一人で風邪やインフルエンザで臥せっていると、たちまち部屋全体の空気がよどみ劣化していきます。
とても病気と闘うような環境といえません。
家族もちに比べ養生の期間が長引くのは当然のことでしょう。
まして入院ともなると大変です。
心配してくれる人が身近にいないのは心にこたえます。
着替えや身の回り品でも不自由するでしょう。
入院するならパジャマレンタルから洗濯機まで何でもそろっている、最新の総合病院を選ぶしかありません。
4.最期のときも1人
施設で介護サポートを受けている人は別でしょうが、家族による看取りは期待できません。
それどころか誰にも気付かれないまま逝ってしまい、遺品整理屋のお世話になるということも十分あり得ます。
5.周りからの視線が痛い
なぜ結婚しないの?、誰かいい人はいないの?と言われ続けた挙句、最終的に独身者のことは話題にのぼらなくなります。
うるさいなあ、余計なお世話だ、と思っているうちが華です。
やがて相手ににしてもらえなくなり、将来の孤独への恐怖がゆっくりと頭をもたげてくるようになります。
周囲の人たちの視線は特に変わったわけではないのですが、すでにひがみモードに入っている当人はそれを冷たい、痛いと感じるようになっていきます。
すべて自分の問題なのです。
6.両親に孫を見せられない
両親と孫に囲まれた姿を、誰しも一度は想像したことがあるでしょう。
何しろいずれは結婚したいと答えた未婚者は、男性85.7%、女性89.3%と非常に高い割合です。(第15回出生動向基本調査2015年)
結婚を希望する年齢も男性30.4歳、女性28.7歳と近年はほとんど変わっていません。
理想の通りにことが進めば、まだ双方の両親はそろっているでしょう。
当然そういう図式が想像されます。
しかし同じ調査によると交際相手を持たない未婚者は、男性69.8%、女性59.1%と5年前の同じ調査より10%近く増えています。
理想と現実のギャップは広がるばかりのようです。
7.同年代の友達と話が合わない
ある一定の年齢に到達すると、配偶者や子供の話題が急に増えていきます。
独身者はこれらの輪に入っていけず、黙り込むしかありません。
そして同年代の既婚者とは心理的に、ますます疎遠になっていきます。
仕事関連の話からそれないようにリードでもするしかありません。
しかし疎外感を味わうのはどうしようもありません。
8.もし結婚していたら…と考える
何かの拍子に胸にふと疎外感が広がったとき、結婚していれば良かった、と思うことはないのでしょうか。
そうしたことが続くようになると、後悔しないと決めていた人でさえ、きっと後悔の念がわき上がってくるでしょう。
こんなはずじゃなかった。
何か間違えたのでははないか。
それはいつどこだったのだろう?いつまでも結論の出ない堂々巡りです。
9.ふとしたときの孤独感
一人は本当に気楽でよい、と自由を満喫している時間も、長くなり過ぎると苦痛にかわります。
孤独はふとしたとき感じるだけではなく、次第に長くなり深まる一方となっていきます。