そういったものをたくさん考えて、興味をもって捉えていくとたくさんの引き出しを持てるようになります。
このように考えながら日常を過ごしていくこと、ただ出された料理を自分の胃の中に運ぶだけの作業として捉えてしまう人間とでは知識の差が大きく差が生まれていきます。
料理に限定してお話をしましたが、これは料理に限った話ではなく日常に存在している物事全て共通することです。
意義という言葉にはこのように物事の価値というとても大事な意味が存在しているのです。
2.物事の重要性
次にご紹介する意義という言葉の意味は「物事の重要性」という意味です。
先ほどご紹介したように私たちは日常的に様々な物事を経験しています。
そしてその物事に関しては様々な価値、そして重要性が存在していると考えることが出来ます。
もちろんこれは人によって考え方が違うかもしれませんね。
自分にとってはこの物事は価値があると捉えることができるが、他の人からしてみれば全く価値がないように考えられるかもしれないというものは存在しています。
このように人によってその物事の重要性が違うからこそ価値観の違いというものが生まれていくのです。
それは自分自身が今存在している環境であったり、これまでに育ってきた生活環境や身の回りの人間による影響がとても大きいです。
他人と全く同じ考え方であったり、価値観を持っている人間はほぼいませんよね。
それはこれまでの人生で経験してきた事が人によって違うからなのです。
しかし突き詰めて考えてみれば人によって考え方が違うだけであって、実は全ての物事に意義が存在していると考える事も出来ます。
先ほどご紹介したようにある人はこの物事に対して重要性を感じているが、他の人は別のことに重要性を感じているという風に、必ずしもたくさんの人間がその事に対して重要性を感じていないだけであって、少数派でも重要性を感じていればそれは意義が存在する事になるのです。
つまり多いか少ないかの差なだけであって、考え方次第ですべての物事の重要性を見出すことが出来るという事です。
これを踏まえて考えてみると、やはり私たちの日常で体験する様々な物事に積極的に意義を考えられる人間は魅力的な人間であると考えることが出来ます。
「意味」とはどう違うの?
簡単に意義という言葉の持っている意味についてご紹介していきました。
意義という言葉もっている意味を考えてみると、「意味」という言葉とかなり似ていると感じる方が多く存在すると思います。
具体的に意義という言葉と意味という言葉の違いを説明できる人間は少ないと思います。
しかし厳密にご紹介するとこの二つの言葉は違う意味を持っています。
では具体的にどのような違いがあるのかと考えた時に、改めて二つの言葉の持っている意味を比べてみましょう。
「意義」は「物事が持つ価値や重要性」という意味で、「意味」が持っている意味は「言葉や記号などが表す内容、物事が持つ価値や重要性」という意味になります。
なので共通する意味は持っていますが、わかりやすく説明すると意義を英語一言で表せばWHYになるのです。
そして意味はWHATになります。
つまり、WHY(なぜ)とWHAT(何)という違いです。
つまり意義は、なぜそれが必要なのか、なぜそれが存在しているのかというような解釈で進めることが出来ます。
そして意味はそれは何なのか、という解釈で進めることが出来ます。
似ている言葉ではありますし、日常会話の中では同じように解釈したり、同じような意味で言葉にすると思いますが、よく考えてみると違う言葉なんです。
でもわかりやすく例を出して考えてみましょう。
例えば「食事」という事をテーマにして考えてみます。
食事の意味は、食べる事、そして意義は生きるために食べると考えることが出来ますね。
もっと難しい言葉で表現するならば、食材を調理して食べる事が意味、そしてそれぞれの食材の栄養素を食べる事で摂取し、生命活動のエネルギーとして蓄える、とでも表現してみると明確に違いが分かるようになると思います。
全てのことに意義がある
先ほどご紹介したように全ての物事に関しては本来考え方を変えてみれば意義があると捉えることが出来ます。
その物事の意義を感じられるか感じられないかは自分の考え方次第ということです。
だからこそすべてのことに対して意義を感じて、見つけて、それをよりたくさん理解するようにしていただきたいという事です。
全ての物事に対して意義を感じながら生活している人と、日常の様々なことに対して意義を感じないで生きている人はちょっと話をしただけで全く違います。