近年様々な事情でひとり親が増えています。
2011年の統計では、シングルファーザーの世帯は約22万世帯にも及んでいるようです。
シングルマザーが124万世帯なのに比べ少数派のシングルファーザーですが、その実態はどのようなものなのでしょうか。
シングルファザーになるのが不安じゃない人はいないと思います。
そこで今回は、シングルファザーの苦労やシングルファザーになる方への心得をご紹介していきます。
ぜひ今後の生活に役立ててください。
シングルファザーはやっぱり大変?
シングルファーザーの1年間の平均年収はどれくらいかというと、平均で360万円、世帯では455万円と一見高額に見える数字が出ています。
これなら余裕があるとは言えなくても、苦労があるとまではいかないのではないかと思いがちです。
しかし、シングルファーザーの平均年収は、児童のいる世帯の平均年収の約70%しかありません。
約90%のシングルファーザーが働いている状況で、そのうちの70%が正規職員・自営業、つまり残りの30%は不正規職員になるわけです。
誰かに育児や家事のサポートを受けられないシングルファーザーは、残業ができない状況です。
給料UPや昇格は諦めざるをえない為、シングルファーザーの半数が親と一緒に暮らしているんです。
シングルマザーに比べて、シングルファーザーは職場での理解がまだ十分得らていません。
そんな中で、他の男性と対等に戦っていかなくてはなりません。
仕事で「ここぞ」という時に、家に帰らないと・・・という具合になってしまうのが辛いところなんですね。
シングルファザーになってしまう理由
シングルファーザーになってしまう理由は多岐にわたります。
妻との死別で仕方がない方や、結婚後に妻と上手くいかなかったケース。
妻が一方的に浮気をしていなくなってしまったケース。
子供が生れた後に妻が育児放棄してしまったケース。
妻が多額の借金を背負い込んで家族が崩壊しかけたケース、などなどです。
いずれも悲しい内容であるということが共通しています。
妻との死別
妻との死別によりシングルファーザーになるケースは、全体の17%に及びます。
事情をよく知らない世間からは「妻に逃げられたのかも」とか「妻が浮気して離婚したんじゃないか」なんて思い込まれるケースが多いのだそう。
いちいち「うちは死別でシングルファーザーになりました」なんて言うわけにもいきません。
これは困った問題の一つですよね。
浮気による関係破綻
浮気による関係破綻した夫婦と言えば、辻仁成・中山美穂夫妻が有名です。
離婚後、浮気をした中山美穂さんにはネガティブなイメージがつき、逆に子供に献身的だった辻仁成さんの好感度はうなぎ登りでした。
子供を必死に守るシングルファーザーの姿を見て世間からは
「かっこいい」「素敵な旦那様」「シングルマザー以上に大変なこともあるのに、率直に凄いなと思う」という声が集まりました。
その他特別な事情
離婚してシングルファーザーになる理由ベスト5は次の通りです。
ベスト5「妻が親との同居に応じてくれなかった」
結婚する前や結婚直後は相手の親と同居を考えていた妻も、結婚後に相手の両親と折り合いが悪くなってしまって、一緒に住む気が失せてしまうというケースがあります。
家にいる時間が多い・家事や育児を担当する女性にとって姑との同居はかなりきついことです。