2017年に行われた総務省の調査による日本国民の平均貯蓄額は、1820万円。
予想以上の額に驚く人も多いでしょう。
しかし、これは全ての年代の国民を総じた場合の金額です。
1000万を超える金額にあまりピンと来ない人も安心してください。
この額は主に60代以上の人たちの貯蓄額が全体の平均を押し上げています。
実際、20代の平均貯蓄額は184万円。
この金額を見て、「同じくらいだ」という人もいれば、「そんなに無い」という人もいるでしょう。
それもそのはず。
20代のうち、貯金している人は全体の5割弱、残りの4割は全く貯金をしていない!…ということです。
自分の収入や貯金を確認しては、「周りの人はどのくらい貯めてるんだろう」と不安になったりすることもあるのではないでしょうか。
もしもなにかあったら…と思うと、心配になりますよね。
しかし、実際のところ、新卒のうちは、給与の基本支給額が高くないため、生活とちょっとの娯楽で給与は底をついてしまいますよね。
貯金をするだけの余裕が無いのが本音です。
それに、貯金をしなければ、という焦りもあまりないでしょう。
どちらかと言うと、飲みに行ったり、買い物をしたりするなど、遊びたい盛りの時期だと思います。
学生時代が終わり、独り立ちしたことで自由度が増し、楽しさも増えることから、貯金どころでは無いという人が多いんです。
20代前半は自分の成長のために使うべき
20代前半のうちは、たくさんの経験をすることが大切です。
自分のために、好きなようにお金を使うことも、ひとつの経験です。
後からちょっと後悔するような散財も、失敗してしまった経験も、いずれは教訓となり、後の自分のために役立ちます。
やらないよりも、やった後悔をした方が、数年後に振り返った時に良い思い出となっているでしょう。
20代後半からはしっかり貯金を始めよう
20代の後半になると、結婚や出産といったライブイベントについて考えることが多くなるため、貯金をスタートする人も増えてきます。
ゆくゆくの将来に備えて、貯金をはじめておいて損はありません。
結婚はもちろんですが、もし何かあって働けなくなってしまったら…身内に何かがあったら…など、さまざまなケースを想定して備えておくことは大切です。
毎月数万円ずつ貯金できたらベストですが、なかなか難しい人は、500円貯金からはじめてみるのもいいですね。
見える形で貯めていくと、増えていくのが楽しくなりますよ。
しっかり目標や期間を考えて貯めることが大事
本気で貯金をしたい人は、貯金する金額を具体的に目標立てしたり、一定期間でのノルマを作ると良いでしょう。
ただ貯めるだけでなく、目標を決めた後に、なにか御褒美を作ると継続しやすくなります。
例えば、目標を達成したらそのうちの幾らかで好きなものを買う、など、貯めることへのプラスアルファになるメリットを考えるといいですね。
6.親孝行について
自らが働くようになると、人を1人育てることがどれほど大変なことなのか。
両親がどれだけ頑張って自分を養っていたのか、お金の大切さやありがたさが身に染みるようになります。
家を持つこと、食べることが、どれだけ大変かを知るうちに、親の偉大さや尊さに気付くはず。
若いうちは気付かずに反発したり、親不孝をしてしまった経験がある人もいるでしょう。
そんな人ほど、「恩返しをしたい」という気持ちが大きくなるものです。
これまでの感謝を込めて行動に移そう
働くことの苦労を知り、1人前の大人になったからこそ、生み育ててもらったことへの感謝を素直に認められるようになります。
その感謝の気持ちを、どのようにして表現するかは、人それぞれです。