面接などの受け答えの場合
面接などで相手から自分の意思を聞かれた場合に、このように答えることもできます。
面接に来ている時点で仕事に興味を持っているのは想像できますが、自分の言葉で面接官に伝える際に使える例文です。
「従事」を使うときの注意点
従事の意味がわかっていても間違った使い方をしてしまっては、相手からするとそんな言葉の使い方や意味も理解していないのか、とあきれられてしまいます。
正しく適切な場面で日本語を使うという事は、相手に対しての信頼にも繋がります。
恥ずかしい思いをしない為にも、従事という言葉を使う時の注意点をお伝えします。
社名、職種、役職に「従事」はNG
「A建設に従事していました。」、「警察官に従事しています。」、「私は部長に従事しています。」などの、社名や職業名、役職に使うのは間違った使い方になってしまうので注意しましょう。
もし社名を入れる場合は、「A建設で◯◯という業務に従事していました。」と表現するのが良いでしょう。
趣味などには使わない
「私はランニングに従事しています。」、「お菓子作りに従事している。」という使い方はしません。
仕事や研究、課題などに使うようにしましょう。
従事の類語
従事の類語には「服務」、「携わる」、「関与」、「取組」などがあります。
服務
服務は「職務・任務に服すること」という意味を持ちます。
服するには「それを受けて従う。」という意味があります。
そのため「職務や任務を受けてそれに従うこと」と捉えることができます。
従事とは少し違ったニュアンスであることがわかります。
携わる
携わるは、「ある事に関係する。従事する。」という意味です。
携わるには従事するという意味があるため、従事と同じように使うことができます。
関与
関与は、「ある事に関係する事、携わる事」という意味合いを持っています。
従事とは違い、仕事に限定せずに使われることが多いでしょう。
よく使用される例文としては、「彼はこの事件に関与している」などがあります。
取組
取組は「その事に取り組む事、組み合わせる事」という意味合いを持っています。
取組という言葉も日常生活で使用される場面が多いのではないでしょうか。
前者の取り組む事、という意味合いが従事するという言葉の類義語の意味になります。
こうして考えると、どちらの言葉も行うという意味、すなわち、携わる事という意味合いととても似ていますね。
まったく言葉の漢字やイメージとしては関係ない別の言葉のように感じますが、実際に表される意味としては似ているので、混同してしまわないように注意してください。
従事の対義語
従事の対義語は「放棄」、「怠慢」などがあります。
従事の英語表現
従事を英語で表すと「engage in」、「be engaged in」となるでしょう。