あなたは自分に自信がありますか?
そう聞かれて、堂々と「あります!」と答えられる人は少ないでしょう。
謙虚さが美徳とされる日本人においては、堂々と自分に自信を持っていると口にすることに対して厭う傾向があるのも、理由の一つかもしれません。
しかし、自分に自信を持つのはとても良いことです。
自分に自信を持つことで、どのようなメリットが得られるのか、それを詳しくご紹介していきます。
自分に自信を持つことにはいいことがたくさん!
私たち日本人はどちらかと言えば、自分に自信がない民族なのかもしれません。
昔から謙虚の心や、自分を下げて相手を上げる他者とのコミュニケーション方法を重要視してきたことが、自然と心の内に「自分なんて・・」と自身を卑下する考えを作り出してしまった可能性はあります。
また、人から褒められた時には「自分なんてたいしたことない」と否定をしながらも、心の内では嬉しい気持ちを抱いてしまう。
さらには落ち込む友人を励ましながらも、その友人よりは自分の方が幸せだと感じてしまう、そんな矛盾した気持ちに苦しんで、その結果「自分はなんて最低な人間なんだ」と自分自身に対する自己評価が低くなってしまうこともあるでしょう。
そういった自身に対するネガティブな感情は、自分に自信がないからこそ感じてしまうものでもあります。
しかし、自分に自信を持つことで、そういった苦しみや悩みの感情からは解放されるのです。
そして自分に自信が付くことで、これまでよりも良いことがたくさん自分の中に舞い込んでくるようになります。
自分に自信を持つことのメリット12選
自分に自信を持つことで、一体どのようなメリットが得られるのでしょうか?
少なくとも、これまであなたが送ってきた人生よりも、もっと豊かで充実した人生になることは間違いないでしょう。
自分に自信を持つと、人によっては本当に人生観や生き方がガラリと変わります。
家にこもりがちだった人が積極的に外へ出かけたり、苦手なものが多かった人が少しずつそれを克服していったり、大げさではなく、自分に自信がつくとそれだけ大きな変化があるのです。
具体的にはどのようなメリットが得られるようになるのか、以下にご紹介していきます。
1.動じなくなる
自分に自信が付くと、ちょっとやそっとのことでは動じなくなります。
外で誰かに理不尽な絡まれ方をしても、こちらもカッとならずに落ち着いて対応することが出来ます。
また、仕事でミスをしてしまっても、ミスしたことはきっちりと反省をし、気持ちを切り替えて次に活かせるようになります。
例え人から傷つくようなことを言われることがあっても、「この人にとっては自分がこう思えたんだな」と冷静に受け止めることが出来るようにもなります。
人間ですから、ミスがあれば慌てますし、傷つくことを言われれば誰でも落ち込みます。
しかし自分に自信が付いていると、ミスがあっても反省から気持ちの切り替えまでが早いですし、落ち込むことがあっても、いつまでもそれを引きずったりはしません。
「これはこうなんだ、あれはああなんだ」という判断力や理解力がしっかりと付くため、些細なことでは動じなくなるのです。
2.精神的余裕が生まれる
自分に自信が付くと、精神的な余裕が生まれて、少しのことでは心が乱れなくなります。
剣道や武道の達人に対してや、卓越した技術を持つ職人などについて触れる時に、「心を乱さない」という言葉を耳にする機会があると思いますが、それは精神的な余裕があるからこそ出来ることなのです。
達人の域にまでは達しなくとも、自分に自信が付くことで、それと似たような乱れにくい心を身につけることが出来ます。
例えば自分に自信がない人は、周りの人の噂話に心を一喜一憂されやすいです。
誰かがこちらを見ながらひそひそと噂話をしていれば、「もしかして自分のこと?」と不安になり、気持ちが落ち着かなくなります。
また、理不尽なことを言われた時に、相手の迫力に押されて本心とは矛盾した発言をしてしまい、心中ではずっと納得出来ないままの状態になってしまいやすいです。
仕事でミスをすればそのことでいつまでも落ち込むためさらにミスを連発しやすくもなります。
とにかく何かあるたびに、周りの人の視線や評価が気になって仕方がないのです。
しかし、自分に自信が付くとそれらのことはほとんど気にならなくなります。
誰かが陰口を叩いていても「直接自分には言えないんだな」と思うだけで、陰口を叩かれることに対してはさして動じなくなります。
また、ミスを起こしても直ぐに反省して次に繋げようとするため、それ以上くよくよすることはありません。