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ニアミスな経験9選!やっちゃったと...(続き2)

たとえば「犬猿の仲の2人がたまたま同じ時間帯に、同じスーパーで買い物をしていた」とか「本命と浮気相手が隣同士で食事をしていた」など、偶然なにも知らずに接近して、結果顔を合わせることなく済んだ場合に「ギリギリセーフ」というニュアンスで使われます。

危機管理の場合

ニアミスは、危機管理の場合にも使われることがあります。

ただ、危機管理の場合において使われるニアミスは、物同士や人同士のあいだで使われる「接近」や「すれ違い」とはニュアンスが異なります。

また、危機管理の場合のニアミスは、主にビジネスシーンで使われることが多く、社会人であれば少なくとも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

重大事故の一歩手前

ビジネスシーンの危機管理の場合において使われるニアミスには「重大事故の一歩手前」という意味があります。

たとえば、お客様に大きな被害は出なかったが、なんらかのミスをしてしまったなど。

主に医療現場において、ニアミスという言葉はよく使われています。

一般企業でも使われることはありますが、ニアミスというよりも、似たような意味を持つ「ヒヤリハット」という言葉の方が馴染みがあるかもしれません。

乳幼児突然死症候群(SIDS)の一歩手前

「ニアミスSIDS」という言葉をご存知でしょうか?医療現場に勤めている人や出産を経験したことのある人であれば、もしかすると耳にしたことがあるかもしれません。

このニアミスSIDSとは、睡眠中などに乳幼児が突然死してしまう「乳幼児突然死症候群(SIDS)」と深く関わりを持つ言葉です。

要するに、乳幼児突然死症候群(SIDS)のうち、死に至る一歩手前で無事に助かったことをニアミスSIDSといいます。

ニアミスの類語

ここまで、ニアミスについて説明してきました。

ニアミスとは、もともと「航空機の異常接近」という意味を持った英語であり、それが日本でも使われるようになりました。

また、日本で使われているニアミスは、物同士や人同士、さらには危機管理の場合になど幅広いシーンで使われているのが特徴です。

そのため、それぞれのシーンに合った使い方ができるように、意味を覚えておくといいでしょう。

それでは、ここからはニアミスの類語を紹介していきます!

ヒヤリハット

ヒヤリハットとは「大きな事故や災害には至らないが、作業中にヒヤリとしたり、ハッとするような出来事が起きてしまう現象のこと」を意味する言葉です。

ニアミスと同様にギリギリセーフというニュアンスで使われることが多いです。

ちなみに、ヒヤリハットは人の不注意や判断ミスによって起きてしまったことを指します。

また、ヒヤリハットはビジネスシーンで使われる機会が非常に多いため、社会人を経験したことがある人であれば少なくとも一度は聞いたり、実際に使ったことがあるのではないでしょうか。

ニアピン

ニアピンとはゴルフ用語で「ボールがホールにもっとも近づく」という意味があります。

要するに「非常に惜しい」ということを表現する言葉です。

ゴルフに詳しくない人であっても、テレビ番組等で「ニアピン賞」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?ちなみに、ニアピン賞の意味は「優勝にもっとも近い賞」になります。

ニアミスだと「なんとか大丈夫だった」といったなんだかネガティブなニュアンスになってしまいますが、ニアピンだと「惜しい」「あともう少し」といったポジティブなニュアンスとして使われることが多いです。

インシデント

インシデントとは「軽い程度で済んだが、もしかすると大惨事になっていたかもしれないこと」を意味する言葉です。

インシデントもまた、ヒヤリハットと同様にビジネスシーンで使われることが多いです。

ただ、ヒヤリハットと大きく異なる点は、人の不注意や判断ミスに対して使うのではなく、医療や情報セキュリティなどの危機管理の場合に使われるということ。

ニアミスの本来の意味である、航空の分野でも使われるため、状況に応じてうまく使い分けてみましょう。

危機一髪

危機一髪とは「あと一歩間違った選択をしていたら、非常に危険な状態になっていたこと」を意味する言葉です。

そのため、基本的には今現在の状況ではなく、過去の出来事を指す言葉になります。

また、危機一髪と聞くと、おもちゃの「黒ひげ危機一髪」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

差す場所を間違ってしまえば、すぐにでも黒ひげが飛び出してきてしまう、あの緊張感が押し迫る瞬間は、まさに危機一髪な状況といえますね。