人間というものはほとんどの人が自分のことで精一杯です。
そんなに注意深く人のことを見たりしていません。
ですから人の目を気にしすぎても何の意味もないということです。
5.コミュニケーション障害がある
最近よく耳にする言葉に「コミュ障」というのがあります。
コミュニケーション障害の略語ですが、人とコミュニケーションをとることが苦手という人が非常に多いように思えます。
これは時代の背景も大きく影響してるのでしょう。
何といっても今は誰もがスマホなどを利用するネット社会です。
ネットの中の世界に閉じこもって、生身の人間と交流することを拒絶する人が増えています。
人と関わり合うということは、自分の思い通りにばかりにはならないのは当たり前ですが、それに我慢できない人が増えているということなのでしょうか。
コミュ障というのは一つの疾患のように捉えられていますが、自分のことしか考えられない人間が増えたことにも一因はあるのではないでしょうか。
人と協力して何かを成し遂げるのが苦手
最近は大手企業でも協調性という能力が重視され評価の対象になっているようですが、それくらいチームワークを大切にして、皆と上手くやっていく能力というのが問われている時代です。
昔のように同じ世代の同じような能力を持っている人間が一緒に働くというのではなく、能力、性別、国籍などが違う多種多様な人々が入り混じった会社が増えてきました。
ですから人と協力をして何かを成し遂げるのが苦手という人は、社会になかなか溶け込んでいきにくい世の中となっています。
人と協調できないから次第に人と絡むのを避け始め、やがては社会からドロップアウトしていくのでしょう。
ニートのままだと未来は暗い
いつまでニートを続けるのか?どこかで踏ん切りをつけないことにはいけません。
これからの未来の深刻な問題として「80-50問題」というものが言われています。
これはロスジェネ世代が50代に突入した時、その親は80代に入ってくるろいう問題です。
今、親が健在なロスジェネ世代のニートは、親の年金などに頼って家に寄生して生きていますが、親が80代に入り亡くなると頼れるものを失い、路頭に迷う人間がたくさんでてくるだろうということです。
おそらくこの世代のニート達は年金をちゃんと収めている割合も少ないでしょうから、即生活保護の対象となり、政府の財政をさらに圧迫することも考えられます。
経済的に自立できない
ニートを続けている限り誰かに頼らないと経済的に自立することができません。
今の時代パソコン一台で稼いでいる人もいますが、完全に自立できるくらい稼いでいる人など、ほんの一握りです。
実家に引きこもっているということは親のお金に依存しているということです。
もし、親が死んでしまったら今住んでいる実家にい続けることはおそらく出来ないでしょう。
家に住むには税金や維持費などたくさんのお金がかかります。
ニートにそんなお金を払う力はないと思います。
今は働かずに楽して稼ぎたいと考える人間が本当に多いと思います。
一つの例としてYouTubeなどの動画で広告収入を得て生活しているような人間に憧れて、自分もそういったことを真似てみたりする人たちです。
しかし、そうしたことで人気のある人達も、陰でどれほどの努力をしているかということについては考えていないのかもしれません。
楽に稼げるものなんてないのですから。
社会福祉に頼らざるを得なくなる
結局、社会福祉に頼らなくては生きてはいけませんが、ニートの多くは国民年金さえまともに払っていない人が多くいます。
そういった人々は生活保護に世話にならなければならない可能性が非常に高いと思います。
今でさえ日本の国家の借金は1000兆円を越えていると言われています。
働き盛りの人間が減り続け、税金を納める人がどんどん減っている現実を見てみると、厳しい未来が待っていると言わざるを得ません。
現在、派遣社員として一カ月フルで働いても手取りで20万以上もらおうと思うと一日も休んではいけないような計算になると思います。
一生懸命働いても十数万で、働かずに生活保護でも十数万もらえるということになったら、誰もが後者を選びたくなると思います。