買い物依存症になる9個の理由と解決策のイメージ写真

現代の日本社会は、何かと極端に向かう傾向が強いようです。

それだけ自由奔放に生き方を選べるよい社会になったといえるのかも知れません。

かつては自分は中流と答える人が多く、一億総中流社会とまで言われていました。

それが収入による下層、上層への分裂だけでなく、あらゆる趣向が大きく分裂しつつあるように見えます。

経済情勢の制約を受けつつ、その中でもでもおのれの趣味趣向の実現には大いに努力を惜しまないという感じが強いのでしょうか。

その結果何かにつけ、両極端の現象が世間の注目をひきつけています。

例えば物欲に関しては、買い物依存症とミニマリストへの分裂です。

お金がないからという理由だけではなく、もっとスピリチュアルな理由からシンプルライフを目指す人が増えているようです。

それが現代においては、いらないものを極力排する生き方、ミニマリストという形に表現されることが多くなりました。

断捨離という新しい言葉も浸透しつつあります。

ミニマリストたちのブログは花盛りのように見えます。

その一方でその対極にある買い物依存症も猛威を振るっています。

これは日本に限ったことではなく世界的な傾向のようです。

今では精神疾患としてとらえるケースが増加しています。

ネット上には買い物依存症の診断の仕方、自己診断テスト、治療方法などこちらも花盛りといってよい状態を呈しています。

買い物依存症が増えている

買い物依存症は大きなくくりとしては依存症の一つ、という位置付けです。

依存症にはさまざま種類があります。

アルコール、ニコチン、カフェイン、その他薬物、スマートフォン、メール、ギャンブル、借金にワーカホリック、果てはタイガー・ウッズで有名になった依存症までありました。

つまり依存症とは何かということを総論として頭に入れておかなければなりません。

そして各論ともいうべきそれぞれの発症現象に対処していくことが必要でしょう。

依存症全体のパイは変わらず、アルコールやニコチン、ギャンブルなど古典的なものは減り、その他のものが繁栄している、ということかも知れません。

買い物依存症とは

「買い物依存症」という単語からも意味は想像しやすいですよね。

めちゃくちゃ買い物をするようなイメージ。

でも「浪費家」との違いを明確に説明できる人は少ないのではないでしょうか。

あらためて、買い物依存症とは何なのかを見ておきましょう。

買い物依存症の定義

「自分は買い物依存症かもしれない」と思う人も、定義がわかっていないと必要以上に自分の行いを重くとらえてしまいがち。

下記で解説する定義に当てはまるかどうかで冷静に判断しましょう。

正式な病名ではない

まず「依存症」とは何なのかを把握しましょう。

厚生労働省によれば依存症には「物質への依存」と「プロセスへの依存」の2種類があるとしています。

物質への依存は、アルコールや薬物などの依存性のある物質の摂取をすることで、自分ではコントロールできないほど量や回数が増えていく依存症状のことです。

一方のプロセスへの依存は、物質ではなく特定の行為・過程に対して必要以上に熱中してしまう症状を指します。

ギャンブルにのめりこむような症状です。

「買い物依存症」は後者の「プロセスへの依存」に該当しますが、正式な病名ではありません。

医師の診断を受けると「抑うつ」を併発していると診断されることがあります。

買い物依存症の治療をする場合、症状を引き起こしている要因を探り、過去のトラウマなどの根本から解消していく手段がとられます。

買い物をすることが癖になっている

現代社会は買い物をしないと生きていけません。

ですから、毎日買い物をしているとしても、それがただちに買い物依存症になるわけではありません。

ポイントは「必要以上の」買い物を「繰り返し」てしまうかどうかです。

ただし、自分の収入内で我慢できるようなら依存症とまではいえません。

たとえば、「必要」とはいえないお菓子に毎日100円くらいを使い続けたとしても、月3,000円ですから依存症ではないとされるでしょう。

ここで考えたいことは、お菓子を買う理由が「美味しいお菓子を食べたい」からなのか「買い物をしたときの高揚感を求めている」のか、です。

お菓子を買った瞬間にお菓子への興味が失せているようなら、買い物依存症になるリスクが垣間見えます。

「買う」という「プロセスへの依存」である場合、自己コントロールができなくなると、買う物の金額が上がっていったり、買うために借金をして自己破産にまで至るかもしれません。

衝動買いをすることが多い

買い物依存症と浪費家の行動自体は「衝動買い」という点で似ています。

しかし、行動は同じでもそれに至る思考に大きな違いがあるので注意しましょう。

先述の通り、買い物依存症の場合は「買うというプロセス」に高揚感を得て繰り返す状態。

一方、浪費家は物欲が強いだけで購入する物への興味は持っています。

浪費家の場合は、自分の収入と支出をしっかり把握するだけで改善するケースが多い傾向にあります。

しかし、買い物依存症は根本にあるトラウマなどと向き合わない限り、一時的には衝動を抑えられても、短期間で再発する傾向にあるようです。

せっかく買った物に対して瞬時に興味が失せ、また買い物をしたくなります。

物へのありがたみはなく、散財したことへの後悔や罪悪感が強く出ることもしばしば。

それでもやめられないのは、根本的なトラウマなどが引き起こしているからです。

買い物依存症の人の買い物の特徴

買い物依存症の人
現代の買い物依存症は、やはり先鋭化して表れているようです。

それは単なる浪費癖の延長とはとらえ切れないケースが、頻出しているところに見て取れます。

某大学医学部の精神医学教室では病的賭博の分析を参考にして、買い物依存症の診断基準を定めているそうです。

欲求不満のはけ口が男性では賭博に向かい、女性では買い物に向かうとし、この両者は似たような疾患というとらえ方をしています。

その基準によると週3日以上、それも数時間にわたり、買い物の想いにとらわれ他のことに集中できない状態を指しています。

週3日以上といえばほとんど毎日です。

そしてその治療のため副作用の少ない抗うつ薬が処方され、実際に効果を上げているということです。

ということは買い物依存症はうつ病とも親和性が高いようです。

買い物依存症は精神疾患ということでいいのでしょうか?まず典型的な症状の現れ方から見ていきましょう。

1. 気分が高揚する

依存症に経験の深い医師によれば、買い物依存症の人は体調のすぐれないことが多いといいます。

髪はパサつき、唇は荒れ、頭はすっきりせず、食欲もなく、筋肉にも疲れがたまっているなどで、外見からはっきりわかります。

つまり生気を欠いているのです。

こうして落ち込んだとき、気分を高揚させる唯一の手段が、ショッピングになってしまっているというわけです。

ストレスや体調不良に直面したとき、他にやることを見いだせないのは大きな問題です。

新しい趣味を持つなど生活に彩りを加えていく必要があります。

2. 衝動的に買ってしまう

買い物依存症の人は、気分が高揚すると、後先を考えずモノを買わずにはいられない。

それを何回も繰り返し、カード限度額まで達しなければ止まらない。

それ以外に適当な自己表現方法が見つからないということでしょう。

落ち着いて冷静に自分を見つめるのがイヤ、とも考えられます。

衝動買いとは、自分に真摯向き合わないことの裏返しなのでしょう。

3. 実は全然必要のないものを買っている


買い物依存症の人の買い物に合理的理由はありません。

利用する予定があるから、見たことのない商品だったから、安かったから、など普通買い物には説明可能な理由があります。

そういった一般常識の世界とはかけ離れたところに住んでいるようです。

必要のないものがどんどん貯まっていきます。

4. 後から非常に後悔して自暴自棄になる

買い物依存症は家族や周囲から理解を得られません。

そして買った後にひどい自己嫌悪に陥るという現象が、典型的な副作用として表れます。

これについてはは医者サイドからも、依存症の当人からもさまざまな体験が語られています。

落ち込むだけならまだしも、危険行為として現れることもあるようです。

これは何としても防止する必要があります。

5. 買い物の瞬間は嫌なことを忘れられる

買い物依存症の人にとって、実店舗での買い物は至福の瞬間でしょう。

店員は丁寧に自分を扱ってくれます。

日常の他の場面では得られない待遇です。

こうしたハイテンションの状態が時間を忘れさせてくれます。

他のことに集中できない裏返しといってよいでしょう。

別の夢中になれるものを探さなければ解決しません。

6. 買ったものは殆ど使わずクローゼットの肥やしになっている

買い物依存症の人にとっては買うこと自体が目的であり、使用することは目的外です。

必然的にモノは貯まり続けます。

コレクションのように集めて楽しむわけでもありません。

クローゼットのどこに何があるかも関心外です。

こうして新しい服は一度も袖を通すことのないうちに、奥の方へ埋もれていきます。

いくらアイテムが増えたとしても、本人のファッションセンスが変わるわけではありません。

7. 自分がどれだけ買っているか把握できていない

買い物依存症の人は何をどれだけ買ったのか理解しようとしません。

家に帰ればさらに次の買い物のことばかり考えているわけですから、把握しておくことなど頭の片隅にもないでしょう。

頭の構造改革をすることが必要です。

8. ネットオークションのスリルにもはまる

ネットオークションの魅力とは、

1)通常の小売店では見ることのできないレアものが出回ること。

2)落札できるかどうかのスリルを味わえること。

3)趣味で集めたものが換金可能であること。

4)いざとなれば再出品して換金も可能なこと。

などにまとめられるようです。

買い物依存症の人にとってのはまる理由とは、1)と2)ということになるのでしょう。

これからは3)と4)にも目を向け、落札することにのみ集中しないようにしましょう。

しかし再出品すればいいや、という考えは逆に落札争いに力が入ってしまうかも知れず、これも考えものです。

よくバランスを考えましょう。

9. 商品のすべての種類やタイプを揃えたくなる


買い物依存症は強迫観念を併発している傾向もあり「揃えなければ」と思い込むと、同シリーズの物や色違いまで買わなければ気が済まなくなったりします。

物を揃えることで得られる達成感が自分を喜ばせてくれることが理由です。

仕事などで達成感が不足している人によく見られます。

10. チヤホヤされると買ってしまう

自己承認欲求が強いわりに満たされていない人は、店員さんから「お似合いですよ」などと褒めてもらうと嬉しくなって買ってしまいます。

物自体に興味があるわけではなく、買うことで次回もその店を利用しやすくなり、また褒められたいと思ってしまうのです。

そこまで意識しているわけではなく、無意識で行動してしまいます。

11. 現金がなくてもカードで買ってしまう

クレジットカードは買い物依存症の人にとっては魔法のカード。

限度額はありますが、収入以上の買い物が簡単にできてしまう上、さらに足りなければキャッシングという手があります。

収入よりも買うというプロセスに執着しているため、返済ができるかどうか、ということは買う瞬間には頭にありません。

しかし、ショッピングをしていない時間では大いに後悔することが多いのも特徴。

しかし、再び店に入るとまた頭の中から返済の問題は消えうせます。

12. 買い物をしたいために家族や友人に嘘をつく

買い物依存症ではないかという自覚があり、資金繰りも悪くなってくると罪悪感が生まれます。

しかし、もう依存症に陥っていると理屈で自制することはできません。

後悔よりも高揚感が勝っているからです。

そこで家族や友人には衝動買いをしていることを隠し、高揚感が得られるショッピングという手段を奪われないように努めます。

また、ただでさえ罪悪感で苦しいので、他者から指摘されることを回避したいという思いもあります。

13. 買ったもので使っていないと感じるものが多い

先述の通り、買い物依存症の人は必要な物を買っているわけではないので、購入した物は生活に即していません。

極端な話、運転免許を持っていないのに車を買うようなものなのです。

そして、物に囲まれていきます。

買うまでしか興味がないので捨てるのも抵抗がないかと思いきや、そうではないのも問題です。

不要の物なのに、それを認めてしまうと罪悪感がさらに増してしまうため、何がなんでも「必要だから買った!だから捨てない!」と自分に言い聞かせます。

14. 不安やイライラは買い物で解消する

多くの人は不安やイライラがあると、その直接的な原因に対処しようと考えます。

それでも対処が難しければ、そのストレスを趣味に没頭したり、寝たりして緩和しようとするでしょう。

しかし、買い物依存症の人は最初からショッピングで解消する方向に向かいます。

原因へ対処するための忍耐力に欠け、買い物に勝るストレス解消方法を知らないからです。

15. 人が持っているアイテムを見ると買いたくなる

買い物依存症の人は物に興味は持っていない傾向が強いのですが、買うことを正当化するための理由を常に探しています。

その一つが「人が持っているアイテム」です。

全く脈絡なく物を買うと罪悪感が強くなるのが嫌なので、「流行っているから」「あの人と近づきたいから」などと無理矢理理由をこじつけて購入します。

16. ウィンドウショッピングのつもりが購入してしまう

喫煙者はこの感覚がわかるでしょう。

タバコを吸いたいと思っていなくても、テレビなどでタバコを吸うシーンを見たり、目の前にタバコがあると手が伸びてしまうという状況です。

これと同じで、買い物依存症にとってのタバコは店そのもの。

ウィンドウショッピングのつもりで出かけても、見ただけで済むはずもなく、荷物をぶらさげて帰ることになります。

17. 良いものを買えた時に快感を覚える

これもまた先述の通り、物自体に興味は持っていません。

しかし「良い物が買えた」と思い込むことで罪悪感を緩和しようとしており、なおかつ本当に良い物であれば快感も強くなります。

また、買い物依存症の始まりがこの快感のせいだったりもします。

ストレスフルな日常の中でお金を貯めて欲しかった物を買ったとき、その快感が脳内を支配して「またこの快感を得たい」という衝動が強く出るわけです。

18. ポイントを貯めるためにクレジットカードを使ってしまう

ポイントを貯めるためにクレジットカードを使うのには2つの理由が考えられます。

まずは、そのポイントで新な買い物をするためです。

還元率の高く使いどころの豊富なポイントを備えたカードなら、この欲望を満たしてくれるでしょう。

2つ目の理由は、買うことを正当化するためです。

買い物をしてしまうので貯金はできませんが、ポイントを貯めることで疑似的に、堅実であると思い込もうとしています。

19. 一日でも買い物を我慢することが出来ない


依存症ですから、我慢しようと思ったってできません。

昔なら家から一歩も出なければ良かったかもしれませんが、今はインターネットで買い物ができてしまいます。

物理的に買い物がができない環境にするのは難しく、毎日何かを買うことになるでしょう。

買い物依存症を一種の病気と定義する専門家も

買い物依存症を、明らかな精神疾患ととらえる医師も多いようです。

医学的手段を行使して効果があることは証明されている、というのがその根拠のようです。

お医者さんは自分の活動領域を拡げたい欲求があります。

そのためなんでも病気にしてしまいがちなところは、多少割り引いて考えた方がよいでしょう。

一般の人にとっては病気とも言えるし、そうでないとも言える、ボーダーラインではないでしょうか。

買い物依存症になる12個の理由

ここからは買い物依存症の原因を、現実的で身近なところに絞って考えてみることにしましょう。

近いところで解決策が見つかれば、早期治療の効果が見込めます。

1. 物を所持することで自分の自信を保っている


買い物依存症の人は、人生に正しく向きあっていると言えるでしょうか。

自分の外見や内面、つまり人間として自信を持てずにいるのではないでしょうか。

マイナス意識が強くそれを補てんしたい意識が強く現れます。

ものを買うことで均衡を保っているのでしょう。

早急に別の手段を探さなければなりません。

2. 成長期に親から愛情を注がれなかった

両親による過不足のない愛情こそ、子どもが成長する上での最大の力となります。

夫婦仲の悪い両親や片親だけ環境は、子どもに数知れないほどの、トラウマや傷を与えます。

親が精神的な病いの原因となっているケースは数しれないと考えられます。

買い物依存症の場合、家計が貧しい、両親不仲などによって、小さいころ欲しいものを買ってもらえなかった、ということが苦い記憶として残っているかもしれません。

子ども時代の出来事は長く精神に影響を与え続けます。

実際にそのときの反動ではないか、と自己分析をしている元買い物依存症患者もいます。

有力な原因の一つに間違いありません。

3. 膨大な精神的ストレスを抱えている

精神的ストレスこそ依存症を解くカギです。

買い物依存症の人は何もかもストレスに転嫁してしまい、原因が複合化している可能性が高いと思われます。

それこそビッグデータのように膨大なものとなってしまい、どこから手をつけていいかわからなくなっているかもしれません。

しかしひとつずつ分析を加えるしか前に進む道はありません。

心身ともに落ち着いているときに始めるのがよいでしょう。

仕事でのストレス

子供の頃は「頑張れば結果が出やすい」世界でした。

勉強をすればテストで良い点が取れるし、部活も頑張れば活躍の場がありましたよね。

でも、大人の世界はそうではありません。

自分がどれだけ努力しても、思うような結果が出るまでには時間がかかり、定期的なテストがあるわけではないため、達成感を得るタイミングも少なめです。

自己承認欲求の強い人はストレスを抱えやすく、その発散が仕事ではできないため、他で得ようとし始めます。

その手段の一つに買い物を選んでしまうと、買い物依存症になってしまうでしょう。

家庭でのストレス

仕事のストレスは転職すれば解消できますが、家庭は転職ほど容易ではありません。

実家ではなく自ら伴侶を得て構築した家庭であれば責任も重く、逃れ難いものです。

その上毎日のことですから、家庭にストレスとなる要因があると苦しみは強くなります。

また、成長期に親から愛情を注がれてはいたものの、親が取った手段が「物を与えること」だった人も要注意です。

心を満たす手段は物を得ること以外に考えられず、配偶者や子へ愛情を与える手段としても買い物を用いようとします。

4. 対人関係をうまく築けない

両親の安定した愛情を得られなかった人は例外なく、性格が安定せず分裂気味の傾向があります。

人見知りや、臆病な傾向も強く、対人関係の構築には常に相手の協力を必要とします。

つまり特定の包容力に富む人としか関係を築けません。

その他大勢の人たちはみなプレッシャーをかけてくる存在になっています。

5. クレジットカードやキャッシングが便利になった


先日NHKの放映したクローズアップ現代という番組で、銀行カードローンを取り上げていました。

これを見ておどろいたのは、銀行が審査業務をアコムなどのサラ金に丸投げしているということでした。

しかも危ない客でも審査を通すようにサラ金に圧力をかけているというのです。

ある大手銀行は、これら個人向けローンの収益が全体の50%を占めていました。

企業に資金需要はなく貸出しは伸びず、マイナス金利で国債を持っていても利益にはならず、個人向けカードローンに力を入れているというのです。

これでは銀行は、まったく社会的使命を果たしていません。

サラ金は銀行から審査手数料を受け取ります。

つまりサラ金と大手銀行がタッグを組んで個人ローンの販売促進をしているということです。

サラ金規制法の施行により、法定外の高金利を取られることはなくなりました。

しかし借金の玄関がサラ金から大手銀行になることで、うさんくささは一気に消滅します。

借金への心理的ハードルは大きく低下しました。

高い金利を取られることはなくなりましたが、これはこれで別の危険には違いありません。

使える店舗やサービスが増えた

キャッシュレス決済が主流になっていく中で、現金決済をする人は今後もどんどん減っていくでしょう。

ポイントも貯められてキャンペーンまであるクレジットカードや電子マネーの方がお得です。

使う人が増えているからこそ、対応する店舗やサービスも広がっています。

複数枚持っているのも珍しくない

クレジットカードの限度額は「支払い可能見込み額」と「ランク」で審査されます。

ランクは一般カードやゴールドカードなどのこと。

支払可能見込み額は概ね下記の計算式を用いて算出されているようです。

(年収-生活維持費-クレジット債務)×0.9

JCCAクレジットカード協会によると、生活維持費は、賃貸や住宅ローンがある1人世帯なら116万円、2人世帯なら136万円といった具合に設定されています。

仮に、年収200万円で賃貸住まい、クレジット債務が無いとした場合は下記の支払い見込み額です。

(200万円-116万円-0円)×0.9=75.6万円

支払可能見込み額ですから、クレジットカード1枚の限度額いっぱいまで使っても支払で生活ができなくなるほどではないはずです。

しかし、クレジットカードが2枚となれば、75.6万円×2の151.2万円使えることになってしまいます。

3枚4枚となればなおさら。

年収を超えれば確実に返済ができなくなり、自己破産に陥ります。

お金を使っている認識が薄い

働いて収入を得るという構図だけは変わらないため、使える金額はさほど変わっていません。

でも、キャッシュレス決済は「お金を支払った」という認識が薄くなりがち。

認識が追い付いてくるまではお金を使いすぎてしまう人も少なくありません。

6. ネットショップで買い物のハードルが下がった


最近驚いたことの一つは、各ポイントカードの陣取り合戦が激化していることです。

実店舗でTポイントや楽天ポイントがどんどん貯まるようになりました。

吉野家や洋服の青山、ドラックストア―のウエルシアでTポイントが貯まり、出光のガソリンスタンドやドラッグストアーのツルハでは楽天ポイントが貯まります。

これらの共通カードポイントはネットショッピングをする上でも、実店舗ショッピングでも、値引きとして使え、買い物のハードルを下げる方向にに作用します。

ショップ側の販促戦略にはまりやすい時代、といえるでしょう。

これを振り払うことは普通の人にとっても難しくなっています。

買い物依存症の人ならなおさらでしょう。

老若男女を問わずにネットで買物をしている

ネットショップは自宅にいながら買い物ができて、荷物を届けてくれるという大変便利な方法。

田舎に住んでいる人の買い物も楽になってきました。

しかし、支払を終えてから荷物が手元にやってくるまでのタイムラグがあるため、どれだけ買い物をしていたか、届いてみるまで分からなくなりやすいというデメリットがあります。

便利なものは使い方を考えなければならないというのは、あらゆる歴史が証明していること。

気を付けましょう。

ネットサーフィンのついでに購入できる

ネット上の記事やブログは広告収入で運営されているものが数多くあります。

画面の隅に何かしらの広告が掲示され、買い物とは無縁な内容を見ているときですら購買欲を煽る形式になっているわけです。

ネットサーフィンのついでにクリックやタップをするだけで購入ページに飛べてしまう構図は、買い物依存症の人にとっては辛いでしょう。

7. 一人の寂しさを物で埋めようとしている

買い物依存症の人にとって、家族の存在は一定の歯止めとなるでしょう。

これが独身の一人暮らしとなるとストッパー機能はまったく働きません。

独り寝の寂しさを物に囲まれることで、まぎらわせているからです。

明らかな原因物質である孤独から脱却することが必要です。

同性異性を問わず、人との関わりを深めましょう。

8. 自分の感情をコントロールできない

買い物依存症の人は、ハイになると何事もコントロールできなくなってしまいます。

こういう点を重視すると、確かに精神疾患のように見えます。

独りよがりになることもあれば、他人の言うがままとなってしまうこともあり得ます。

とはいえ本人は喜怒哀楽が激しい人というわけではないでしょう。

落ち着きがなく、主体性に欠けているだけでしょう。

最も問題と思われる怒りの感情をコントロールするように心がけまることが必要です。

9. おだてに乗りやすい

買い物依存症の人は、あまり濃密な人間関係を持っていないと思われます。

褒められたり、評価されたり経験もきっと少ないのでしょう。

いとも簡単にベテラン店員の術中にはまってしまいそうです。

これを防ぐには、いろいろなタイプの人と交流することで、バランス感覚を養わなければなりません。

10.真面目過ぎる性格

真面目な人は称賛されやすい一方で、必要以上なこだわりを持ってしまう傾向にあります。

「それくらいいいじゃないか」という寛容さに欠け、自らを追い込んでしまうのです。

そのストレスのはけ口に買い物を選んでも不思議ではありません。

責任感が強い

責任感が強すぎるのも問題。

本来は背負い込まなくてもいい事象ですら当事者意識を持って取り組んでしまうため、キャパオーバーします。

こういった人が仕事などで責任のある立場になると、もう大変。

人に任せれば良いことまで自分がチェックしなければと思い込んで働き、精神的にも肉体的にも疲労していきます。

周りに弱みを見せられないから買い物に依存する

真面目過ぎる人の生活はストレスフル。

なぜなら、真面目な人の割合は少ないからです。

ほとんどの人が多かれ少なかれズルをしたり、ルールを一部破って暮らしています。

真面目な人は、それらの人々の行動が許せず、かといって言っても直してくれるわけではないのでストレスを溜めこむことになります。

そのストレスの発散方法ですら、他者に迷惑をかけるリスクを避けて完全に個人だけで行えることを選びがちです。

マルチプレイではないゲームや、買い物などが該当します。

11. 虚栄心が強い

これまで紹介してきた買い物依存症の傾向と、少し毛色が違うのが「虚栄心が強い」タイプ。

この場合、買い物そのものに依存しているというよりは、他人にみせびらかすことのできる物を手に入れたいと考えています。

劣等感が強い

大した稼ぎもないのにハイブランドばかりを身に付ける人っていますよね。

こういった人は、自分の内面の劣等感をブランド物という武装で隠しているわけです。

高級な物を身に付けられる自分という考えに酔っています。

自分の身の丈にあっていないものを買う

身の丈に合わないものを身に付けるほど愚かな振る舞いはないでしょう。

周囲の人は「見栄はっちゃって…」と冷ややかな目で見ていますが、本人は気づきません。

それどころか嫉妬されていると考えて満たされた気にすらなります。

周りに良く見られたい

ある程度の年齢になれば、人間は中身だということに気付いてはいます。

でも、中身を改善することはとても大変であり、劣等感とも向き合わねばならないストレスから逃げたくなってしまうもの。

そこで「誰もが認める良い物」を自分の周囲に置くことで、自らも良いものとして認識されようとします。

これが最も手っ取り早い方法だと考えているのでしょう。

12. 自分に自信がない

買い物に限らず、プロセスへの依存を引き起こす原因の多くは「自信がないこと」です。

日々充実している、自分の能力を信じているという人は、現実逃避する必要がありませんからね。

周りの顔色をうかがう

自信がなく、常に周りの顔色をうかがいながら物事を決めている人でも、買い物なら自分だけの意思決定で進められます。

ここに快感を得てしまうわけです。

そのことに早く気が付いて、日々のちょっとしたことでも勇気を出して断ったり提案できるようになれば、買い物で快感を得ようとは思わなくなるでしょう。

買い物依存症の解決策

依存症の解決には、原因となるストレスを取り除くことが最大の効果を発揮します。

1960年代~70年代、アメリカはベトナム戦争の泥沼にはまり込みます。

たくさんの若い兵士が戦場へ送られました。

そのうちの20%が過酷な戦場ストレスから、ヘロイン中毒になったそうです。

彼らがが帰国すれば国中にヘロイン中毒が蔓延してしまう。

軍当局は危機感に包まれました。

しかしそれは杞憂に過ぎませんでした。

中毒だった兵士の95%は、帰国すると自然にヘロインから遠ざかったということです。

原因が除去された効果はてきめんでした。

しかしこのようにストレス物質を簡単に特定し、すぐに除去できるケースはむしろまれでしょう。

治療の初期には原因物質とうまく付き合いつつ、まずどのように生活を正していくか、考えなければなりません。

1. 毎日家計簿をつける


買い物依存症から脱却する第一歩は、買い物の内容を把握することです。

いくら何に消費したのか記録することから始めましょう。

家計簿フォーマットはネット上から簡単にダウンロードできます。

それが面倒なら、普段使用しているスケジュール表への書き込みから始めてみてはどうでしょう。

いずれにしろ今の時代であれば、デジタルのスケジュール表を利用して書き込む方が一般的でしょうか。

2. 目標を設定して貯金する


本格的な買い物依存症の人にとっては、貯金よりもまず借金を返すことから始めなければならないでしょう。

借金を返済しつつ、クレジット残高を分析していかなければなりません。

徐々に段階を踏んでニュートラルに戻していきましょう。

これらは一挙に達成されることではありません。

借金に関しては、最近テレビCMの盛んな各種相談所を利用することもできます。

そうしてゆっくりと元に戻していく過程において、計画性は身に付けていきましょう。

そうなれば目標を設定して貯蓄を始めることも、難しいことではなくなっているでしょう。

3. ストレスになっていることをリストアップし、自分を見つめ直す

買い物依存症の人にとって、ストレスの分析は、本質的な依存症解決への王道です。

自分への問いかけを続けて、本心と向き合っていきましょう。

何にストレスを感じているかの自己分析です。

リストアップしていきましょう。

それができれば次の段階として、心理テストのような分析ツールを利用してみてはどうでしょうか。

気休めで終わるかもしれませんが、うまくいけば自らの抱える膨大なストレスをほぐしていくきっかけが見つかるかも知れません。

4. クレジットカードを使わないで現金主義にしてみる

日本のクレジットカード利用率は12%ということです。

これは国際的には非常に低い数字です。

アメリカは24%、おとなりの韓国では何と58%という高い数字です。

ただしクレジットカードの一人当たり保有枚数は2~3枚で、3国とも大差ありません。

ではどこがちがうのでしょうか。

韓国は国によってクレジットカード決済が推奨されています。

アメリカでは通販利用の多さ、強盗のリスクなどが要因としてありそうです。

また日本では2011年以降、クレジットカードの所持率も下がっています。

鉄道カードやアップル・ペイなど新しい電子マネーの影響がある、と見られます。

ただしクレジットの利用額そのものは伸びています。

しかし買い物依存症の人では、クレジットカード利用率は12%どころではないはずです。

おそらく全員ではないでしょうか。

そこで一旦クレジットカードを封印してしまうことを考えてみましょう。

クレジットカードは一括払いが苦しくなればあとからリボ払いのできる制度や、いったんお金を貸してくれるサービスなどもあり、非常に便利です。

ポイントサービスも付いています。

日本の低い利用率を上げようとカード会社はやっきになっているようです。

それらの手には乗らず、日本伝統の現金主義に立ち戻ってみましょう。

5. 借金地獄に陥った人のブログを見てみる


借金ブログはたくさんあり、人気の借金ブログランキングまで出ています。

ただし借金額は300万~1000万くらいの人が多く、まじめに働けば返せる範囲内のブログが多いようです。

たしかに本当に悲惨な状態ならブログなどに発表したりしていないでしょう。

特徴的なことは家族に隠していることにより、苦しんでいる、という記述が非常に目立つことです。

買い物依存症で作った借金の場合、ギャンブルや投資の失敗とは違い、隠しようはありません。

そういう面では、まだましな借金ということは言えるかもしれません。

また借金ブログには良識を疑うようなレベルのものも混ざっています。

また面白おかしくしようという、受け狙い意図が透けて見えるものも多々あります。

とはいえこれらを見ることは、借金から身を遠ざけるきっかけにはなりそうです。

たまに覗いて見ることで戒めとする分にはいいかも知れません。

6. 随時部屋の掃除をする

買い物依存症の人で、持ち物の整理がきっちりできているというケーズはまれではないでしょうか。

ゴミ屋敷に近い人さえいるのではないでしょうか。

どこに何があるかはわからないのは常態でしょう。

こまめに家の掃除をして整理する習慣をつけましょう。

自分の持ち物を棚卸しすることにより、少なくとも同じものを買うリスクは軽減されるはずです。

そうして買い物の計画性を身に付けていくのがよいでしょう。

7. カウンセリングを受けてみる

ネット上では依存症全般の相談に適した病院のリストや、無料、有料の相談窓口の紹介に、簡単にアクセスできます。

病院リストを見ると、大都市だけではなく、一応日本全国を網羅しています。

横浜には依存症専門の病院さえあります。

買い物依存症プログラムも記載されています。

それ以外の施設においても、相当な依存症解決のノウハウを積み重ねているように見えます。

とくに一人暮らしの人では、思い切ってこうした機関に相談してみるのも有力な手段でしょう。

即効性はともかく、まず自分の話を聞いてもらえる人を確保することはできます。

とりあえずリラックスできるだけでも、買い物依存症からの脱却を図る第一歩となるのではないでしょうか。

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