過渡期という言葉を聞いたことがあるけれど、「そういえばこの言葉は何なんだったのか?」と気になる人もいるのではないのでしょうか。

今回は、過渡期という言葉について見ていきましょう。

「過渡期」の正しい意味や使い方を学ぼう

ニュースなどでよく、このような言葉は使われることがありますし、ビジネスの場でも過渡期という言葉が使われることがあります。

正しい使い方について知っておきましょう。

「過渡期」の意味


では本題に入り、過渡期の本来の意味について取り上げていきます。

ある状態からある状態へ移り変わる期間

まず一つは、ある状態からある状態へと移り変わっていくという意味で使われます。

例えばニュースなどで聞いたことがある人は、戦後の急激な経済発展で過渡期だったと聞かれることもあるのでしょう。

これは戦後、何もない状態から急速に変わっていったと言われたりします。

もちろん、このような戦後の世の中以外にも、時代には変わり行く時はありました。

例えば幕末なども、過渡期だったのではないのでしょうか。

長い時代の江戸幕府は、安定していたにも関わらず、黒船がやってきてというような感じで、激変の時代でした。

さらには戦国時代も、色々と変わり行く時代といったところだったのでしょう。

このようなことから、時代においては何かしらの過渡期というものがあります。

新しいものへと移り変わっていく途中の時期

安定しているのは良いものなのかもしれませんが、やはり何かにつけ変化は避けられないところがあるでしょう。

だからこそ新しいものへと移り変わっていく途中というのは、何かにつきあるものです。

いろいろな企業においても、時代に合わせて新しいものへと変わっていくので、変えていくということもあります。

このように変える時も、新体制になってから、過渡期であるという言い方をすることもあるのです。

物事が確立されず、動揺している時期

このように変わり行くというような感じであったり、成長していくというような感じだと、非常に良い意味合いではあるものの、物事が確立されずに動揺している時期も過渡期ということがあります。

人生においては、例えば高校や大学を中退してしまったとか、失業してしまったというようなことで、仕事を探しているというような時も一応過渡期という言い方をします。

ただこのように言うと、不安定な時期であまり良くないようなイメージがあるのかもしれません。

が、先ほども触れたように、過渡期は変わり行くというような意味合いがあります。

初めは物事は確立されずに、動揺していても、そこから変わっていくというような感じのイメージで使うことが多いです。

だからこそ辛い時代とか、困った状態だというようなことで使われることはあまりありません。

「過渡期」の意味をまとめると

つまりは、この過渡期というのは変わりゆく時ということを意味するところが多いです。

このように変わり行くということから、成長していくとか新しいものに変わっていく、もしくは宙ぶらりんであるというような時にする言い方なのです。

「過渡期」の読み方

ではこの過渡期ですが、文字で見ると一体どのような読み方をするのかと疑問に思うこともあるでしょう。

では、過渡期の読み方について見ていきましょう。

「過渡期」は「かとき」と読む

過渡期は「かとき」と読みます。

このように見ると、案外難しくないということがわかりますね。

「過渡期」の使い方と例文


では過渡期の使い方と例文は、どのようなものがあるのでしょうか。

使い方について見ていきましょう。

過渡期を迎える

過渡期というのに迎えるという言葉を加えると、変化の時期を迎えるという意味合いになり、今まさに変化する時が来たというような意味合いになります。

昔は景気が良く、普通に勤めていたら給料も右肩上がりというような状態でした。

しかし不景気で就職が厳しかった時もあります。

ただ最近は、比較的人材不足であるということから、就職はしやすくなってきている傾向にあります。

このように、何かにつけ過渡期を迎え、生き方や時代背景なども違いがあるということからいろいろな変化が求められています。

過渡期である

過渡期であるという言い方をすることで、その変化をする期間であるというような言い方であるというところがあります。

どちらかと言うと、移行期間という感じで、これからどんどんと変化していくというような感じのニュアンスに感じられるところがあります。

過渡期にある

それに対し、過渡期にあると言うと、今まさしく成長中とか変化している最中というような意味合いで表現されることが多いです。

このように、過渡期とあるの間に「で」が入るか「に」が入るかで大きく違いがあります。

過渡期を抜ける

過渡期を抜けると言うと、大変な時を抜け、どちらかと言うと安定してきたというような表現として使われることもあるでしょう。

過渡期真っ只中

過渡期真っ只中と言うと、まさしく激変の中というような感じです。

この過渡期真っ只中と言うと、今、激動期で大変な感じが思い浮かびますよね。

ただこのように、変化を求められる時期というのは、成長の時期でもありますので、このような意味で企業としては成長できる時期なのかもしれませんね。

過渡期が終わる

激変の時期を越え、安定してきたり落ち着いてくるとか、時が終わるというような表現をすることがあります。

やはり色々と激変する世の中だからこそというところもあり、企業にしてもそうですし、人間にしても人生でいろいろと、過渡期を迎えることがあるでしょう。

この時にそれが終わったら、大体落ち着いてきたというような感じで良い状態になることもあるでしょう。

「過渡期」の類語

では、過渡期の類義語にはどのようなものがあるのでしょうか。

色々な過渡期の類義語を見ていきましょう。

転換期

過渡期というのは、激変の時代ということを言いますので、この転換期というのも同じ言葉になります。

色々な企業においても、やはり時代の流れによって色々と変わっていくところがあります。

例えば経済的に苦しいということを理由に、人材整理などが行われるというようなこともあります。

変革期

この変革期もまた、過渡期と同じです。

時代の流れなどでも、やはり一定数の時代が流れると、そこから変化が訪れることもあります。

あんなに長期の安定をしていた江戸時代でも、幕末は大きな転換期が来ました。

その前に戦国時代もあり、激動の時代でしたが、そこから考えると江戸時代は非常に長く持ったなと思いますよね。

しかし黒船がやってきた日から、だんだんと転換期を迎えざるを得なくなってきたというところがあります。

このように、過渡期と同じく転換期というのは一見安定している時代でもあるのですね。

変容期

またこちらの変容期も、過渡期と同じような意味になります。

ネットで調べると、地理的なニュースの時に、こちらの言葉が出てくることがあります。

変化期

こちらも大変分かりやすく激変な時ということで、変化期という言い方をすることもできます。

こちらは過渡期と違って、成長過程であるとか、宙ぶらりんの状態というような感じで、いろいろな意味を持たせることがあります。

が、変化期であれば、本当に変わっていく時期であることが、わかりやすい所があります。

端境期

こちらは「はざかいき」と言い、過渡期と同意語になります。

ただこちらは変わり行くというよりかは、物が入れ替わるというような意味合いであることが少し違うところではあります。

しかし、ものの入れ替えつまりは変わり行くというような感じで同意語になってきてるところがあります。

またお米が細いから新米に入れ替わる意味ということで、9月、10月くらいのことを指すこともあります。

「過渡期」の反対語

過渡期との反対語というのは、どのようなものがあるのでしょうか。

最盛期

最盛期と言うと、最も栄えているとか、最も盛り上がっているというような時期のことを指します。

どちらかと言うと、平安時代を思い起こさせるところがありますね。

平清盛時代あたりが、そのような感じがするのではないのでしょうか。

このような感じで、最も栄えているという時のことを最盛期という言い方をします。

安定期

過渡期という言葉を激変の時という風に捉えると、安定期というのは、それと反対の言葉になります。

時代的には戦国時代で、激変の時代を過ごしてきたというところに江戸時代という、長く安定した時代がやってくるということで、時代的には江戸時代は安定期だったのではないのでしょうか。

大きな戦争もありませんでしたし、安定して徳永政権がずっと幕府を構えている状態でした。

黎明期

こちらは「れいめいき」と読みます。

こちらもビジネス用語として、よく使われることがありますので覚えておきましょう。

どちらかというと、この黎明期は物事の始まりというようなことを指すことが多いです。

過渡期も変化の始まりというような意味合いであるということもあり、同意語ではないかと思われるところがありますが、決してそうではありません。

黎明期の方が、新しい事の始まりで、過渡期の方が古い制度から新しい制度に変わっていくというような感じで、古いことから新しいことへと変わり行くということで反対語として使われるところがあります。

成熟期

新しいものへと変わり行くという意味合いとは、反対の言葉として成熟期というものがあります。

今の日本の体調を見てみるとそうですよね。

戦後何もない状態から、急激な経済発展があり、そこから日本は一気に豊かになりました。

この成長こそが、成熟期と言えるでしょう。

生活も経済的にも右肩上がりで、希望あふれる時代だったようです。

この時に就職をした人だとバブルも体験したようです。

ただそこから景気が悪くなり、日本が不景気になっていきました。

そして今現在も、そこまで景気が良いというわけでもありません。

このように不景気に傾いたところから、成熟期なのでしょう。

絶頂期

過渡期は変わっていく最中等というところがありますが、絶頂期は一番良い時を指します。

先ほども触れた日本経済の話だと、1980年代くらいが絶頂期だったかなというような気もしますね。

戦後の貧しさは全くなく、右肩上がりで経済も成長し、中にはジュリアナ東京というようなところで、扇子を振って踊るような人もいました。

このように絶頂期と言うと、日本の時代と合わせて考えると非常に分かりやすい所があります。

「過渡期」を正しく使用しよう!

過渡期は、色々な意味合いで使われるところがあります。

例えば変化の最中とか、成長期というような意味合いで使われることもありますし、宙ぶらりんな時期というような感じで、過渡期が使われることがあります。

色々な意味がありますので、正しく使うようにしましょう。

その他にも類義語にしても、対義語にしても、ビジネス上でよく使われることがありますので、正しく理解しておきましょう。