような心理状態に陥り、感情を抑えきれなくなることがあります。

自分の存在を否定されるような暴言を向けられた時は、自分をコントロールするのは意外と難しいものです。

自分の気持ちをコントロール出来ないのは何故?

人は、学校や職場の中で、自分の存在位置を無意識のうちに気にして確認しています。

自分の存在は、学校や職場で“認めてもらっているだろうか”、家庭での存在は“認められているだろうか”と、何時も無意識のうちに、気持ちの中で反芻しているのです。

人は、自分の存在を認められることで、安心して平静な気持ちを保つことが出来るのです。

しかし、家庭や職場、学校の中で、自分の存在が認められなければ、平静さを失くし不安になり、自分の気持ちをコントロール出来なくなります。

平静さを失っているときに、自分の存在を刺激されるような、良くないコトバを向けられると、気持ちをコントロール出来なくなります。

また、世間には、自分の気持ちをコントロール出来る人と出来ない人がいます。

自尊心の強い人は、自分に向けられるコトバに敏感に反応します。

周りの人から自分に向けられるコトバの中で、自尊心を刺激されるようなコトバを耳にすると、自分の気持ちをコントロール出来なくなります。

喜怒哀楽があるからこそ人間らしい

喜怒哀楽の感情が起きることは、日々の生活が周りから孤立した生活ではなく、人間らしい生活を送っていることを表わしています。

家庭や学校、職場での人間関係の中で、喜怒哀楽の感情をやり取りする場面は、少なくありません。

様々な人との関係づくりをすることで、職場での仕事が成り立っています。

また、人間同士が、喜怒哀楽の感情をお互いにやり取りすることで、人間関係の成長が観られます。

喜怒哀楽は、人を育てて、人間関係を育てる『潤滑油』といえます。

喜怒哀楽の表し方はその人そのもの

喜怒哀楽の度合いは、人それぞれの生き方を表わしています。

“喜”が多い人生。

“怒”が多い人生。

“哀”が多い人生。

“楽”が多い人生があります。

人が置かれている状況に応じて、喜怒哀楽の度合いやコンビネーションは様々です。

人が予期せず直面する出来事には、心理面の影響度によっては、“怒”や“哀”の感情をコントロールすることが難しい場面があります。

人は、抑えきれない感情を一気に発散することで、心の平衡感覚を維持できることがあります。

喜怒哀楽の表し方は、その人そのものであり、人生の『縮図』を表わしています。

自分の気持ちをコントロールできてこそ大人

人は、様々な人生経験を積み重ねることで、人間性が成長していきます。

人間性の成長に合わせて、『心の許容範囲』も幅が拡がっていきます。

『心の許容範囲』が拡がることで、心の『受け皿』も大きくなりますので、感情を大きく揺るがす出来事に直面しても、自分の気持ちをコントロールできます。

豊富な人生経験を積み重ねることで、自分の気持ちをコントロールできる、真の『大人』に成長していくのです。

コントロール出来ない気持ちの8個の対処法

人は心の余裕が失せてくると、予期しない些細な出来事に心を揺さぶられて、コントロール出来ない心境に陥ることがあります。

日本全体を覆っている閉塞感に包まれた生活を送る中で、人の心から余裕が失せて、疲弊感がうっ積しています。

余裕が失せた心では、自分の周りで起きる予期しない出来事に冷静に対応できずに、コントロールを失った気持ちになってしまいます。

人は、自分の心から余裕が失せる生活が日常化すると、精神的な疲労感から、自分を責めるようになります。

心の苦しさの“原因は自分にある”と思い込んで責めるのです。

自分を責めることで、“自分は普通ではない”と決めつけて、ウツ状態になることがあります。

人は時には、気持ちをコントロール出来ないことがありますが、自分を責めることはせずに、平静な気持ちを心掛けましょう。

自分だけが特別という考え方をやめる


幼少期から親の過保護の中で育ってきた人は自尊心が高く、“自分だけが特別”という考え方を持つ傾向があります。

このため、自分が日頃、気にしている性格や容姿面を他の人から指摘されると自尊心を傷つけられたと思い込んで感情が高ぶり、気持ちをコントロール出来なくなることがあります。

職場などで織り成される人間関係を快い雰囲気に保つためには、自分だけが特別という考え方を止めることが賢明です。

人間関係の中では、お互いの価値観の違いや立場の違いを意識し過ぎることは、避けなければなりません。

自尊心が高い人は、自己中心的なモノの考え方をしますので、自分の考えとは異なる考えに直面すると、冷静さを失い自分の考えを押し付けようとします。

周りの人との信頼関係を築いていくためには、自分だけが特別という考え方を止めることが必要です。

誰にでも悩みや苦しみはある

誰にでも悩みや苦しみはあるものです。

しかし、ある人にとっては悩みや苦しみであっても、別な人にとっては、悩みや苦しみとして感じない事があります。

例えば、職場の人間関係が悩みになっていて仕事を辞めたいと考えている人を求職中の人が見たとき、仕事に就いているだけでも幸せな人だと感じることがあります。

日常生活の中で起きる出来事に応じて、誰にでも悩みや苦しみはあります。

悩みや苦しみは十人十色です。

焦らず常に堂々と構えるようにする

自分が最も気にしている容姿や性格面を他の人から指摘されて、気持ちが動揺したとき、焦らずに堂々と構えるようにする心の広さを持つことが大切です。

常日頃から、自分が最も気にしているところが劣等感の原因になっているものです。

劣等感は、その人の弱点でもあるため、他の人には気づかれたくない面です。

ですから、他の人に気づかれて指摘されると、心が大きく動揺します。

心が動揺すると、気持ちがコントロール出来なくなり、平静さを失い、感情的な言葉を吐くことがあります。

しかし、焦らず常に堂々と構えるようにすることで、周りの人には、寛容な心を持つ人として、印象付けることができます。

人生はなるようにしかならない部分も多い

人生は、自分の思い通りには、事が進まないケースが多々あります。

時代の大きな流れの中で、一個人の思い通りに人生が展開していかないことは、多々あります。

自己中心的な人は、自分の思い通りに事が運ばない状況に直面すると、気持ちをコントロール出来ずに、心の動揺を露わにすることがあります。

心の動揺を露わにする姿は、周りの人の目には“大人気ない”姿として映ります。

日々の生活の中で、人同士の信頼関係を大切にするためには、“人生はなるようにしかならない”部分も多いことを達観する平静さが必要です。

人に優しく、自分に厳しくを心がける

自己中心的な人は、自分に“甘く”なり、他の人には厳しい態度を露わにする傾向があります。

物事を観る目が“狭い”ため、他の人の存在や考えに心配りをすることが出来ません。

ですから、他の人の考えに耳を傾けて、自分の考えの反省材料にする心の広さを持っていません。

一方、様々な人生経験を経てきた人は、謙虚さが身に付いていますので、周りの人の考えに耳を傾ける心の広さと余裕を持ち合わせています。

心の広さと余裕を持ち合わせている人は、“人に優しく、自分に厳しく”する心掛けが身に付いています。

様々な人生経験を経ることで身に付いた心の広さを持つ人は、気持ちのコントロールを自然な振る舞いとして出来るのです。

小さなことをいちいち気にしない

自己中心的な人は、常に自己保身を第一に考えていますので、心に余裕を持つことが出来ません。

自分の立場を守るために常に気持ちを張り詰めていますので、内心は疲弊しています。

疲弊した心からは、余裕が失せていますので、小さな事にもイチイチ気になり、うっ積したストレスを抱えていることが少なくありません。

一方、友人や知人など、人との繋がりを大切にする人は、人を信頼することを心掛けていますので、小さなことをいちいち気にしない心の余裕をもっています。

ですから、気持ちのコントロールも無理なく自然に出来るようになるのです。

気持ちがモヤモヤしている時に打ち込める趣味を持つ


日々の生活は、仕事など、様々な場面で色々な人との出会いが繰り返されて物事が進んでいきます。

色々な人との出会いは、快い場面がある一方、心の余裕が失せる厳しい場面もあります。

色々な人との出会いの中で時には、気持ちがモヤモヤすることがあります。

モヤモヤな気持ちが溜まってくると、気持ちのコントロールが難しくなり、感情を爆発させることがあります。

感情の爆発は、周りの人に不快感を与え、人間関係にも影響を与えます。

快い人間関係を保つためにも、気持ちがモヤモヤしている時に打ち込める趣味を持ち、気分転換することが必要です。

モヤモヤした気持ちを趣味に熱中することで解消できると、気持ちをコントロールすることが出来るようになり、快い人間関係を保つことが出来ます。

気を紛らすことが出来る事柄を持つのは大事

仕事や人間関係で心が疲弊してくると、気持ちの余裕が失せて、物事を冷静に対処することが難しくなります。

物事を冷静に対処出来ないことで、周りの人に不快感を与え、迷惑を掛けることがあります。

ストレスを溜めないように、気を紛らわすことが出来る事柄を持つのは大事なことです。

気を紛らわす手立てを持つことで、常に平静な心を保つことが出来ますので、予期しない出来事で心が動揺しても、気持ちをコントロールする余裕を持つことができます。