この記事では「ワンマン」という言葉の意味について紹介していきます。

またワンマン社長の特徴もご紹介していきたいと思います。

「ワンマン」の意味とは?

ではまず「ワンマン」の意味からみていきましょう。

1.普通複数人が従事する物事を、1人で行う状態

「ワンマン」の意味で最も当たり障りのないものは「通常、複数人で行うことを1人で行う状態」ということになります。

つまり「自分だけ」、もしくはある人物1人だけ、という状況をさしていいます。

2.自分の思い通りに振る舞う人のこと

「ワンマン」のもう一つの意味として定着しているのはむしろこちらかも知れません。

それは「自分の思い通りに振舞う人」という意味です。

つまり唯我独尊。

人の言うことを聞かず、一切を自身の考えと判断で行動する人のことですね。

言い換えるならば「独裁者」

「ワンマン」は言い換えれば「独裁者」ともいえるわけです。

「独裁者」は何から何まで全て自分一人だけの判断で物事を進めていく人物です。

当然ながら「独裁者」には何ものも寄せ付けないオーラと権限をあわせ持っています。

よって真の独裁者は世の中にそうたくさんいるものではありません。

しかし、権限や権力を持ちあわせない、唯我独尊だけのプチ独裁者は世の中にたくさんいるのです。

「ワンマン」の語源は?

それでは次に「ワンマン」の語源についてみていきましょう。

英語の「oneman」から由来

元々、「ワンマン」という言葉は英語の「oneman」からきた和製英語です。

本来の意味は「一人だけの」「個人で」といった意味です。

日本語でよく使われる意味である「わがままで独裁的」という意味は元々、なかったのです。

日本において「ワンマン」が使われた発端は当時の吉田総理大臣に対して記者があだ名で「ワンマン」と呼んだところから来たのが語源のようですね。

確かに戦後の日本を牛耳った最高権力者・吉田茂総理には「ワンマン」というあだ名がピッタリだったでしょう。

「ワンマン」の使用例


それではここからは「ワンマン」の使用例を紹介していきましょう。

ワンマン運転

「ワンマン運転」は、その運転っぷりのわがままさが目立つ意味となる言葉です。

つまり交通法規をあまり守って道路を走っている運転とは言いにくい運転内容です。

スピードは常に法定速度を超過。

急ブレーキに急ハンドル。

車間距離を詰めた走行。

などなど。

とても安全運転とは言い難い内容の運転のことをさしています。

通常のワンマンの意味で捉えれば1人だけで走らせている車、ということになるのでしょうが「ワンマン」の意味の解釈でいけば「わがままな運転」といったほうがしっくりくるでしょう。

ワンマンカー

「ワンマンカー」は運転手1人だけの専用車、という意味になるでしょう。

よって、他の誰もその車に乗車させない、という事になります。

恐らくそのような車は運転手の好みで内装が恐ろしいくらい綺麗でピカピカなのです。

床のマットもふかふかの毛布。

シートも毛皮のような豪華仕様。

音響も社内いっぱいに響かせてまるで走るオーディオカーになっています。

そして室内は独特の芳香剤の匂い。

全く運転手以外の人間を寄せ付けない仕様です。

走るワンマンカー。

それには多大な費用をかけています。

そういった人にとったら車こそ人生の最大のパートナーなのでしょう。

ワンマンショー

「ワンマンショー」は歌手やアイドルがコンサートの時に披露する様式の1つです。

そしてその歌手やアイドルが人気があればあるほどワンマンショー形態になります。

それはそういった歌手には前座が必要ないからでしょう。

あるいはその歌手の意向でそういったショー形式を強く望むからでしょう。

また「ワンマンショー」という言い方はそれ以外の場面でも用いられます。

例えば団体競技のスポーツ。

サッカーでもいいですしバレーボールや野球の試合でもいいでしょう。

勝利に貢献した活躍を特定の人物だけが行ってしまうとういう図式です。

サッカーなら1人のプレイヤーが得点を全てたたき出した。

バレーボールなら強烈なアタッカーが全得点をたたき出した。

野球ならあるバッターが全ての得点を1人であげた。

こういった特筆すべき活躍をしたときも「ワンマンショー」という褒め称えた言い方になるわけです。

ワンマンライブ

「ワンマンライブ」は1人だけで行っているライブです。

音楽でも何かのパフォーマンスにしてもとにかくたった1人で行っているライブです。

路上で行う芸の披露もワンマンライブです。

今はSNSを使って世界中に発信もできる時代です。

大がかりな機材などがなくても手軽に「ワンマンライブ」を披露できるということですね。

ワンマンシアター

「ワンマンシアター」は自分1人が映画を楽しんでいるさまです。

勿論、客席はたくさんあるのですがいろいろな理由で観客は自分1人だけだったのでしょう。

広い映画館のスペースを自分1人で映画を楽しむのもある意味、乙なものでしょう。

ワンマンチーム

「ワンマンチーム」はよく耳にする言葉でしょう。

何かのジャンルのチームに飛びぬけて高い実力を持つ人物がいるチームがよくそう呼ばれます。

古くは高校野球の「江川のワンマンチーム」というものもありました。

ワンマンチームと揶揄されるとチームワークにひびが入りやすくなるためキャプテンやチームリーダーは気持ちを1つにまとめるのに苦労するでしょう。

ワンマンキャスター

数あるキャスターの中でも人気がダントツのキャスターのことをさしていいます。

あるいは非常に目立ちたがり屋のキャスターが他のキャスターを押しのけて前面にしゃしゃり出る行為もそう呼ばれます。

このような突出した存在には必ずといっていいほどバックに有力なスポンサーがついていたりします。

実力でなったのかどうか疑わしい部分もあるということです。

ワンマン経営

「ワンマン経営」は、経営方針からその実行・運用にいたるまで、経営の全てを1人の人物が取り仕切っている状態をいいます。

一般的に経営というものは複数の幹部による合議制が普通でしょう。

経理・総務・営業といった部署を掛け持ちできるほど経営は簡単なものではないからです。

ただ、組織の大きさがまだまだ小さい会社ならばそれも可能でしょう。

ただ「ワンマン経営」は不透明さが顕著なことも否定できませんね。

ワンマン社長

「ワンマン社長」という言葉は皆さんも1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
つまりこちらも「ワンマン経営」と同じ意味合いになります。

会社の機能や権限の全てを社長が抑え、絶大な権限と権力を持って会社を運営している人のことです。

「ワンマン社長」の元での会社経営のやり方がいいのか悪いのか。

それはその社長の力量にかかわります。

カリスマ的実力を内外に発揮している方ならば誰からも文句は言われないでしょう。

但し、会社の業績を悪くさせたら責任を一身に負わなければならないのも「ワンマン社長」の宿命になるのです。

ワンマン社長の10個の特徴


それではここからは「ワンマン社長」の特徴について紹介していきましょう。

人の気持ちを考えない

「ワンマン社長」は「人の気持ちを考えない」傾向があります。

ただ、それは悪意があってそうしているわけではありません。

そもそも経営というものは、いちサラリーマンが理解するには焦点があまりにもかけ離れています。

つまり毎月決まったサラリーをもらえる人が、そのサラリーを全社員に支給できるようにするために存在している社長の立場が理解できるはずがないからです。

だからといって社長が人の気持ちを考えないでいいわけもないのですが、社員やその家族の生活の担保をどうするかということの方がよっぽど重要ということになるのでしょう。

自分だけで判断する

ワンマン社長はあらゆる決済を自分だけで判断します。

これも生き抜いていくための自身の方策なのですからやむを得ないのでしょう。

そもそも経営というものは人に頼ってやれるほど生易しいものではありません。

そんなことをしていたらアッという間に裏切られて社員を路頭に迷わせる羽目になるでしょう。

信じられるものは己だけ、という信念があってこそのワンマン社長なのです。

人の話を聞かない

ワンマン社長は人の話しを聞かない傾向があります。

それはいざという時の失敗を人のせいにするわけにはいかないからです。

ワンマン社長にとって会社は命より大事な存在です。

その会社を自分以外の人間の判断でつぶしてしまったら目も当てられないくらい落ちこむでしょう。

自分の経営手腕に自信が出れば出るほど、人の話は聞かなくなるでしょう。

自己流を大切にする

ワンマン社長は何を行うにあたっても自己流です。

それは一種のルーティンワークのような縁起を担ぐ行動様式かも分かりません。

とにかく会社の存続の全責任は社長が負う。

その気構えがあるから自己流を譲る気にはならないのです。

評価を気にしない

ワンマン社長は己の行いや信念に対して、その評価を気にかけたりはしません。

言いたい人間はどうぞお好きなように言ってください、というスタイルです。

それくらいタフなハートを持っていないと社長という役割は務まらないということです。

ワンマン社長の経営方針も時には失敗するときもあるでしょうが、それをいちいち後悔したりはしません。

失敗は次なる成功の元としてしっかり取り返すのがワンマン社長の心意気なのです。

無理やりに押し通す

ワンマン社長は会議にしても何にしても意見がまとまらなければ自身の考えを無理やりにでも押し通します。

それが強引であれ遠慮していてでもあれ、さすがに「ワンマン」と呼ばれる所以といえるでしょう。

元々、ワンマン社長が自分以外の人物の意見を聞き入れる要素はありません。

仮によほど素晴らしい意見があったとしても自身の考えを押し通すでしょう。

周囲から反対を受ければ受けるほど意固地になるくらい自身の考えを押し通すのです。

自分に強い自信がある

つまるところ「ワンマン社長」という人たちは、自分に対して強い自信を持っているということになります。

逆にいえば自信なき人物が経営にタッチすることはできないでしょう。

最終的な判断も自分の意見として決定することもできないでしょう。

自信というものは人が仕事を行っていくうえで欠かせない重要な要素となります。

それは意思決定や決断力という後押しがなくなってしまうからです。

自信たっぷりに行う事柄は例えその時いい結果が出なかったとしても次なる機会に成功へと導いてくれるでしょう。

反対に自信なき人物が行う事柄には諦めが早く、次につながる有効な算段も描かれないということになるのです。

すぐに感情的になる

ワンマン社長はすぐに感情的になる傾向があります。

つまり怒りっぽいというわけです。

この特徴はいくらワンマンとはいえ、褒められた特徴とはいえないでしょう。

人間、感情的になって得をすることはあまりありません。

特に怒りの感情は相手を委縮させ部下たちの能力を抑制してしまう可能性もあります。

人間はモチベーションを維持することによって限りない成長を期待できます。

だから部下に対しては怒るより褒めるなのです。

自分のことを認めてもらえたと分かったらどんな人間でもヤル気を起こします。

ワンマン社長はその感情的な性格のために人材育成という部分では大きく損をしているといえるでしょう。

意見がすぐに変わる

ワンマン社長は意見がすぐに変わります。

俗にいう朝令暮改というものです。

ただ、これも実際に経営者になれば分かることですが、経営に関する意思決定には時間の変化が大きく影響していきます。

刻一刻と変化する社会情勢は昨日の状況とは大きく様変わりする可能性があります。

有能な経営者は絶えず情報収集を行って最善の経営判断を下していることを知っておかなければいけばいけないでしょう。

実際の現場を見ない

ワンマン社長は実際の現場を見ないことが多いです。

それがワンマン社長の特質です。

逆に現場に頻繁に現れてはあれこれ口出しするような社長では、現場からもしらけムードが漂い職場のムードも悪くなってしまうでしょう。

ワンマン社長は自身の経営手腕に自信があるので現場には目もくれません。

時間を有効に活用することを最優先にして行動しています。

社長が現場の一つのコマになっているような会社など先行きの暗い会社だと判断している証拠でしょう。

ワンマン社長は常に情報収集と次の事業展開を考えているということなのです。

ワンマン社長に対してあなたはどう思う?

今回は「ワンマン」という言葉の解説および「ワンマン社長」について紹介してまいりました。

何をするにおいても独りよがりでわがままオーラ全開なのが今の時代における「ワンマン」のイメージでしょう。

ただ経営者ともなると「ワンマン」とはいってものしかかってくる責任の重さは変わりません。

「ワンマン」に対する正しいイメージを持っておきたいものですね。