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シミュレーションする場面10選!絶...(続き2)

さらに、万が一想定外のミスが起きてしまった時でも他の部分で問題なく行動することができていれば、そのミスに対して全力で対応することができます。

シミュレーションをしていない場合だと、初めての状況に戸惑いつつミスのフォローもしなければならないのでキャパオーバーになってしまいがちですが、しっかりシミュレーションをしておけば腰を据えてミスのリカバリーにだけ集中することもできます。

練習中と同じように行動できるのはシミュレーションをすることで得られる効果の中でも最も大切なものでしょう。

意識的に行動できるようになる

どうすれば良いのかを具体的にイメージしてスムーズに動けることだけがシミュレーションによって得られる効果ではありません。

シミュレーションをすることによって、色々な行動を意識しながらできるようになるでしょう。

ぶっつけ本番だと緊張感や、ミスをしないことに対する注意などから、動作の意味は考えずに動いてしまいがちです。

もちろんそれでもミスがなければ問題ありませんが、意識せずに行動していると後から振り返って反省する際に記憶に残らずに困ってしまうことがあります。

また、次の作業に対する改善点を見つけようとしても、無意識の行動から見つけ出すのは至難の業になってしまうでしょう。

しかしシミュレーションをして心に余裕を持ち、動作の意味を考えながら意識的に行動していれば、そうした改善点や反省点なども見つけやすくなります。

すなわち、シミュレーションをすることで他の人よりも上達が速くなっていくのです。

効率的に作業することができる

シミュレーションは将来的な上達に役立つだけではなく、その時点での上達にも大きな影響をもたらします。

しっかりシミュレーションをしていくことで、集中しなければならない部分と肩の力を抜いて作業しても良い部分を見極めることができるでしょう。

そうすると、自分の中でオン/オフを上手に切り替えながら作業することができます。

自然と、効率的に作業することができて周りの人よりも時短ができるでしょう。

効率的な作業で空いた時間によって作業をしっかり見直して作業中に見つけることができなかった改善点を見つけるのも良いでしょう。

あるいは早く帰って余暇を楽しむのも良いですし、仕事に役立つようなスキルを磨いたり勉強をしたりして、ステップアップを目指すのも悪いことではありません。

効率的な作業ができるようになれば、自分の自由に使える時間が増えるので色々なことが楽しめるのです。

シミュレーションで無駄を省くことができるから

効率的な作業が可能になるのは、自分の中でオン/オフが切り替えられるという理由だけではありません。

作業内容によっては、シミュレーションの時点で無駄を省くこともできるでしょう。

面接や実験のように決まってマナーや手順がある程度あり、それを守らなければならないものの場合は無駄を省くことは難しくなってしまいます。

しかしながら、自分で自分のために作る料理などの動作であれば、シミュレーションを重ねるうちに省ける無駄に気付くこともあるでしょう。

実際に本番環境での試行錯誤を繰り返さないと無駄に気付けないということもありますが、シミュレーションの時点で気付ける無駄もあるでしょう。

そうした点に気付いてあらかじめ無駄を省くことができれば、オン/オフの切り替えだけよりも大きく無駄を省くことが可能になります。

失敗する回数が減る

ぶっつけ本番で挑んでしまうと、突発的な出来事に対して自分がどのように動くのが最適なのか考えることができず、頭の中が真っ白になって失敗してしまうリスクが非常に高くなります。

しかしながら、シミュレーションをしておけば失敗する回数自体も減らすことができるでしょう。

もちろん、シミュレーションをしたからといって絶対に失敗しないというわけではありません。

シミュレーションの環境とは大きく異なってしまって失敗することもあれば、何度シミュレーションをしても緊張してしまい本番だからこそ失敗してしまうという人もいるでしょう。

しかし、それでもぶっつけ本番で挑むよりも失敗の回数を減らすことは可能です。

現実では出来ないことを試すことができる

実はシミュレーションでは現実に起こり得ることをあらかじめ練習するだけではありません。

模擬面接タイプのシミュレーションではなく頭の中で想像したりコンピュータの演算機能を使ったりするタイプのシミュレーションでは、現実では到底出来ないことを試すこともできるのです。

たとえば核兵器や大きな爆弾などの威力は実際に使ってみて効果を測定することはできません。

しかしながら、ビルの解体などに使うために爆弾を作っているのであれば、ぶっつけ本番で使うのは周囲にも危険なため許されることではありません。

そういった時にシミュレーションを効果的に利用できるのです。

実際に効果があるかを確かめるだけではなく、現実では使えないほどの大きな爆発を引き起こすような状況でも安全性を確認するといった、ある意味で非現実的な実験もコンピュータを使うシミュレーションなら試すことができるでしょう。

科学の進歩のためには、こうしたシミュレーションも非常に重要です。