皆さんは「離縁」という言葉をご存知でしょうか?

この離縁というのは、何も夫婦だけではありません。

今回は離縁について取り上げていきます。

離縁の意味、知ってますか?

皆さんは離縁の意味をご存知でしょうか?

梨園と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、どちらかと言うと夫婦関係の離縁のことを思い出す人が多いのではないのでしょうか?

一番近い身内ではあるものの、届け出ひとつでつながっている関係性であることから、離縁をしてしまえば全くの他人となってしまいます。

だからこそ夫婦関係で離縁という言葉が真っ先に思い立つ一面があります。

しかしその一方で、離縁は養子縁組などにおいても用いられるところがあります。

今回は主に養子縁組の離縁に関することをまとめていきます。

離縁をする注意点まとめました


この離縁というのは、基本的に日本においてできるのは、夫婦の離縁と養子縁組の離縁のみとなっています。

このような点を鑑みると、離縁はそう簡単にいかないところが伺えますね。

では、離縁に関する注意点とはどのようなものがあるのでしょうか?

養子縁組に関しても、色々と種類があります。

そして仮にその養子縁組を解消せざるを得ないという事態になったらどうなるかということも気になる一面がありますね。

養子縁組の離縁などについての注意点を取りまとめていきます。

養子縁組のみ離縁ができる

基本的に離縁ができるのは養子縁組の方のみとなっています。

具体例を挙げると、男性と女性の再婚において女性に連れ子がいるというケースも多々あります。

再婚をして夫婦になるときは、多くのケースでは養子縁組をすることによって、共に生活をしていることになります。

しかしその一方で、残念ながら再婚した後に離婚をしてしまうということもあります。

そのような時、男性はそのお子さんとの繋がりがありませんので、養子縁組をしているのにであれば離縁をすることによって、親子関係を解消することができます。

なぜそのように親子関係の解消をしなくてはならないのかと言うと、仮に離婚をしてしまった場合、実子と同じく養育費などの支払いがあります。

しかし血の繋がりのない子供ですので、本来なら養育費を支払わなくても良い一面があります。

しかし養子縁組をしていたら、我が子と同然ですので、支払いは必然となっていきます。

だからこそ養子縁組の離縁をすることによって、親子関係を解消するということが必要になってくるのです。

実の親子は離縁ができない

昨今は毒親ということも大変話題となっているように、親と子で非常に相性が合わないことはあります。

中には、実の親御さんでも、不仲である事を鑑みると、「実の親子でも離縁ができたら、どれだけいいだろう」と思っている人もいることが事実です。

しかしながら法律的に実の親子に関しては、どんなに実害が及んだとしても、離縁をすることは難しい一面があります。

仮に玄関前で色々と騒いだり、職場に電話をかけ「仕事をやめさせるように」としつこく連絡をするというような困った親御さんであっても、親子の縁を切ることができないという一面があります。

このように親子の縁をどうにかして切りたいと思っている場合は、物質的に離れ、なおかつ日本に住んでいるのであれば戸籍謄本などの閲覧制限をかけているというケースが多くあります。

このようにして連絡を取れないようにしているというのは苦肉の策で、法律上戸籍上で実は親子の関係を解消するということは難しいです。

養親と養子が合意しなければ離縁は無効になる


しかし一方的に、養親か養子のどちらかが勝手に離縁をすることができるとなると、親子関係を結ぶという思い手続きが、あまり意味をなさないところがあります。

養子縁組はなぜされるのかと言うと、相続関係などにおいても必要であることが多いからです。

それほどに重要な制度ですので、簡単に解消はできるのでは困るのでしょう。

だからこそ、養親養子共に合意がなければ離縁は無効になります。

例外としては悪意の遺棄があったとか、行方不明になって生きているか死んでいるかも分からない状態が3年以上経つという場合は例外として認められるケースはありますが、必ずしもそうとは限らないので、詳しくは弁護士などに相談してみると良いでしょう。

だからこそ、仮に養親と養子の関係性を離縁するとしたら、双方の合意が必要であるというところがあります。

養子が未成年者の場合は夫婦両方が離縁しなければならない

色々なケースがあるので一概には言えませんが、養子が未成年であるというケースもあります。

そのような場合であれば、養親の夫婦どちらかも離縁をしなければならないところがあります。

だからこそ仮に父親の方が嫌だから養子関係の離縁をしたいと思っても、その母親の方とも養子関係を解消しなければならないところがあります。

そのようなこともありますので、仮に未成年の方の離縁をお考えということであれば、それを踏まえて慎重に考えるようにしましょう。

特別養子縁組の場合は協議離縁はできない

特別養子縁組は、実の親子関係を解消した上で養子関係を結ぶという、かなり特別な関係です。

だからこそ特別養子縁組の場合は、協議離縁は基本的にできないところがあります。

仮に離縁をしたいという時は、色々と認められる必要があり、その項目に全て当てはまるとことがあれば、特別養子縁組の離縁などもできるケースもあると言われています。

具体例を挙げると、昨今は虐待などが問題視されていますが、虐待が特別養子縁組を結んだ夫婦と養子の間で起こったとしたら、たとえ特別養子縁組であっても離縁の可能性が出てきます。

このように色々なケースもありますので、絶対に離縁ができないわけでもありません。

仮に特別養子縁組の親子で虐待などがあり、どうにかして離縁をしたいと思っているということであれば、弁護士や保健の先生などに相談をしてみるということも手です。

養子縁組を離縁をする3個の方法

養子縁組離縁する際も、下のような方法があります。

では養子縁組離縁する方法とは、どのようなものがあるのでしょうか。

養子縁組を離縁する方法について見ていきましょう。

協議離縁

夫婦の離縁と同じく、養子縁組の離縁に関しても、まずは協議離縁をすることから始めます。

話し合いをすることで円滑に解決していくということは、まず離縁に求められるスタイルとも言えます。

15歳未満のお子さんに関しては、協議離縁の話し合いは難しいのではないかと思われる一面もあるでしょう。

この場合は法定代理人が代理として、協議をします。

未成年の方の場合、多くのケースでは仮に再婚したご夫婦ということであれば、実の親が代理人として認定されることがあります。

そして15歳以上の方であれば、協議離縁についての話し合いに出席することも可能です。

それくらいの年代になれば思春期ですので傷つくところはあるかもしれませんが、自分がどうしたいかということについて明確に意見を述べることができるようになります。

小さなお子さんであれば、それは難しいですが、そこそこの年代の方であれば協議離縁についても自分で参加することができますので、普通縁組をしていたけれど、離縁をしたい場合は親御さんもお子さんに話し合いに場に行かせるということは可能なのです。

調停離縁

協議離縁で話し合いがまとまらなければ、次は超低離縁となります。

基本的に離縁などを含める揉め事などについては、当事者同士の話し合いでは、どうにもならないということはあります。

そこで第三者を挟んで、話し合いを進め、どのように妥協点を見出して行ったらいいのかを話し合うことを調停と言います。

こちらは夫婦の離縁に関しても用いられるところがあります。

養子縁組に関しても、離縁をするとすると調停離縁となっていくところがあります。

離縁となると、ついつい感情的になってしまう一面もあるでしょう。

けれど調停が入りますので、そのような点から第三者を交えられますので、安心である一面があります。

裁判離縁

個人同士の話し合いも困難を極めますが、仮に第三者を含めた話し合いを経ても、どうにもならない場合は裁判となっていくところがあります。

裁判でしたら判決が出ますので、判決が出たら必ず従う必要性があります。

このような点から、なかなかうまくまとまらないけれど、白黒はっきりとつけさせたいということであれば、裁判離縁が一番なところがあります。

しかしいきなり裁判離縁ということではなく、まずは協議をしてから調停という流れを踏んでから裁判となります。

そもそも養子縁組とはなにか

ここで何度も出てくる、養子縁組についてですが、養子縁組とはどのような程度でしょうか?

話には聞いたことがあるけれど、なかなか普段我々一般人はそこまで養子縁組をするということが多くないことから、ピンとこない方も多いでしょう。

ともすればよほどの金持ちの人が、遺産相続のためにそうするのではないかというようなところがあり、自分たちには関係がないと思ってしまいがちです。

しかし養子縁組は、そのようなお金持ちだから、相続の関係性でそうするということばかりではなく、色々な事情ででそのようなことになることもあります。

だからこそ、もしかしたらもうちょっと年齢を重ねたらそうなるのかもしれませんし、離婚をし再婚したとか、そのような事情で養子縁組の話が出てくる可能性があります。

だからこそ養子縁組については他人事ではないのです。

では、養子縁組について掘り下げてみていきましょう。

普通養子縁組

普通養子縁組とは特別養子縁組があるので、あえて普通という言葉が付いていますが、こちらは、主に実の育ての親との関係性を切ることなく、養子縁組をすることを指します。

よく女性の跡継ぎで、婿養子に入られる方がいますが、そのようなところはお婿さんがお店を継ぐ事もあります。

そこで普通養子縁組をすることによって、相続権を与えるとかお店を継ぐことを前提として養子縁組をするというケースなどもあります。

このように相続のことに関する養子縁組と言うと、大抵は普通養子縁組だと言ってもいいでしょう。

著者の知っているケースでも、「孫で男の子が二人いたら次男の方を養子縁組にしたい」というような話で、次男を養子縁組をしたという話を知っています。

だからこそ幼少期から、普通に家族として過ごしているけれど、一人だけ苗字が違い、さらには養子縁組の親にあたる人は、その人の祖母だったのですが、葬儀の際もその人が喪主をしていました。

このようなことで、普通養子縁組をすることで遺産相続などの相続権が出てくるという利点があるのです。

自由に縁組できる

普通の親子関係を切ることなく、養子縁組をするというものですので、基本的に縁組は自由です。

だからこそ上記に触れたように、祖母が男の子の孫を養子にするというような話もあります。

このようなケースだと、今のご時世だとまた違うのかもしれませんが、少し昔の話でしたので、その祖母にあたる人が娘が一人しかいないという状態でした。

代を途絶えさせないためにというのと、相続の関係性から男の子の孫を養子にしていました。

このように比較的、自由に養子縁組ができるのが普通養子縁組の特徴と言えます。

確かに特別養子縁組に比べたら比較的自由に縁組ができるところがありますが、先ほども触れたように本人同士の合意がないと離縁ができないというようなことがありますので、あまりにも気楽に養子縁組をするということは考えものです。

養子縁組に関してはメリットとデメリットがありますので、メリットやデメリットを考えた上でさらにメリットが上回るということがあれば養子縁組をするようにしましょう。

戸籍上では「養親」「養子」と記載される

戸籍上での記載のされ方も気になるところですが、戸籍上では養親養子と記載されます。

だからこそ実の親子とは区別がついているところがあります。

しかし先ほども触れたように、基本的に実の親との関係性を切って養子縁組をしているわけではありませんので、このような戸籍の記載され方をするのはある程度自然なことです。

著者が知っているケースでは、確かに戸籍上ではその人のおばあさんが親でなのですが、実際には一緒に暮らしておらず、普通にお父さんとお母さんと兄弟たちと一緒に暮らしていました。

戸籍上では養子の親子同士の関係ではあるものの、普通のおじいおばあちゃんと孫という関係性だった一面があります。

養子縁組をしても養子と実親の親子関係は切ることができない

基本的に日本の戸籍において、親子の関係を切るというのは実質不可能です。

後に触れる特別養子縁組であれば話は別ですが、そうでなければ基本的に親子の関係はずっと継続していきます。

なぜ普通養子縁組をするのかと言うと、先ほども触れたように相続の問題などがあるケースもあります。

だからこそ普通の親子関係を継続しても全く問題がなく、なおかつ養子縁組をすることによって、さらにメリットがあるからこそ、養子縁組の形にしているところがあります。

だからこそ普通に養子縁組をするだけでは実は親との親子関係を切ることはできません。

どちらかと言うと、実の親の関係性が著しく悪いからということではなく、養子縁組をすることによって、相続などにおいてメリットが発生するからという前向きな理由で普通養子縁組をされる方が多いです。