折り紙とは、1枚の紙を折りたたんでいって、様々な物に似た形に作り上げるのを楽しむ遊びです。

新聞紙でもチラシでも、どんな紙でも折り紙はできるのです。

そして、どんなものを折るのか、いろいろと考えながら楽しむことができるのです。

頭と手先を使うので、やり始めると誰でも没頭してしまいます。

お母さんやおばあちゃんから教えてもらうことが多く、女の子なら折り鶴を、男の子なら紙飛行機を折った記憶があるのではないでしょうか。

今では、小さな子供さんだけでなく、老人ホームなどで機能改善の目的で、高齢者も折り紙をすることが増えてきました。

子供から高齢者まで、幅広い人に愛されているのが折り紙なのです。

折り紙は日本の心

日本の伝統的な遊びとして海外でも人気なものは、「けん玉」があります。

米国でも大人気で、各地で競技大会も行われ、世界大会も開催されるようになっています。

けん玉は、スポーツとしても人気がありますが、上手く玉を操ることができるように、技術を磨く必要があります。

運動神経がないと上達しないのです。

これに対して、もう一つの伝統的な遊びとして、折り紙も海外で人気が出てきました。

折り紙の起源は、中国だとかヨーロッパとか言われていますが、日本も独特の進化を遂げています。

現在、世界で広がっている折り紙は、ヨーロッパと中国のものに、日本の折り紙文化が混ざってできたものと考えられています。

海外では、ダマし船や紙飛行機など動きのある折り紙が多く、日本の折り紙は飾って楽しむ物が多いようです。

日本の折り紙が発達した理由は、伝統的な和紙が発達していたことです。

江戸時代には薄くて丈夫な和紙が豊富に生産され、写経や記録を残す為だけではなく、神事にも使用されるようになりました。

神へのお供え物を和紙で包むようにもなって、紙を折り曲げる工夫もされるようになったのです。

その後、和紙の値段も安くなり、折り紙に適した紙が庶民にも容易に手に入るようになったのです。

さらには、和紙に様々な模様を木版で色刷りした手芸用の和紙である「千代紙(ちよがみ)」が発達し、日本独特の柄のある折り紙が出来上がったのです。

このように、日本では神にお供えをする時に使用する和紙が広く行き渡り、折り鶴のように神聖な生き物を真似て折る遊びは、古くから日本の心を表わしていると思われるのです。

病気の回復の祈願や災害で亡くなった方たちの慰霊に、千羽鶴を折って送ったりすることは知られています。

1. おばあちゃんから受け継がれる人が多い


折り紙はどうやって覚えたのでしょう。

小さい頃には、「奴さん・舟、折り鶴など」を折って遊んでいたことを覚えています。

冬の寒い日には、コタツで折り紙を折って遊んだものです。

では、その時に、誰に教わったか思い出してみます。

最近では、核家族でご夫婦と一人っ子の世帯も多いのですが、ひと昔前はお爺ちゃんやおばあちゃんと同居という家庭も多かったように思います。

両親は忙しく働いていて孫の面倒を見ているのはだいたいおばあちゃんでした。

寒い冬場は、家族団らんの居間に子供もみんな集まって、コタツに入ってテレビを見ながらおやつを食べたり宿題をしたりと、触れ合う機会が多かったように思います。

仕事を終えたお母さんは、さっそく夕ご飯の支度をしていて、あんまり構ってはくれないのです。

そんな時に、おばあちゃんが綾取り(あやとり)や折り紙の先生になっていたように思います。

小学校でも休み時間に運動場で走り回ったり、教室で綾取りをしたりするこどももいたのです。

そうです、学校でも休み時間にはみんなで折り紙やら綾取りが盛んでした。

最近では、スマホでゲームやLINEに没頭していますが。

今と同じように、仲の良い友達からいろいろと教えてもらって覚えた人も多いようです。

2. 海外でも大人気

日本の折り紙は、海外でも「ORIGAMI」と呼ばれて、子供から大人までたいへん人気なのです。

まず、折り紙が人気なのはその芸術性だけでなく、指を使って丹念に折っていくので、手先が器用になるのです。

それと、難しく表現すると、空間認識能力や脳を刺激して活性化させることができるからです。

海外に赴任した人は、現地で折り紙の指導を依頼された経験を持つ人も多いようです。

海外で日本語を学んでいる学生たちは、日本文化のひとつである折り紙には、大変興味を持っているのです。

そして、日本では大きな災害の被災地を訪問して、折り紙で被災者支援の活動を行っている事例を紹介すると、驚きと共に日本の折り紙文化の意味を理解してもらえるのです。

2012年2月に、日本を代表する折り紙作家の山口真氏らの仲間が、米国(マイアミ・アトランタ)、ペルー(リマ)、の3都市の高校や大学で、日本文化紹介事業の一環として折り紙のデモンストレーションと講演を行いました。

合計で16回の講習では延べ約850人が参加されたそうです。

これを見ても、折り紙が人気なのは良く分かります。

米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)では、「OrigamiMIT]というサークルがあって、子供たちを招いて体験会や講演を行い、YouTubeで配信しているそうです。

折り紙の内容は、鳳凰やドラゴンなどで、一般的な折り紙の域を超えたものです。

日本の神谷哲史氏の有名な作品であるエンシェントドラゴンなどは、折るのに何百工程もあるそうで、完全に次元の違う折り紙のようです。

このような高度な折り紙だけでなく、みんなでワイワイと話しながら楽しく折り紙を覚えてもらう交流は、貴重なものと言えます。

3. どんどん進化する折り紙

最近の折り紙は、進化を遂げているようです。

例えば、折り鶴ひとつとっても、それに手足をつけて四足歩行の動物に変化させたり、さらには羽や尾っぽの形状を変えて行って二足歩行の恐竜タイプに移行させたりと、想像のままに絶妙に進化させているのです。

頭の中には、恐竜が生きていた数億年前の時代にタイムスリップしていることでしょう。

このように、二次元から三次元の立体的に進化が進んでいるのです。

2016年10月には、NHKの「サイエンスZERO」という番組で、「日本の折り紙が「ORIGAMI」として大進化し、宇宙から医療まで世界中の先端科学の分野で採用されている」と紹介されました。

折り紙で二次元から三次元の立体を作り出せる特徴を活かし、ロボットや人工血管を作る新技術が開発されたそうです。

さらに、折り紙の特徴を利用してコンパクトに収納させたり展開も自由自在にできることから、宇宙開発の現場で究極の輸送手段として期待されているようです。

また、コンピューターの利用によって複雑な展開図も容易に作れるので、1枚の紙から複雑な形の折り紙(というよりも立体像)を製作することもできるようになっています。

折り紙の考え方で作ったロボットは、1枚の板が自動的に組み上がって立体になり、歩行もできるのです。

NASAは、直径30mの花形の宇宙望遠鏡のパネルを運ぶために、これを折りたたんでロケットに積み込んで発射して、宇宙空間で広げて使用する方法は、まさに折り紙の技術を活用しているのです。

このように、折り紙の技術もドンドン進化して応用されているのです。

折り紙の作り方22選


大人も子供も楽しく遊べる折り紙ですが、意外と折り方を知らない大人の人も多いようです。

一人っ子で育つと、大概はスマホが遊び友達になってしまいます。

LINEで友達と連絡し合うので、1人でも孤独感はないのです。

しかし、折り紙のように誰かに教えてもらわないと覚えられないこともあるのです。

マンツーマンで折り方を順に教えてもらうことが、早や道なのです。

しかし、最近はネットで折り方を紹介するサイトがあります。

これを見ながら折っていくと、ひとまずは目的の折り紙が出来上がるのです。

折り方を覚えると、自分なりに折るコツも覚え、見栄え良く仕上げることもできます。

満足したら、また新しい折り紙に挑戦したくなるのです。

ここでは、基本的な折り紙(初級編)から中級、上級の折り紙までを、参考のURLと共にご紹介します。

折り方の説明や動画を見ながら、挑戦してみてください。

1. 初級編

初級編は、少し練習すると誰でもできるような基本の折り紙です。

気楽に楽しみながら折ってみてください。

「ああ、これは小さい時におばあちゃんに教えてもらった折り紙だ!」と思い出すかも知れませんし、「あの時ここを折っておけば、もっとリアルに見えていたのに!」と改めて発見することもあります。

ご自身の子供さんや親戚の子供さんに、目の前で折り紙を折ってプレゼントすると、新しいものを発見したように目を輝かせ、きっと大喜びすることでしょう。

初級編から楽しんでください。

1. 箱

https://origami-blog.info/1370
折り紙で楽しみながら作れるのは、箱です。

保育園や幼稚園に通っている子供でも折ることができます。

いろんな色の紙を使ったり、千代紙のように鮮やかな色合いの紙を使うと、華やかになって楽しいものです。

皆が集まってお菓子を分け合って食べる時とか、子供の友達が集まっている時などに、鮮やかな色の折り紙に入れて出すと喜ばれます。

お父さんの晩酌の肴に殻付きのピーナッツをよういした時に、殻入れように折り紙で作ったシャレた箱を添えておくと、会話もはずんで楽しくなります。

老人ホームでは、不要になった広告の紙を使って箱(卓上ゴミ入れ)を折るところもあるそうです。

手先や頭を使うので、機能改善の効果も期待できるそうです。

みんなで折った箱を比べ合いながら、話も盛り上がるそうです。

折り紙で箱を作る時の注意点は、出来上がるとかなり小さくなるので、折り紙は大きいのを使う方が良いでしょう。

そして、折り目をキッチリつけることと組み立ての時が少し難しいですが、慣れると簡単にできるでしょう。

少し大きめのフタの箱も作っておくと、ふた付きの玉手箱が出来上がります。

固めの紙を使うと、しっかりとしたフタ付きの箱ができます。

ちょっと大切なものを入れることができます。

2. 長靴

http://origami-land.com/fashion/boot/
折り紙の長靴の折り方です。

折り紙の長靴は、平面の場合と立体の場合の2種類があります。

平面の場合は、左右そろった長靴になります。

折り紙1枚で、左右並んだ1足の長靴が出来上がります。

この長靴は、真ん中で引っ付いていますが、真ん中をハサミでまっすぐ切り取れば、左右の長靴が出来あがるのです。

次に、平面の片足だけの長靴も折ることができます。

表面が赤い色の折り紙で、靴の上部を裏地の白で折り返すと、クリスマスブーツに似た長靴が出来上がります。

ただし、片足だけです。

さらに、この平面の長靴を、立体的な長靴に進化させて折ることもできます。

この長靴は立体的なので、靴の中に何かを入れることもできます。

つまり、クリスマスブーツとして、クリスマスプレゼントを中に入れて、子供の枕元に置くこともできるのです。

小さめに折ると、クリスマスツリーの飾りつけとしても利用できるのです。

折り紙の色を変化させることで、華やかにも見えるし、お子さんへの手作りのブーツは子供も大喜びかも知れません。

3. だまし船

http://origami-land.com/vehicle/ship/
平面のだまし船も、折り紙の定番でした。

小さい子供は、ひとつ折り返すだけで舟の姿が変わるだまし船を教えてもらうと、驚きの目で見つめるのです。

そして、自分でそれをマスターすると、友達やお母さんに目をキラキラさせながら自慢げにだまして見せるのです。

このだまし船を覚えると、折り紙に興味を持つようになって、船の折り紙には立体的な船があります。

だまし船の次には、立体的な船にも興味を持つようになります。

立体的な船には、1艘の細い船と、二艘船の2種類があります。

1艘の細い船は、カラフルな色の折り紙を使うと華やかな感じが出るので、忘れないように小物を置いておくときに使えます。

置いたところを探し回る必要もなくなり、船を見つけると直ぐに分かるからです。

また、オシャレなお皿やゴミ入れとして利用もできます。

もう一方の2艘船は、船同士がくっついたような形の船で、これも簡単に折れますので、これもチャレンジしやすい折り紙です。

何かを二つに分けて置いておく時に、重宝するのです。