「仕事はもうほとんど終わった」「必要な物はほとんどある」―――なんていう風に、普段生活をしているとこの「ほとんど」という言葉を使うことって結構多かったりするものですよね。

”ほぼ100%に近い”という状態を表す時や、どれくらいというのを明確に言えず曖昧に答えておきたい時など。

そういった時に代用することができる本当に便利な言葉ですもんね。

でも…皆さん時々思いませんか?

この「ほとんど」って厳密にはどれくらいを指す言葉なんだろう。

何割くらいのことを「ほとんど」って言えるようになるんだろう、って。

また世の中には「大体」「大半」というように「ほとんど」と似たような言葉もたくさん存在しているものですが、そういった言葉達との違いはなんなのか?

まぁ普段はあまり気に留めずに普通に使っているという人の方が多いでしょうが、たまにそんなことがふと気になる人もいたりするものではないでしょうか。

そこで今回はそんな「ほとんど」について詳しくご紹介!

正しい意味や使い方、そして類語や似た言葉達との差など…「ほとんど」について改めて色々調べたものを解説していきたいと思いますよ。

なので気になるという人はぜひどうぞ一緒に見ていくようにしてみて。

これを機に「ほとんど」についてしっかりと学んで、今後会話の中などで役立てていけるようにしてみてくださいね。

では、見ていきましょう!

「ほとんど」とは?

それではまずは辞書などを参考にして、早速この「ほとんど」という言葉の正しい意味・使い方などについて見ていくことにしましょう。

これも普段だとあまり気に留めないことですし、わざわざ調べることもないものですからね。

皆さんの中にも知らないという方はきっと多いでしょうし、そうなると「きちんと知っておきたいかも」とちょっと興味も湧いてくるのではないでしょうか。

またここでは「ほとんど」の類語にはどういったものがあるのかということについても簡単にご紹介していきたいと思うので、そちらで似た言葉なども1度確認しておくと良いと思いますよ。

まずは「ほとんど」の基本的なことについて色々知っていくようにしてみましょうね。

ほとんどの意味

ということでまずは「ほとんど」という言葉の意味・使い方についてですが、冒頭でも少しお話したように、私達は普段この「ほとんど」って”ほぼ100%”という状態を指すものだと認識し、よく使ったりしていますよね。

実はその認識は大正解。

実際辞書で「ほとんど」という言葉について調べてみると、「大部分・大多数」「全てに近い様子」といった意味が見られるようになってきて、本当に「ほとんど」が”ほぼ100%”を指す言葉だというのがちゃんと分かるようになってくるんですよ。

ちなみに辞書に書いてある具体的な意味は↓のような感じになってくるんです。

大部分・大多数

「ほとんど」という言葉を辞書で調べてみると、必ずまず「大部分・大多数」という意味が見られるようになります。

これはつまり”全体のうちのかなりの範囲・数”、”100%に近いだけの範囲・数”という意味があることになるんですね。

なので実際この意味で「ほとんど」を使う場合も、「ほとんどの工事が終わった」「必要な物はほとんど揃った」というように、範囲・数を表現するような使い方をするようになってくるというわけなんです。

全てとはいえないがそれに近い様子

さらに「ほとんど」の意味の中には、「全てとはいえないがそれに近い様子」というのも書いていったりします。

これはズバリそのまま”ほぼ完全に近い様子”ということ。

つまり”ほぼ100%の状態”というのを意味しているということですね。

そのため普段の会話でも「仕事はほとんど終わった」「ほとんど寝ていない」といったような使い方をするようになってくるんですよ。

もう少しのところ

また「ほとんど」を辞書で調べてみると、「もう少しのところで」という意味も見られるようになります。

こちらはつまりは”すんでのところ”や”あと一歩”という意味だということ。

他の意味同様”ほぼ100%”という状態を指してはいるのです、厳密には”もう少しで完全にそうなるところだった”という、どちらかというと悪い状態や切羽詰まった状態などを表す使い方になってくるんですね。

なので実際に会話の中で使う場合も「ほとんど事故にあったようなものだ」「ほとんど気を失う所だった」などという風に、もう少しで危なかったという状況の時に使うようになってくるわけです。

曖昧に答えておきたい時にも便利な言葉

そんな”ほぼ100%”を意味する「ほとんど」は曖昧に答えておきたい時などにも使うことができる便利な言葉だったりもします。

例えば仕事などで「どれくらい進んだ?」「どれくらいできた?」なんて質問をされた時をイメージしてみましょう。

自分自身がその”どれくらい”を把握できておらず返答に困る時なんかもあったりしますよね?

そういう時だってこの「ほとんど」を代用することができるわけです。

また時には仕事が進んでいなかったりして、細かく進行具合を報告したくないなんて時もあったりするでしょう。

そんなハッキリと答えたくない場合なども一言「ほとんど」と言ってしまえばまぁOK。

”ほぼ100%”という意味の「ほとんど」ですが、あくまでその意味は”ほぼ”というだけで明確な数字を表すわけではない。

だからこうして様々な場面で便利な使い方をすることもできるようになってくるわけなんですね。

ほとんどの類語

冒頭などでもお話しましたが、そんな「ほとんど」には結構似た言葉なども存在しているものですよね?つまり類語ということです。

例えば「大体」や「大半」、また「大抵」などがそれに当てはまってきますよね。

また先程から筆者である私が記事内で「ほとんど」を”ほぼ100%”という風に説明していますが、よくよく考えたらこの「ほぼ」だって似た言葉になってくるわけですよね。

まぁ他にも探せば色々似た言葉というのは出てくるでしょうが、今回はとりあえずその「大体」「大半」「大抵」「ほぼ」を主な類語としてご紹介しておきましょうか。

もちろん後ほど「ほとんど」との詳しい違いなどについてもきちんとお話をさせていただきます。

とりあえず今は、こういった似た言葉があるというのを皆さんも確認しておくようにしてみてくださいね。

ほとんどってどれくらい?


では、後々そんな類語達との違いなどを見ていくためにも、ここからはさらに「ほとんど」について詳しく追求していくことにしましょう。

冒頭でもお話したように、1番気になってくる「ほとんどはどれくらいのものを指す言葉なのか」というところについて見ていきたいと思います。

果たして「ほとんど」というのは厳密に何割くらいのことを指すようになるのか?

なんとなく分かっているようで分かっていなかったそこのところをしっかり知れる良い機会になりますからね。

また今後「ほとんど」という言葉をより正しく使えるようにもなるはずです。

先程ご紹介した類語との差もこの後ますます分かりやすくなっていくはずですから、ぜひ皆さんにもじっくり読んでいただければと思いますよ。

自分がこれまで思っていた”どれくらい”と近かったのか、それとも違っていたのかなども確認しながら読んでいくようにもしてみてくださいね。

では、早速見ていきましょう!

数字にすると約90%

お話したように、本来「ほとんど」というのはあくまで”ほぼ100%””100%に近い状態”というのを意味する言葉なだけで、その状態が100%の内のどれくらいなのかというのは明確に決まっているものではないのです。

敢えてその”どれくらい”を分かりやすく数字で表すならば、約90%くらいだという風に考えられています。

つまり「ほとんど」は厳密には、全体のうちの9割くらいの状態を指すということになるんですね。

というのも先程「ほとんど」には「大部分」という意味があるとお話しましたが、この「大部分」という言葉は元々四字熟語の「十中八九」とほぼ同じ意味があるとされていて、そしてこの「十中八九」というのは数字に置き換えると約90%を指すとされているんです。

そうなるとつまり、「大部分」という意味のある「ほとんど」も同じくらいの数字で表されるということ。

約90%を指すものだと、自動的に考えられるようになっていくわけなんですね。

使う人の感覚だと約70~90%

また普段「ほとんど」という言葉は使う人達の感覚によって、約70%~90%くらいのものだと判断されることが多かったりします。

つまり先程のように厳密な数字化ではないのですが、使う人達の感覚では「ほとんど」は全体のうちの7~9割を指す言葉だという風に考えられているわけですね。

これには特に理由はありません。

本当に世間の皆さんが自分達なりの感覚でそう考えているだけのこと。

皆さん「ほとんど」という言葉が”100%に近い状態”というのはしっかり認識しているので、「だったら70~90%くらいかな」となんとなく考え使っているだけのことなんですね。

なので厳密には約90%くらいを指す「ほとんど」ですが、世間の人達の感覚からすると約70~90%くらいを指す言葉としても使えるように。

実際人前で「ほとんど」をそういう感覚で使ったとしても特に大きな問題はないということになるんですね。

人によって感覚は変わるので、注意が必要なことも

ただそうして人の感覚によって約70~90%と判断する場合だと、時にはその70~90%の中で多少の感覚のズレが生じることもあるので注意が必要だったりもします。

例えば先程も使ったシチュエーションですが、仕事で「どれくらい進んだ?」「どれくらいできた?」と質問をされた時。

もしそういう時にこちらが「7割進んだ」という感覚で「ほとんど」を使ったとしましょう。

でももしかしたら、相手はその「ほとんど」を「9割進んだ」という感覚に捉えてしまうかもしれませんよね?

そう、人の感覚で「ほとんど」がどれくらいかというのを判断をすると、そうして多少ズレて考えてしまう場合もあるということ。

70~90%はそこまで広い範囲というわけはありませんが、でももしかしたらそのちょっとのズレが仕事などに影響することもあるかもしれませんからね。

なので実際「ほとんど」をそれくらいの感覚で使う時は、そういったところに注意をすることが必要だったりもするんですよ。

ほとんどの類語との差ってあるの?

さて、そうして「ほとんど」がどれくらいのことを指すのかということが分かってくると、先程ご紹介した類語達はどうなの?と気になってくる人もいるのでは?

もちろん先程ご紹介した「大体」「大半」「大抵」「ほぼ」といった類語にも同じようにどれくらいかというのが定義づけられているものです。

しかもどの類語もあくまで「ほとんど」に似ている言葉というだけであって全く同じ意味というわけではないので、そのどれくらいかも実は多少の差が見られるようになってきたりするんですよ。

なのでその差をきちんと知れば「ほとんど」や類語達の違いも分かるようになるわけですし、使い分けなども上手くできるようになるわけなんですね。

ちなみにそのどれくらいかの差についてはこの後詳しくご紹介していくので、良ければそちらもじっくり読んでいくようにしてみてください。

ほとんどの類語についても詳しく解説!


「ほとんど」がどれくらいのことを指す言葉なのか?

今までなんとなくしか分かっていなかったという人がきっと多かったでしょう。

わざわざ調べるなんて人もそこまでいなかったと思います。

ここにきてきちんと知ることができてちょっとスッキリできたでしょうか?

ではそこのところが分かったところで、ここからはもう1つの気になるところ。

先程も言ったように、「ほとんど」と他の類語との違いについても見ていくことにしましょう。

果たして類語達にはどんな意味があるのか?

類語達はどれくらいを意味する言葉になるのか?

そういった類語達の詳しいところを見ていくことで、実際「ほとんど」とはどこが違うのか・どんな差があるのかというのをお教えしていきたいと思いますよ。

なのでこちらもぜひしっかり読んでみて。

「ほとんど」だけでなく色々な類語達の基本などについてもきちんと知っていくようにしてみてくださいね。

大体

まずは「大体」という言葉ですね。

これも「ほとんど」同様日常結構使うことが多い言葉ですし、類語達の中ではなんとなく1番「ほとんど」に近いという感じがする言葉になるのではないでしょうか。

ちなみに実際辞書で調べてみるとその意味も確かに「ほとんど」に近いものになっています。

辞書の中では具体的に「物事の要点、また数量などを大づかみにとらえるさま」という意味が書いてあるんです。

これって要は「物事や数量の大部分をとらえている」ということですからね。

つまりもっと分かりやすく言うなら、全体のうちの大部分を指す言葉ということになるわけですから。

やはり「ほとんど」と同じような意味を持つ言葉だという風に言えるようになってくるわけですね。

ほぼ全体に及んでいる

ちなみにそんな「大体」という言葉をより詳しく調べてみると、ある辞書では「ほぼ全体に及んでいるさま」なんていう意味も書いてあったりしました。

これはつまり「ほとんど」と同じで、”ほぼ100%の状態”だということ。

要するに「大体」の”どれくらい”もおそらく100%にかなり近いくらいなのでは?と考えられるようになってくるんですね。

まぁこの「大体」の場合詳しく調べても厳密な数字というのは見つかりませんでしたしあくまで予想になってくるのですが、もしも数字化するのなら約70~90%。

「大体」もそれくらいを指す言葉だと考えて良いのではないでしょうか。

先程ご紹介したように、「ほとんど」も人の感覚だと約7~9割と判断されていましたしね。

この2つの言葉は意味も似ていますし、どれくらいかというのもそうした同じ感覚で判断してもOKだと思いますよ。

大半

続いて見ていく類語は「大半」になるのです、実はこの「大半」は辞書で調べるとこれまでの「ほとんど」「大体」とは少し意味が違う感じに表現されるようになってきます。

辞書で見ると「全体の半数以上」「半分以上」といったような意味が見られるようになってきて、「ほとんど」「大体」のように「完全に近い」というような表現はされていないわけなんですね。

つまり意味的にも”ほぼ100%”というよりは”50%以上”という状態を示している感じに。

まぁ”50%以上”も全体のうちからするとかなりの範囲・数量になるわけです。

もちろん半分以上となると80%や90%も「大半」になるわけですから、確かに似たような意味ではありますし類語とも言えるんですが。

でもこういった表現をされるとやっぱりなんだか少し控えめな印象になってきますよね?

ということは、”どれくらいか”を見た時ももしかしたらちょっと低めの数字になってくるのでしょうか?

大半の”どれくらい”は約90%!これは確実

そんな意味的には少し控えめな印象の「大半」なんですが、実はどれくらいかというのをいざ厳密な数字で表してみると…なんと約90%になることが判明!

つまり全体のうちの約9割を指す言葉だということが分かってきたんです。

しかもこれは予想や感覚ではなく、かなり明確に分かっている数字。

「大半」というのは元は中国語でそれが日本へと伝わってきて使われるようになってきたものなんですが、中国語を調べてみると「大半」というのは9割を示す言葉だという風に確かにちゃんと定義づけられているわけなんですね。

これはちょっと意外でしたよね。

先程もお話したように、「大半」は意味が「半分以上」と少し控えめな感じですから、てっきりどれくらいかというのも控えめなのかと思いきや…そんなほぼ全体を指すような言葉だったとは。

世の中にはまだまだその真相を知らず、ちょっと間違った使い方をしている人もきっと多いかもしれませんよね。

大抵

さて、続いて見ていく類語は「大抵」。

この「大抵」も辞書で調べてみると「全体のうちの大部分」「ほぼ完全に」なんていう意味が見られるようになってきて、「ほとんど」や「大体」とまた同じような言葉なんだなというのが分かるようになってくるんですよね。

ただ強いて言うならば…使い方にちょっとした違いが出てくるようになります。

それは「大抵」の場合、どちらかというと機会や確率を表す使い方が多い、ということです。

例えば分かりやすく例文で言うと、「仕事は大抵終わった」「数は大抵揃った」こういう使い方ってあまりしませんよね?

それよりかは「その仕事は大抵成功する」「その時間なら大抵会えると思う」こういう使い方をする方が多いのではないでしょうか?

そう、つまり「大抵」は”ほぼ100%の状態”というよりは”ほぼ100%そうなる””ほぼ完全にそうできる”という使い方の方が多く見られるということです。

そして逆に数量や状態を表す時には「ほとんど」「大体」を使うことが多くなってくるというわけなんですね。

十中八九という意味もある

そんな「大抵」を詳しく調べてみると、辞書の中には「十中八九」という意味が書いてあるものもあったりします。

「十中八九」皆さん覚えていますか?

これって先程「ほとんど」がどれくらいかというのを説明するところでも出てきましたよね?

「ほとんど」の意味である「大部分」は四字熟語の「十中八九」とも同じ意味があり、そして「十中八九」は約9割を指す言葉になる。

そうお話させていただいたものです。

そうなると「十中八九」という意味があるこの「大抵」も自動的に約9割を指す言葉になる。

そういうことになりますよね。

つまり「大抵」をどれくらいかと考えたら「ほとんど」と同じ約90%くらいになる。

そう言えるようになってくるというわけなんですね。

ほぼ

最後にご紹介する類語は「ほぼ」。

先程も言ったようにこの記事内で筆者も何度も使っている言葉になりますが、こちらも「ほとんど」とかなり似たような意味を持つ言葉になってきます。

実際辞書で意味を調べてみてもやはり「全部、もしくは完全に近い状態」という風に、「ほとんど」と同じような意味が書かれているんですよ。

ちなみに会話の中ではよく「ほぼほぼ」なんていう言葉を使う人もいたりしますが、その「ほぼほぼ」の「ほぼ」もまさにこれ。

単純にこの「ほぼ」を繰り返した言い方で、意味的にも「ほぼ」を強めたものになってくるんですね。

といっても厳密な意味は「ほぼ」と大した違いはないのですけどね。

なんとなく感覚的に「ほぼ」を強調したい、そんな時に使える言葉になってくるんですよ。

九分九厘が類語になってくる

そんな「ほぼ」の意味の中にも”どれくらいか”をちゃんと表してくれる分かりやすい言葉が1つ見られるようになってくるんです。

それが「九分九厘」。

これも先程の「十中八九」と同じ四字熟語になってくるんですが、実はその意味も調べてみると「ほとんど完全」「九分どおり」なんてことが書いてあるんです。

これって要するに「約9割完全に近い状態」という意味を持っているということですよね?

つまり約90%を指す言葉ということになり、そうなると「九分九厘」という意味を持つ「ほぼ」も約90%を指す言葉だ、ということになってくるわけなんですね。

ちなみに先程お話した「ほぼほぼ」も厳密には意味が変わらないので、同じ約90%を指す言葉と言っても良いわけなんですが。

感覚的にはやはり「ほぼ」より少し強い言い方だと考えられているので、人によっては「ほぼ」より高い数字だと判断する人もいたりするようです。

その場合「ほぼ」が約90%ならば「ほぼほぼ」は約95%、くらいの感覚で判断されることが多くなってくるようですよ。

もちろんお話したように、厳密には差はないのですが…使う人の感覚ではそれくらいの差があるということになるんですね。

ほとんどと類語はどう使い分ければいい?

「ほとんど」はどんな意味でどれくらいを指す言葉になるのか、だけでなく、類語達はどんな意味でどれくらいを指す言葉になってくるのか、についても分かっていただけたでしょうか?

それが分かったならここからは最後に、そんな「ほとんど」と類語達をどう使い分けていったら良いのか、についてもしっかりお教えして、この記事を終わっていきたいと思いますよ。

ここまでお話してきた「ほとんど」や類語達との特徴をまとめてきちんと見比べることで、どんな場面で使うのが良いのか・どのくらいのことを指す時に使えば良いのか、という正しい使い方を分かりやすくご紹介していきますからね。

なので皆さんも最後にもう1度「ほとんど」と類語達の違いを復習するつもりで、そして正しい使い分けも覚えて、今後実際の会話の中などで活かせるようにしてみてくださいね。

それでは、見ていきましょう。

ほとんどと大体

まずは「ほとんど」と「大体」の使い分けについてですが、この2つは意味もそしてどれくらいかを指すかというのもほぼ同じで、そこまで違いがあるというものではありません。

なので基本はどちらも好きな時に、使いたいタイミングで使えば良いという風に言えるようになってくるんです。

ただお話したように、どれくらいかというのを数字で表す場合、「ほとんど」はハッキリ約90%くらいだと言えますが(人の感覚では70~90%くらいですが)、「大体」はあくまで予想の上で70~90%くらいだと曖昧にしか言うことができません。

つまり細かく見れば「ほとんど」の方が確実な表現なわけで、”ほぼ100%に近い”と堂々と言えるようになってくるわけです。

ですから例えば、”ほぼ完全な状態になった”と自信を持って言える場合は「ほとんど」で、逆にそこまでの自信がない場合は「大体」を使う。

強いて言うならばこうした使い分けをしていくのが良いのかもしれませんね。

ほとんどと大半

次に「ほとんど」と「大半」になってきますが、この2つはどちらも約90%の状態を指す言葉だという風にほぼハッキリ定義づけられているものです。

ですから、本来はどちらも様々な場面で自信を持って”ほぼ完全に近い”という表現ができるようになってくるわけなんです。

ただ先程もお話したように、「大半」は何故か辞書などでは「半分以上」といったような意味が見られるようになるもので、そこだけ見るとなんだか少し印象が控えめな感じになってしまうんですよね?

「半」という漢字のせいかパッと見た時の印象もちょっと弱いような気もします。

きっと意味などをきちんと知らない世間の人もそういう印象を抱きやすいのではないでしょうか。

なので、本当はハッキリ約90%の状態だと表現ができる「大半」なのですが、もし実際に会話などで使うと誤解をされることも多くなってきてしまうかもしれません。

例えば、本当は仕事が9割終わっていて「大半終わりました」とハッキリ言ったとしても、もしかしたら相手には「ん?そんなに終わっていないのか?」という風に捉えられてしまうかもしれません。

だからそうして大事な場面などで使う時は注意をした方が良いかも。

誤解を与えることなく確実に伝えたいのなら「ほとんど」を使った方が良いと言えるのかもしれませんね。

ほとんどと大抵

続いて比べるのは「ほとんど」と「大抵」ですが、この2つも言葉の意味はほぼ同じと言えるようになってきます。

しかもどちらも「十中八九」とも同じ意味になってきて、どれくらいを指す言葉というのを見た時もハッキリ約90%くらいだと言えるようになるので、本当に違いのないほぼ一緒の言葉になってくるわけなんですよね。

ただ先程もお話したように、「大抵」は日頃会話の中ではどちらかというと機会や確率を表すような使い方が多くなってくるものです。

そして逆に「ほとんど」は数量や現在の状態を表す使い方が多く見られるようになってきます。

なので使い分けるとしたら完全にその使い方になってくるでしょうね。

というかもう世間の人はそうして無意識に使い分けているということなんですよね。

ですから特に使い分けを意識しなくても、もしかしたら皆さんも日頃の会話で既にこうした正しい使い方ができているのかもしれませんよ。

今度もしふと「大抵」を使った時などがあったら「今の使い方で良かったのか?」と改めて確認などをしてみると良いのではないでしょうか。

ほとんどとほぼ

さて、最後に比べるのは「ほとんど」と「ほぼ」になってきますが、先程ご紹介したところを見ても分かるとおり、この2つもやはり同じような意味を持った言葉です。

どれくらいかというのを見てもやはりどちらも同じ約90%を指す言葉になってくるんですよね。

なのでこの2つも明確な使い分けというのは決まっておらず、基本どんな場面でも好きな方を使うことができるわけなんです。

ただ、もしあえて使い分けをするという場合は、「ほぼ」ではなく「ほぼほぼ」の方を使えば、使う場面を区別することができるようにもなってきますよ。

お話したように「ほぼほぼ」は「ほぼ」をより強めた言い方になるもので、感覚的にではありますが約95%の状態を指す言葉にもなってくるので、”限りなく完全に近い”という状態を表現するのにもピッタリになってくるわけですね。

だからそういう状態を強調したい時に「ほぼほぼ」を使って、そこまでではないという時は「ほとんど」を使ってみる、なんていう使い分けもできるようになってくるわけです。

「ほぼほぼ」と聞くと実際「ほぼ完全な状態なんだな」と感じる人も多かったりしますからね。

もしかしたら仕事などでの印象を変えられるようにもなるかもしれませんよ。