大切だとわかっているのに、面倒だからやらなかったツケを今になって支払っているわけです。
年齢が上がるにつれ、大事にすべきことが、対人関係、貯金、家族と変化していきます。
その時々に最優先すべきことを見誤らないよう心がけましょう。
9.過去に執着するな
今を大事にすること以前に、過去に執着している人はいますぐにやめるべきです。
繰り返しになりますが、過ぎたことを修正することはできません。
執着というのは、単に思い出して心がギュッと苦しくなったりするレベルではなく、強く惹かれる、または心を囚われてどうしても忘れられないようなものを指します。
つまり、全く関係のないことをしていても、常に心あらずの状況です。
その対象が過去なんて、あまりにも生産性がありません。
そして何より、記憶の中の過去は多くの場合において事実とは異なっています。
考えることの全てが妄想になりかねないのです。
ある番組で、芸能人が学生時代に恋をした相手と再会しようという企画をやっていました。
そのとき、男性芸能人が「俺はモテていた」と言い、さらに「○○さんから告白された」と言いっていました。
その記憶を頼りに番組スタッフが○○さんと当時の仲間たちを集めて話を聞いたところ、事実は「モテていない。子供からは人気だった」「告白していない。してきたのはそっちでしょ」という話でした。
…なんともいえない結末でしたが、何が言いたいのかというと、これくらい記憶はズレるということです。
ズレているかもしれない過去に執着するのが、どれだけ無駄なことかよくわかる例ではないでしょうか。
10.努力は裏切らない
かの有名な作曲家ベートーヴェンがとても良いことを言っています。
「努力した者が成功するとは限らないが、成功した者は皆努力している」。
まさにこの通りで、努力は必ずしも報われるとは限りませんが、裏切りはしません。
先にも記載したように、自己評価だけは過程を重視して良いので、努力したという自負が自信をもたらしてくれます。
ただし、努力はあくまでも自己評価の範疇なので、他者へアピールしてはいけません。
野球の長嶋茂雄さんは「努力してますと練習を売り物にする選手は、プロフェッショナルといえない」と言っています。
努力は裏切らない、と合わせて肝に銘じておきましょう。
11.自分に大事なものは何があっても離すな
漫画や歌詞に出てきそうな言葉ですね。
なんだかヒーロー感が溢れてますが、改めて大切なことでもあります。
大事なものを離してしまうと、他のことがより一層どうでもよくなってしまうのです。
わかりやすい例としては、家族のために頑張って仕事をしていたつもりが、家族をないがしろにして仕事に明け暮れる、などが挙げられます。
それで愛想を尽かした家族がいなくなってしまったら、なんのために働くんだか、わけがわからなくなりますよね。
独身に戻るなら、もうそこまで稼がなくてもいいわけだし。
じゃあ無理矢理家族を縛り付ければいいのかという話でもありません。
大事なものはちゃんと大事にしておきましょう。
それがあるからこそ、何かを頑張ろう、続けよう、今は耐えようという力が湧いてきます。
12.がむしゃらにやってみろ
どれだけ頭を使っても正解が見えないようなことも世の中にはあります。
そういうときは、もうがむしゃらにやってみるしかないです。
とりあえず出来る限りのことをやって、そこで初めて視界が開けることも少なくありません。
ロックスターが叫ぶような熱意溢れる雰囲気は不要です。
これもまたアピールのためではありませんからね。