植物の“心“に耳を傾けて会話をしながら、庭木や花木の持つ“個性”を最大限に発揮させるのが、庭師の仕事です。

庭師の仕事は、樹木や草花の“心”を感じ取れる、繊細な感受性が求められる職人技です。

世の中に数多くある職人技の中にあって、庭木や花木の“命”を生かす仕事が庭師です。

優れた庭師を目指すためには、庭園の草木や石、土壌の状態など、自然への強い興味を抱き続ける探求心が必要です。

住宅庭園や小規模な庭を美しくするために、樹木や花木、石、土壌が持つ“個性”を最大限に発揮させて輝かせる庭師の技が活かされるのです。

ですから、優れた庭師にとって、庭木や花木、石、土壌などの自然への関心と共に、深い愛着を常に抱き続ける感受性を持ち合わせていることが大切なのです。

あなたが庭師を目指すなら、自然への深い関心と愛着を抱くことを心掛けて、樹木や草木の“心”を感じ取れる繊細な感受性を磨きましょう。

庭師になる方法とは?

庭師になるために必須な資格は特にありません。

庭師の仕事を目指すなら、造園会社に就職をして、現場の仕事の中で先輩から学んでいくことが一般的です。

学歴も問われませんが、高校や専門学校、大学で造園系や園芸、植物の知識を学んでおくことで大いに役立ちます。

庭師の仕事は職人技の一つですが、剪定などの技術面だけではなく、樹木や花木、石、土壌などの自然に関する知識と愛着が必要です。

また、一人前の庭師になるためには、10年以上かかると言われています。

庭師になるために持っておくといい資格はある?

庭師になるためには、特に資格は求められませんが、持っておくと役に立つ資格があります。

国家資格の技能検定として、「造園技能士」があります。

この資格には、幾つかの等級があり、造園に関する学科、実技の試験があります。

等級は、1級、2級、3級の別に分かれています。

受験資格として、1級であれば実務経験7年以上、2級は実務経験2年以上、3級は実務経験1年以上が必要です。

また、民間の技能資格として、「庭園管理士」資格などがあります。

庭師に向いている人の特徴って?


庭師の仕事は、庭木や花木の“生きもの”を扱いますので、自然の植物と向き合う繊細な感受性が求められます。

庭木や花木、石が発する“声”に耳を傾ける自然への思いやりと丁寧な剪定技術が必要です。

庭師に向いている人の特徴としては、樹木や花木、石、土壌への興味と深い思いやりを抱くことのできる心の持ち主であることです。

庭師の仕事は、樹木や草木、石、土壌との共同作業といえます。

庭師独りの剪定技術だけでは成り立ちません。

庭園を構成する樹木や花木、石、土壌などの自然と共に取り組む共同作業の中で、剪定などの職人技が活きてくるのです。

庭師の技と自然の輝きが共に織り成す仕事の賜物として、美しい庭園が出来上がるのです。

1.気配りができる

庭師の仕事は、同じ庭師仲間と複数人のチーム作業で取り組み、素晴らしい庭園を創り上げます。

庭師として一人前になるためには10年以上かかると言われています。

庭師は日々の仕事を通して、職人の世界の中で技を磨いていきます。

技を磨くためには、多くの先輩庭師からの指導を受けなければなりません。

先輩から指導を受けるためには、先輩との間の人間関係を築いていく必要があります。

気配りのできる庭師になって、人間関係を築くことで、先輩から技を学ぶことが出来るようになるのです。

庭師として必要な“技”を身に付けていくためには、気配りができる人間性を育んでいくことが大切です。

2.体力がある


庭師の仕事は、屋外での作業がほとんどです。

屋外での作業は、庭木や花木の枝や葉の剪定だけではなく、庭の重い石を動かしたり、土壌に肥料を足したり、庭全体を整備するため体力が必要です。

樹木の剪定のときには木の上に登り、足場の不安定な体勢で剪定の細かな作業を続けるため、足腰の強さが求められます。

また、暑い季節には、直射日光を浴びながら枝葉を整える細かな作業を進めていきます。

ですから、庭木や花木の知識だけではなく、樹木に登っての剪定作業や重たい庭石を動かすなど、体力が必要となる場面が多いです。

3.自己管理ができる

庭師の仕事は、剪定用のハサミなど様々な道具を使います。

また、脚立や樹木に登っての作業が多いです。

ですから、安全対策のために、作業の準備は念入りに行わなければなりません。

安全に仕事に取り組むためには、入念な準備と日常の自己管理が大切です。

疲労が溜まった状態のままでは集中力が鈍り、仕事中に足を踏み外すなどで、ケガのもとになることもあります。

庭師の仕事は、独りで行う作業よりも、数人のチームを組んで進めることが多々あります。

自分が体調を崩すことで、一緒にチームを組んでいる他のメンバーに迷惑を掛けることになります。

庭師として、一緒にチームを組むメンバーから信頼されるためには、自分に与えられた役割を全うするために、日常の自己管理ができることです。

日々の生活の中で、健康面や精神面の自己管理を心掛けることで、品質の高い成果を出すことができ、仕事を依頼してくれたお客様から喜ばれるようになります。

4.自分しかできない仕事をしたい

庭師の仕事に就くためには、樹木や草木への深い関心と愛着が必要です。

庭師が手掛けた庭園の樹木や草木の“姿”は、日々の天候や季節の流れと共に変化し、年間を通してお客様に喜んでいただけるため、やりがいのある仕事です。

剪定した樹木や草木の整った“姿”には、庭師の“技”のセンスが発揮されています。

庭園の美しさは、手掛けた庭師の技量と草木や自然への愛情の集大成です。

世の中の多くの職人技の一つとして、樹木や花木の“命”を輝かせる職業が庭師です。

花木や自然に深い興味と愛着を抱いているなら、自分にしかできない仕事として、庭師を選択することも人生です。

5.自然や生き物が好き

庭師の仕事は、庭木や草木の“声”に耳を傾けながら庭園を仕上げる共同作業です。

樹木や草花と共に取り組むためには、樹木や草花、自然への深い愛情と関心を持っていなければなりません。

樹木や草花が表現している“声”に心を開いて受け止める繊細な感受性を備えることで、優れた庭師を目指すことができます。

庭師の仕事に就くためには、自然や生き物が好きで、深い愛着を抱くことのできる感受性を持つことが必要です。

6.目標を達成するために行動できる

庭師にとっての仕事は、樹木や草花の持つ美しさを最大限に輝かせる“作品”に仕上げることです。

庭師は、庭園という“作品”を仕上げる目標を達成するために行動できる体力と植物への愛着を持ち合わせていなければなりません。

季節によっては炎天下の中で、樹木に登り枝葉を剪定し、庭を整姿するために重い石を移動させることもあります。

心身ともに辛いこともありますので、目標を達成するために行動できる精神力と体力を備えていなければなりません。

庭師にとっての“目標”は、お客様に喜んでいただける庭園を、樹木や草花と共に“演出”することです。

7.想像力が豊か

庭園は、庭師の技量とセンスが発揮されて出来上がる“作品”です。

庭師の想像力が豊かであることで、素晴らしい庭園を創り上げることができます。

素晴らしい庭園を創り出すためには、枝葉を剪定する技術力と樹木や草花の持っている生命力を輝かせるための植物への愛着が必要です。

想像力が豊かになることで、草木が発しているコトバに心を向けることが出来るようになります。

想像力が豊かな庭師は、樹木や草花の発する“声”に耳を傾けながら共同作業が出来るのです。

オリジナルの作品を要求されることも

庭師に仕事を依頼してくるお客様は、他では観られない個性的で創造性豊かな庭園を望むケースが少なくありません。

庭師にとって、オリジナルの作品を要求されることが多々あります。

ですから、庭師にとっては、個々の樹木や草花の持つ個性を見つけ出せる感性と創造性豊かな発想力を持ち合わせていなければなりません。

樹木の一本一本には、それぞれ個性があります。

一本一本の草花にも個性や特徴があります。

これらの個性や特徴を見つけ出せる繊細な感性が庭師に求められます。

優れた庭師は、樹木や草花の“心“と向き合うことが出来るのです。

樹木や草花の“心“と向き合うことで、庭師にとっての独創性の豊かさが育まれてきます。

お客様が求めるオリジナルな庭園を創り上げるためには、庭師の経験で培ってきた創造性を発揮しなければなりません。

8.責任感がある

庭師の仕事は、造園工事の依頼主である、お客様からの要望を聞くことから始まります。

依頼主からの要望を反映した庭園に創り上げるためには、綿密な話し合いを持つことが必要です。

話し合いの結果、依頼主からの要望を反映した庭園の図面を作成します。

その後、図面を基にした庭造りの作業が着手されるのです。

庭造りの仕事は、依頼主と約束した工期までに、要望通りの庭園を完成させなければなりません。

庭師には、依頼主の要望を反映した庭園を工期までに完成させる責任があります。

庭造りの仕事を進めていく過程では、雨風や雪などの天候に左右されることが少なくありません。

その日の天候が雨降りなどで作業を計画通りに進めることが難しい日もあります。

予期しない状況になっても、依頼主と交わした約束の工期を守る責任感を持つことが、庭師にとって大切なことです。

責任感の強い庭師が庭造りを手掛けることで、依頼主の要望を反映した図面通りの庭園を期日までに創り上げることが出来ます。

庭師の強い責任感により、依頼主に喜んでいただける庭園を完成させることができるのです。

信頼されることが大切

世の中の多くの職種には、それぞれ違いはあっても、お客様に信頼されることが最も大切である点は、共通しています。

庭師の仕事にとっても、依頼主であるお客様から信頼されることが、次の仕事にもつながっていくため、最も大切です。

庭師として仕事を続けていくためには、依頼主や仕事仲間から信頼される責任感と人間性を持ち合わせていなければなりません。

依頼主であるお客様との打合せの中で、要望を親身に聞く真摯な態度を貫くことで、お客様との間に信頼関係を築くことができます。

また、依頼主からの要望通りの庭園に仕上げるためには、一緒にチームを組んでいる仲間からも信頼される存在にならなければなりません。

優れた仕事をやり遂げるためには、仕事仲間からも信頼されることが大切です。

仕事仲間から信頼されることで、チームのメンバー同士の職人技を結集させた優れた仕事が出来ます。

庭師同志の職人技を結集させた仕事の成果により、お客様が抱く信頼感を更に高めることができるのです。

お客様に喜んでいただけることで、信頼関係が益々強まっていきます。

信頼関係が強まることで、庭師にとっての大きな充実感に繫がっていきます。

9.計画性がある

庭師の仕事は屋外での作業ですので、天候の影響を受けやすいです。

雨や雪、強風などの悪天候の日は仕事が思う様に出来ません。

また、梅雨の時期も庭師にとってはスケジュールを守ることが難しい時期でもあります。

悪天候に見舞われても、依頼主と約束した工期を守らなければなりません。

依頼主と約束した工期を守るためには、予備日を含めた計画性のあるスケジュールを立てなければなりません。

庭師にとって、計画性を持った仕事の進め方をすることで、悪天候の日に遭遇しても工期を遅らせない造園作業を進めることが出来るのです。

納期を守る

職種を問わず、どのような仕事でも、依頼主と約束した納期を守ることは、大切な必須条件となります。

納期を守ることを最優先にして仕事を進めることで、依頼主との間に信頼関係が築かれてきます。

お客様との信頼関係が築かれていくことで、造園会社にとって、新たな仕事の受注にも繋がっていきます。

納期を守るための作業計画を立てるためには、季節の天候も加味して余裕を待たせたスケジュールを立てなければなりません。

梅雨の時期や天候の変化が起きやすい季節には、悪天候により造園作業が出来なくなる日が発生することも想定したスケジュールを立てなければなりません。

庭師としての経験を活かした計画を立てることで、依頼主と約束した納期を守ることが出来るようになるのです。

10.途中であきらめずに努力を続けられる

庭師の仕事は、一人前になるためには10年以上かかると言われています。

世の中には、様々な職人技を活かした仕事があります。

それぞれの職人技の仕事は、一人前の職人になるために、相当の年数がかかります。

職人技は、一朝一夕で身に付くものではありません。

庭師として一人前の職人を目指すなら、他の職人技と同様に、辛い時期があっても乗り越える精神面の強さを持っていなければなりません。

途中であきらめずに努力を続けられる熱意と樹木や花木などの自然への愛着を抱き続ける真摯さを持ち続けることで、一人前の庭師として成長することができます。