自分にとって身近な家族といえば、誰を思い浮かべますか?父親、母親、兄弟を思い浮かべる人が大多数ではないでしょうか?
少し前までは祖父母と同居をしている家庭も多かったですが、最近では別々に暮らしているケースが多くなってきています。
また、上京をして結婚をした人達は、親が地元にいるというケースも多いでしょう。
そのため、祖父母というのは家族ではありつつも、孫の立場からしてみると距離が少しある関係となりつつあります。
だからこそ、どのように接していくかがとても大切になってきているのです。
今回のテーマは祖父母の呼び方についてです。
昨今では呼び方問題にも変化が出てきています。
孫が祖父母のことを何て呼ぶのが良いのかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで、祖父母の呼び方10選をご紹介したいと思います。
じいじ・ばあば?祖父母の呼び方問題
子どもが祖父母のことを何て呼んだらいいか悩んでいるという人も多いのではないでしょうか?子どもは、親が呼ぶように祖父母を呼びます。
だからこそ、失礼のないような呼び方で呼ばせなくてはいけないと思う人も多いでしょう。
実際に、祖父母の呼び方をどうしようかと悩んでいる人もたくさんいます。
あなたは祖父母をなんて呼ぶ?
あなたは祖父母のを何て呼びますか?「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ぶ人が多いのではないでしょうか。
しかし、現在ではその呼び方に変化がみられるようになってきます。
圧倒的多数は「じいじ・ばあば」
現在は、祖父母のことを「じいじ・ばあば」と呼ぶ孫たちが増えてきました。
昔は、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ぶ人が70%を占めていましたが、現在は「じいじ」「ばあば」と呼ぶ孫たちが、半数を占めてきています。
時代の変化と共に、祖父母の呼び方にも変化が出てきているのです。
また、祖父母のことを、ニックネームで呼んでいる人達や名前で呼ぶ子どもも増えつつあります。
今は、老いたと感じたくないという理由から、呼称にもこだわっている人が増えています。
じいじ・ばあばの由来とは?
じいじ・ばあばは幼児語。
祖父=じじ、祖母=ばばとなります。
お父さん、お母さんのことを「ママ」「パパ」と呼ぶのと同じイメージです。
いつからかわかりませんが、「じいじ」「ばあば」という呼び方が浸透しつつあります。
じいじ・ばあば呼びが多い理由
平均寿命が延びてきて、長生きな人が多い時代。
少し前までは、定年退職した後は、ご年配…という扱いでしたが、現在は60代でもバリバリ働いています。
そのため、「老人扱いをされたくない。」という気持ちが強い人達も多く、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばれることに抵抗もあるのでしょう。
赤ちゃん言葉からの流れで定着
「じいじ」「ばあば」は赤ちゃん言葉です。
幼少期に「パパ」「ママ」と呼ぶのと同じように、祖父母のことを「じいじ」「ばあば」と呼ぶことが多く、その呼称で定着しているというケースは多くあります。
そのため、特に小さい子が祖父母のことを「じいじ・ばあば」呼びをしていることが多いです。
愛らしさや可愛さが感じられる
「じいじ・ばあば」呼びというのは、愛らしさや可愛さが感じられる呼び方。
孫には可愛らしいニックネームで呼ばれたいと思う人も多く、その人達にとっては最適な呼称です。
また、祖父母に対して親近感が感じられる呼び方でもあります。
親しみを覚えるためにも、「じいじ・ばあば」呼びをさせている親も多い傾向にあります。
老いを感じさせないマイルドさ
昨今では、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばれることに抵抗を示す人も多くいます。
「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばれると一気に老けた気がするという人も多く、老いを感じさせない呼び方として「じいじ・ばあば」呼びをさせている人も多くいます。
じいじ・ばあばという呼び方は、ニックネームのようなイメージで、親しみもあり、マイルドさもあります。
老いを感じることがない呼称だからこそ、好んで呼ばせる人も多くいます。
曽祖父と曽祖母との使い分け
曽祖父と曽祖母は「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばせている家庭も多く、子どもが混乱をしないためにも呼び方を使い分けているケースもあります。
呼び方を一緒にしてしまうと、誰の事を話しているか分からなくなってしまうため、分かりやすくするために使い分けているという人も多いでしょう。
友人の家族など周りの人の影響
最近では、「じいじ・ばあば」呼びをする人も増えてきており、友人の家族など周りの人の影響を受けて、祖父母の呼び方を「じいじ・ばあば」にしているケースもあります。
呼称というのは、周囲の影響によっても変化するものです。
また、親自身も周りがどう呼んでいるかによって、親の呼び方を変えることも多いでしょう。
周りに合わせるケース、自然とその呼び方になってしまったケースと様々あるでしょうが、いずれにせよ周囲の影響はとても大きいものです。
ドラマなどメディアによる影響
ドラマやメディアなどでも、祖父母の呼称を「じいじ・ばあば」呼びするケースが増えてきました。
メディアと接する機会が多い人によって、「じいじ・ばあば」呼びが定着してきています。
特に子どもは、テレビの影響を大きく受けるもの。
テレビの真似をして、呼び方を変えるという子ども多くいます。
子どもは良いことも悪いこともすぐに覚えます。
そのため、子どもに見せるテレビというのは、選ぶ必要もでてきます。
祖父母の呼び方を考えたいタイミング
「じいじ」「ばあば」という呼び方は、年配の人に尊敬が感じられないと、嫌悪感を示す人もまだまだ多くいます。
また、大きくなった時も「じいじ」「ばあば」呼びを続けていると、知性が感じられないと思われることも多いため、祖父母の呼び方は成長に応じて変えていくべきではあります。
では、祖父母の呼び方を変える具体的なタイミングをお伝えしましょう。
子どもが成長して大きくなってきたとき
祖父母の呼び方を考えるべきタイミングは、子どもが成長をして大きくなった時です。
年齢にふさわしい呼び方にしないと、周りの同級生から馬鹿にされてしまうことも…。
小学生高学年となってくると、思春期にも入ってきます。
祖父母の呼び方を周囲から指摘され、傷ついてしまうなんてことも多くあるため、小学生高学年になってきたら、きちんと「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばせるようにしましょう。
自分が祖父母の呼び方に違和感があるとき
あなた自身が祖父母の呼び方に対して違和感を感じるようになった時は、呼び方を変えるタイミング。
違和感を感じるということは、何かしら理由があります。
見過ごすのではなく、直感を信じて変えるべきでしょう。
祖父母が今の呼び方に違和感があるとき
祖父母が、孫からの呼び方に対して違和感を感じているようであれば、呼び方を考えてあげましょう。
祖父母は、孫に対しては無償の愛情を注いでくれます。
だからこそ、呼び方に対してこだわる人が多く、不満をあらわにするケースもあります。
年齢的にもまだ若いのに!と嫌がる
祖父母が呼び方に違和感を感じるケースとしてあげられるのが、年配者扱いをされたくないケースです。
年齢的にもまだまだ若いと感じている場合は、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばれることを嫌がる人達も多くいます。
特に最近では、定年退職をした後も、「働く」という選択肢をする人達が増えてきました。
そのため、60歳を超えてもまだまだ現役だと考えている人は多く、老けたと感じるような呼び方を避ける人達も多くいます。
もっと愛着のある名前で呼ばれたい
また呼び方によっては、他人行儀だと感じてしまうケースもあります。
もっと愛着のある名前で呼ばれたいという願望を抱いている人も多くいるでしょう。
その場合は、望んでいる愛称で呼ばせてあげる方が、関係性にもわだかまりが生まれません。
周りの人たちから指摘を受けたとき
周りの人から「その呼び方はちょっと…」と指摘された場合は、呼び名を変えましょう。
周囲の人から指摘を受けるということは、周りに不快感を与えている呼称であるということかもしれません。
そのような場合は呼び方を変えるべきタイミングです。
じいじ・ばあばじゃないなら?祖父母の呼び方10選
「じいじ・ばあば」を卒業…となった時に、祖父母をなんて呼ばせたらいいだろうと悩む人も多いのではないでしょうか?
祖父母の呼び方というのは、子どもが勝手に呼ぶようになるわけではありません。
親の呼び方をまねているケースが多くあります。
だからこそ、自分たちが呼んでも違和感がない呼称が大切です。
また、祖父母によっては、まだまだ若くいたいと思う人も多くいます。
だからこそ、年老いたと感じさせない呼称で呼ぶことが重要です。
では、「じいじ・ばあば」以外で多い祖父母の呼び方について、具体的にご紹介していきたいと思います。
呼び方に悩んでいる人は、是非参考にしてみてくださいね♪
おじいちゃん・おばあちゃん
定番なのは、おじいちゃん・おばあちゃんという呼び方です。
祖父母に対して、尊敬をしている呼び方でもありますし、親しみも感じられる呼び方。
また、年齢を重ねても、ずっと呼んでいける呼称です。
おじい・おばあ
地方で多いのはおじい・おばあという呼び方です。
愛称のような呼び方なので、子どもたちも呼びやすい呼称です。
語尾を伸ばすため、発音もしやすく、呼びやすい呼称です。
小さい子どもであれば、違和感もなく、可愛らしい呼び方になります。
子どもも発音しやすいのでオススメです。
じっちゃん・ばっちゃん
やんちゃな子どもであれば、じっちゃん・ばっちゃん呼びも可愛いのではないでしょうか?
元気さが溢れる呼び方だからこそ、孫に対して明るく接することができますし、ニックネームのような呼び方なので、年齢を感じさせません。
じい・ばあ
じい・ばあというのも呼びやすい呼称です。
年齢が幼いうちは、呼びやすいあだ名で呼ばせてあげるのが良く、その中でも「じい」「ばあ」は、比較的に発音しやすい単語です。
また、可愛らしい呼称ですので、違和感も感じません。
じじ・ばば
ニックネームのような形で、じじ・ばば呼びとするのもオススメです。
「パパ」「ママ」と同じように、同じ文字を重ねて呼ぶのは、子どもにとっては覚えやすく、親しみやすい単語です。
グランパ・グランマ
英語に抵抗感ない人であれば、外国風の呼び方も個性があってよいでしょう。
年老いた感じもせず、みんながあまり呼ばれない呼称ですので、特別な感じもします。
また子どもが英語という言語を知る機会にもなります。
パパ・ママ
祖父母の中には、実際に「パパ」「ママ」と呼ばせている人もいます。
自分の子どもではないにしても、子どものように愛情を注いでいる場合は、「パパ」「ママ」と呼ばれたいという願望も出てきてしまうもの。
また、「パパ」「ママ」と呼ばれることで、若返った気持ちにもなれます。
名前に敬称をつけて
「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばれたくないという人もいます。
そんな時は、名前に敬称をつけて呼ぶのがよいでしょう。
「さん」でも良いですが、「ちゃん」呼びにすると、より愛着が湧く呼び方になるでしょう。
名前をもじったあだ名
名前をもじったあだ名というのも友達感覚で親しみやすい呼び方です。
また、年齢を重ねてもずっと呼べる呼び方なのでオススメです。
いつまでも若く思われたいという祖父母は、名前で呼んであげることで、親近感が感じやすくなります。
名前以外のあだ名
祖父母にあだ名がある場合は、そのあだ名で呼んであげるのも良いでしょう。
孫にあだ名で呼ばれるのがうれしいと感じる人も多いはず。
距離が縮まった感じがして、より孫に愛情を注げるのではないでしょうか。
じいじ・ばあばだけじゃない!祖父母の呼び方を考えてみよう
祖父母の呼び方というのは、年齢に合わせて変えていく必要もあります。
最近では「じいじ・ばあば」呼びが増えてきてはいますが、年齢を重ねた時に相応しい呼び方とはいえません。
じいじ・ばあばだけじゃない祖父母の呼び方を考える必要はあります。
呼び方というのは、関係性にも影響を与えるもの。
親しみやすい呼び方であれば、祖父母と孫の関係もより良いものとなっていきます。
お互いに親近感が持てる呼び方とすることで、よりよい関係性が気付いていけるはずですよ♪