「出来栄え」という言葉について取り上げて行きたいと思います。

意味や正しい使い方について。

また「出来映え」との違いなどについても説明していきましょう。

「出来栄え」の意味や使い方は?

それでは「出来映え」という言葉についてじっくりとみていきましょう。

「出来栄え」の読み方は?

読み方は「できばえ」と読みます。

「できさかえ」とは読まないようにしましょう。

「出来栄え」の意味

「出来栄え」の意味について解説してまいります。

出来上がりの様子

「出来栄え」の意味の1つ目は「出来上がった」という状態をいいます。

つまり何かが完了、あるいは完成した状態をさしていいます。

例えば料理が出来たときや絵画などの作品を仕上げていて完成した時に使います。

作成したものの具合

「出来栄え」の意味の2つ目は「作成したものの具合」についていいます。

この際の意味の最も訴えている点は「具合加減」です。

自分の思う通りに作れたか、はたまたそうでなかったか。

どちらにしても仕上がった具合がどのようになっているか、についてを指していいます。

出来上がりの優れていること

「出来映え」の3つ目の意味は「出来上がりの優れていること」です。

この意味が「出来映え」を代表する意味ともいえるでしょう。

例えば「仕事の出来栄えがいい」という例文があったとします。

これは自分の行った仕事の結果が従来にも増して素晴らしかった、あるいは上司から褒めてもらった。

という何らかの成果が確認できた事を意味しているのです。

「出来映え」とは、単に何かが出来上がった状態だけを指していうのではなく、その成果や中身の精度についても問われているのです。

「出来栄え」の例文


それでは「出来栄え」についての例文をご紹介していきましょう。

あまりの出来栄えの良さに自画自賛してしまう

この例文に登場する主人公は自ら何かを作成したのでしょう。

それが手芸品なのか日曜大工で作ったものなのかはわかりません。

要は、その出来上がり感の良さが、今までの中でも最高ランクに分類されるくらいの出来上がりだったのです。

自画自賛してしまうくらいだからかなり良かったのでしょう。

いいものが出来上がったとき、人はその良しあしを「出来栄え」が良いと言うのです。

今年のワインの出来栄えはあまり良くない

ワインの「出来栄え」とはズバリ、味のことです。

そして「今年の」というように時期を断定していますから、今までのワインと比較したうえで出来栄えの云々を評価しているのです。

ワインの出来上がりは外見を見ただけでは判別がつかないでしょう。

やはりワインに精通した人が口に含んで吟味して初めてその出来栄えが分かるということでしょう。

今年の大賞は誰もが唸るほどの出来栄えだった

何かの展覧会かコンテストがこの例文の舞台になっています。

そして大賞をとった作品は今までの作品をはるかに凌駕するくらいの出来の良さだったのでしょう。

誰もが唸るくらいですから相当、優秀な作品のようです。

一般的に「出来栄え」が良いと断定されるものは褒められる対象ということになります。

出来栄えがいいのにけなされる、ということは公式な舞台においてはありえない表現手段なのです。

出来栄えばかり気にしてこだわりが感じられない

芸術作品にしても仕事にしても、そこには個人の特徴を生かした「こだわり」というものが存在します。

つまりマニュアル通りではない、それを逸脱していながらも作品などの出来栄えに華を添える要素となるものがあるということです。

こだわりがあるなしでは人々からの需要の差に大きな変化を生んでしまいます。

つまりこだわりは人にとって役に立つものであり便利で親切なものであるからです。

そのような要素が盛り込まれているものならば多くの人が欲しがることでしょう。

定型的な出来栄えばかり気にしていると、付加価値の高い作品や仕事はできない、ということにもなるのでしょうね。

彼が提出した企画書はなかなかの出来栄えだ

企画書が出来栄えがいい。

つまり求めているものと予算や利益の相互効果が非常に説得力あるものとして計上されているからです。

そもそも企画とは難しいものです。

企画を成功させようと思ったなら消費者が何を望んでいるのか?といった最もシンプルな疑問を的確に取り上げなければならないからです。

望んでいるもの、つまり「ニーズ」を的確にタイムリーにつかみ取るのは簡単そうにみえて実は多くの企画立案において最も頭を悩ませるテーマであるからです。

ニーズというものは一定ではありません。

世の中のあり様が移り変わっていく限り、常に変化していっているのです。

だからそのようなニーズを盛り込んだ企画書が作れたということは、確かに出来栄えのいい企画書である、という結論になるわけなのです。

レポートの出来栄えによって今期の評価が決まる

レポート提出が今期の評価決定に大きな作用を与えたようです。

今期の評価と来ていますから例文の主人公は会社や組織に所属する身分なのでしょう。

出来栄えのよいレポートとは問題提起されたテーマについて5W1Hがよく理解でき相手に対して訴えたい内容が端的に分かるような文章で書かれたレポートなのでしょう。

ということは世の中全般においていかに下手なレポートが提出されているか、ということを物語っています。

記事にしてもレポートにしても慣れです。

何事も場数を踏まないと上達しません。

もちろん、そこには気持ちがこもっていないと上手なものはできません。

出来栄えをよくするためには、それを見る者の顔や感情を思い浮かばせながら行うことも重要でしょう。

「出来栄え」と「出来映え」の使い分け


さて次にまいります。

今度は「出来栄え」と「出来映え」の違いと使い分けについて考えていきましょう。

意味や使い方に大きな違いはない

「出来栄え」と「出来映え」。

「栄え」と「映え」の違いだけなのですが、いったい、どちらが正しい言葉になるのでしょうか?

という疑問を呈してみましたが、どちらも不正解ではありません。

基本的にはどちらを使っても意味は正しく相手に伝わるのです。

だから、使い分けとなるとややこしい印象を受けてしまうでしょう。

「栄え」と「映え」の違い

それでは「栄え」と「映え」の意味の違いについてみていきましょう。

「栄え」の意味

「栄え」の意味は、「引き立つこと」「みばえがすること」となります。

「映え」の意味

「映え」の意味は「栄え」と全く同じです。

「引き立つこと」「見栄えがすること」「見た目がよく見えること」といった意味になります。

ニュアンスの違いで使い分ける

それでは「栄える」と「映える」。

どう使い分けたらいいのでしょうか?

基本的にはどちらの言葉を使用してもおかしくありません。

だから余計にややこしくなるのですよね。

そこで文章から受けるニュアンスで使いわけていったらどうかな、と思います。

例えば外見上できらびやかに見えたり美しく見えるもの。

そのような時は「映える」の方を。

仕事や作品制作がうまくいった場合などのような時には「栄える」の方を使うのです。

「栄」は「栄誉」といった意味も含む言葉です。

その人の評価や褒め称えなどのような時には「栄える」の方が場の状況に合っていると思いますよ。

「出来栄え」の類語

それでは次にまいります。

今度は「出来栄え」の類語をご紹介していきましょう。

完成度

「完成度」とは、完成した品物や仕事の評価基準のようなものです。

つまり点数をつけるとしたら何点くらいになるかの度合いです。

100点満点の基準であるならば100点取れば完成度は満点です。

まさに出来栄えのよい仕事をしたり作品を製作した、ということになりますね。

出来具合

「出来具合」はその物の完成度合いを表現した言い方ですね。

つまりは「出来栄え」とほぼ同じ意味を持つ言葉です。

よって類語として認識されることになります。

仕上がり具合

「仕上がり具合」も「出来具合」同様、限りなく「出来栄え」と同じ意味を持つ言葉として認識していいでしょう。

ものを完成させるためには最後の工程として「仕上がり」が大切になります。

製作途中でどこかで工程を忘れていたり手抜かりがあったりしたら満足いく仕上がりにはなりません。

この仕上がりが不足すると「出来栄え」のいいものには決してならないからです。

最後の最後で仕上がりを失敗させないためにも作業工程はきちんと手順を守って行いましょうね。

レベル

「レベル」という言葉は今更説明の必要もないくらい日本語として浸透しています。

つまりは「順位」であり「格付け」といった意味合いとなります。

「出来栄え」も結局のところは完成品としてのレベルが求められているということになります。

勿論、高いレベルで競わないことには「出来栄え」のいい勝負や仕事にはなりません。

常に高みを目指して自分の実力を磨きレベルアップすることによって出来栄えのいい仕事ができる、ということに繋がるのです。

クオリティ

「クオリティ」は「質」という意味です。

「品質」や完成度の高さも「クオリティ」としてみなします。

つまり「出来栄え」がいいということは「クオリティ」も高いということになります。

高品質な商品は人々の心を豊かにしてくれます。

例えば住宅。

住宅というものはお金をかければかけるほど高品質で住みよい住居へとアップしていきます。

まさに「クオリティ」を重視した家こそが「豪邸」と呼ばれる所以となるわけなのです。

いい家の出来栄えは住む人を満足させます。

「出来栄え」を追求すれば費用もかかってしまいますが、それは致し方ない現実でしょう。

仕上がり

「仕上がり」とは、最後の工程であり物を完成させるための総点検というところでしょうか?

例えば美しいガラス製品。

いくつもの工程を重ねて製品にしていきますが、何といってもあのガラス独特の輝きがなくてはいけません。

その光り輝く感じを満点に近い状態で出せているかどうか。

それが「仕上がり」という工程です。

「仕上がり」に手を抜くと素人目にも分かるほどその製品の価値は下落します。

つまり良い「仕上がり」は「制作者の魂が込められていたかどうかを判別するもの、とでもいえるでしょうね。

成果

「成果」とは、ある事を行った結果得られたよいことです。

仕事で月間の売上予算を達成したというのも成果の一つです。

期日までに提出しなければならない仕事を頑張って人の倍、働いたからそれ以上の分量を提出できました。

これも頑張った成果の賜物です。

この「成果」も出来栄えという部分と同じ意味合いを持ちます。

いい仕事をすれば当然ながら出来栄えのいい成果がかえってきます。

「成果」と「出来栄え」は表裏一体。

付かず離れずの関係なのです。

実績

実績とは仕事や何らかの事業などの結果として残った数値、あるいは利益です。

例えば会社ならば今期の達成予算をクリアすればそれが実績となりますし、仮にクリアできなかったとしてもそれが実績です。

よって出来栄えの良い実績とは予算をクリアした数値ということになります。

ただ、実績を出来栄えと同じ土俵の上において考えるのは少々、違うかもわかりませんね。

実績は良い場合も悪い場合もその結果が全てです。

出来栄えのよい実績にするためにはより一層の努力が必要となります。

結果

結果も「実績」とほぼ同じ意味合いで語れるでしょう。

すなわち何かを行った後に数値として残ったもののことです。

そして「結果」には期日の区切りが設けられます。

これは「実績」も同様になります。

つまり一定期間の間にどれだけの結果を残せるか。

それによって「出来栄え」が良い、悪いの選別ができるということになります。

いずれにしても良い結果を残すためには出来栄えのいい仕事をしなければなりません。

そういう意味では「結果」は「出来栄え」と類語扱いになるでしょう。

「質」とは中身がいいとか出来がいい、といった意味合いになります。

つまり「出来栄え」がいいという意味に当てはまります。

よって「出来栄え」の類語と呼ぶに相応しい言葉となります。

「質」は「品質」「高品質」といった言葉にも用いられます。

目指すならばこのように呼ばれる仕事を行うようにしたいものですね。

「出来栄え」を正しく理解して使おう!

今回は「出来栄え」という言葉について解説して参りました。

「出来栄え」は広く社会一般で使われます。

しっかりと学習して広範囲に使いこなしていきましょう。

また「出来映え」との違いもよく認識して使っていきましょう。