そのため、ある一定の年齢まで勤めればそれなりに余裕のある生活はできるでしょう。
一方、勤務時間や休日においては変動的で安定しているとは言い切れません。
特に大きな災害や火災が起きた場合は24時間以上連続して勤務する場合もあります。
家族の予定があっても仕事が優先されるため、一緒に暮らす家族としては予定が立てづらい、急な対応に追われるなどのデメリットを感じる方もいます。
しかし、地方公務員や国家公務員のため世間体や社会的信頼は守られます。
きちんと業務を遂行していればリストラなどもないため、長期的に働く上では安定しているといえるでしょう。
消防士はどんな生活をしているの?
それでは消防士の男性は普段どのような生活を送っているのでしょうか?
男性社会のため、消防士の生活を知らないという女性も多いでしょう。
次は消防士の生活や働き方などについて詳しく紹介していきます。
消防士の1日ってどんな生活?
消防士の1日は前日から勤務している隊員との交代業務から始まります。
その後、消防車の点検や装備品、救急用具などに異常がないかチェックしていきます。
出動要請がない時間はストレッチや腹筋、腕立て伏せなどの体力錬成や放水、救急、救助訓練など部隊ごとの訓練プログラムなどを遂行していきます。
出動要請がある場合はどの時間帯においても出動が最優先となり、現場へ向かいます。
お昼や晩ご飯は消防署内で取るのが基本です。
出動要請に対応できるよう、弁当を持参するか消防署内での自炊となります。
日中の勤務後には1時間程度の自由時間があり、仮眠の時間もあります。
もちろん、この時間内でも出動要請があれば対応します。
翌朝は再び消防車の点検や装備品、救急用具などの点検を行い、交代の隊員と引継ぎ業務を行って1日の業務が終了となります。
消防士は夜勤ばかりなの?
消防士は基本的に24時間勤務のため、自然と夜勤もセットとなります。
コンビニのシフトのようにお昼だけ、夜だけといった働き方はありません。
また、当番、非番、休日が順番に回ってくるため、まったく休みが取れないというわけではありませんが、場合によっては24時間以上勤務することもあります。
一方、夜には仮眠の時間もあるため、必ずしも24時間ずっと起き続けているわけではありません。
それでも出動要請があればすぐに駆け付けなければいけないため、気を抜けない仕事であることには変わりありません。
消防士は夜型?朝型?
消防士は基本的に24時間勤務のため、朝も夜も仕事があります。
それでも夜間に対応するため、夜型の人間が多い傾向にあります。
特に火災や事故は人が稼働している時間帯に多く発生するため、早朝よりも日中から深夜にかけて起こることが多いのが特徴です。
そうすれば自然と夜の出動が増え、体も夜型に変わっていきます。
消防士の食事に気をつけることはある?
消防士にとって食事は非常に大切です。
体のコンディションを良好に保つためには、バランスの良い食事が欠かせません。
特にエネルギーを多く消耗する仕事のため、たんぱく質の多い食事が理想です。
白米や麺などの主食はもちろん、肉や魚などの動物性たんぱく質も多く取り入れましょう。
また、一度に大量の食事を取るため、なるべく濃い味つけの方が好まれます。
あまり薄味だとご飯が進まず、十分なエネルギーを摂取できない可能性があるのです。
もちろん、体のバランスを整えるためにはビタミンやミネラルなども大切です。
肉や魚、炭水化物ばかりではなく野菜もきちんととれるように気を付けましょう。