責任や長時間労働など昇進すればさらにハードな毎日が待っていることを考えると、既婚女性は体力的にもまた両立を考えると昇進はあまりに高いハードルだったそうです。
昇進しにくいというよりは、昇進を諦めなければならないというのが現実のようです。
これでは、能力のある女性にとっては結婚自体がネックになりかねませんね…有能な人材を社会が切り捨ててることになってしまいます。
新しい仕事が見つかりにくい
結婚・出産を機に一度仕事を辞めた場合、子供がある程度落ち着いてくると再就職を考える女性も多いと思います。
でも、落ち着いたとは言えど、子育てが終わったわけではありません。
園や学校行事は子供が学生の間は続き、それ以外に塾や習い事などPTAなどやることは尽きない中で条件に合った仕事を見つけるには、かなり苦労するでしょう。
しばらく、仕事から遠ざかるとブランクがあるので採用されにくくもなります。
また、主婦の方優遇などの求人は待遇もよくそれなりに良いので人気です。
求人倍率も上がりなかなか希望通りその仕事に就くことが難しいのです。
資格を持っていれば心強いですが、待ったく何の資格も持っていないままの再就職は、それなにの覚悟が必要になりそうです。
既婚女性のリアル現場:主婦業
既婚女性は仕事面での悩み以外に、もちろん主婦としての問題や悩みも抱えています。
毎日仕事でもハードワークをこなし、主婦として母親としてもっと頑張らなければならない女性たちはヘトヘトになりながらも、一生懸命やり抜いています。
少しでも負担を軽減する事は出来ないのでしょうか?どんな問題を解決していけば、
頑張る兼業主婦は少しは報われるのでしょう?では、主婦業で抱えている問題について詳しく見てみましょう。
保育園が人数オーバーで入れない!
最近メディアでもよく話題にされている”待機児童”についての問題は、働きたいママにとって死活問題です。
仕事をし社会に貢献したいと願うママ、世帯収入を増やさなければ生活が苦しいので止む無く働きに出なければならないママ達。
それぞれ事情は違うけれど、女性が社会に出ることを促進しながらも、その背景を見ることが出来ていない結果、
保育園の定員と入園希望者が比例せず溢れてしまった子供たちとその家族は途方にくれています。
どうしても働かなければならない為に、無認可保育へ預けた結果、子供に酷いことをされていたなどのニュースも後を絶ちません。
日本ももっとベビーシッターを取り入れやすい環境への働きを進めても良いのではないでしょうか?
また、保育園の数や働く人材確保にも力を入れていけなければならないなど、問題は山積みです。
家事や育児のほとんどが女性任せ
結局、仕事をしていても家事や育児は女性がメインになって行っている家庭が多いのではないでしょうか?
「夫(男)は大きな子供」など言いますが、実際結婚しても父親になってもまだまだ自覚がなく、
掃除や洗濯、食事の準備などは奥様に任せっきりな人が多いのは日本にある古くからの文化の影響なのかもしれません。
男性が家庭内で、もっと自立する事を社会的に当たり前の風習にしていかなければ、これからの日本の女性たちからは支持されないでしょう!
個人的には、外人の男性がスマートにご飯を作ったり、子供のお迎えや休日パパ同士で子供を連れている風景は日本人男性がこれから目標にべき姿のように思います。
『主婦業=女の仕事』意識が根強い
日本には”主夫”は目づらしく、家庭の仕事をこなすのは女性の仕事と言う考えが強いのが現状です。
海外ドラマを見ていると、男性がアイロンをスラスラと扱っていたり、朝食をパパッと作って女性を起こすなど、当たり前の光景として描かれています。
カルチャーが違い過ぎると言われてしまうかもしれませんが、外に働きに出る女性の姿は日本でも海外でも同じだと思います。
日本は女性が働く事にしかスポットを当ててきませんでした。
それ以外の事を蔑ろにしてしまった事のしわ寄せは、いち早く解決しなければなりません。
疲れていても手伝ってくれない
仕事をして帰ってきて一息つく暇なく、すぐお風呂や晩御飯の準備、子供の勉強を見てあげたり
まだまだ続く山積みの家事を溜息付きながらもこなしていくママ…その横でケータイをいじる夫、ソファーから動かない夫…。