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コンプレックスの意味とは?乗り越え...(続き3)

その場合、エディプスコンプレックスが発症してしまい、重大な神経症として残ってしまう
可能性が考えられます。

ちなみに、これはあくまで男児の場合であり、女児の場合はこの限りではありません。

女児の場合は自分自身に男根がないことに対してのコンプレックスになり、男根がない自分を生んだ母親に対する憎悪を向けるようになります。

そして、男根の代わりに赤ん坊を獲得しようとし、父親の愛情を独占するような考え方になる傾向があります。

一般的にあまりない症状ではありますが、これも一つのコンプレックスの種類として区分されています。

ちなみに、女児の場合は別名でエレクトラコンプレックスとして呼称されているので、似たような症状ではありますが、呼び名は別であると言えます。

ディアナコンプレックス

次にご紹介するコンプレックスの種類の一つとして「ディアナコンプレックス」があげられます。

ディアナコンプレックスとはどのようなコンプレックスなのかといいますと「男性でありたいという女性の抑圧された男根願望のこと」を意味している言葉です。

ディアナコンプレックスは別名、ダイアナコンプレックスとも呼ばれており、同じような意味を持つ言葉として認知されています。

ディアナコンプレックスの語源としては、昔話で登場するダイアナ、もしくはディアナ、アルテミスのことを意味しています。

もともとアポロンの双子の姉である彼女は女性の狩猟の神として認知されており、生涯処女を貫いたとされています。

なので、女でありながら男性のようになりたかった心理を持っているとされ、この言葉が使用されています。

しかしながら、ディアナコンプレックスは勘違いされやすい言葉の意味を持っているので、注意が必要です。

例えば、ディアナコンプレックスは女性が男性になりたい心理と解釈されがちですが、これは間違っています。

これはどういうことかと言いますと、ディアナコンプレックスは女性でありながら男性には負けたくないという感情を表してる言葉です。

つまり、男性そのものになりたいというわけではなく、男性に負けたくないという感情が強いことを意味しています。

結婚をしなかったり、処女を貫くという行為自体は男性に負けてしまうという考え方によるものからその行動が来ているのです。

なので、男性そのものになりたいという解釈はまちがっている解釈になるので注意して解釈するようにしてください。

カインコンプレックス

次にご紹介するコンプレックスの種類の一つとして「カインコンプレックス」があげられます。

カインコンプレックスとはどのような言葉なのかと言うと「兄妹姉妹の間で起こる憎しみや嫉妬などの葛藤のこと」を意味しています。

兄弟や姉妹がいる人ならばわかると思いますが、当然ながら兄弟や姉妹と一緒に育ってきた場合喧嘩をしたり互いに劣等感を感じながら育っていくことが当たり前です。

しかしながら、そのように育ったとしても通常は親がそれを納めてバランスよく導いたりすることが本来あるべき理想の形だといえます。

ただ、それを納める親が子供を比較してしまったり、差別してしまったりするようなことは残念ながら存在しています。

そのようにして幼少期を過ごした場合、当然ながら愛情を受けていない子供が親に愛されていないと自然と感じてしまうようになります。

もしも学校の先生であったり、近所の人や親戚など、親に代わる存在があり、その存在が自分を認めてくれているのであればまだ精神的なバランスを保つことは可能です。

しかしながら、そのような存在がいてくれなかった場合、大きなしこりとなりやすく、より兄弟や姉妹との葛藤を生み出しやすくなってしまうのです。

これがカインコンプレックスが発症してしまう原理であるといえます。

マザーコンプレックス

次にご紹介するコンプレックスの種類の一つとして「マザーコンプレックス」があげられます。

マザーコンプレックスとはどのような存在なのかといいますと「母親に対して子供が強い愛着や執着を持つ状態のこと」を意味している言葉です。

もともとこれは正確な心理学用語ではなく、和製英語の一つとして認知されています。

では、マザーコンプレックスに該当する症状としてはどのようなものがあるのか簡単にご紹介していきます。

症状としては母親に対してやたらと優しかったり、母親に対して不自然なまでに尊重してしまったり、世話になってしまっていたりすることを指しています。

もちろん、子供が自分の親に対して優しくするということは当たり前のことであり、コンプレックスと定義されるようなことはありません。

しかし、マザーコンプレックスに関しては異常なまでに優しくしてしまったり、尊重してしまったりするような場合が該当します。

何かの選択を決める際には、当然大事な人の意見を聞いたりするのは当然ですが、マザーコンプレックスの人は母親にすべてを決めてもらったりするような傾向があります。

大人になっても母親に依存して、母親の料理でないと食べられないとか、母親の言うことを絶対に守るといったようなことも該当します。