たまには娘の機嫌をとって娘の欲しがっているものを買ってやるのも効果的です。
甘い顔ばかりはできませんが許容範囲でのご褒美は「いい関係」を作るいい薬になってくれることも。
思春期は大学生の頃になればほとんどの人が落ち着くはずです。
社会人にでもなれば、態度は一遍。
「お父さん、買い物一緒に行こう」とか、楽しい父と娘の時間が待っているので是非乗り切って見て下さい。
シングルファザーの心得:子どもをコントロールしようと思うな
シングルファーザーになった直後はつい子育てに力が入ってしまって、子供をコントロールしようとしてしまう人がいます。
でも離婚で母を失った子供の心はまだそれを素直に受け入れる準備ができていません。
どんなに悪い母親でも子供にとっては世界でたった一人の存在なのです。
離婚後父親が母親の悪口ばかりを言うのも良くありません。
大事なのは程よい距離感と、子供に「お父さんはあなたが大好きだよ」と伝えることです。
できれば「子育てはこうするべきだ」という先入観を一旦取っ払って、その子に合わせたやり方を見つけることも大切です。
離婚後、父一人になって平気な子もいます。
それに対して何年掛かっても傷が癒えない子もいます。
親がそれぞれのタイプを持つのと同じように、子供にも子供なりの違いや好みがあるのです。
親のこだわりや決めつけた方法を子供に無理にフィットさせようとすると、子供はどんどんと苦しくなり居場所をなくしてしまうのです。
子供にとって頼れるのは父だけ!シングルファーザーになった直後が子供の為に人踏ん張りできるチャンスです。
子どものすべてを理解することは不可能
「子供の為になることならなんでもやってあげたい」と力が入って、子供の行動を逐一監視してしまうシングルファーザーがいます。
どうでしょう?
食べる時もテレビを見ている時もずっと父親から監視される子供の気持ちは?
そんなの嫌に決まってますよね。
子供の気持ちに寄り添う、理解するという意味は「監視する」ことではありません。
ふと目があった時に笑い合える・子供から何か頼まれた時に優しく耳を傾ける、たったこれだけのことがとっても重要なのです。
子供にとって母が去った後の父親の存在には、大小あるにせよ「威圧感」があるものです。
自分よりも背が大きい・体が大きい・頭が良い・仕事をしていてとても偉い人・・・
そんな「父=凄い人」という立場は上手く利用して「なぁお父さんって凄いだろう!そんなお父さんの1番の存在は○○(子供)だよ。何があっても絶対に守ってあげるからね。」と話をしておくのには効果があります。
色んなことを理解するのに時間が掛かる子供に寄り添っていくのは大変なこと・忍耐が必要かもしれません。
でも大人になれば「育てて良かった」と涙がでるくらい頼りになる存在になってくれることがたくさんあるのです。
ある程度距離を置くのも悪いことではない
母親がいなくなってしまったことで、父親が何をやっても言うことを聞いてくれない子供に対しては、ある程度の距離を置くことも悪いことではありません。
「急に父親だけになってしまったのだから可哀想だよな」「少しは甘くしてやろう」そんな考え方は決して悪くありません。
父親が普段より優しくしてあげることで、傷ついた子供の心が癒されることがあるのですから。
でも我がままが過ぎる子供の言う通りにしてしまうと、
正しいことを教えられなくなってしまう・子供の性格が歪んでしまう・いざと言う時に父親の言うことを聞かなくなってしまうという怖さがあります。
だからと言ってここで子供を叱るというのが必ずしも最善の方法ではないんです。
先にも触れましたが父親は威圧感のある存在です。
そんな父親から急に怒られてしまうと、それが恐怖となりトラウマとなって本音が出せない大人になってしまうかもしれないのです。
そんな時は「ある程度距離を置く」のは悪いことではありません。
では具体的にはどのように距離をおくのか?