見様見真似で、かっこいい人の立ち居振る舞いや行動を真似てみたところで、本物のかっこよさとは言えません。
かっこよさはその人の考え方や意識的な部分が反映されるものですから、取ってつけたような仮初のものではスグにバレてしまいます。
表情にせよ、行動にせよ、その人の内側にある魅力が自然と滲み出ることで「かっこいい」と思われる要素が生まれてくるものです。
仕事ができるか、できないか
仕事ができる人のことを、かっこいいと言い表すことはとても多いと思います。
仕事ができることに対する「かっこいい」は、見た目などに左右されず、その人の能力を素直に評価したものなので、非常に真実味があるもの。
仕事における実績や、仕事に対する姿勢など、その人の真面目さや、頑張りに対する純粋な評価です。
仕事ができることは、人にとって大きなステータスであり、魅力のひとつです。
実力社会では、仕事ができる人と不出来な人への評価を、ひどく残酷にあらわします。
給与など目に見える部分であらわれることもあれば、見えない部分で静かに区別されることもあるでしょう。
できる人は、当たり前ですが優遇され、大切にされます。
評価を得て、バリバリ働いている人は、エリートやキャリアウーマンなどと言い表され、世の中から一目置かれる存在になります。
逆に仕事ができない人は、どんなに見た目が優れていても、かっこいいとは言えません。
影響力の違い
かっこいい人と言うと、すぐに思いつくのは好きな芸能人や有名人ではないでしょうか。
皆さんはどんな観点でその芸能人を「かっこいい」と思いますか?
もちろん、容姿に惹かれることもあるとも思いますが、その人が余程性格が悪く、嫌な人間だったら好きになりませんよね。
その人の活躍や、仕事っぷりなどを評価して、素敵な人だと思えるから好きになるのだと思います。
そして、多くの人の憧れの的となるかっこいい芸能人はとても強い影響力を持っています。
これは、ミーハー心だけでなく、その人をかっこいいと思うが故に、その人のライフスタイルに近づきたいという気持ちがあらわれています。
これは、芸能人に限らず、身近にいる友人や同僚、上司や先輩にも当てはまることです。
かっこいいと思っている相手がいると、その人に少しでも近づきたいと思い、立ち居振る舞いや行動を参考にしているはず。
このように、かっこいい人は、周りからリスペクトされ、プラスになるいい影響を与えます。
これにひきかえ、かっこいいと思えない人の行動を真似たりすることはありません。
「私はああならないよう、気をつけよう」という、反面教師になることはありますが、わざわざかっこよくないと思う人に寄せることはないでしょう。
本当にかっこいい人の特徴は?
もちろん顔もかっこいい
かっこいい人と言ってパッと頭に浮かぶのは、容姿が優れているイケメンや美女ですね。
かっこいいと思う顔やスタイルの好みは人それぞれですが、やはり人は美しいもの、整っているものに対して、憧れの念を抱きます。
容姿やスタイルが良い人は、そのビジュアルを維持するために、たくさんの努力をしているはず。
モデルやハリウッドスターなども、非常にストイックで真似できない程のトレーニングを行なっていたりします。
こうした美への探究心や意識の高さも、人々がリスペクトするに至る理由になっているのでしょう。
自分に厳しくストイックな人や、常にプロ意識を持っている人は、とてもかっこいいと思います。
芯が通っている
考えや価値観に統一性があり、芯のある行動や発言ができる人は人間として、とても魅力的です。
周りの意見に流されて言動がブレブレの人や八方美人の人は、あまりいい印象を抱かれません。
芯の強い人というのは、決して自分勝手で意固地なことではなく、周りとの調和を取りながらも、自分を大切にしている人です。
その人なりの信念やプライドを持って、何事にも誠実に対応できる人は、周囲から信頼されるかっこいい人になれるでしょう。