みなさんこんにちは。

冬の寒い季節にも一旦別れを告げて春の訪れに心躍らせているのも束の間、また暑い季節が差し迫ってきている今日、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
 暑い季節となるとどうしても気になるのが「汗」ですよね?服装も薄着になり、どうしても肌の露出が多くなるこの季節、「汗の対策」にも一苦労です。

 しかし、「汗」とは本来動物が生命維持をしていく上でとても重要な物で、例え見栄えが悪くても、間違った知識で「汗をかく行為を無為に防止すること」はとても危険です。

ある程度正しい一般論に則して、「では自分の場合はどうであるか?」を考え、自分独自の対処法を見出していく必要性があります。

 しかし、そんな事を言ってもやはり気になってしまうのが「汗」の嫌なところです。

無理なく抑えられるのならば、それに越した事はありません。

 そこで今回はズバリ「汗」についてご一緒に学んでいき、「汗をなるべくかかない方法」も合わせてまとめていきたいと思います。

人間と汗について

 はい、ではまず、「汗」の基本的なところから順番におさえていきましょう。

「汗」とはそもそも何なのか?その成分は?匂いは?そして一体どんな時に汗は出てしまうのか?などを順序立ててまとめていきますのでよろしくお願いいたします。

 より基本的なところから「汗」を知り、具体的な対策をご一緒に考えていければと思います。

1. 汗はどういう成分で出来ているの?


 まずここでは、「汗の成分」について考えていきましょう。

汗の成分から来る「しょっぱさ」や、「臭い」についてまとめ、後の「汗の対処法」に活かしていくため、しっかりと予備知識を深めていきたいと思います。

1. しょっぱい成分は何?

 ではそもそも「汗の成分」とは何なんでしょうか?もちろん個人差もあるでしょうが、汗の成分の大部分は「水分」と言われています。

その約98%程の水分と、塩分が約0.3%、尿素が約0.1%、そして乳酸などの成分が少々混ざり合い、「汗」として体外に出ているという事です。

 みなさんは運動をしているような時に汗をかく事が多いかと思いますが、汗をかいた時、額などからつたって口に入ってしまう事もあると思います。

その時に感じる「汗のしょっぱさ」は、この中の「塩分や尿素」に該当するのです。

 ここで言う「塩分」とは具体的に「カリウム・ナトリウム」など世間でよく言う「ミネラル」と言ったものです。

人が汗をかく際はろ過しきれなかった塩分や尿素等が体外へ排出されてしまい、汗の量も多いとそれに伴い汗に溶け込んだ塩分量等も増えていくので、口に入った時に「しょっぱさを感じてしまう」と言う事です。

2. 臭くなる成分は何?


 では「汗の臭い」はどうでしょうか?前述でも申し上げましたが、汗はそのほとんどの成分が「水分」です。

しかしその水分を体外に排出する際、ろ過しきれなかった「塩分や尿素」などの成分も水分と一緒に出てしまうのです。

 その水分と一緒に出る「その他の成分」が重要で、その成分の中には「老廃物やアミノ酸」なども微量ながら含まれているそうです。

 しかしながらこの「尿素や老廃物」といった成分、近年の研究では、「汗自体に臭いは無いのでは?」という話があります。

汗の成分の「尿素や老廃物」も全くの微量であるので、人の鼻で感知できるほどの決定的な差はなく、むしろ身体の全体的なところに広がる「常在菌」との関係性が問題であるそうです。

 これは汗に含まれる成分を常在菌が摂取、排泄することで一種の化学反応が起き、汗自体は無害で無臭なものであるのに、常在菌との化学反応が起こるせいで結果的に「臭い汗」になってしまうとのことなんです。

2. 人間はどんな時に汗が出るの?

 では「汗の成分」については簡単にでも分かって頂けたと思いますので、つづいては「どんな時の汗をかくのか?」という視点で汗を考えていきたいと思います。

 そもそも人間の体には汗をかく器官である「汗腺(かんせん)」と言われる穴が身体全体に200万から500万個(平均350万個)散在しているそうです。

 さらにこの「汗腺」には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類あり、この2つで汗をかく役割が異なるそうです。

 まず「エクリン腺」については通常、人が汗をかく時、つまりは「人が汗をかく理由」というのは、「①体温調整」、「②辛いものを食べた時の誤発汗」、「③緊張・興奮状態への対処の名残り」の大きく分けて三点で、この三点すべてが「エクリン腺」の働きによるものだそうです。

 またさらに、「多汗症」といういわゆる病気のケースも入れれば、汗をかく原因は「合計4つ」になることになります。

 そして他方の「アポクリン腺」は、昔から「臭いを司る汗」、つまりは「フェロモン」に関係する様な汗についての働きが示唆されてきました。

というのも、上記の「エクリン腺」が身体の全体的にまんべんなく分布しているのに対し、この「アポクリン腺」は、「ワキ・足・耳・性器・肛門周辺」などの局所的な部位に位置していて、そこから「臭いの強い汗が分泌される」ということからこのような事が言われてきているのです。

 しかし、この臭いというのも最近では「人間の鼻が退化しフェロモンは感じ取れない?」、「汗の臭いは常在菌との化学反応」というような研究実験も多くありますので、本当のところは良く分かりません。

しかし、汗をかく「汗腺」には2種類存在していて、その分泌される汗にも違いがあるという事です。

【汗が出る原因については、こちらの記事もチェック!】

1. 気温が暑い時

 ではまず、気温が高い時です。

暑い季節には汗はつきもの。

外出時には下着に滲み込み、ときには「気持ち悪さ」を感じてしまうほど多くの汗をかいてしまう事もあると思います。

 気温の暑さでかく汗は、「温熱性発汗」に分類されています。

これはみなさんも経験上良く知っていると思いますが、「暑いからこそ体温を冷やす為に汗をかく」というものです。

 ですから上記の「①体温調節」に該当することになりますね?火照った身体を冷やす為に多量の水分を出し、その水分の「蒸発」を使って、体熱を水分の蒸発と一緒に放出しているんですね?
 これは人にとって非常に重要な防衛機能で無為に発汗作用を抑えるのは危険とされるのはこのためですね。

 

2. 辛いものや熱いものを食べた時

 では次に辛いものを食べた時にかく汗についてです。

これは学術的には「味覚性発汗」と言われるもので、前置きで言うところの「②辛いものを食べた時の誤発汗」に該当するものです。

 この「誤発汗」と書いたのはまったくの私の造語なので大変恐縮なのですが、熱いものや辛いものを食べた時にかく汗は上記の「温熱性発汗」に近いものです。

 というのも辛いものを食べた際に、「熱さを錯覚させる瞬間」が感覚的にあると思います。

これは「辛さ」を感じる器官というのが「味覚ではなく厳密には痛覚であること」が関係していて、辛さは「熱さや痛さ」を連想させる感覚であり、そのことが「今暑いな」と脳が錯覚し、体温調節の一環で「汗をかく」という行為に繋がっていくと言ったものなんです。

 ですので「熱いお茶を飲むとき」も同じで、口の中の状況が、「身体全体の熱さ」と勘違いをして脳が汗をかいて体温調節しようと必死に命令しているのです。

 またこの時かく汗は、口に近いところで、「額や頭」などからドッと汗が噴き出す事が多いですよね?

3. 緊張したり一生懸命の時

 つづいては「緊張時にかく汗」についてです。

これは「精神性発汗」と言われるもので、上記の前置きの「③緊張・興奮状態への対処の名残り」によるものです。

 みなさんも人生において重要な局面で極度に緊張して同時に「発汗」を感じる機会が今までにも多くあった事と思いますが、この「緊張状態と発汗」にとどんな関係性があるんでしょうか?
 別に「緊張状態と爪がのびる」とか、「緊張状態と髪が逆立つ」でも何でもいいように思いますが、どうして神様は「緊張状態と発汗」を抱き合わせにしたんでしょうか?気になっていろいろと調べてみた所、なんと「具体的な理由は無い」というのが答えでした。

 しかし、その中でも大昔、人間が狩猟を今よりも活発にしていた時代、「生きるか死ぬか」、「やるかやられるか」、「強烈な空腹を満たす事が出来るか否か」という局面で、その時代の多くの人類、私たちの大先輩たちは「大物」を目の前にして酷く緊張していたと言います。

まぁそうなんでしょうねきっと…。

その際、狩猟道具というのも非常に原始的なもので、ただでさえ成功率が低いものでしょうから、「絶対にモノにするような確実性」がいつも問われていたのでしょう。

 プロ野球選手のピッチャーが「ロージンバック」で、ボールを持つ手をすべらないようにするように、当時の狩猟民族も、「手汗をかき、滑り止めにしていた」そうなんです。

この「狩猟民族ならではの」、ある種の「名残り」が、「緊張状態と発汗」を結びつける理由の一つと考えられており、現代人の皆さま方も、この「ある種、有難迷惑な名残り」に悩まされているのです。

もう大先輩方、唾でもつけとけよぉ、と思ってしまうかも知れませんが、もしこれが本当の事なら、「昔があって今がある」。

あの時「遠いご先祖様の食いっぱぐれがなかったから私たちが存在出来ている」訳ですから、手汗もバカにならない話しかも知れません。

4. 病気の場合もある

 では長くなりましたが、「異常な発汗」を覚える方は、もしかしたら「病気の可能性」があるのかも知れません。

「多汗症」とも言われる「発汗の病気」は、上記の「汗のかき方①②③」のいわゆる身体の「防衛本能」とは一線を画した「アブノーマルな発汗」でありますので、心当たりの御座います方は、専門の病院へと通院されるのが良いかと思われます。

5. 良い汗と悪い汗

 ではではつづいてです。

みなさんは、かく汗にも「良い汗と悪い汗」があるのをご存知でしょうか?
 前述でも触れましたが、汗を体外へと分泌する器官には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があると言われています。

 この「エクリン腺」で分泌される汗の成分のほとんどは「水分」であり、その他の1%~2%ほどのごくごく微量な中に「塩分や尿素、乳酸、老廃物」などが混じっているのです。

さらに「常在菌」との関わりですが、「エクリン腺での汗」の場合、多くが「酸性の汗」になりますので、「常在菌が繁殖しにくい汗」と言う事ができます。

 そして他方の「アポクリン腺」は、「エクリン腺」と違い、汗の出る「穴のサイズが大きく」、より多くの「水分以外の成分」を汗と一緒に分泌しやすい傾向にあります。

また、単純に「出口が大きい」ことから、「エクリン腺からは出られない」モノも、「アポクリン腺からは出られる」ということもあるでしょう。

 それらの事から、アポクリン腺でかく汗の成分には、「タンパク質や糖質、脂質」など分子サイズの大きい、「常在菌が繁殖する為に必要な栄養分」が含まれている事が多いため、アポクリン腺由来の汗が原因で常在菌が不必要に繁殖してしまい、「体臭の原因になること」が示唆されています。

 ですからなるべくならば、水分多い「エクリン腺由来の汗」をかく方が体臭的には「良い汗」と言う事になるのでしょう。

6. 手術で直す汗とは?

 世間では「手汗」に対し酷く悩まれている方が多いようです。

この「手汗」も近年では「手術」を受けることで治療する事が出来ます。

 「手汗の手術」の場合、「胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)」という施術方法があるそうです。

これはワキの皮膚などを一部切除し、「胸腔(きょうくう)」と言われる、鎖骨の中に当たる場所に移植、その後「手汗」を出す交感神経が通っている「背骨」付近の神経束を一部切断するといったような施術のようです。

 この手術を受けることで、「手汗」は治るそうですが、リスクも少なからずあるそうです。

 そのリスクというものがまず、「代償性発汗」です。

昔、「オナラを我慢するとどこから出てくるでしょう?」というクイズがありました。

みなさんわかりますか?正解は「おしっこをしている時に尿道から出る」です。

「後ろから出られないのなら、前から…」、「押してもダメなら引いてみな的なことなのでしょうか?」、一部我慢をすれば、違う個所へと緊張状態が移り、発散される。

いわゆる「シワ寄せ」というのが世の常なんですね?
 とかくこの「手汗」についても同じ事で、「代償性発汗」とは手汗を防いだ分、他から汗が出てしまうというものです。

 また、「味覚性発汗」の話をしましたが、「辛いもの」でなく「甘いもの」などを食べても、脳が勘違いをしてしまい、発汗してしまうようなケースもあるそうです。

そして、最後に「手汗がでなさ過ぎて乾燥してしまう」という現象も起こる事が報告されています。

 

3. 汗はある程度出たほうが良い

 確かに汗は必要と分かりながらも、量にやタイミングよっては「厄介なもの」です。

しかしそれを無理矢理治そうとすれば、それだけ一定の「リスク」があるのも仕方がありません。

元々は「生理現象」であるはずなので、こればかりはやはり仕方がないでしょう。

 そして何よりも、汗は体外に水分を出す事で「保湿」の作用もあるんですね。

汗は自分の体から出る訳ですから、この世で「一番身体の特性に合った化粧水」とも言えるそうです。

ですから、前述の「エクリン腺」で分泌した様な汗はあまり「神経質に洗い流さない方が良い」のだそうですよ?
 「汗は臭い」、「汗は汚い」などの印象は確かに合っているところもありますが、半分は間違っています。

ただ単に「体温調節」ということだけはでなく、「体表面の環境調整」も兼ねているんですね?また常在菌との関係性も重要で、常在菌には「体外からの病原菌などを寄せ付けない」などの「防衛機能」を一部でになっています。

ですから「ある程度の常在菌」は体に必要不可欠なのです。

 しかしこれも、昨今の発泡性のシャンプーや、ボディソープなどで洗い流してしまう事で、病気に成りやすかったり、肌がカサついたりしてしまう原因にも挙げられています。

 「汗」がある事で良い面も悪い面もどちらもあります。

一方的に「汗をかく事は悪い」としてしまうと、余計に状況が悪くなる事もあると思いますので、十分な知識と、十分な対処法が必要になるでしょう。

4. たくさん汗が出ている時の対処法とは?

 ではそれでも厄介、すでにたくさん汗が出てしまっている時はどうしたらいいのでしょうか?もしその汗が「じとっと、粘り気のある汗」なら、それは前述で言うところの「アポクリン腺」からでた汗です。

ですからそのまま放っておくと「臭いの原因」になってしまいます。

度が過ぎれば周囲にも迷惑が掛ってしまうかも知れませんね?
 そんな時は、まず「すぐにふき取る事」が重要です。

「放置しないこと」が重要ですね?汗が出ても、常在菌との化学反応が起こる前なら臭いも幾分かは防ぐ事が出来ます。

ですから「汗をかいたら即座にふく」、これが重要です。

 あと可能ならば「洗い流す」のも有効な手段です。

ですが外出時にはなかなか「洗い流す」ことは難しいと思いますので、「アルコールの入っていないウェットティッシュでふく」のがいいです。

 ウェットティッシュには、除菌の一環でアルコールの成分が入っているものが多いですが、そのアルコールが時に「肌を傷める」こともあります。

汗をふく箇所が「顔」ならなおさらで、汗ふきとり様に「ウェットティッシュ」をご用意の際は「アルコール抜き」のものを用意しましょう。

5. どれくらいの量が出たら危険?

 ではこの項目最後に、「どれだけ汗をかいたら危険なのか?」と言う点について書いていきたいと思います。

 それにはまず、「発汗量」と「脱水率」ということを考えなければなりません。

 まず「発汗量」は「発汗量(ℓ)=(①発汗前の体重-②発汗後の体重)+③水分補給量」で求められます。

例えば、①が60kg、②が59kg、③が500mlの時、単純計算で(60-59)+0.5=1.5ℓとなります。

これは1.5リットル汗をかいて、0.5リットル水分補給をしたという事に成ります。

 次に「脱水率」です。

 これは「脱水率(%)=(①発汗前体重-②発汗後体重)÷①発汗前体重×100」で求まります。

上の例を当てはめると、(60-59)÷60×100=1.67%となります。

 これらのまず「発汗量」を見れば、単純に発汗量が「プラス」に成る場合は、「発汗により体重が減っている」と言う事に成りますので、それだけ脱水症に成りやすいということです。

さらに「脱水率」をみると、「3%よりも大きな数値に成る場合」は注意が必要だそうです。

「値がマイナスになる場合は水の飲み過ぎ」で、度が過ぎれば「水中毒」にも成り得ますので「適宜適量」を心掛ける事が重要のようです。

 ですからこれからは「脱水率」で「3%未満に」なるよう水分補給を心掛け、スポーツなどで汗を多量にかくような状況がある場合には、「発汗量」を求めて適正な水分補給量を考える為にも、「運動前の体重」を測っておくことが重要な事なんだそうです。

汗をかかないようにする方法10選

 では、何となくの「汗」に対する知識が得られたところで、つぎはいよいよ「防ぎ方」です。

前述のように「無為に汗を防ぐ」のは危険です。

ですからきちんと「かくときにはかく」ことが必要ですから、「ここぞという時」に絞って、対策してみて下さい。

 代償性発汗の話もありましたので、怖いですよね?

1. ミニ携帯扇風機を持ち歩く

 まずは「ミニ扇風機を持ち歩く」です。

観光地などでは「熱中症対策」として販売されているところも多く観ますが、今は「大型の薬局」や、「100円ショップ」などでも多く陳列されています。

サイズも小さく、最近のミニ扇風機はプロペラも当たっても痛くない様やわらかい素材でできているものが多いですので、小さなお子なんが使う際にも幾分かは安心です。

 オフィスで「クーラーの当たりがいまいち」と言う方にも、「USB端子」につなぐタイプのミニ扇風機もありますので、気になる方は是非とも調べてみて下さい。

そこまで高いものではありませんので、一度お試しを。

2. ポイント冷却で体温上昇を抑える

 つづいて「体温を低下させる方法」です。

汗は局所的に出るものもあります。

多くは「アポクリン腺」があるような箇所が思い当たると思います。

そういった「臭いの原因になってしまう汗」を書いてしまいそうな時は、下記の部分に重点を置き、「濡れタオル」や、「冷却材」などを駆使して体温を下げてみましょう。

暑い季節には「リフレッシュ」する働きもあると思いますので気になる方は試してみて下さい。

1. 首の後ろ

 首の後ろは「神経が密集している箇所」です。

脳から体全体に指令を送るために密集しているんですね。

寒い季節にも女子高生の方が「スカート」で通学できるのは、「首にマフラーを巻いているから」なんだそうです。

確かに足が出ていて寒そうだし、何だか可哀そうですが、ある程度の寒さなら、「神経の密集した首元」を管理してやることで、自由に体温調節出来るんだそうです。

 ですから、濡れタオルや冷却材を首の後ろに当てることで、体温が落ち着いて。

汗が引いていくような感覚を実感できると思います。

2. 脇の下

 つづいて脇の下です。

ワキも首元と同じように、神経が集まっています。

そのためワキにはいろいろな「ツボ」があって、「鼻の通りを良くするツボ」や、「血流を一時的に止めるツボ」、そして「汗を抑えるツボ」もこのワキにあるんですよ。

 有名なものは「大包(だいほう)」というです。

「大包」は、肋骨を上から数えて6本目にある脇の下のツボですが、これを押すことで汗が止まるんだそうです。

両手で腕を組むように両方を抑えるとやり易いです。

3. 膝の裏

 また、ワキと同じ様な理由で「膝裏」もたくさんの神経が通っています。

ここも同じく冷却材などで一時的に冷やしてあげることで、体全体の汗が引いていく感覚が味わえるでしょう。

3. 汗に効くツボを押す

 さらにワキ以外にも「汗に効くツボ」はいくつかあります。

「屋翳(おくえい)」は、乳首から指三本分上に位置するツボで、ここを押さえることで上半身の発汗を軽減する効果があるそうです。

 つづいては、くるぶしの内側とアキレス腱の間にある「復溜(ふくりゅう)」です。

ここをやさしくマッサージすることで、水分の代謝を正常にするそうで、結果的に汗を抑えられるそうです。

 そして手には、握りこぶしを作った時に「ちょうど小指に当たる部分を強めに押すこと」で汗を抑えられるんだとか。

 他にもいろいろな「汗に効くツボ」がありますので気になる方は一度しらべてみるのはいかがでしょうか?いといろあって面白いですよ?

4. 冷感シャンプーリンスなどを使う

 次に、原始的ではありますが、「冷感シャンプーを使う」です。

冷感シャンプーは直接的に何か持ち歩かなくても良いので便利です。

また清涼感のある匂いが汗をかいたときにも、汗の臭いを紛らわしてくれるので心強いところも併せ持っています。

5. 大豆製品をたくさん食べる

 制汗成分として挙げられるのが、まずは「炭水化物」だそうです。

炭水化物は、タンパク質や脂質と比べると、燃焼するのに必要なエネルギーが少ないので、その分不必要な熱エネルギーが放出されにくいという利点があるそうです。

 そして「大豆」も重要な制汗成分の一つで、近年化粧品などにも多く用いられている「大豆イソフラボン」は、「女性ホルモン」を活発化させるのに重要な成分で、この「女性ホルモン」は、「制汗作用」の働きがあることが提言されています。

 ですので、女性ホルモンを安定的に分泌するために「大豆製品」を多く摂って、体の内側から発汗をコントロールする事が出来るそうなんです。

6. 夏野菜は体温を下げてくれる

 暑い季節に食べたくなる、旬の「トマト」や、「きゅうり」、「とうもろこし」、「セロリ」などの夏野菜は、なんと「体温低下」の作用があるそうなんですよ?
 夏野菜は「寒性食品」と言われ、昔から「体温を低下させる食品」とされています。

そのときそこにある「旬」のものを摂ることはこういった「辛い季節を乗り切る」といったようなことにも「深い意味」があるんですね?
 冬には冬の、夏には夏の、その時の「旬」のものを美味しく摂ることで、「食育」や、「常識」などを知る事もでき、さらには免疫力の上昇や、心身ともに健康状態の維持にも一役買ってくれる「旬の食材」は、いろいろな副産物を私たちに与えてくれる、非常に心強い食材です。

 最近はハウス栽培も発展していき、どんな食物も一年中採れてしまう世の中に成り、良い面もあるんですが、その分、「常識」や「季節の味わい」、「健康維持」など色々な面で悪影響を及ぼしてしまっているところも否めません。

 そういった根本的な部分も含めて、「旬のものを摂ること」が古来から培われた一番の健康維持に繋がる簡単な方法なのかも知れません。

7. ストレスを抱え込まない

 また、「ストレス」というのも汗かきの原因に成りえるそうです。

エクリン腺で、「精神性発汗」の話を上記でしましたが、精神と体の機能は密接な関係があり、精神状態の変化で体に大きな影響が出てくる事も多くあります。

 この汗についても同じ様な事が言え、多大なストレスを放置していると自律神経が乱れてしまい、発汗機能が正常に活動できない場合があるそうです。

病名も「精神性多汗症」と言われるそうで、近年のストレス社会、決して他人事でも無い現象だそうですから、「おかしいな?」と思ったら専門の病院へご相談されることをお勧めします。

8. 制汗ジェルなどを身体に塗る

 最近は「制汗ジェル」なるものが巷に多く出回っているそうです。

この「制汗ジェル」とは、デオドラントの成分をジェル状にして、「肌に密着した状態で長時間、制汗効果を与える」といったものだそうで、最近では大手の薬局でも「おすすめ商品」として大々的にレジ横や出口近くの目に付く場所に置いてあります。

 この「制汗ジェル」ですが、使う時に一つ注意点があり、「汗をかいた後に塗っても意味がない」とのことです。

これはジェルの成分は油であり、汗の成分である「水とは混じらない」ので、汗がすでにかかれている状況に上からジェルを塗っても、「ツルンとすぐに落ちてしまい」、想定しているような十分な効果は得られないそうです。

 ですから、ジェルを塗る際は十分に塗布面の水分を取り除いてから行うのが良いそうです。

9. ダイエットする

 最後に近づいてきましたが、「ダイエットすること」も制汗に一役買う場合があるそうです。

これは一概には言えないということだそうですが、前述の炭水化物の話しにもあった通り、タンパク質や脂質は燃焼にものすごく多くのエネルギーを必要とするものです。

ですから、その燃焼をなるべく抑える為に、「体に余分な脂質を付けておかないこと」が汗を抑えることに繋がるそうなんです。

 しかし、中には「太っていても汗をかかない人」もいらっしゃるので、「デブ=汗かき」というのは間違った認識のようなので、「そもそも自分はなぜ汗かきなのか?」という問題に下手な決めつけは避けて、専門家の検診を受けてきちんとした診断を基に、「汗を抑える方法」を考えるのが良いようです。

10. 睡眠不足などで自律神経を乱れさせない

 いよいよ最後です。

最終的に言いたい事は、どんなことに気をつけるにしても、根本的な「生活習慣」を見直す事が一番重要です。

 「パソコンや携帯が壊れたかな?」というときも、大体「リブート(再起動)」すれば治ったりするものです。

灯台もと暗しで、生活環境の悪化や、ストレスの増加など、「より基本的なところ」に「過剰な発汗」の原因があるのかも知れません。

特に「寝不足」などからくる「自律神経の乱れ」などによって「過剰な発汗」が作用することは、前述の「精神性多汗症」の話でも触れましたが、とても怖い事です。

 健康な体や、幸せな人生は「一日」では手に入りません。

毎日の「積み重ね」を大事にして、少しずつ進んでいくしかないのです。

そういった事も踏まえて、普段から「年をとること」ではなく、「歳を重ねる事」を重要視して自分の人生を考えていきたいものです。

 長くなりましたが、今回は「汗」について記事をまとめていきました。

私自身も汗かきで悩む事もあります。

しかし本来は「必要な事」でもあるので、これからも「汗」とは「良いお付き合い」をしたいと考えています。

それではまた。