自分を作ることで他人との関係を築く一方で、そんな自分に疲れてしまう人も少なくありません。
本当の自分を見せられないことで、結局は気持ちのバランスがとれなくなってしまうんですよね。
そこで今回は、『自分を作るのに疲れた時の10個の対処法』をご紹介します。
ぜひこの記事を参考に、自分を作ることなく楽しく生きてけいる方法を見つけてください。
自分を作るのに疲れてしまう…
他人の前で自分を作るのに、疲れてしまっていませんか?
他人に好かれたい。
よく思われたい。
そう思って無理に自分を作る人は少なくありません。
その結果、他人の前で本当の自分をさらけ出すことができなくなり、心のバランスを崩してしまうのです。
自分を作るということは、つまり、偽りの自分を見せているということになりますよね。
自分が感じている本当の自分を見せていないため、他人を欺いているような苦しみもあるでしょう。
本当の自分と偽りの自分のギャップの大きさに、自分でも本当の自分がどれなのか分からなくなることもあるのではないでしょうか。
本来、自分のキャラを作ることは決して悪いことではありません。
TPOに合わせて自分を使い分けることは普通のこと。
他人に対する気遣いでもあるはずです。
でも、あなたは疲れてしまっている…。
ということは、あなたは本当は、「本当の自分を知って欲しい」という願望が心の奥底にあるということです。
自分を作るのに疲れた時の10個の対処法
「他人に好かれたい」とは誰もが思うことです。
でも、他人に好かれようと自分を偽る場合、その欲求は満たされません。
なぜなら、好かれるように自分を作った結果であって、本当の自分が好かれたわけではないからです。
他人に好かれたいという欲求は、“ありのままの自分”を知ってもらい、その上で好かれることによって満たされるものだと思います。
あなたが自分を作ることに疲れてしまっているのは、こうした真の欲求が満たされていないからではないでしょうか。
そこでここでは、『自分を作るのに疲れた時の10個の対処法』をご紹介します。
自分を作ることから解放され、本当の自分を取り戻して幸せになるために!ぜひご紹介する対処法を参考にしてみてください。
1.素の自分に戻る
自分を作るのに疲れた時の対処法その1は、『素の自分に戻る』ことです。
疲れてしまったとき、まずはリラックスして自分を癒してあげましょう。
素の自分を忘れたままにもがいても、深みにはまるだけです。
自分を作ることばかりで見失いかけた素の自分を取り戻して、「素を見せられない苦しみ」から自分を解放させてあげることが大切です。
とはいえ、他人に好かれたい。
よく思われたいと、自分を作ることが癖になっているあなたは、そう簡単には素の自分に戻れないと思います。
それは、他人の前で自分を作っていないことのほうが、あなたにとって不安で怖いことになっているからです。
でもそのままでは疲れがたまる一方。
何も他人の前で、いきなり素の自分を見せなくても大丈夫です。
ひとりになったときや、素の自分を見せられる、たとえば家族と時間を過ごすなどして、一時的に素の自分に戻れる時間を作ると良いでしょう。
一時的に素の自分に戻ってリラックスしよう
自分を作るのに疲れてしまったとき、おそらくあなたは、「素の自分を見て欲しい」という気持ちが満たされないことがストレスになっているはずです。
一日中その状態を続けていれば、どんどん本当の自分が追いやられて苦しいだけ。
一時的にでも、意識的に自分を取り戻す時間を作ることで、だいぶリラックスできると思います。
素の自分に戻ってリラックスしたら、作っている自分を客観的に見られるようにもなるでしょう。
自分を作りすぎて疲れてしまう人の場合、素の自分を出せないことで、自分を見失っている場合も多いです。
自分を見失ってしまうから「素に戻る」ということにも考えが及ばないし、そのために疲れを溜めてしまうのです。
常に自分を作ると自分自身を見失う?
素の自分に戻る時間を一時的にでも持つことができれば、自分を見失うことがありません。
自分を作ることで疲れてしまう人の場合、自分を見失わないようにすることが何よりも大切なことです。
素の自分がなんであるかが分かっていて、今の自分は作っている自分かどうかが意識できていれば、きっと疲れすぎてバランスを崩してしまうことも少なくなるはずです。
自分を作るということは、なぜ自分を作る必要があるのか、それが誰のためであるのかをしっかり自覚できていれば、作られた自分にのまれてしまうこともありません。
常に素の自分の求めるものに従っていれば、自分を作ることは決して悪いことではないのです。
ただ、目的を見失うと苦しくなってしまうのが自分を作るということ。
素の自分に戻る時間は、自分を作る上で最も忘れてはならないことなのです。
2.ひとりで過ごす日を作る
自分を作るのに疲れた時の対処法その2は、『ひとりで過ごす日を作る』ことです。
ひとりで過ごしているとき、自分を作る人はいませんよね。
なぜなら、自分を作るのは他人から見た自分の印象を操作するためであって、ひとりで居るときには自分を作る必要がないからです。
ですから、ひとりで過ごす日を作れば、素の自分に戻りやすくなるのです。
自分を作ることで疲れてしまう人の場合、ひとりで過ごす日が少ないことが考えられます。
たとえば、友達から仲間外れにされないようにと、休みの日は必ず友達と遊ぶ予定を入れていたり、恋人に嫌われないようにと必ずデートの予定を入れていたり、しませんか?友達と交流するのも、恋人とデートするのも、それが楽しく過ごせるなら何の問題もありません。
でも、そうした時間が苦痛に感じるのなら、彼らといるときに無理に自分を作ってしまうからです。
もちろん、人と全く交流がない人生もつまらないもの。
だけど無理して疲れてしまうのなら、意識的にひとりで過ごす日を作ることで、リフレッシュできるはずです。
素の自分で過ごす時間を大切にすれば、友達や恋人と会う時間も、もっと楽しいものに変わっていくはずですよ。
疲れた時は、他人にどう思われるかよりも、自分がどうしたいかを一番に考えてみましょう。
リラックスが必要なときは、ひとりで過ごす日を作って、作り物の自分から素の自分を取り戻してあげることが良い対処法となります。
3.無理に話さないようにする
自分を作るのに疲れた時の対処法その3は、『無理に話さないようにする』ことです。
他人からどう思われるかを気にし過ぎると、おしゃべりが苦手なのに無理に話して場を盛り上げようとしたりしますよね。
他人といるとき、確かにその場を和ませてくれるムードメーカーは重宝されます。
でも、無理してムードメーカーになったところで、自分が疲れてしまうだけ。
それどころか、他人に気を遣えない他の人の態度にイライラしたり、話そうとしない人を批判したりしたくなるのではないでしょうか。
あなたがおしゃべりをしていて、他人の顔色が気になったり、しゃべろうとしない人の態度にイラついたりする場合、それはあなたが無理をしているからです。
本当はやりたくもないことを無理してやっているので、相手の反応が気になったり、やろうともしない人にムカついたりするのです。
でもそれは、あなたが本当に望んでいることではないですよね?あなたはただ、他人と楽しく時間を過ごしたいだけ。
楽しく過ごすことで、自分を潤わせたいというのが望みのはずです。
その場合、無理をしている時点であなたの心は潤いません。
ネガティブな感情ばかりが噴出して、ストレスが溜まるばかりです。
だから疲れてしまうということです。
沈黙を恐れない
自分を作るのに疲れるということは、そこに“無理”があるからです。
まずは、自分が無理をしていることを自覚する必要がありますね。
そして、無理に話そうとしたりしている自分に気付いたら、その無理を辞めてみることです。
最初は、自分を作る疲れよりも、沈黙のほうが怖いかもしれません。
でも、沈黙ってそんなに悪いものでしょうか?あなたは沈黙に気まずさを感じても、相手は沈黙が心地よく感じているかもしれません。
沈黙が悪いというのは、あなたの思い込みの可能性もあります。
ですから、沈黙を恐れる必要はないのです。
そもそも、親しい間柄なら沈黙していても不安になることはありません。
沈黙に不安を感じるのは、信頼関係ができていない証拠とも言えます。
あなたは、もっと相手を信頼し、身をゆだねてみても良いのではないでしょうか。
どちらにしても、自分を作るのに疲れてしまっているのなら、無理に話すのは辞めてみた方がいいでしょう。
無理する自分から解放してあげることで、まずは自分を癒してあげることが大切です。
それに、無理して話すのを辞めてみると、相手が話してくれることもあると思います。
今までの自分が無理してやってきたことを辞めてみると、案外新しい世界が開けることもありますよ!
4.好きなことをする
自分を作るのに疲れた時の対処法その4は、『好きなことをする』ことです。
好きなことをするのは、素の自分を取り戻すのに最適です。
なぜなら、「好きなこと」をやるのは、自分の本当の気持ちに従うことだからです。
自分を作って疲れてしまう人の場合、自分の好きなことではなく、他人の好きなことをやっている場合が多いです。
だけど他人に好かれたいためにやっていることなので、それが自分のやりたいことだと勘違いしてしまうんですよね。
でも、本当は自分の好きなことではなく、他人の好きなことをやっているにすぎない…。
そうすると、“好きなことをやっているつもりの自分”に違和感を覚えて、バランスを崩してしまうのです。
他人目線で物事を考えると、どうしても自分の好きなことではなく、他人の好きなことが自分のやりたいことだと勘違いしてしまいがちです。
自分でも気づかないうちに他人のフィルターを通して好きなものを見てしまうので、まずは素の自分が本当にやりたいことを自覚する必要がありますよね。
自分の好きなことは、他人の目線や気持ちは関係なく、素の自分がやりたいと思うことです。
自分を作る人はどうしても、「これをやればあの人と仲良くなれるかな?」「これができると評価があがるかな?」など、他人が常に絡んでしまいます。
ですから、好きなことを自覚したいなら、他人を徹底的に排除しましょう。
他人の目線も、気持ちも、どう見られるかも関係のないところで自分の気持ちが傾くこと。
それが、あなたの好きなことです。
趣味や好きなことに没頭
自分の好きなことを見つけたら、それに没頭してみましょう。
好きなことに没頭する時間は、最も自分を喜ばせることに繋がります。
それに、没頭している時間は、意識しなくても素の自分に戻れている時間。
ひとりでぼーっとした時間を過ごすよりも、余計なことを考えないので素に戻りやすいでしょう。
ストレス解消にも繋がる
趣味や好きなことに没頭してみると、自分を作っていないことにふと気づくはずです。
自分の好きなことをやって自分の欲求を満たしてあげられると、ストレスも消え去っているでしょう。
もちろん、ずっと好きなことばかりはしていられませんし、自分を作る環境にも身を置き続けなければならないかもしれません。
それでも、自分で自分の本当の欲求を知り、それを満足してあげられる人は、バランスを崩しすぎることはありません。
疲れた時に自分を癒してあげられるし、自分を作るときにも自分を見失わずにいることができるからです。
好きなことをすることは、自分を見失わないためにも、自分の満足度を高めるためにも大切です。
疲れた時は、本当に自分が好きなことを見つけて、それに没頭してみることで、自分を癒すことができるでしょう。
5.美味しい物を食べる
自分を作るのに疲れた時の対処法その5は、『美味しい物を食べる』ことです。
食欲は人の3大欲求のひとつです。
普段は意識していなくても、食べることは自分の体だけではなく、心を満たすために欠かせないことです。
ですから、疲れているときは美味しいものを食べるだけでも、ストレス解消になるのです。
人が食事をしているとき、脳内ではドーパミンという快楽物質が分泌されています。
ドーパミンは嬉しいときや喜びがあった時に分泌されるホルモン。
そもそもあなたが無理して自分を作るのも、喜びや嬉しさを感じて幸福感を得たいからのはず。
であれば、美味しいものを食べてドーパミンを分泌させることは、自分で自分を満たしてあげられる方法と言えるのではないでしょうか。
自分の食欲を、美味しいもので満たしてあげるというのは、自分を大切にしてあげることでもあります。
いつも無理して他人に気を遣い、自分を作って疲れてしまっているあなたには、美味しいもので自分を癒してあげることも良い対処法になると思います。
甘いものを食べて休憩を
自分を作るのに疲れてしまった対処法として美味しいものを食べるなら、おすすめは甘いものです。
甘いものには、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを増やす作用があり、疲れやイライラを素早く押さえてくれる効果があります。
疲れた時やイライラした時に甘いものが欲しくなるのもこのためで、体が癒しを求めている証拠なんですよね。
無理しているな。
疲れているな。
そう感じた時には、ひとまず甘いもので幸福感を!そして美味しいもので、自分が欲する喜びを味わわせてあげましょう。
この対処法は一時的なものにはなると思いますが、自分をリセットすることはとても大切なことですよ。
6.他人の目を気にするのをやめる
自分を作るのに疲れた時の対処法その6は、『他人の目を気にするのをやめる』ことです。
あなたが疲れてしまっている原因は、他人に好かれたい。
よく思われたいと、他人の目を気にしてしまうところにありますよね?他人の評価が気になって仕方ないから、自分を作ってしまうのです。
これまでご紹介した自分を癒しストレスから解放してあげる方法は、とても大切なことですが、根本的な解決にはなっていません。
本当の意味で自分を作る疲れから解放されるには、他人の目から自分を解放してあげる必要があるのです。
他人の目を気にしないようになると、他人にどう思われるかも、どう見られるかも気にすることがなくなるので、自分を作る必要がなくなります。
それができるようになると、とても楽に生きられるようになるでしょう。
ただ…とても単純なことなのに、出来ないのが私たち。
なぜなら、生きていく以上、人との関わりなしには生きていけないからです。
ただ、他人の目を気にして疲れてしまっているのなら、どちらにしても、今生きにくさを感じていることになるのでしょう。
でも、他人の目を気にしないようになると、人との関わりに疲れることなく、生きていくこともできるのです。
もちろん、マナーやTPOを守ることは大事で、それができてこそ共存できるというもの。
大事なのは思いやりで、どちらかが無理に相手に合わせようとするのは、バランスが悪くなるのも当然なのです。
自分を作る人にとって、他人の目を気にすることは癖になってしまっていると思います。
ですから、最初は意識しないようにしても意識してしまうでしょう。
それに、恐怖を感じることもあると思います。
それでも、徐々に他人の目を気にしないように慣らしていけば大丈夫。
それが楽なことに気付けば、自分をもっと大事にしようとも思えるはずです。
7.自分の意見も言ってみる
自分を作るのに疲れた時の対処法その7は、『自分の意見も言ってみる』ことです。
他人の目を気にしてしまう人は、自分の意見が言えませんよね。
なぜなら、違う意見を言ったら煙たがられたり嫌われたり…その人と対立してしまう可能性があるからです。
そのため、他人の意見に合わせてばかり。
自分の意見を押し殺して、あたかも他人と同意見であるかのように振舞ってしまうのです。
でも本当は、自分の意見を押し殺しているだけの場合、無理が積み重なりストレスがたまりますよね。
その結果、疲れてしまうということです。
人の意見に合わせることも、時には必要になるでしょう。
意見が食い違ったままでは、先に進めませんからね。
だからあなたとしては、無駄に違う意見を言って対立するより、自分が我慢すれば平和が保たれると感じて自分を作ってしまうのでしょう。
でも本来、人の意見に合わせることは、自分の意見を押し殺すことではありません。
自分の意見を主張した上で、相手との妥協点を探すことこそが平和解決です。
自分も同意見だとしてしまうのは、平和なようでいて違います。
だって、あなたの気持ちは苦しいのですから…。
人の意見ばかり気にしない
嫌われないように、喧嘩しないように…。
そうやって人の意見ばかり気にしていたら、あなたの意見や気持ちは日の目を見ないまま。
誰にも分かってもらうことができずに、心の奥底でくすぶってしまいます。
やはり人は、自分を知って欲しいという願望を捨てきることはできないもの。
押さえつけてもくすぶって、いつか爆発してしまうのです。
それが、疲れでありストレスです。
自分の意見を言うというのは、何も自分の意見を押し通すことではありません。
あなたの意見や考えを、他人に知ってもらうことです。
それが出来れば、たとえあなたの意見が採用されなかったとしても、ストレスとなって蓄積されることはないでしょう。
自分を作るのに疲れているなら、普段我慢している自分の意見を表に出してあげることで、少しは楽になれるはずですよ。
8.本音を話せる人を見つける
自分を作るのに疲れた時の対処法その8は、『本音を話せる人を見つける』ことです。
人は誰もが、誰かに本音を知って欲しいと思っているものです。
疲れてしまっている場合は、きっと本音を出す機会があまりにも少ないからでしょう。
もしかしたら、誰の前でも本音を出せずにいるのではないでしょうか?
本音を出せる相手は、人によって違います。
最も本音を出しやすいであろう家族にすら、本音を出せない人はいます。
でも、探せば必ず、あなたが本音を出せる相手がいるはずです。
そんな人がひとりいるだけで、今の辛さから解放されるのではないでしょうか。
自分を作ってしまう人は、そもそも誰に対しても本音を見せずに生活していますよね。
そのため、本音を出せる相手が身近にいても、気づかないことが多いと思います。
ですから、まずはあなたが心を開かなければなりません。
不安でも、まずあなたが本音を出すことで、本音を話せる人も見つかるのです。
その過程では傷つくこともあるかもしれませんが、本音を話してみれば、相手も本音で向き合ってくれることはよくあることです。
むしろあなたが本音を出さないことで、相手も警戒しているのかもしれません。
あなたが人を信用していないから、相手もあなたを信用しきれず、お互いに上辺だけの付き合いになってしまうということです。
ですから、自分を作るのに疲れを感じたなら、人と本音でぶつかってみましょう。
その中で本音を話せる人を見つけていけば、今より楽になれるはずですよ。
9.頑張りすぎない
自分を作るのに疲れた時の対処法その9は、『頑張りすぎない』ことです。
自分を作ってしまう人の多くは、頑張り屋さんが多いようです。
人と上手に付き合おうと頑張り、人に好かれようと頑張り…。
そうやって頑張りすぎて、疲れてしまうんですよね。
きっと自分が頑張らないと、思うような人付き合いができないと感じていて、頑張ることでようやく自分の立場を保てるような気がしているのでしょう。
でもその結果、疲れてしまうのだとしたら…。
上手に人付き合いができていないことになりますよね。
自分を作るのに頑張り続けることは、結局無理だということです。
頑張りすぎてしまうあなたは、まず自分が無理して頑張っていることを自覚すると良いでしょう。
自覚できるだけでも、頑張りすぎてしまうときにブレーキをかけられます。
逆に頑張っていることに気付かないままでいると、心が壊れてしまうまで気づかないことに…。
そうなると、表に出ることすら困難な状態になりかねません。
ですから、頑張っている自分を認め、褒めてあげる。
そして、頑張りすぎてしまうときは自分でブレーキをかけてあげる。
そう意識しておくことで、疲れるまで自分を作ってしまうことも少なくなるはずです。
10.自分を好きになる
自分を作るのに疲れた時の対処法その10は、『自分を好きになる』ことです。
疲れるまで頑張りすぎて自分を作ってしまう人が、なぜそこまで頑張ってしまうのか…それは、自分に自信がないからです。
素の自分に自信がなく、作っていなければ人に好かれないと思っているんですよね。
だから無理してでも、自分を作って人に好かれようと頑張ってしまうのです。
自分に自信がない人にとって、「自信を持って」といっても簡単なことではないかもしれませんね。
でも、自分に自信を持つようにしなければ、根本的には何も解決しません。
自信がなければ自分の意見を言うこともできないし、他人の目を気にしないでもいられないでしょう。
自分を作ってしまう人は、人を信用していないことを指摘しました。
人を信用できないということは、結局は自分を信用していないからです。
自分のことが信用できず、好きになれず、自信が持てないから、延々と演じ続けなければならないのです。
自信を持つ
自分に自信がない人が、自信を持つようにするのは簡単ではないでしょう。
でも、常に意識していれば、自信を持てるようにもなっていきます。
そのために良い方法が、自分を褒めること。
自分で自分を褒めてあげるようにしていくことで、自分に自信が持てるようになっていきます。
そもそも、自分を作る人は、人に認められることで自信を持とうとしています。
だから、褒められるような自分を演じてしまうのです。
でも、人は人のことを、自分が思うようには褒めてくれないし、認めてもくれません。
何より、演じた自分が褒められても、満足度は低いものでしかないでしょう。
ですから、まずは自分で自分を褒めてあげることが大切です。
そうやって自分を好きになり、自信を持つことで「自分を作る」ことも辞めていくことができるはず。
自分の人生は、自分の手で取り戻さなければなりません。
偽りの自分から自分を解放させてあげられるのもあなたです。
自分を本当に大切に思えば、その勇気も湧いてくるのではないでしょうか。
自分を作るのに疲れてしまうのはなぜ?
さて、ここまでは自分を作るのに疲れた時の対処法についてご紹介しました。
しかしなぜ、自分を作ると人は疲れてしまうのでしょうか?
対処法の中でも触れてきましたが、ここで改めて、じっくり『自分を作ると疲れてしまう理由』を見ていきましょう。
自分がどうしてこんなにも疲れてしまうのか、その理由が分かれば、自分が何をすべきかも見えてくるはずです!
無理な性格を作っている
自分を作ると疲れてしまう理由1つ目は、無理な性格を作っていること。
素を見せたくないばかりに、本当の自分とかなりギャップのある自分を演じていませんか?作り物の自分と本当の自分。
そこに差があればあるほど、疲れてしまうのも当然ですよね。
自分を出さないことは疲れる
自分を作ると疲れてしまう理由2つ目は、自分を出せないことです。
自分を作るということは、本当の自分を隠して別の人物になりきるということですよね。
その間、本当の自分は陰に隠れていなければなりません。
たとえそれが好かれるためであっても、本当の自分を知ってもらえない、見てもらえないのはストレスになってしまいます。
相手に気を使っている
自分を作ると疲れてしまう理由3つ目は、相手に気を遣うことです。
好かれるためであっても、人にばかり気を遣うのは疲れます。
常に顔色をうかがい、知りようもない相手の気持ちを想像し…頭の中は大忙しでしょう。
だから疲れてしまうのです。
時にはリラックスも必要ですよ?
いかがでしたか?今回は『自分を作るのに疲れた時の10個の対処法』をご紹介しました。
人は時に、自分を作り、使い分けながら人付き合いをしています。
たぶん、自分を作るのはあなただけではありません。
筆者も、人によって自分を作っています。
そんな中、自分を作ることに疲れ果て、無理をする自分にバランスを保ちきれなくなる人がいます。
そういう人は、ガス抜きをせずに頑張りすぎてしまう傾向があるようです。
また、自分に自信がないことで、完全に自分を押し殺してしまうこともバランスを保てなくなる原因です。
そんな状況から解放してあげられるのも、自分でしかありません。
時間はかかるかもしれませんが、まずは上手にリラックスできる方法を取り入れながら、自分のちょうど良いバランスを見つけていきましょう。