日々の生活に忙殺されて心が疲れてしまった時、どのようにささくれた心を癒していますか?
家で家族やペットとのんびりと過ごしたり、友達や恋人と出かけたり、趣味に没頭するなどして疲れを癒している人も多いと思いますが、美術館・博物館に行ってアートを楽しむというのも一つの手です。
「楽しみ方が分からない」「アートを見て癒されるという感覚が理解できない」と思う人も多いかもしれませんが、自然に囲まれた静かな空間の中じっくりとアートと向き合うと他のことを何も考える必要がないので思考や気持ちが整理されます。
美術館や博物館に行き慣れていないという人も、「好きかもしれない」「面白そう」と思えるテーマのものから観に行ってみてはいかがでしょうか。
今回は神奈川県にエリアを絞っておすすめの美術館・博物館をご紹介していきます。
神奈川県のおすすめ美術館
神奈川県立近代美術館
(ホームページ画像の出典:神奈川県立近代美術館公式サイト)
神奈川県立近代美術館は、終戦してまだ間もない1951年に設立された日本初の公立近代美術館です。
所蔵している作品の数はおよそ15,000件。所蔵品の中には岸田劉生氏の「童女図」や北大路魯山人の「信楽灰被大壺」などの有名な作品がいくつもあり、かの有名なパブロ・ピカソの陶器作品も保存しているようです。
洋画・日本画・彫刻・工芸など様々な作品を基に作家やテーマ別に企画展・コレクション展なども定期的に開催されています。
また、葉山館にはレストラン オランジュ・ブルーが、鎌倉別館にはカフェ ピナコテカが併設されており、観覧券を持っておらずとも利用することができます。
軽食はもちろんのことランチやディナーも楽しむことができるので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
電話番号:葉山館/046-875-2800、鎌倉別館/0467-22-5000
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
休館日:月曜日、展示替期間、年末年始
入館料:一般/250円、20歳未満と学生/150円(高校生は100円)、65歳以上/100円(企画展は別料金)
ホームページ:http://www.moma.pref.kanagawa.jp/
玉村豊男ライフアートミュージアム
(ホームページ画像の出典:玉村豊男ライフアートミュージアム公式サイト)
玉村豊男ライフアートミュージアムでは、画家・エッセイスト・ワイナリーオーナーなど幅広く活躍する玉村豊男氏の絵画を常時50点展示しています。
「ブドウの時間 リザーブ」「収穫されたタマネギ」など、植物や花、街の風景を中心とした作品は見るものに癒しと安らぎを与えます。
特に気に入った作品はその場で購入することも可能ですが、ミュージアムショップでも作品を基にデザインしたポストカード・食器や作品集を買い求めることもできます。
玉村豊男氏の視点から切り取った日常を作品を通してぜひ感じ取ってみてください。
電話番号:0460-83-1071
開館時間:平日/10:30~17:00、土日祝日/9:00~17:00
休館日:無休
入館料:無料
ホームページ:http://www.ashinoko-terrace.jp/museum.html
箱根ドールハウス美術館
(ホームページ画像の出典:箱根ドールハウス美術館公式サイト)
箱根ドールハウス美術館では、館長が20年以上もの歳月をかけて収集したドールハウスのコレクションを展示しています。
18世紀後半に制作された「ハスケルハウス」、20世紀初期に制作された「モッツ雑貨店」など、100年~200年以上前に緻密に作られた美しいドールハウスを見ることができます。
その作品の一つ一つから当時の建築様式や生活スタイルなども垣間見ることができるので、海外の建築・文化について興味がある方や勉強している方にとっても非常に為になる展示であると言えます。
併設されているカフェではワークショップも開催されているので、実際にミニチュア作品作りを体験することもできます。
ミニチュアを通して遥か昔の外国の人々の生活スタイルに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
電話番号:0460-85-1321
開館時間:4月~10月/10:00~17:30(最終入館17:00)、11月~3月/10:00~17:00(最終入館16:30)
開館日:月曜日・金曜日・土日祝日(火曜日・水曜日・木曜日は予約制)
休館日:12月31日~1月3日
入館料:大人/1,200円、学生(中高大)/1,000円(小学生は700円)、小学生未満無料
ホームページ:http://hakonedollhouse.jp/
カスヤの森現代美術館
(ホームページ画像の出典:カスヤの森現代美術館公式サイト)
カスヤの森現代美術館は、1994年に設立されて以来現代美術に焦点を置いて作品を収集・展示してきました。
マキ・ナ・カムラ、今津景、柳澤紀子、シモン・パシエカ、草間彌生などをはじめとした国内外のアーティストの作品を幅広くコレクションしています。
また、美術館は竹林に囲まれているのでアートだけでなく自然をも感じることができます。
静かな空間の中アートを楽しむことで、日々の喧騒を忘れゆっくりとリラックスすることができるでしょう。
電話番号:046-852-3030
開館時間:10:00~17:30
休館日:毎週月曜日・火曜日・水曜日(展示替え期間)
入館料:一般/700円、学生/600円(小学生は400円)
ホームページ:https://www.museum-haus-kasuya.com/
神奈川県のおすすめ博物館
神奈川県立歴史博物館
(ホームページ画像の出典:神奈川県立歴史博物館公式サイト)
神奈川県立歴史博物館は現在5万点をも超える資料を所蔵しています。
常設展示では「さがみの古代に生きた人びと」「都市鎌倉と中世びと」「近世の街道と庶民文化」「横浜開港と近代化」「現代の神奈川と伝統文化神奈川県の歴史」の5つのテーマで展示を行なっており、神奈川県の歴史について多角的な視点から知ることができます。
講演会や展示解説だけでなく、最近ではオンライントークやオンライン現地ツアーなどにも積極的に取り組んでいるため、県外の人も気軽に楽しめます。
神奈川県立歴史博物館の建物自体も1904年に横浜正金銀行本店として建てられたものを使用しており、国の重要文化財にも指定されています。
旅行で訪れた人も神奈川県出身の人も、神奈川県がどのような歴史を辿ってきたのか知るためにぜひとも訪れたい場所であると言えるでしょう。
電話番号:045-201-0926
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館)
入館料:20歳以上/300円、学生・20歳未満/200円、高校生・65歳以上/100円、中学生以下/無料(特別展は別料金)
ホームページ:https://ch.kanagawa-museum.jp/
シルク博物館
(ホームページ画像の出典:シルク博物館公式サイト)
横浜が開港されて以来横浜から輸出されたものの約7割はシルクだったこともあり、横浜はシルクの街として知られています。
シルク博物館は1959年に横浜開港百年記念事業の一環で設立され、「絹の博物館」としてシルクについて幅広い年代の人々に伝えてきました。
常設展では蚕が繭を作る様子、シルク製品がどのようにできるのか、シルク製品が我々の生活の中でどのように活躍しているのかなどについてテーマごとに細かく展示されています。
シルクスカーフ染め体験、手紬糸作りの講習会など他では体験することのできないワークショップも随時開催されているので、訪れた際にはぜひ参加してみてください。
電話番号:045-641-0841
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
休館日:月曜日、年末年始
入館料:一般/500円、65歳以上・大学生/300円、高校生・中学生・小学生/100円
ホームページ:https://www.silkcenter-kbkk.jp/museum/