ビジネスの場で、本題とは関係のない話をすることって意外に多いですよね。

本格的な話題に入る前に余談を話すことで、笑いが生まれてその場が温まることもあるため、余談や雑談は思った以上に重要な役割を果たすこともあります。

そんな余談をとくにビジネスのような堅苦しい場面でうまく取り入れることができれば、その場を効果的に、また相手側に好感を与えながら話を進められることでしょう。

今回は余談をビジネスでうまく取り入れる方法を詳しくご紹介します!

余談とは?

そもそも余談とは、何のことでしょうか?

辞書によると、余談は「本筋をはずれた話」や「用件以外の話」という意味があります。

これと似た言葉に雑談がありますが、雑談は「さまざまな話題について気楽に話すこと」という意味ですので、似ているようで若干使い方が違ってきます。

余談の場合には、元々本筋となる話題があって、その話題の合間に本筋とは関係のない話をしますが、雑談の場合には、最初から本筋も何もないため、話しながら話題があちこちに飛ぶことが多いです。

例えば人と会ったときに、「おはよう、今朝はいい天気だね」という挨拶から始まって、昨日のテレビの内容や共通の趣味の話、仕事の話などさまざまな話題を楽しむのが雑談です。

一方でビジネスの打ち合わせのように、最初から打ち合わせをすることが決まっていて、その中で本題とは関係のない話題をちょっと楽しむことが余談です。

そのため余談はある程度話が終わったところで、内容がまた本筋へと戻るのが一般的です。

小説などでも、本編が終わった後に余談と称して、作者の呟きが書いてあるのを目にしたことがある人もいるでしょう。

本筋をはずれた話

余談とは本筋をはずれた話のことです。

例えば話の本筋が会社の売上げに関することなら、話題が他の会社の売上げややり方について移った時点で余談となるでしょう。

そこから再び自分たちの会社の売上げについて話が戻ったときには、話題が本筋へと戻ったことになります。

余談は本筋からは多少話題がはずれますが、まったく無関係な話題になることもあまりないでしょう。

どこかで本筋とリンクしているような話題になることが多く、とくにビジネスの場合にはその傾向が強いです。

とはいえ、場合によってはまったく本筋とは無関係の話題になることもありますので、どこまでが本筋でどこからが余談かは、あまり明確に区別しながら話をすることは少ないかもしれません。

取引先の上役にお世辞を言ったり、相手の興味のありそうな話題を持ち出したりすることも正確には余談になりますので、それらも含めて余談は本筋のために役立つことが多いです。

用件以外の話

余談は用件以外の話を指します。

例えばその日に話すことが予め決まっていても、顔を合わせたときにいきなり本題に入ることはそうありませんよね。

会って早々に本題に入るときには、「単調直入ですが」などと前置きの言葉を入れますが、それは余程緊急の時でもなければ使われる機会はそこまで多くはないでしょう。

私たちは日頃、予め話すことが決まっているときでも、まずは挨拶代わりに余談を楽しむことが多いです。

天気の話やニュースで話題になっていること、趣味の話やお互いの近況など、ちょっとした余談でその場を温めてから、いざ本題に入ることがよくあります。

用件のみを重視する人にとっては、余談は本題とは無関係のため、話すことに意味を見出させないでしょう。

しかし、余談があるからこそその場が盛り上がったり、お互いの警戒心を解いたりと、場を温めることができるので、いきなり本題に入るよりはある程度の余談があった方が効果的です。

ビジネスなどの場においても、余談をうまく取り入れることができる人の方が、商談が成功したり、取引先の相手に気に入られたりすることが多いでしょう。

余談をビジネスで取り入れる前に


余談をビジネスでうまく取り入れることができれば、難しい取引や商談でも成功させる可能性が高まります。

余談は本筋からはずれた話とはいえ、ビジネスではそれだけの大きな効果が生まれますので、うまく余談を取り入れられるようになっておく必要があるでしょう。

とはいえ、ただ本筋と無関係の話を持ち出しても、それが必ず上手くいくとは限りません。

余談を話すタイミングや内容など、きちんと考えた上で話さなければただの余計なおしゃべりになってしまい、反対に相手を不快にさせてしまうかもしれません。

そうなっては本来上手くいったものもダメになってしまいますので、その場に合わせて上手に余談が話せるようになるまでは、慎重にタイミングや内容を見計らって話す必要があるでしょう。

余談をビジネスで取り入れる前に、いくつかのことに気を配っておく必要があります。

どんなことに注意すればいいのかを詳しく挙げていきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

気を付けること

余談をうまく取り入れることで、ビジネスにおける商談や取引、打ち合わせなどがうまく進みます。

余談はちょっとしたおしゃべりですので、ある程度話すことが得意な人にとっては、「ビジネスの場で余談を楽しむのなんて容易いことだ」と思えるかもしれません。

しかし、余談ではいくつかのことに気をつけなければ、場を盛り上げるつもりがまったくの逆効果になってしまうことがあります。

自分では面白い話のつもりで余談をしても、相手がそれを不快に感じたら、本題そのものにまで悪影響を与えてしまうことになります。

また、例え余談が盛り上がっても、本筋をそっちのけでいつまでもおしゃべりに興じてしまっては、本来の目的を果たすことができなくなってしまうでしょう。

余談は話し出すタイミングや話の内容、またどの程度話すかをきちんと頭で考えた上で口に出さなければ、収拾がつかなくなってしまうこともありますので注意が必要です。

とくにビジネスのように堅苦しい場面での余談は、話題選びにも気を遣わなければならないため、誰でも気楽に話せるものではありません。

どのようなことに気を付ければいいのかを1つずつ確認していきましょう。

相手のことを考えて対応すること

余談を取り入れる際には、常に相手のことを考えながら話す必要があります。

相手が気難しい人なら、あまりふざけた内容の余談は不快に感じてしまうかもしれないので避けた方がいいでしょう。

もし相手と話す前に、予め相手の人柄についてリサーチする時間があるのなら、相手の好みや関心がある事について情報を仕入れておき、それを余談に取り入れることで相手の印象を良くすることができるでしょう。

また、相手がおしゃべりなタイプなら、こちらから話題を振って相手に楽しく話をしてもらいます。

すると相手は余談に興じたことで気分が良くなり、自然とこちらへの対応も良くなることでしょう。

余談をうまく取り入れることで、ビジネスの場でも円滑に話が進みやすくなります。

そのため、一見無駄なおしゃべりに思えても、相手と楽しく話をする時間を作ることで、結果的にビジネスで自分にプラスになることが多いです。

余談をする前には相手のことをよく考えた上で、相手に合った話題を振るようにしましょう。

気持ちよく動いてもらえるように

余談をうまく取り入れることができれば、その場は盛り上がり、お互いに明るい気持ちになります。

ほんの短い時間でも、相手と楽しくおしゃべりができれば、相手は一気に堅苦しさが抜けて、こちらに対して好感や親しみを覚えてくれることも多いです。

その流れで話を本筋に戻すことで、明るい雰囲気のままで話を進めることができますので、商談や取引を結んだとしても相手はこちらのために気持ち良く動いてくれることでしょう。

ビジネスではお互いの信頼関係が大切です。

相手がこちらに対して好感や信頼を持ってくれていれば、多少相手に無理なお願いをしたときにも、「相手のためだ、頑張るか。」という気持ちになりやすいです。

一方で、最初から最後まで堅苦しい話しかしなかった場合には、相手との間に気さくさや信頼関係は生まれていないため、ちょっと無茶なお願いをしたときにもすげなく断られてしまうことが多いです。

余談でどれだけ相手との壁を取り払うことができるかによって、その後のビジネスにも少なからぬ影響を与えますので、相手に気持ち良く動いてもらえるように意識しながら話題選びをしましょう。

お願いの前にクッション言葉を使う

ビジネスの場では、取引先や発注先とさまざまな商談や交渉をする機会も多いです。

その際に、いきなり自分たちに有利になるようなお願いをしたところで、相手がすんなりと受け入れてくれる可能性は低いでしょう。

しかし本題に入る前に余談で話を盛り上げておくと、相手がこちらに対して少なからず気を許してくれますので、なし崩しのようにお願いを受けてくれることもあります。

また、余談をうまく取り入れることでお互いに良い関係を築くことができれば、他の取引先には断るような件でも、自分の会社がお願いをしたときには特別に受けてくれることもあるでしょう。

取引先や契約相手と良い関係を築くために、飲み会や食事に誘って接待をすることは多いです。

そうした場面でもいかに余談をうまく取り入れることができるかによって、いざ本題に移った時の効果が大きく違ってきます。

余談はいわば、お願い事をする前のクッションのような役割があります。

重要な取引や商談がある時にもクッション言葉を使うことで場を温めておき、そこから改めてお願いに入るように話を持っていきましょう。

印象をよくするように

ビジネスの場で余談をまったくせずに本筋だけで話を進めようとすれば、終始堅苦しい雰囲気のままになってしまいます。

それではお互いに信頼関係や親しい関係を築くことは難しいため、お願い事をするときにも相手に譲歩してもらい難くなってしまうでしょう。

また、ビジネスでは真面目さや誠実さが求められますが、それだけでは相手に堅苦しい印象を与えてしまうことも多いです。

もし自分がどこかの会社と取引をする際に、真面目でまったく融通が利かない会社と、ある程度気さくに話ができて融通が利く会社であれば、恐らく後者の会社と取引を結ぶことが多いでしょう。

その気さくや親しい関係は、堅苦しい話だけでは築けるものではありません。

普段からある程度余談を取り入れて話をするからこそ、「堅苦しいだけではない」という印象を相手に与えることができます。

それは大抵の場合好印象になりますので、余談を取り入れる際には相手への印象をよくするように心がけることが大切です。

感謝や労いを心がける

余談をするときには、ただ面白い話題を提供するだけでなく、相手への感謝や労いの言葉をかけることも大切です。

相手が気真面目でおしゃべりを好まない性格だとしても、感謝や労いの言葉をかけられれば満更でもないと感じます。

お堅い相手に対してほど、気遣いの気持ちを見せることで相手の心を開かせるきっかけになります。

「いつもありがとうございます」や「大変ですね」など、何気ない会話の中にも感謝や労いの気持ちを見せることで、相手も心を許して「そうなんですよ、最近は・・」と余談に興じてくれることでしょう。

相手が自分から話を始めたらしめたもので、こちらは相槌を打ちながら共感したり、労ったりしていれば自然と相手からの印象も良くなります。

余談では自分の側が話題を提供することも多いですが、実際には話題の提供だけをして、後は聞き役に回った方が話もうまく進むことが多いでしょう。

季節に応じて表現を変える

余談をするときには、季節に応じて表現を変えると自然ですし、また話が盛り上がりやすくなります。

例えば春なら温かくなったことや花粉に関する話題を、夏には暑さや気温の話題を、秋には過ごしやすくなったことを話題にし、また冬には寒さを話題にすると誰とでも無難に余談を楽しむことができます。

さらに相手の好みや趣味が分かっていれば、季節に合ったスポーツや食の余談などを取り入れることで、より相手が心を開きやすくなるでしょう。

季節や時事に関する話題は、初対面の相手とでも無難に余談にできるのでおすすめです。

余談では相手と親しくならなければいけないわけではありません。

ただある程度本筋に関係のない話をすることで、お互いに緊張がほぐれて会話の肩慣らしになるため、その後の本筋へと入りやすくなります。

要するにちょっとした小話ができればそれでいいので、話題に困ったときには季節に応じた表現を用いるようにしましょう。

余談をビジネスでうまく取り入れる5個のコツ


人とのコミュニケーションが苦手な人であっても、相手に関するリサーチが徹底できていれば、そこから余談の糸口を掴むことはできます。

相手が興味を持ったり、喜んだりしそうな話題を提供できれば、相手はこちらに対する印象が良くなり、商談や交渉でも有利に事が運べることは多いでしょう。

しかし、相手の関心事をリサーチしても、それをうまく取り入れることができなければ効果は半減するどころか、逆効果になってしまうこともあります。

そもそも余談がビジネスの場において、どのような効果を発揮するのかをきちんと理解していなければ、単なるおしゃべりになってしまい、余談の意味もなくなってしまうでしょう。

余談をビジネスの場でどのようにうまく取り入れていくべきか、そのコツを具体的にご紹介していきます。

1.場をあたためる

ビジネスの場における余談には、場をあたためる効果があります。

例えば重要な話をするときに、いきなり本題に入ろうとするとその場はとても堅苦しい雰囲気に包まれてしまいます。

また、お互いに緊張してうまく話がまとまらないこともありますので、肝心の話をする前には、少し気持ちをほぐす必要があるでしょう。

その気持ちをほぐすためにも、余談はとても重要な役割を果たします。

余談では本筋とは関係のない話をしますので、お互いにそこまで緊張し過ぎることはありません。

天気の話や情勢の話など、無難な話をするだけでもいくらか気分はほぐれますが、そこで相手の関心事の話題を振ることができれば、相手の気分も乗ってきます。

お互いに笑顔で気さくに余談を楽しむことができれば、その後で本筋の話題になったときにも、相手はこちらに対して好印象のままで話を進めることができます。

こちらにとって有利な条件に仕向けることができたり、友好的に契約を結んだりすることが可能になるでしょう。

場の空気をほぐす

場をあたためるというのは、すなわち場の空気をほぐすことでもあります。

その場の空気が堅苦しいと、お互いに限られたところまでしか譲歩ができませんし、考えも頑固になってしまうことがあります。

しかしそこで場の空気をほぐしておくと、少なからず相手に対して友好的な気持ちが生まれます。

多少自分よりも相手の方が有利な条件になったとしても、「まあ仕方ないか」と納得できる気持ちを生みやすくなります。

また、普段からそうした余談でお互いの距離を縮めておくことができれば、もし何かトラブルがあったときにも誤解を避けて、解決しやすくなるでしょう。

場の空気をほぐすことで笑いが生まれやすくなるため、穏やかな空気の中で交渉や契約が進めやすくなります。

本題の前に話しやすい状態を作る

取引先や発注先と仕事の話をする際に、会って早々にいきなり本題に入ることはあまりないでしょう。

大抵はどうでもいい世間話や、ちょっとした余談から始まって、挨拶代わりの小話が済んだ後で本題に入っていきます。

ビジネスの面だけで見ると、余談は本筋とは関係ない話のため省けると思ってしまいがちです。

ですが、ここで余談をうまく取り入れておくことで、本題に入る前に自分が話しやすい状態を作ることができます。

トラブルが起きた後で相手側に謝罪をする際や、緊急を要する場合には早々に本題に入る必要があります。

緊急を要するわけでなく、これから話をまとめていくという場合には、本題の前に話しやすい状態を作っておくためにも、余談でその場をあたためておく必要があるでしょう。

掴みの部分

よくお笑い芸人が登場した最初の挨拶で、観客に受けることを「掴みはOK」と言います。

これは、最初に観客の笑いを掴むことができれば、その後もスムーズに笑いを取っていきやすくなるということです。

お笑いだけでなく、ビジネスにおいてもこの掴みの部分は重要視されます。

本題に入る前の余談でバッチリ相手の心を掴むことができれば、いざ本題に入った後も自分のやりやすいように話の流れを持っていきやすくなります。

また、相手に対して何かお願い事があるのなら、掴みの部分がしっかりとできていればお願いしやすい状況を作ることができるでしょう。

掴みの部分では、いかに相手の心を掴むことができるかが重要です。

それを意識して余談の話題作りを心がけると、大事な場面でも効果的に話を進めることができるでしょう。

2.エピソードトーク

初対面同士での余談では、天気や時事に関することなど、誰でも知っていそうな無難な話題を選べば会話が途切れてしまうことはないでしょう。

しかしある程度顔見知りの関係になってくると、いつも似たようなエピソードや無難な話題ばかりでは、相手がこちらに対して「つまらない相手」だと感じてしまうことがあります。

相手につまらないと思われてしまうと、相手からの印象も悪くなってしまうため、時には意外性のある話題を提供する必要があるでしょう。

取引相手のように、何度か会っている相手であれば、相手の好みや関心事についてもある程度リサーチができますので、そこから余談の話題を持ってくるようにすれば、相手との余談も盛り上がることができます。

また、最近あった出来事など、近況を織り交ぜたエピソードトークがあれば、より相手は新鮮な気持ちでこちらとの話に興じることができるでしょう。

表情豊かに話す

余談で相手との距離を縮めることができれば、本筋でもうまく話を進められることが多いです。

そのため、コミュニケーションによって仕事を円滑に進めたいと考える人ほど、余談に力を入れています。

余談を楽しいものにするためには、話の内容はもちろん、明るい雰囲気や笑顔なども大切です。

最近の出来事を話す際にも、驚くことがあれば驚いた表情で話し、楽しいことがあれば笑顔で話をします。

友達同士で話をする際には、意識せずとも表情豊かになりますが、ビジネスでは表情豊かに話すことを意識して余談を楽しいものにしましょう。

喜怒哀楽の表情が豊かだと、話を聞く相手もそれに釣られて明るい雰囲気になります。

お互いに楽しく余談ができれば、その後も良い雰囲気のままで本筋の話に繋げていけるでしょう。

サービス精神をもって

余談では多少のサービス精神が必要です。

相手の気分を良くするために、本心では思っていなくても相手を褒めたり、持ち上げたりすることがあります。

また、相手の喜ぶような話題や関心事をリサーチして余談にするのも一種のサービス精神と言えるでしょう。

サービス精神のある余談は一見相手のためのものに思えますが、最終的には自分にもメリットがありますので、渋々でもサービス精神は出した方がいいでしょう。

とはいえあまりに相手に媚びるような内容になってしまうと、わざとらしさが出てしまいますので、適度に相手を持ち上げたり、楽しませたりするようにしましょう。

3.ビジネスの質も高まるように

余談は話題の本筋とは関係のない話ですが、そこでいかにビジネスの質が高まるように話を持っていけるかによって、自分が得られるものは大きく変わってきます。

例えば余談は余談でも、本筋と少なからず関係のあることだったり、回りまわって本筋へと繋がるような内容になっていたりすると、話をしていた相手もそれに気づき、より有意義に本題を話し合うことができます。

例えば部下の指導方針について話し合う場で、余談としてそれぞれの子どもの育て方について話していれば、本筋に戻ったときに「さっきの子育ての話と同じように・・・」と話の因果関係を繋げることもできます。

ただ場をあたためるだけであれば、どのような話題選びでも問題はありませんが、よりビジネスの質を高めたいときには、ある程度本筋と関係性のある話題を余談に選ぶことも必要でしょう。

また、余談で先に話をしておくことで、本筋になったときに説得力が生まれることもあります。

楽しんだ時間にできるか

余談の時間が楽しければ、本筋の話になったときにもお互いに有意義な時間にすることができます。

余談の内容が堅苦しいと、本題になったときにも場の空気は堅苦しいままですので、自分の側に有利に話を進めることは難しいですし、お互いの距離感を縮めることもできないでしょう。

一方で、余談の時間を楽しく有意義なものにできれば、そのままの雰囲気でビジネスの話にも入れますので、より質の高い話にすることができます。

ビジネスの質を高める目的がある人は、余談の時点で相手との距離を縮めて、良い雰囲気でそのままビジネスへと話を移せるように意識して言葉や話題選びをしましょう。

4.本題への転換はしっかり

余談に力を入れ過ぎてしまうと、うっかり余談に夢中になって、肝心の本題についての話し合いや交渉の時間が短くなってしまうことがあります。

お話好きな人や、人とのコミュニケーションを楽しんで行える人ほど、余談で楽しむことに集中し過ぎてしまって、本題の重要性を見失ってしまうことがあります。

余談でお互いに良い雰囲気になっておくことで、本題でも質の高いビジネスの話をすることができます。

ですが、こちらがしっかりと余談と本題の区別をつけられないと、相手もそれに釣られて長々と余談に耽り、本題へ移り辛くなってしまいます。

時間ギリギリになって慌てて本題に移ったところで、本題の重要性が相手に伝わらなかったり、印象に残るのは余談の内容だけだったりします。

ある程度余談を楽しんだ後は、なるべく自然な流れで本題へと移っていけるように気をつけながら話をしましょう。

「さて」をきちんと伝える

「さて」という言葉は、今話している内容に区切りをつけて、次の話題へと移るときに使われる言葉です。

この一言を聞くだけで、私たちは「あ、これから話題が変わるんだな」と理解して、改めて気持ちを身構えようとするでしょう。

余談で場があたたまった後、これから本題へと移っていくときには「さて」という言葉を使い、相手に「今から本題へ移りますよ」と伝えましょう。

そうでなければ、相手によってはまだまだ余談を楽しもうとするかもしれませんし、その一方で「いつになったら本題に入るのかな」と内心で待っているかもしれません。

ほとんどの場合、「さて」と誰かが言えば、周りの人たちはその人の次の言葉に注目しようとします。

余談から本題へさあ移るという時にはぜひこの言葉を用いるようにしましょう。

5.多すぎるのはダメ

余談は話の本題に入る前の準備運動のようなものです。

ほんの数分程度の小話のようなものですので、長くても5分程度で話を終わらせて本題に移るようにしましょう。

あまり余談の話が長すぎたり、話題が多過ぎたりすると、本題を話す時間が短くなってしまうだけでなく、本題の重要性まで薄れてしまいます。

また、相手を楽しませようとして、サービス精神から次々と話題を振る人もいます。

ですが、もし相手が迅速に本題へと入りたがっているのなら、余計なおしゃべりで邪魔をしてしまうことになるため、相手からの印象が悪くなってしまうかもしれません。

相手の反応を見たときに、つまらなさそうにしているからといくつも話題を振ったり、いつまでも余談を引っ張ったりするのは控えましょう。

本筋を見えなくしない程度に

余談で盛り上がり過ぎてしまうと、本筋が見えなくなってしまうことがあります。

せっかく自社の商品を営業先に売り込みにきているのに、余談に夢中になってしまうと肝心の商品の売り込みが疎かになってしまいます。

また、相手の方が一枚上手の場合、こちらが本筋に戻ろうとしたときに巧みに余談をしだすため、結局まともに売り込みができずに、収穫ゼロで会社に戻らなければならなくなってしまうこともあるでしょう。

余談はあくまでも本筋を話しやすくするための手段でしかないことを意識して、数分程度で終わらせるようにしましょう。

自分が受け手になったつもりで

余談は、自分が受け手になったつもりで話すことが大切です。

もし自分が取引先の会社の人と余談をする際に、相手の話がつまらなければ相手への印象が良くなることはありません。

またお願い事をされた時にも快くそれを引き受けようとは思いませんよね。

「自分ならどんな人と仕事を楽しくやっていけるか」を常に考えて、相手の反応を見ながらビジネスでシーンで余談をうまく取り入れていきましょう!