「賑わい」という言葉についてみていきましょう。

正しい意味やその使い方などを例文や類義語を紹介しながら解説していきます。

「賑わい」の意味や使い方を学ぼう!

「賑わい」という言葉について学習していきましょう。

意味や使い方をマスターしてあなたの語彙力をアップさせてくださいね。

「賑わい」の読み方

「賑わい」は「にぎわい」と読みます。

特に難解な漢字ではありませんので、この通りに覚えましょう。

「賑わい」の意味

それでは「賑わい」の意味について紹介してまいります。

賑やかな様子

「賑わい」の意味は、「賑やかな様子」ということになります。

多くの人が集まってワイワイとしている様子。

そんなシーンが「賑やか」だという事です。

それでは「賑やか」という様子をより深くみていきましょう。

「賑やか」とは

「賑やか」に該当する意味を4つご紹介いたします。

人出が多い様子


「賑やか」とは、「人出が多い」状態をいいます。

人出が多い。

つまりたくさんの人が一か所に集まっている状態です。

そのような場所は、人同士の会話の声があちこちから聞こえてきます。

ワイワイ、ザワザワといった状態です。

このような状態を指して「賑やか」というのです。

活気のある様子

活気があるとは、そこにいる人々が何かの目的を果たそうとして、元気よく動いている様子を指しています。

人間は何かを行うとき、何らかの目的意識を持って行えば、必ずや疑問点や分からないことなどが起こります。

それらを人に聞いたり、答えたりしていれば自ずと活気のある現場となるのです。

逆にひっそりと静まり返っていて、話し声ひとつ聞こえないようなシーンでは、とても「活気がある」とは言えません。

例えば墓地。

昼間なら小鳥のさえずりなどが聞こえたりしていますが、夜になれば物音ひとつしませんね。

とてもそのようなシーンを「活気がある」とは言えないということです。

華やかな様子

華やかな様子というのは、パーティーや宴会場などの場所において着飾った人たちが大勢いるような様子をいいます。

参加者たちは会場のいたるとこでいろいろな雑談をするでしょう。

それらが重なってゆけば必然的にその場は賑やかになるのです。

特に着飾った衣装で賑やかにやっていれば、その場は華やかさも加味します。

華やかな雰囲気は同時に賑やかさも演出するのです。

陽気な様子

陽気な様子とは、黙り込んでお通夜の場のような雰囲気とは真逆な雰囲気をいいます。

つまり、その場にいる人、皆が和気あいあいに楽しく談笑しあえているような雰囲気ですね。

陽気な雰囲気は、確かに賑やかさを醸し出す要因といえるでしょう。

「賑わい」の漢字の成り立ち


「賑わい」という漢字の成り立ちについて紹介しておきます。

「賑」という漢字は「貝」と「辰」という漢字から成り立っています。

「貝」のほうは子安貝という貨幣の象徴から成り立ち、「辰」のほうは、貝から足を出して震わす、という意味の漢字があてがわれています。

この2つをかけ合わせて、貨幣(金品)で人々を震わす(にぎわす)という意味合いで成り立っていったようです。

漢字の成り立ちには、何らしかの根拠があるのですね。

「賑わい」の使い方

それではここからは「賑わい」の使い方をみていきましょう。

賑わう様子を表現する

まずは実際に賑わっている、という様子を表現した部分から使い方の説明をしていきましょう。

人々の様子に対して

人々という言葉に対して、「賑わっている」という言い方をよく用います。

それは賑わいに人の存在が欠かせないからです。

人がたくさん集まっている場所は自然と賑わいます。

人々が互いに挨拶したり、簡単な会話をするだけでも賑わいになるからです。

やがてその場が和やかになってくれば、方々から楽し気な笑い声や会話が弾むようになるでしょう。

賑わいとは、人々の関わりが重要な要素となるのです。

商売や取引に対して

商売や取引の様子も、賑わいには欠かせません。

商売や取引というものは、規模が大きくなればなるほど、人の往来も増えてきます。

例えば、かつての商店街。

そして現在のショッピングモールなどに代表される巨大商業施設がそれに当たります。

それぞれ、多くのお店が所狭しと並び、たくさんのお客さんが行き来します。

これこそ、商売が賑わっているという光景です。

取引もそうです。

証券市場や競馬の場外馬券場には立錐の余地がないくらい人が集まります。

賑わうという様子には、このように商売や取引の光景が欠かせないのです。

町などの発展に対して

町などが発展してゆけば、当然ながら人口が増え、人の往来が激しくなります。

そうなれば必然的に人々で賑わう結果になります。

または行楽シーズンになれば、観光名所には大勢の人が集まります。

まさしく「賑わい」の典型的な例となるでしょう。

ことわざとして

「賑わい」という言葉は、ことわざとしても私たちの日常に関わっています。

例を一つ、あげておきましょう。

「枯れ木も山の賑わい」

「枯れ木も山の賑わい」とは、つまらないものでも、ないよりある方がまし、という意味になっています。

山というものには木々がつきものです。

木が一本も生えていないような山は、もはや山とは言い切れない。

それならば枯れ木でもあるほうがまだましだ。

冬になれば雪も積もれば枯れ木かどうか見分けもつかなくなるし。

といった解釈が成り立ちます。

ということで、たくさんあればそれがいくら枯れ木であっても気持ちは賑やかになる、といった意味になるという事になりますね。

「賑わい」の例文

それではここからは「賑わい」を用いた例文をみていくことにしましょう。

ハロウィンが近づくと渋谷は賑わいだす

普段の渋谷も、それなりに人通りは多いのですが、ハロウィンというイベントが行われると、渋谷の状況が一変してしまうということを表しています。

大勢の若者が、ハロウィン流の変装をして街に繰り出すため、渋谷は一気に賑やかな街になるという事です。

人が多ければ多いほど、賑やかさに拍車がかかる、ということですね。

町の賑わいを取り戻すために対策を考える

町という場所は、適正な人数の住人がいてこそ賑わいを維持できるというものです。

それなのに、最近では人口減や地方の過疎化などの影響により、町の賑わいがどんどん、なくなってしまいました。

そこで何とかして町に再び活気を取り戻すために、行政や企業が一丸となって再生計画を実行しています。

人が集まるから町なのであって、人がいなくなってしまったらゴーストタウンになり下がってしまうでしょう。

近年、ホテル業界は賑わいを見せている

ホテル業界は、近年のインバウンドの影響で、新たな建造ラッシュに沸き、賑わいをみせてきました。

ホテルは、人が宿泊してくれなければ成り立たない施設です。

よって、原因が何であれ、人が増えて町が賑わってくれば、それらの人に対応する施設が必要になるわけです。

外国人観光客の宿泊施設として、ホテル業界が賑わをみせた、ということなのです。

連日多くのお客が訪れ賑わいを見せる商店街

商店街は、人の行き来が途絶えないから賑わうものなのです。

それがいつからか、商店街の衰退がはじまり、今ではシャッターを閉ざした商店街の方が目立つ存在になってしまいました。

しかし、知恵と工夫を凝らしている商店街もあります。

連日、多くのお客が訪れている商店街を参考にするべきでしょう。

商店街は地元の代名詞です。

夕刻になったら買い物かごをぶら下げて多くのお母さんたちが闊歩していた賑わいを戻したいものです。

我々には想像もつかないほどの大賑わいとなる

企画したコーナーが想像を上回るヒットをしたのでしょう。

とあるお店の一角で催した企画が主催者の思惑を超えて大ヒットし、やんやの大賑わいとなりました。

まさに人の集まるところ、大賑わいです。

人は人を集めます。

黒だかりの人の群れを見た人々は、興味本位で引き寄せられてきます。

仕掛け次第で賑わいは作りだせるのでしょう。

売り上げアップのために賑わい感を演出する

店頭販売をしているお店にとったら、繁盛している感、というものがあるかどうかで売り上げが大きく変わってきます。

店先でたくさんの人が賑やかに商品を手に取って見ていたら、つい自分も入ってみたくなるのが人情です。

賑やか感を演出することも、お店側の重要な仕事の一部なのです。

「賑わい」の類語

それでは次にまいりましょう。

今度は「賑わい」の類語をみていきます。

栄える

「栄える」とは、勢いなどが盛んになる状態を指しています。

例えば、今は地球上にはいない恐竜はジュラ紀や白亜紀にかけて栄えていました。

また、かつて地上の大部分を保有していたモンゴル帝国にも栄えた時期はありました。

このようにある時期にかけて、勢いが最も強く盛んになったころが栄えていた、ということになります。

この例えは人間の商売にも当てはまります。

最も商売の栄えていた時期があった、などと昔を懐かしむような話しもこの「栄える」という言葉の意味合いになってくるのです。

「賑わい」があったからこそ、「栄える」ということになるわけです。

繁栄

「繁栄」とは、盛んになるプラス豊かになる、という意味合いを持ちます。

「栄える」のもう一歩、上をいく感覚になります。

例えてみますと、南米やアフリカ大陸に存在するジャングルは、豊かな森林が大繁栄したからこそ成り立っています。

さらにそこに住む生き物もジャングルに生える植物の果樹や花の蜜のおかげで繁栄を遂げることができました。

人間の世界にも当てはまります。

人類がこの地球上で大繁栄したおかげで今日の私たちの社会が形成されました。

賑わいの先には「繁栄」が存在するということになりますね。

栄華

「栄華」とは、権力や財力の力によって世に君臨し、栄えることを意味します。

「栄華を極める」といった言葉を聞いたこともあるのではないでしょうか?

例えば、「江戸時代に徳川将軍家は栄華を極めた」といった具合です。

もちろん、栄華を極めている間は、人の往来も活発です。

つまり「賑やか」な状況になっている、という事です。

ただ、栄華というものはその人や、家の力の財力が衰退してしまうとたちどころに地に落ちていきます。

「賑やか」も「栄華」も、ちょっとした油断や権力に胡坐をかくようになってしまうと、たちどころに消え去ってしまうものだ、ということをわきまえるべきでしょう。

盛況

「盛況」とは、イベントやパーティなどに多くの人が集まって盛んになっている様をいいます。

そして当然ながら、そこには多くの人が集まっていますから「賑やか」な状態になっています。

よって「盛況」と「賑やか」は限りなく意味が近い類語の関係といえるでしょう。

振作

「振作」とは、人の気持ちやものごとの勢いなどを、より盛んにすることをいいます。

奮い起こさせる、という解釈になるわけです。

そのような気持ちになれば、気分的には賑やかで前向きな気持ちになるはずです。

「賑やか」というのは人がたくさんいてワイワイやっているだけの状態をいうのでなありませんからね。

人の気持ちを客観的に捉えた表現にも使えるのです。

活気に満ちた

「活気に満ちる」。

つまり賑やかな状態になっているということです。

人が大勢、集まっている場所は、よほどのことがない限り活気に満ち溢れているものです。

それは、集まっている人たちに共通の目的があるからです。

例えば、コンサートのチケットを手に入れるために早くから列を作っている人達は、「何が何でもチケットを手に入れるぞ」という目的を持っています。

なので、静かに並んでいたとしてもそこには並々ならぬ活気が潜めいているのです。

活気がなければ賑やかにもならない、ということがいえるでしょう。

熱気に溢れた

「熱気に溢れた」とは、人々の思いが熱く煮えたぎって非常に「ハイ」な状態になっている様をいいます。

または「高揚」しているといってもいいでしょう。

このような状態の時の気持ちは、当然ながらじっとしていられません。

何かを求めて活動するはずです。

つまり「賑やか」な状態になるというわけです。

賑やかな場所にいる人々の心理は、熱気に溢れているはずです。

冷めた気持ちでいる人たちが賑やかになれないのと同じですね。

盛り上がり

「盛り上がり」とは、熱気や活気を帯びて心が非常に高揚し、楽しい気分の頂点に立っている状態をいいますね。

コンサートで盛り上がる、あの気分です。

当然ながら盛り上がりが最高潮に達してゆけば、そのあたりの雰囲気は賑やかになるはずです。

いえ、賑やかさを通り越して「熱狂」というスタンスに変わるかもしれません。

いずれにしても賑やかさが加速してゆけば、そこには盛り上がり感が待っている、ということになるでしょう。

「賑わい」を正しく使いこなそう!

今回は「賑わい」についてみてまいりました。

「賑わい」という言葉は比較的、日常会話の中でもよく使われる言葉だと思います。

意味や使い方を正しく理解して、場面に応じた使い分けを行って、あなたのコミュニケーション能力のストックの一つにしていきましょう。