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20代後半になったらそろそろ考えた...(続き6)

20代後半になると、学生の頃や、20代前半の頃に比べて、仕事のキャリアやプライベートのライフスタイルに個人差が開きやすくなります。

20代後半は、人生の分岐点と言われる30代を目の前に、感傷的になって、落ち込むことが多くなる時期でもあります。

自分と周りの友人を並べて比較した時に、生活の質や考え方の違いなど、他人とのギャップを感じてしまうこともしばしば。

なぜ、周囲とのギャップを感じるのか。

…その理由は、大人になったから、なんです。

若い頃は、友人同士のコミュニティが狭く、関係性がとても密接で距離感が近いため、同年代の人とは同じ温度感で話題や感情を共有していましたよね。

しかし、大人になるとそうといきません。

10代後半~20代前半では、義務教育を経てほぼ同じタイミングで学生時代を卒業し、一斉に社会に出ていきます。

この頃までは、同世代の友人達とそこまで大きなギャップはないでしょう。

しかし、社会人になり、どんな仕事をしたか、どんなプライベートを過ごすかは、それぞれの置かれた環境によって大きく異なります。

学生時代には、ほとんど同じ足並みで進んでいたはずの人たちも、進路を選び、企業に勤めるなど、各自が全く違う道を歩みはじめます。

積み上げた経験や学歴、キャリアによって、身を置く環境や、収入にも差が生まれるでしょう。

仕事関係だけでなく、プライベートも同様。

20代後半ともなれば、結婚して子供を授かり、順風満帆な家庭を築いている人もいます。

中には、仕事で成功して、独立をしようなんて人も。

結婚も仕事も何もかも、全ては自分自身で選ぶ道で決まります。

抱いている将来ビジョンの理想形も、個人でそれぞれ違うものです。

しかし、“隣の芝生は青い”なんてよく言ったもので、自分以外の人の人生は、何だかとても素敵に見えてきます。

決して、他人の人生が完璧なモデルケースということはありませんが、なんとなく、自分より1歩も2歩も先を行く“成功者”に見えたり、“幸せ者”に思えてしまうことはありませんか?

そうなると、途端に自分の人生が、ひどく不幸せで惨めな日々に思えてしまうのです。

考える時に注意すべきこととは?

20代後半となると、考えることが多くなり、仕事について、人生についてなど、真面目に悩む時間が多くなるでしょう。

しかしそんな時も、あまり根を詰め過ぎてはいけません。

考えごとをする時は以下のことに注意してください。

*周りの友人と自分を比べすぎない
*人は人、自分は自分の人生を生きるべき
*焦って決めないことも大事
*雑誌や先輩の意見を参考にしてみる
*ものごとの結論は一つではない
*人の意見より自分の納得する道を選ぶ

正しい答えや一般論ばかりに惑わされず、自分自身が「これだ!」と思える答えを見つけて、堂々と、後悔のない選択をすることが大切です。

20代後半は人生で大切な時期!しっかり考えよう

20代後半になり、一人前の大人として、社会人として、自分の人生と向き合った時に、あなたはこれまでの自分が過ごしてきた日々をどう振り返るでしょうか。

「よくやってきた」と思うか「全然だめだった」と思うかは、それぞれだと思います。

既に過ぎ去った過去は、どうしたって変えることはできませんが、これまで歩んできた日々を、これからの人生にどう生かしていくかによって、30代を迎えるあなたは大きく変わっていくでしょう。

「このままでいい」と思う人は、その考えが妥協から来るものなのか、満足感から来るものなのかをよく考えてみてください。

「このままじゃいけない」と思う人は、どうしてそう思うのかキチンと自分自身に問いかけ、今後どうなっていきたいか、できる限り明確なビジョンを描いてみてください。

20代前半の頃は分からないことも多く、不明瞭で曖昧だった将来のキャリアや目標も、きっと今ならば分かるはずです。

30代になってから考えればいいや、と問題を先延ばしにするのではなく、少しでも心に疑問が生じた時にこそ、今がそのタイミングなんだと受け止めて、じっくり考える時間を作ってみてはいかがでしょうか。

あなたらしく、前向きな答えがでるまで、焦らずに考えてみましょう。