日常生活やビジネスシーンで、普段使い慣れているはずの日本語なのに「あれ?どれを使うのが正しいんだっけ?」とつい迷ってしまう言葉ってありませんか?

使い分けが簡単ならば迷うこともないのですが、日本語には用途も意味もそれとなく似ているような言葉がいくつかあります。

日本人ならば使い方もバッチリでしょ!と思われそうで、今更誰かに聞くにも聞けないそんなややこしい日本語ってありますよね。

そんな人のために、今回は似た意味合いの多い「気質」という言葉について解説していきたいと思います!

気質という言葉にも様々な意味がありますが、もっともよく耳にするのは日常会話の中で「あの人には○○気質がある」という使い方だと思います。

職人気質だったり、芸術家気質、昔気質など、その人の特徴を伝えるときにこのような形で使われていますよね。

しかし、そもそも気質とは一体なんのことを言っているのか、それを明確に理解できますか?

普段日常会話で使われている「気質」という言葉は、そういえば「性格」や「人格」ともよく似ています。

その違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

気質とは?


気質とはそもそも何なのか?ですが、気質とは人間を含む動物などの集団がもともと生まれもって持っているもので、とっさに刺激などに反応することのできる行動特性のことを言います。

生まれもったその者の能力という解釈が分かりやすいと思いますが、こちらは努力で変わるものではなく遺伝子が関係しているようです。

たとえば、人間でも様々なタイプの人がいますよね。

絵や音楽に優れているような芸術家気質の人は普通の人に比べて感受性がとても豊かで、目に見えるもの、聴く音なども他の人と比べてとても繊細だったりもします。

普通の人が見たら「森はただの緑」でしか染まらない色も、絵が得意な芸術家気質の人は一瞬で様々な色彩を使って葉の色を染めて、そこに自然の光でできた影などを描けたりもします。

クラシック音楽を聞いたら、一体この曲にはいくつの楽器が使われているかを1回聴いただけで分かったりもします。

分かりやすくいえば、生まれ持った才能のことをいうのでしょう。

しかし、気質という言葉にはそのような「才能的」意味合いをもたらすもの以外にも様々な意味があります。

そちらについて、こちらで詳しく解説していきたいと思います。

身分・職業・年齢層・環境などを同じくする人たちの間にみられる、特有の気風・性格

「気質」という言葉には、ある身分や職業、年齢層、環境等に特有の気風や気性、傾向という意味があります。

それは、特定の職業や年代などに共通に備わっている特別な性質や特徴、性分を表しており、簡単に言えばその職業や年代の人が持って生まれた才能のようなもののことをいいます。

こればかりは努力ではどうにでもならないものです。

もともと才能のある気質を自分で見つけることができ、その気質にあった職業につけばより成果が現れるのかもしれません。

また、この意味合いを表す表現として同じ漢字ですが「きしつ」ではなく「かたぎ」と読むこともあります。

正しくは「きしつ」ですが、いつからか職業や身分・地域などが同じでそれらを共有する人々のことを「かたぎ」と呼ぶようになったこともあり、現在でもその習わしがある人もいるようです。

もしも「かたぎ」と言われたら職業や身分・地域などが同じ人のことを表していると解釈して良いでしょう。

習わし。慣習

気質の意味には、「習わし」や「慣習」の意味もあります。

習わしとは、言葉のとおりこれまでの習慣のことをいうのですが、これまでの習慣のことを「気質」と呼ぶ人は少ないかもしれませんね。

使い方としては、日本にある田舎町のとある村の習わしや慣習など、その村にしかない習慣を表すときに「これをするのがこの村の気質である」というように、その村で古くから行われていることなどの特徴を表現するときに「気質」ということができます。

このように、知ってみると様々な意味合いが出てくるので気質という言葉には深い意味があることがわかりますよね。

容姿、または、性質・気だて

気質といえば、人の容姿や性質・気だてのこともいいます。

気質が人の特徴を表す表現であるならば、確かにその対象は人の容姿にも含まれますよね。

たとえば、女性の容姿で上品で綺麗で、でもちょっとプライドの高そうな人がいたとします。

そんなとき、「あの人はモテそうだけど、ちょっとお嬢様気質だよね」と言った表現で使うことがあるかと思います。

それまでの習わしであったり、性格を表す以外に容姿などのことも言えてしまうので、気質と言う言葉はとても万能ですよね。

「気質」の類語や関連語


気質という言葉について意味や用途をご紹介させていただきましたが、じつは気質という言葉にはいくつか類語や関連語が存在します。

気質という言葉に、性格や人格という意味合いも込められているだけに、これ以上類義語があるなんて…と複雑に感じる人もいるかもしれませんが、きちんと学んでしまえばそんなに難しくないので大丈夫です。

気質にまつわる類語や関連語も把握することで、より気質という言葉を理解することができると思いますので、詳しくご紹介していきたいと思います!

1.人々の教訓と倫理行動と反応を決定する先天的な固定概念

気質とは、人々のなかにある先天的な固定概念とも少し似ています。

固定概念とは、人々の教訓と倫理行動と反応を決定しているものであり、「これは、こうあるべきた」「これはこうなっているはずだ」と、物事を自然と決めつけている事を表します。

あなたの日常にも、実際に目で見て確かめたものだったり、もしかすれば何かから学んだ結果、自分の中に自然と持っている固定概念というものがあるかもしれませんね。

それは言われてみないと気がつかないくらい自然と自分の中にあるものだったりします。

実際にどんなものが固定概念で固められているのかみていきましょう。

キャラクター

テレビの人気アニメキャラクターや、子供に夢を与えるヒーローなどは、いつでもキラキラと輝いている存在ですよね。

人気キャラクターの特徴としては、いつもみんなに優しく、絶対に死なない正義のヒーローです。

逆にいえば、子供に悪影響のない愛されるキャラクターだからこそ子供が憧れる存在となり、そんな要素が親にとっては安心であったりします。

しかし、気が付いていない人も多いと思いますがこれこそがすでにそのキャラクターへの固定概念だったりもするのです。

「夢の国のディズニーキャラクターは子供に夢を与えてくれる」
「アンパンマンは絶対に死なない」
「ドラえもんはいつでも助けてくれる」

上記の例のように、それぞれのキャラクターへのあなたなりの固定概念が存在するはずです。

しかし、それはどうして自分でそう信じるようになったのか?それこそが不思議ですよね。

このように、人は自然と自分のなかでとあるものに対して固定概念を持ち合わせているのです。

それは、今までの教訓だったり学びだったり理由は様々ですが、知っているキャラクターのイメージで「絶対にそうだ」と決めつけていることがきっと誰にでも必ずあるはずです。

これこそが固定概念であり、それは気質ととてもよく似ているのです。

性質

続いては性質についてです。

性質という言葉は、気質に1番近い類義語であり「人が持って生まれ持っている気質のこと」をまさに性質と呼ぶので、意味合いとしてはまったくおなじことを表します。

ただし性質という言葉を使う場合、人や動物に対してというよりも化学的な言葉で使う場合が多いかもしれませんね。

たとえば、「水は0度になると凍る性質を持っています」「鉄は熱すると溶ける性質があります」など、化学は決して揺らがない根拠もある内容が多いため、そのことを表す時によく使われるのが「性質」という言葉なのです。

聞く人によっては、「性質」という言葉を聞くと化学的な意味合いのことを想像する人も多いかもしれませんね。

意味が似ているだけに、性質や気質などその用途ごとに使い分けをして使うとより会話がわかりやすくなることでしょう。

人品

気質の類義語として「人品」という言葉も思い浮かびます。

人品とは、その人にそなわっている品位や人柄・品性のことをいいます。

人には様々な持って生まれたものがあります。

その中で、たとえば自分が何もしていなくても先祖代々お金持ちであれば、お金持ちの環境で育ち、良い教育を受ければそれがその人の人品に繋がるのです。

お金持ちで育ちの良いお嬢様はブランド品を身につけ、ブランド者の綺麗なワンピースをきこなしているばかりではありません。

シンプルなものが好きなお嬢様は、高級品を身につけていない場合もあります。

そしてそんなお嬢様はさらっとジーンズを履きこなしただけでも何故かとても上品に見えたりするものです。

それこそが、まさにその人に人品が備わっている証拠なのでしょう。

気質とは、持って生まれたそのままのことを表す言葉でもあるので、気質によく似た人品という言葉は、生まれ持って持っているその人の品性や人柄のことを言います。

努力で変われるものと、変われないものがあるとするならば、まさにそれは品位や人柄・品性なのかもしれませんね。

本質

本質という言葉も気質の類義語であり、ほとんど同じ意味としても使うことができます。

本質といえば、使い方の例として「物事の本質を見極める」と行った表現をすることがあるかと思いますが、まさに本質とは物事の根本的な性質や要素のことを表し、そのものの本来の姿のことをいっているのです。

気質でも良いのですが、「あの人の本質をよく確かめてからお付き合いしたほうがいい」など、人が対象であっても使うことがあったりもします。

本質と気質、使い分けはとても難しいですがどちらかといえば本質のほうが柔らかいイメージがあるので、人や物事を例にしたときに使う場合は「本質」でも良いのかもしれませんね。

素質

素質も、気質の類義語であり様々な用途で使われている言葉です。

意味合いとしては、持って生まれたもののことをいい、それは気質ととてもよく似ています。

使い方としては、よくスポーツ選手や芸術家など持って生まれた身体的才能のある人に使われることが多いです。

すなわち、素質とはその人が生まれもって持たされた性質や能力のことを表します。

小さい頃からたくさんの努力をしていないのに、いきなり力を発揮することができたりする人のことを「あの人は持って生まれた素質があるんだね」と言ったりすると思います。

気質が性格的な意味合いが強い反面、素質は身体的な意味合いが強い印象があります。

こちらも気質の類義語ですので、上手に使い分けしてみてくださいね。

2.その人特有の行動や反応を決定する感情的、知的特質の複合体

気質とは持って生まれた潜在的本質など以外にも、気質から作られる気質に似たものがあります。

それは、「性格」という言葉です。

気質などから作られる行動や意欲の傾向のことを性格と呼びます。

本来、性格といえば人にたとえるとその人の内面的な特徴を表す言葉として使っている人が多いと思いますが、性格とは人に限らずその者の性質を表しています。

性質とは、その者の特徴などを表す意味合いにもなるので、そのことから自然と人間の内面のことを「性格」と呼ぶようになったのかもしれません。

では、今回のように性格の類義語についていくつか学んでいきましょう。

ネイチャー

ネイチャーという言葉も性格の類義語になります。

ネイチャーは、自然・天然・本性という意味合いがあります。

まさに生まれ持った潜在的に決まっているもののことを表す言葉ですね。

性格ともとてもよく似ています。

天質

天質とは、その者の生まれつきの性質、才能のことを言います。

よく「天性の才能の持ち主」という言葉がありますが、それもこちらの天質という言葉からきているようです。

人は誰もが平等であるように思いますが、確かに生まれ持った才能というものにはそれぞれの違いがあります。

生まれ持った潜在的なものというのは、誰の力でコントロールできるものではないので、それを持っている人はとても羨ましいですよね。

気分

気分という言葉は、たとえば「今日はあまり気分がよくない」などある状況によってもたらされるその時の心情のことを表しますよね。

「そんな気分にはなれない」「たくさん食べたい気分」など、日常でもよく使われることが多いと思います。

そんな気分という言葉には、「さっぱりした気分の人」などと表現したりすることから、気質や気性という意味合いも含まれているのです。

使い分けとしての正しくは、状況に応じて変わる「気分」と、性格的な意味を表す「気分」ということになるでしょう。

さっぱりした気分の人、気難しい気分の人など、その人の性格によって変わることからこちらも「性格」の類義語となりますね。

3.際立った特徴

気質とは、その者を表す際立った特徴などのことを言っている場合もあります。

それは、人間であったり動物であったり、機械的なものであったり用途は様々です。

世の中には様々な者が存在しており、十人十色で特徴は本当にたくさんのものがありますよね。

それを表す表現として、気質と似ていますが以下の言葉で代用されることがあります。

習性

習性という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、こちらは主に動物に対して使われることが多いかもしれません。

たとえば、「犬は人間とコミュニケーションをとる時に合図と言葉で記憶をしていく習性がある」だったり、「鳥はねぐらを作るためにどこが安全なのかを一度下見をする習性がある」等、同じ動物でもそれぞれ違う気質を表現するときに「習性」と表すことが多いです。

習性というとイメージとしては、訓練などではなく生まれ持ってその動物が繰り返し当たり前のように行う行動という印象が強いと思います。

このように考えることから習性という言葉は気質同様に、その動物がもともと持って生まれた能力のことを表しているということなのでしょう。

特有性

特有性という言葉も、気質によく似ています。

あまり日常で使われることが少ないこちらの言葉ですが、意味としては「際立った特徴」であったり「物事を特色付ける性質」というものがあります。

しかし、それならば特徴や特長ともよく似てしまうのですが、じつは特有にはただ1つ比較できる特別な意味があります。

それは、特有性とは「そのものだけが特別に有していること」も表します。

特別に有していることとなれば、「特有性」と言われるだけでその者に限定した特長であることが明確になるので、とてもわかりやすい言葉ですよね!

用途としては、あまり人間に対しては使われない言葉ですがやはり動物であったり機械的なものに対して使われることが多いでしょう。

特色

特色という言葉も気質によく似ていて、日常でよく使われる言葉ですよね。

こちらの特色とは、「他のものと目立って違っている箇所」だったり「他のものと比べて優れている点」を表しているという印象が強いと思います。

日常で使う場合は、たとえば学校見学などのときに「我が校の特色はこんなことができる」という学校の特徴を説明するときに使われたり、「この製品の特色はこんなところである」とその商品の特徴を説明するときに使われたり、こちらも用途は様々ですがあまり人間に対して使われる言葉ではありません。

4.連想される言葉

気質の類義語などについて解説させていただきましたが、似ている表現でも使い方が少しずつ違うことがご理解いただけたでしょうか?

漢字も使い方も違ってくると、いざ使うときに戸惑ってしまうこともあるかもしれませんよね!そうならないためにも、よく感じや使い方の例についてを頭に入れておきましょう。

さて、次に解説させていただく内容ですが、「気質」という言葉を使われることについ連想してしまう言葉があると思います。

以下は気質とは意味は違いますが、どこか関連されているような言葉になっています。

こちらも理解することで、より「気質」という言葉への理解が高まると思いますがので、詳しく解説していきたいと思います。

範疇

「予想の範疇を超えていた!」など、よくドラマなどでも耳にすると思うこちらの範疇ということばですが、難しい感じですが「はんちゅう」と読みます。

こちらの言葉には、「似た特徴を持つものが属する範囲」「分類された一般的な概念」という意味があります。

気質とどのようなところが関連しているかというと、たとえば「この動物にはこんな気質があります」と説明をしたのに、じつは・・・その気質以外にも意外なことが出来た!という場合に使われたりします。

「このような気質のある動物なのですが、じつは夜だけは○○ができます」など、気質を上回る特徴があるときに便利な言葉です。

こちらの範疇という言葉は、人間に対しても使われたりします。

たとえば、「新入社員の○○さんはいつも仕事ができないけど、今回のプレゼンでは評判がよかった。

彼はなぜかいつも私の予想の範疇を超えてくるからどう扱えば良いのか分からないよ・・・」など、上司が部下に使う場合もありますし逆もあります。

ひとくくり

ひとくくりとは、だいたいの意味が「一つにまとめること」を表しています。

「全部ひっくるめる」「ひとめとめにする」などという表現とも同じです。

このひとくくりとは、気質という言葉を使うときに「気質をひとくくりで表すと・・・」という言い方をしたりすることもあることから、関連語とされています。

ごちゃごちゃとたくさんの特徴があるときに、相手方に分かりやすく説明するときに便利な言葉です。

しかし、「ひとくくり」という言葉も使い方によっては余計にややこしくなってしまうこともあるので、気質を説明するときにあまりまとめすぎるのはおすすめできません。

相手に分かりやすくするために使うことが大前提ですので、そのあたりを気をつかて使っていきましょう。

同類

同類という言葉も、気質という言葉から連想される言葉です。

同類とは感じのとおり、「同じ種類」であったり「同じたぐい」「同じ仲間」という意味で使われます。

気質という言葉を使って会話をするときに、何かと関連しているときやだいたい同じような物が存在しているときなどに、「この○○の気質はあの△△とだいたい同類です」と表現することもあります。

対象になっているものが、誰もが知っているような有名な物の場合、上記で登場する○○を説明するよりも△△という名詞を出してしまった方が相手が分かりやすいこともありますよね。

同類というからには、同じような特徴がいくつもあるべきなので、使う場合は双方のことをよく知っていないと使えませんが、とても便利な言葉です。

性格や人格との違い

気質という言葉は、その物の特徴を表す言葉であることから「性格」という意味も含まれています。

「気質」「人格」「性格」はいずれも人柄を表す言葉ではあるのですが、それぞれには違いはないでしょうか?

いざ日常会話で使いたい場合に、使い分けができるのならば知っておいたほうが分かりやすいですよね!

こちらでは、気質という言葉の性格と人格との違いについてを詳しく解説していきたいと思います。

1.性格

性格というと人間ならば日常会話やビジネスシーンでよく使われる言葉ですよね。

「わたしは優しい性格の人が好きだ」「あの上司は難しい性格で困っている」「ルームメイトは性格が良いから仲良くやっていけそうだ」というように、性格という言葉はその人の内面の特徴をいうときに使う場合が多いと思います。

しかし、性格とはその対象の性質を表す言葉であり、人だけが対象とは限りません。

わかっているのは「性格」とは、ある対象が先天的、または後天的に備えた性質ということです。

性格という言葉について、より理解を高められるように詳しく解説していきたいと思います。

対象の性質

先述で説明したように性格とは、対象の者(物)の性質を表します。

人間ならば内面の特徴などを表し、機械的なものならばその製品の特色などを説明するときにいいます。

人が世界中様々なところで生きているのならば、そこに生きている人の数だけそれぞれの性格の違いがあります。

また、様々な製品や物、動物がいるのならばそれぞれに違った特徴があったりします。

それらを説明する場合に、使う表現としてひとくくりにされたのがこちらの「性格」という言葉なのです。

先天的、後天的に関わらず備えた性質

性格とは、生まれる前から身についているもの、とくに親から遺伝によって受け継いでいるものの性質のことをいいます。

人の性格はなぜかみんな違いますよね。

「優しそうに見えるけど、じつは影でずるいことをする人」だったり、「裏表がなく明るく陽気な性格の人」「少しのことですぐにカッなって怒りやすい人」「内気でささいなことでも落ち込みやすい人」など、言ってしまえばキリがないくらい世の中にはたくさんの性格の人がいます。

そのほとんどが、じつは生まれる前からだいたいが決まっています。

性格とは外見同様に親のDNAによって、だいたいの部分が子供に受け継がれるものなのです。

外見だけではなく性格も親に似るというのは驚きですよね。

結婚相手を見定めるときは、一度相手の親をよく見てから結婚をしたほうが良いという迷信はじつはこんなところからきているのかもしれませんね。

2.人格

性格という言葉を理解していただけたかと思いますが、性格によく似た言葉で「人格」という言葉がありますよね。

性格と人格もとてもよく似た言葉ですが、こちらの人格という言葉は、より広義な意味を持つ性格を意味しています。

人格とは「個人の心理面での特性」だったりその人の「人柄」または「人間の人としての主体」を表します。

よく使われる表現として、「あの人は二重人格だ!」と裏と表のような良い悪いの性格が見受けられる人のことを周りではそんな風に言ったりしますよね。

「多重人格」といえば、1人の人間に様々な人格が現れることをいいます。

ここで「二重性格」「多重性格」と表現するのはちょっと違うな・・・というイメージがあると思います。

それはなぜなのでしょう?

こちらでは、「人格」という言葉について詳しく解説していきますね。

広義的な性格

人格と表現すると、その人の内面の特徴を表す性格というよりも広い意味での心理面をイメージする人が多いと思います。

人格とは先述で説明したとおり広義的な意味を持つ性格のことを表すのですが、この人格の形成はその人の幼少期における経験や体験が影響しています。

たとえば、親からあまり愛されずひどい虐待を受けて育ったような子供は、虐待を受けているときの自分を別の人物として考え、その場の辛い現実から逃げる傾向があります。

そして辛い現実と今の自分を切り離し、苦痛から逃れようとすることから、そこで自分自身の中に別の人格を形成する場合もあると言われています。

上記のように、人格とは「性格」のように先天的に親の遺伝により形成されたものではない場合が多いようです。

心理的要因となると、自分では抑えられないようなそのときの状況が作り出すものなので、コントロールがより難しいものなのかもしれません。

個人全体を表す

人格という言葉は「個人の心理面での特性」以外にも「人間の人としての主体・個人として独立しうる資格」という意味も表します。

たとえば、どんな時に使うのが正しいのかというと、日常会話やビジネスシーンなどで「あの人は優れた人格者だ」と尊敬できるような人のことを表すことがあるかと思います。

この表現は、「あの人はとても良い性格の人だ」と一見言っているようにも思えますがもっと大きな意味合いがあり、「あの人はとてもすごい人なんだ」という意味が正しい解釈になります。

「人格者」と表現しているのに「すごい人だ」と周りが解釈できるというのが、こちらの「人格」という言葉の面白いところですよね。

意味も使い方も広義的であり、とても便利な言葉だと思います!
あなたもマスターしたらぜひ使ってみてくださいね。

正しい意味を知って正しく使おう(まとめ)

日本語って本当に奥が深いですよね。

私たち日本人であっても、使い分けの難しい言葉があるということに驚きです。

しかし、日常会話やビジネスシーンで使うからこそ、恥ずかしい思いをしないようにしっかりと使い分けができるようになりたいですよね!

今回は、「気質」という言葉から似た意味を持つ「性格」と「人格」の違いについて解説させていただきましたが、みなさんご理解いただけたでしょうか?

改めて、性格や人格という言葉についても学ぶことができたかと思います。

どれも似ていて使い分けがとても難しいですが、それぞれに明確な意味や使い方の例などもあるため参考にしていただけたら嬉しいです。